JP3798323B2 - 入力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、平型キーを傾動することによる静電容量変化により多方向のスイッチ動作がなされるようにしたアナログ方式のポインテングデバイスとしての入力装置に関するもので、特に、薄型化と部品点数の削減を図ったものである。
【0002】
【従来の技術】
静電容量変化を利用したこの種の入力装置は、図7及び図8に示すように、キーステム14をキートップ9にて360度所望の方向に傾動すると、キーステム14と一体の導電性シリコンゴムなどからなる導電ゴム部材13が90度の間隔で放射状に配置されたいずれかの固定接点部20a、20b、20c、20dと、これらの固定接点部の表面に絶縁印刷された誘電体膜(絶縁膜)12を介在して圧接する。なお、導電ゴム部材13は、中心の中央接点部18と外周のアース接点部21に導通状態にある。
【0003】
例えば、キーステム14を図7の90度方向(上方向)に傾動して、導電ゴム部材13を固定接点部20bとアース接点部21に同時に圧接すると、これらの間の誘電体膜12の間隙の変化による静電容量の変化が電圧の変化として検出されて90度の方向のスイッチ動作がなされたこととなる。
また、キーステム14を左下方向に傾動して、導電ゴム部材13を固定接点部20cと20dとアース接点部21に同時に圧接すると、同様にして270度の方向のスイッチ動作がなされたこととなる。
【0004】
本出願人は、静電容量の変化による傾動スイッチとして動作するとともに、キーステム14を導電ゴム部材13から分離して、キーステム14のみによる押し釦スイッチとして動作するものをすでに提案した。これは、図5に示すように、キーステム14の下端部の支点Oを中心としてキーステム14をA方向に傾動すると、上述のような静電容量の変化による傾動スイッチとして動作し、又、図6に示すように、キーステム14を上下方向に押し込むと、導電ゴム部材13は押圧されず、キーステム14だけが下降して押し釦スイッチとして動作する入力装置である。
【0005】
さらに詳しくは、図5及び図6において、底の浅い4角形のハウジング10の凹部17の底面上部には、中心部分に中央接点部18が配置され、この中央接点部18の外周に馬蹄形の周辺接点部19が配置され、さらにその外周に90度ずつ4分割された弧状の固定接点部20が配置され、角隅の2個所にアース接点部が配置され、これらの各接点部に接続されたそれぞれの接続端子部23がハウジング10の外部へ突出している。また、前記周辺接点部19の外周と固定接点部20の内周の略境界部分に半円弧状の2個の環状壁部22がやや膨出して設けられ、この環状壁部22の内側に導電性金属板を下向き椀形に成形した、いわゆるMT板11が載せられる。
【0006】
前記ハウジング10の底面上部の各接点部上には、薄い絶縁シート12が被せられる。なお、この薄い絶縁シート12は、ハウジング10と別体のものを貼着するようにしてもよいし又はハウジング10に絶縁膜を直接形成するようにしてもよい。この絶縁シート12は、2個所の角隅部分が前記アース接点部を露出するために切り欠かれている。
【0007】
前記絶縁シート12の上面には、導電ゴム部材13が載せられる。この導電ゴム部材13の中央には、前記環状壁部22が露出するだけの大きさの円孔29が穿設されている。また、この導電ゴム部材13の下面には、環状凹溝31が形成されている。
【0008】
4角柱のキーステム14の上方にキートップ挿入孔32が形成され、下端部には、抜け止め鍔部34が設けられ、さらに、この抜け止め鍔部34の中央下面に半球状の接点押圧部33が膨出して形成されている。
【0009】
前記キーステム14は、キー加圧盤15のキーステム嵌合孔35に下方から差し込まれ、下面の嵌合凹部36に、前記キーステム14の抜け止め鍔部34が嵌合係止される。また、このキー加圧盤15は、全体が略円形をなし、外周部分が加圧鍔部37をなし、この加圧鍔部37の4個所を直線状にやや切欠いた形状をなし、この加圧鍔部37の下面の嵌合凹部36の周りには、加圧突条部38が膨出して設けられている。そして、このキー加圧盤15を導電ゴム部材13の上に載せると、加圧突条部38が導電ゴム部材13の上面に接するとともに、この加圧突条部38のない加圧鍔部37の下面の平坦部分であって、4隅の円周部分よりやや内側下面に前記導電ゴム部材13の突起が接する。
