JPH07896Y2 - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

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JPH07896Y2
JPH07896Y2 JP1988088447U JP8844788U JPH07896Y2 JP H07896 Y2 JPH07896 Y2 JP H07896Y2 JP 1988088447 U JP1988088447 U JP 1988088447U JP 8844788 U JP8844788 U JP 8844788U JP H07896 Y2 JPH07896 Y2 JP H07896Y2
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JP
Japan
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gas meter
chamber
lead wire
terminal
partition wall
Prior art date
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JP1988088447U
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JPH029831U (ja
Inventor
敏文 田光
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案はガスメータに関し、特にハウジング内の各区
画室間を通じて配線される信号伝送用のリード線の区画
壁貫通部位における気密性向上技術に関する。
(従来の技術) 一般に用いられている膜式ガスメータにおいて、流量の
異状、地震などを検知して遮断動作を行う機能を付加し
たガスメータが開発されている。
このガスメータのハウジングは、一般的な構造である膜
板などのガス流量に応じた動作を行う駆動機構を内蔵し
た内機室と、内機室の上部前面側にあって、前記駆動機
構の動作を回転運動に変換し、積算表示を行うカウンタ
室とに区画されているほか、カウンタ室の後部にソレノ
イド式遮断弁を内蔵した回路室を区画形成するととも
に、カウンタ室の底部に制御用の基板を内蔵する端子ケ
ースを設けた構造となっている。
したがって、制御用基板と遮断弁とは信号伝送用のリー
ド線を介して接続する必要があり、この場合リード線を
ガスメータハウジングの外側に配線すると見栄えが悪く
なったり外傷を受ける懸念が生じるので、かかる不具合
を回避するには前記カウンタ室を通じて内部配線をしな
ければならなくなる。
そこで、この構造ではガスを取り扱う関係上各区画室の
間の気密性を損なうことがあってはならず、したがっ
て、各区画室間の区画壁を貫通してリード線を配線する
場合、リード線貫通部位に気密性をもたらす必要があ
る。
一般に区画壁の気密性を保つための構造としては、従来
以下の第4図および第5図の接続構造がある。
まず、第4図に示す構造は、区画壁1に開口された貫通
孔1aに絶縁端子2を嵌め付け、この絶縁端子2を貫通し
てインサート成形された接続ピン3の両端に前記区画壁
1によって区画された各室内R1,R2に配線されたリード
線4,5の端部を半田接合し、しかる後前記絶縁端子2の
周縁に接着剤6を塗着して隙間をシールする構造であ
る。
また、第5図に示す構造は、リード線7の束を貫通孔1a
を通じて各室内R1,R2に通し、その外周に嵌合されたグ
ロメット8を貫通孔1aに嵌め付ける構造である。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前者の構造では接着剤を用いてシールす
るようになっているので、ガスメータハウジング内の狭
小な空間で前記の内部配線をしようとするとその作業が
繁雑であり、組み立て工数がかかっていた。
また、後者のグロメットを用いたシール構造は、シール
が完全ではなく、リード線と相互間に隙間が発生し、こ
の部位で気密性が損なわれる欠点があった。
この考案は以上の問題を解決するものであって、リード
線の貫通部位において、完全なシールを容易に伝えるよ
うにしたガスメータを提供することを目的とするもので
ある。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、この考案は、ハウジング内
を、ガス流量に応じて動作する駆動機構を内蔵した内機
室と、前記駆動機構の駆動動力を回転に変換し、積算表
示するカウンタ室と、ソレノイド式遮断弁を内蔵した回
路室と、前記遮断弁の駆動制御用の基板を内蔵する端子
ケースとに区画したガスメータにおいて、前記回路室と
カウンタ室、およびカウンタ室と端子ケースとをそれぞ
れ区画する区画壁を通じて配線される信号伝送用のリー
ド線と、このリード線の前記各区画壁貫通部位に形成さ
れた透孔と、これら各透孔の周縁に形成されたフランジ
と、これら各フランジにそれぞれシール部材を介して気
密に嵌合されて、前記各透孔を閉塞する絶縁端子と、こ
れら各絶縁端子を貫通してインサート成形により一体化
された接続ピンとを設けてなり、かつ前記各接続ピン
と、前記それぞれの室内に位置する前記各リード線の端
部とを接合するように構成したことを特徴とする。
(作用) 以上の構成によれば、絶縁端子は区画壁に形成されたフ
ランジとの間でシール部材を介して気密に嵌合され透孔
を閉塞する。
また接続ピンはインサート成形されているので、この部
分のシール性もまったく問題とならず、それぞれの室内
に配置されたリード線の端部と接続ピンの両端を接続す
れば配線接続作業を完了する。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図はこの考案を適用したガスメータを示すものであ
る。
図において、ガスメータハウジング10は、内機室12と、
内機室12の上部前面に形成されたカウンタ室14と、カウ
ンタ室14の後部に区画壁16を介して区画状態に設けられ
た回路室18と、カウンタ室14の底部を形成する区画壁17
に取付けられた端子ケース20とからなっている。
前記内機室12の内部には図示しない膜板などの駆動機構
が内装され、同じく図示しない吸気ポートから導入され
たガスは、この膜板を膨脹収縮させつつ排気ポートを通
じてガス末端側へと流入する。
前記カウンタ室14の内部では、同じく図示しないが前記
膜板の膨脹収縮運動をリンク機構などを通じて一方向回
転運動に変換し、この回転動力で表示用の積算計を駆動
し、ガスの消費量を表示するようになっている。
前記回路室18の内部にはソレノイド式遮断弁22が設けら
れ、この遮断弁22の弁体22aを前記ガス吸気ポートに設
けた図示しないノズル側に対応させている。
前記端子ケース20の内部には前記遮断弁22の駆動制御用
の基板24が内装され、ここから導出された信号伝送用の
リード線26は前記カウンタ室14内の中間リード線28に接
続され、またこの中間リード線28の他端側は前記遮断弁
22に設けたリード線30に接続している。
ここで前記カウンタ室14と回路室18を区画する区画壁16
には第2図に拡大して示すように絶縁端子取付用の透孔
16aが形成され、またこの透孔16aの周縁部には内側に向
けてフランジ部16bが形成されている。
そして、この透孔16aにはシール部材としてのO−リン
グ32を介して絶縁端子34が嵌合され、前記フランジ16b
に突き当てられた状態で固定され透孔16aを閉塞してい
る。
この絶縁端子34には接続ピン36がこれの前後を貫通して
インサート成形によって一体化しており、このピン36の
各室側に向く端部をそれぞれ中間リード線28および遮断
弁22側のリード線30の端部に半田などによって接続して
いる。
このため絶縁端子34の材料としては半田付けの熱に耐え
うるような、例えばフェノール系などの耐熱樹脂を用い
る。またリード線の系が複数ある場合には、接続ピン36
をその数に応じてインサート成形する。そして配線に際
しては作業のし易い適宜の場所に絶縁端子34を持ち来た
して接続ピン36にリード線を半田付けしたのち、この絶
縁端子をO−リング32と共にフランジ16bに嵌挿すれば
内部配線が完了する。
これと同様に、前記カウンタ室14と前記端子ケース20と
の間の区画壁17には第3図に示すように透孔16cおよび
その周縁にフランジ16dが形成され、ここには第二の絶
縁端子38が嵌合されている。
なお、この第二の絶縁端子38とフランジ16dとの間に
は、前記端子ケース20の上部に一体を設けたシール部材
としての筒状のゴムパッキング40が介在され、第二の絶
縁端子38とフランジ16d間を気密にシールしている。
さらには、この第二絶縁端子38には前記と同様の接続ピ
ン42がこれの上下を貫通して一体にインサートされ、こ
の接続ピン42の下端を前記基板側のリード線26に、上端
を中間リード線28に半田によって一体に接続している。
[考案の効果] 以上実施例によって詳細に説明したように、この考案に
よるガスメータにあっては、以下の効果がある。
すなわち、絶縁端子は区画壁に形成されたフランジとの
間でO−リング,パッキングなどのシール部材を介して
気密に嵌合される。また接続ピンは接続端子にインサー
ト成形されているので、この部分のシール性もまったく
問題とならない。そしてこのようなシール性は絶縁端子
をシール部材と共に区画壁に形成さらたフランジに嵌入
するだけで発揮させうるので、ガスメータハウジング内
の区画領域が狭小であっても極めて容易に内部配線をお
こなうことができる。それぞれの室内に配置されたリー
ド線の端部と接続ピンの両端を接続すれば配線接続作業
を完了する。
したがって、この考案によれば、接着剤を用いたシール
に比べて組み付けが簡単であり、グロメットを用いた場
合に比べてシール性が大巾に向上する。さらにはリード
線を外部に露出して配線することがないので、見栄えが
良く、断線などの惧れもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を適用したガスメータの断面説明図、
第2図は第1図のA部拡大断面図、第3図は第1図のB
部拡大断面図、第4図,第5図は従来の隔壁に対するリ
ード線の貫通部位のシール構造を示す断面図である。 10……ガスメータハウジング 12……内機室 14……カウンタ室 16,17……区画壁 16a,16c……透孔 16b,16d……フランジ 18……回路室 20……端子ケース 22……遮断弁 24……基板 26,28,30……リード線 32……シール部材(O−リング) 34……絶縁端子 36,42……接続ピン 38……第二の絶縁端子 40……シール部材(ゴムパッキング)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスメータハウジング内を、ガス量に応じ
    て動作する駆動機構を内蔵した内機室と、前記駆動機構
    の駆動動力を回転に変換し、積算表示するカウンタ室
    と、ソレノイド式遮断弁を内蔵した回路室と、前記遮断
    弁の駆動制御用の基板を内蔵する端子ケースとに区画し
    たガスメータにおいて、前記回路室とカウンタ室、およ
    び前記カウンタ室と端子ケースとをそれぞれ区画する区
    画壁を通じて配線される信号伝送用のリード線と、この
    リード線の前記各区画壁貫通部位に形成された透孔と、
    これら各透孔の周縁に形成されたフランジと、これらフ
    ランジ部にそれぞれシール部材を介して気密に嵌合され
    て、前記各透孔を閉塞する絶縁端子と、これら各絶縁端
    子を貫通してインサート成形により一体化された接続ピ
    ンとを設けてなり、かつ前記各接続ピンと、前記それぞ
    れの室内に位置する前記各リード線の端部とを接合する
    ように構成したことを特徴とするガスメータ。
JP1988088447U 1988-07-05 1988-07-05 ガスメータ Expired - Lifetime JPH07896Y2 (ja)

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KR20220000988U (ko) * 2020-10-28 2022-05-06 피에스텍주식회사 인덱스부의 전자식 연산부 밀폐수단을 구비하는 가스미터기

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JP4532873B2 (ja) * 2002-10-07 2010-08-25 愛知時計電機株式会社 気体流量計と気密端子
KR101020083B1 (ko) * 2008-11-25 2011-03-16 김예빈 김서림 방지기능을 갖는 수도계량기 검침장치

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