【0010】
上述のように構成された各部品の組み立ては、前記ハウジング10の環状壁部22の内側にまずMT板11を載せ、環状壁部22を内側に加締めて固定する。このMT板11の上に形成した絶縁シート12(又は絶縁膜)の上に、導電ゴム部材13、キーステム14、キー加圧盤15を順次重ねた後、上からカバー16を被せる。すると、前記キーステム14とキー加圧盤15の中央部分がカバー16の加圧盤嵌合孔39から突出した状態になる。そして、カバー16の両側の下方に折り曲げた係止部が前記ハウジング10のカバー係止突起を摺動するように圧入すると、カバー係止突起が係止部の係止孔に係合して固着される。キーステム14の上方のキートップ挿入孔32には、キートップ9が嵌合される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような静電容量の変化により多方向のスイッチ動作がなされるようにした入力装置においては、キートップ9を操作すると、キーステム14、キー加圧盤15を介在して導電ゴム部材13を押圧する構造になっているため、キートップ9と導電ゴム部材13との間に、キーステム14とキー加圧盤15が存在し、全体の高さが高くなって、携帯電話機、その他の薄型化の要求される機器への搭載の要求に応えられなかった。また、部品点数が多いために組立工程が面倒になり、さらに、この種の小型化したスイッチ類では、小さなごみで動作が不順になったり、わずかな水滴の浸入で誤動作したり、静電気のため破壊してしまうなどの問題があった。
【0012】
本発明は、部品点数を削減し、かつ、可能な限り背が低く、さらに、防水性、防塵性の優れたものを提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、箱型をなしたハウジング10と、このハウジング10の凹部17内に配置した複数の固定接点部20と、これらの固定接点部20の上に誘電体膜43を介在しつつ密閉状態に被せた弾性シール材50と、この弾性シール材50の上に配置した平型キー53とを具備し、この平型キー53の傾動方向に対応して前記弾性シール材50を固定接点部20に押圧して静電容量の変化によりスイッチ動作をするようにした薄型の入力装置において、前記ハウジング10は、前記凹部17の上面中央部に、前記複数の固定接点部20を環状に所定間隔で配置してなり、前記弾性シール材50は、絶縁性を有する材料が用いられ、前記凹部17に嵌合するシール材本体49と、前記ハウジング10の上端面を密閉する鍔部61とを有し、前記シール材本体49の下面に導電性膜44を形成し、前記シール材本体49の上面中央部にステム受筒部58を形成すると共に、このステム受筒部58の周りに凹溝59を形成してなり、前記平型キー53は、前記ステム受筒部58に嵌合するステム55と、前記凹溝59の上面を圧接する加圧突起56を形成してなることを特徴とする入力装置である。
【0014】
このように構成された入力装置において、平型キー53をいずれかの方向の個所を押すと、その方向の固定接点部20の上面に押し付けられ、これらの間の誘電体膜43の間隙の変化による静電容量の変化が電圧の変化として検出されて所定の方向のスイッチ動作がなされる。
平型キー53の傾動を解除すると、この平型キー53は、弾性シール材50により元の位置に復帰される。
また、部品点数が削減され、かつ、可能な限り背が低くなり、さらに、防水性、防塵性の優れたものが得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施例を図1ないし図4に基づき説明する。
本発明による入力装置は、ハウジング10と、MT板11と、弾性シール材50と、カバー16と、平型キー53とで構成されている。
前記ハウジング10は、底の浅い4角形の箱型をなし、このハウジング10の凹部17の底面上部には、中心部分に中央接点部18が配置され、この中央接点部18の外周に馬蹄形の周辺接点部19が配置され、さらにその外周に90度ずつ4分割された弧状の固定接点部20が配置され、角隅の2個所にアース接点部21が配置され、これらの各接点部に接続されたそれぞれの接続端子部23がハウジング10の外部へ突出している。また、前記周辺接点部19の外周と固定接点部20の内周の略境界部分に半円弧状の2個の環状壁部22がやや膨出して設けられている。
【0016】
前記固定接点部20には、図4に示すように、その表面の少なくとも弾性シール材50との対向する上面に、絶縁印刷により又は絶縁コーティングにより誘電体膜43を形成する。この誘電体膜43の表面は、梨地のように小さな凹凸を形成することが望ましい。なお、2個所の角隅部分の前記アース接点部21には、誘電体膜43を形成しない。
前記環状壁部22の内側には、導電性金属板を下向き椀形に成形した、いわゆるMT板11が載せられ、環状壁部22を内側に加締めて固定する。
【0017】
前記弾性シール材50を、上面側から見た図2(a)と下面側から見た図2(b)に基づき説明する。
この弾性シール材50は、シリコンゴム、合成ゴムなどの弾力性を有するものからなり、そのシール材本体49の部分は、ハウジング10の凹部17にすっぽりと入り、かつ、下面が前記固定接点部20,アース接点部21に軽く接する高さを有する。また、このシール材本体49の上面の全外周には、前記ハウジング10の上端面に被さるように係止する鍔部61が一体に設けられている。
また、シール材本体49の上面側の中央には、ステム受筒部58が形成され、このステム受筒部58と前記鍔部61との間は凹溝59となっている。さらに、鍔部61の4角には、係合突起60が突設されている。前記シール材本体49の下面側には、円形の嵌合凹部65が形成され、その中心部分に押圧突起64が設けられている。また、前記嵌合凹部65の突縁部66の外周には、0.1mm程度の隙間用の浅溝62が形成され、この浅溝62から4方へ向けて接点逃孔67が形成されている。
このようにして形成された弾性シール材50の下面には、導電コーティングにより導電性膜44を形成する。
なお、前記実施例では、誘電体膜43は、固定接点20の上に形成した。しかし、これに限られるものではなく、誘電体膜43は、固定接点20側に替えて弾性シール材50の下面の導電性膜44に形成するようにしてもよい。ただし、弾性シール材50の導電性膜44に誘電体膜43を形成した場合には、角隅部分の前記アース接点部21に接する2個所部分には、誘電体膜43を形成しない。
【0018】
前記平型キー53は、下面側からみた図3(a)において、中央に背の低いステム55が形成され、このステム55の外周にリング状の加圧突起56が形成され、さらに、周縁部には、係止鍔部57が形成されている。
前記カバー16は、図3(b)に示すように、略真4角の板の両側を2個所ずつ下方に折り曲げて係止部40とし、この係止部40にそれぞれ係止孔41が形成され、また、上面4角には、嵌合孔68が穿設され、かつ中央には、抜き孔69が穿設されている。
【0019】
上述のように構成された各部品の組み立ては、まず、ハウジング10の環状壁部22の内側に設けた周辺接点部19に、MT板11の周縁部が接触するように嵌合する。環状壁部22の外周に位置した高電位の固定接点部20の誘電体膜43が露出している。
【0020】
このMT板11を載せた後、必要に応じてMT板11のずれ防止のため環状壁部22を内側につぶして加締める。MT板11を加締めにより固定した後、ハウジング10の各接点部20、21とMT板11の上に弾性シール材50を載せる。すると、弾性シール材50の下面が固定接点部20,アース接点部21に軽く接触すると共に、押圧突起64がMT板11に軽く接触する。また、弾性シール材50の鍔部61がハウジング10の上端面に係止する。
さらに、その上からカバー16を被せ、係合突起60を嵌合孔68から突出しつつ、カバー16の両側の下方に折り曲げた係止部40が前記ハウジング10のカバー係止突起24を摺動するように圧入すると、カバー係止突起24が係止部40の係止孔41に係合して固着される。すると、カバー16の抜き孔69からステム受筒部58と凹溝59が露出した状態になる。
この結果、ハウジング10の凹部17内の弾性シール材50の下面と各接点部18、19、20、21との間は、密閉状態となる。
【0021】
前記カバー16の抜き孔69から露出したステム受筒部58に平型キー53のステム55を圧入しつつ、平型キー53の加圧突起56を弾性シール材50の凹溝59に遊嵌して、加圧突起56の下面が凹溝59の上面に軽く接する状態にする。また、弾性シール材50の係合突起60は、平型キー53における加圧突起56と係止鍔部57の間の天井面に軽く接している。
【0022】
このようにして組み立てられた入力装置は、プリント基板52の所定位置に搭載され、ケース上蓋51を被せると、平型キー53の係止鍔部57がケース上蓋51のキー窓54よりやや下方に隙間を持って位置した状態となる。係止鍔部57の直径がキー窓54よりやや大きく形成されていることにより、係止鍔部57が抜け止め作用をしている。
【0023】
以上のような構成による本発明の入力装置の作用を説明する。
平型キー53のキー操作をしていない初期状態では、図4に示すように、弾性シール材50の下面と固定接点部20の上面が軽く接するか、わずかな隙間を有し、また、弾性シール材50の押圧突起64は、MT板11の上面と軽く接触している状態にある。
【0024】
この状態で、平型キー53における0度、90度、180度、270度のいずれかの方向の個所を押すと、図1の鎖線で示すように、その方向の固定接点部20の上面に、弾性シール材50の凹溝59が押し付けられ、これらの間の誘電体膜43の間隙の変化による静電容量の変化が電圧の変化として検出されて所定の方向のスイッチ動作がなされたこととなる。
平型キー53の傾動を解除すると、この平型キー53は、弾性シール材50により元の位置に復帰される。
【0025】
押し釦スイッチとしても作動させるときは、平型キー53の周縁部を強く押し付けるか、平型キー53の中心部を垂直に押し込むことにより、弾性シール材50の押圧突起64でMT板11の中心部を凹ませ、中央接点部18と周辺接点部19を短絡して短絡信号が発生する。
【0026】
前記実施例では、弾性シール材50の4角(45度、135度、225度、315度)に係合突起60が設けられ、平型キー53における加圧突起56と係止鍔部57の間の天井面に軽く接しているので、平型キー53の傾き方向を0度、90度、180度、270度のいずれかの正しい方向に指向させることができる。しかし、これらの係合突起60はなくともよい。これらの係合突起60がない場合には、隣同士の2つの固定接点部20が同時に誘電体膜44の間隙の変化による静電容量の変化が電圧の変化として検出されて2つのスイッチ動作がなされたことにより、中間の角度(45度、135度、225度、315度)の傾きのスイッチとして利用することもできる。
【0027】
前記実施例では、ハウジング10の中心部に押し釦スイッチの機構をもたせたが、これは、必ずしもなくともよい。
前記実施例では、4個の固定接点部20を90度間隔で設けたが、これに限られるものではなく、4個未満又は4個以上の固定接点部20を等間隔、不等間隔で設けてもよい。
前記実施例では、弾性シール材50を柔軟性と絶縁性のある材料で形成し、下面に導電性膜44を形成したが、これに限られるものではなく、弾性シール材50を導電性を備えたゴム材で形成し、必要に応じてその下面に直接誘電体膜43を形成するか、別部材の絶縁シートを介在するようにしてもよい。
【0028】
請求項1記載の発明によれば、箱型をなしたハウジング10と、このハウジング10の凹部17内に配置した複数の固定接点部20と、これらの固定接点部20の上に誘電体膜43を介在しつつ密閉状態に被せた弾性シール材50と、この弾性シール材50の上に配置した平型キー53とを具備し、この平型キー53の傾動方向に対応して前記弾性シール材50を固定接点部20に押圧して静電容量の変化によりスイッチ動作をするようにした薄型の入力装置において、前記ハウジング10は、前記凹部17の上面中央部に、前記複数の固定接点部20を環状に所定間隔で配置してなり、前記弾性シール材50は、絶縁性を有する材料が用いられ、前記凹部17に嵌合するシール材本体49と、前記ハウジング10の上端面を密閉する鍔部61とを有し、前記シール材本体49の下面に導電性膜44を形成し、前記シール材本体49の上面中央部にステム受筒部58を形成すると共に、このステム受筒部58の周りに凹溝59を形成してなり、前記平型キー53は、前記ステム受筒部58に嵌合するステム55と、前記凹溝59の上面を圧接する加圧突起56を形成したので、独立したキーステムやキー加圧盤を削減でき、背の低い入力装置が得られるとともに、組立工程が容易になり、しかも、安価に提供できる。また、防塵、防水の効果と、静電気による破壊からの防止ができる。
さらに、背の低い装置でありながら、平型キー53の傾動動作を、静電容量の変化による多方向のスイッチ動作として確実にとらえることができる。
【0029】
請求項2記載の発明によれば、弾性シール材50の下面であって、固定接点部20に対応する位置に0.1mm程度の浅溝62を形成して圧接面63とし、この圧接面63の表面に導電性膜44を形成したので、絶縁シートを使用した場合に比較して、さらに薄型で、かつ、組立工程の簡略化ができる。
【0030】
請求項3記載の発明によれば、誘電体膜43に梨地のような凹凸を形成したので、シール材本体49の下面の導電性膜44との間に静電容量の変化を与えるための隙間が形成され、誘電体膜43の間隙の変化による静電容量の変化が電圧の変化として確実に検出されて所定の方向のスイッチ動作がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による入力装置の1実施例を示す断面図である。
【図2】(a)は、本発明による弾性シール材50の上面から見た斜視図、(b)は、本発明による弾性シール材50の下面から見た斜視図である。
【図3】(a)は、本発明による平型キー53の下面から見た一部切り欠いた斜視図、(b)は、本発明によるカバー16の上面から見た斜視図、(c)は、本発明によるMT板11の上面から見た一部切り欠いた斜視図、(d)は、本発明によるハウジング10の上面から見た一部切り欠いた斜視図である。
【図4】本発明による固定接点部20と弾性シール材50の拡大断面図である。
【図5】本出願人が先に提案した入力装置を傾動スイッチとして作動したときの断面図である。
【図6】図5における入力装置を押し釦スイッチとして作動したときの断面図である。
【図7】従来の入力装置の固定接点部20の配置状態を示す平面図である。
【図8】図7における入力装置の断面図である。
【符号の説明】
9…キートップ、10…ハウジング、11…MT板、12…絶縁シート、13…導電ゴム部材、14…キーステム、15…キー加圧盤、16…カバー、17…凹部、18…中央接点部、19…周辺接点部、20…固定接点部、21…アース接点部、22…環状壁部、23…接続端子部、24…カバー係止突起、25…半円孔、26…絶縁基材、27…接着剤、28…セパレータ、29…円孔、30…突起部、31…環状凹溝、32…キートップ挿入孔、33…接点押圧部、34…抜け止め鍔部、35…キーステム嵌合孔、36…嵌合凹部、37…加圧鍔部、38…加圧突条部、39…加圧盤族合孔、40…係止部、41…係止孔、42…揺動支点、43…誘電体膜、44…導電性膜、49…シール材本体、50…弾性シール材、51…ケース上蓋、52…プリント基板、53…平型キー、54…キー窓、55…ステム、56…加圧突起、57…係止鍔部、58…ステム受筒部、59…凹溝、60…係合突起、61…鍔部、62…浅溝、63…圧接面、64…押圧突起、65…嵌合凹部、66…突縁部、67…接点逃孔、68…嵌合孔、69…抜き孔。
Claims (3)
- 箱型をなしたハウジング10と、このハウジング10の凹部17内に配置した複数の固定接点部20と、これらの固定接点部20の上に誘電体膜43を介在しつつ密閉状態に被せた弾性シール材50と、この弾性シール材50の上に配置した平型キー53とを具備し、この平型キー53の傾動方向に対応して前記弾性シール材50を固定接点部20に押圧して静電容量の変化によりスイッチ動作をするようにした薄型の入力装置において、前記ハウジング10は、前記凹部17の上面中央部に、前記複数の固定接点部20を環状に所定間隔で配置してなり、前記弾性シール材50は、絶縁性を有する材料が用いられ、前記凹部17に嵌合するシール材本体49と、前記ハウジング10の上端面を密閉する鍔部61とを有し、前記シール材本体49の下面に導電性膜44を形成し、前記シール材本体49の上面中央部にステム受筒部58を形成すると共に、このステム受筒部58の周りに凹溝59を形成してなり、前記平型キー53は、前記ステム受筒部58に嵌合するステム55と、前記凹溝59の上面を圧接する加圧突起56を形成してなることを特徴とする入力装置。
- 弾性シール材50の下面であって、固定接点部20に対応する位置に0.1mm程度の浅溝62を形成して圧接面63とし、この圧接面63の表面に導電性膜44を形成したことを特徴とする請求項1記載の入力装置。
- 誘電体膜43に、シール材本体49の下面の導電性膜44との間に静電容量の変化を与えるための隙間を形成する梨地のような凹凸を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の入力装置。
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