JP2581132Y2 - 蓋付き側溝 - Google Patents

蓋付き側溝

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JP2581132Y2
JP2581132Y2 JP1992009719U JP971992U JP2581132Y2 JP 2581132 Y2 JP2581132 Y2 JP 2581132Y2 JP 1992009719 U JP1992009719 U JP 1992009719U JP 971992 U JP971992 U JP 971992U JP 2581132 Y2 JP2581132 Y2 JP 2581132Y2
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秀一 清水
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秀一 清水
北村 高男
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はU字型側溝本体と蓋体と
よりなりコンクリートよりなる蓋付き側溝に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現在、一般に使用されている蓋付き側溝
には、例えば、U字型側溝本体と蓋体とが別体のもの
と、逆U字型側溝よりなるものとが用いられている。
【0003】このうち、U字型側溝本体と蓋体とが別体
のものは、製造元から輸送されたU字型側溝本体を設置
場所に窄設された穴内に順次配列して埋設し、U字型側
溝本体の両側の土を埋め戻した後、U字型側溝本体の開
口部に、U字型側溝本体とは別体として輸送された蓋体
を嵌め込んで側溝の設置工事が終了する。
【0004】また、逆U字型側溝よりなるものは、設置
場所に窄設された穴内に開口部を下にして埋設した後、
上部に位置する蓋取付け用の窓からセメントを投入して
溝の底部を形成し、窓に蓋体を設置し側溝の設置工事が
終了する。
【0005】
【考案が解決しょうとする課題】従来の蓋付き側溝で、
U字型側溝本体と蓋体とが別体のものは、両者を組み合
わせた状態の儘でトラック等で運搬すると、振動によっ
て蓋体がU字型側溝本体から分離するのみならず、互い
にぶっかり合って、場合によっては破損に到るため、両
者を組合せた状態で運搬することは事実上不可能であっ
た。また、U字型側溝本体と蓋体とを別々にした状態で
運搬し現場で組合せていたため、U字型側溝本体を穴内
に設置した状態で両側から土を埋め戻した場合には、両
側からの土圧によって開口部が狭まるので、この状態で
開口部に蓋体を組み込む作業は必ずしも容易ではなかっ
た。
【0006】また、逆U字型側溝よりなるものは、溝の
底部の構築と逆U字型側溝の開口部の狭まりを防止する
ために底部にセメント打ちをする必要があり、かつこの
作業は上部の狭い孔から実施することになるので作業に
手間がかかった。
【0007】本考案は、U字型側溝本体と蓋体とが組み
合わされた一体の状態で輸送可能で、側溝の製造、側溝
の輸送、側溝の敷設等の関連各作業に対する強力な省力
化を可能とすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にとられた本考案の構成は、
【0009】字型側溝本体と該U字型側溝本体の開口
部に係止される蓋体とからなりコンクリ−トよりなる蓋
付き側溝において、前記開口部の両内側部に設けられて
いる段部の内側面と、前記蓋体の前記U字型側溝本体の
前記開口部に挿着され前記段部に係止される両端面と
に、互いに嵌入可能で前記開口部の内側面に上下方向ま
たはほぼ上下方向に伸びる凹凸構造よりなるズレ止め部
が設けてあり、該ズレ止め部が、前記U字型側溝本体に
おいては半円形断面を有する凹部であり、前記蓋体にお
いては半円形断面を有する凸部であることを特徴とす
る。
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】本考案の蓋付き側溝は、U字型側溝本体の開口
部の両内側部に設けられている段部の内側面と、U字型
側溝本体の開口部に挿着される蓋体の両端面とに、互い
に嵌入可能で前記開口部の端面に上下方向またはほぼ上
下方向をなす凹凸よりなるズレ止め部が設けてある。
【0013】従って、U字型側溝本体の開口部に蓋体を
組合せた場合、U字型側溝本体のズレ止め部と蓋体のズ
レ止め部とがそれらの凹凸構造によつて強固に係止され
るので、組合されたものは輸送中に分離することはな
く、従って、輸送中の破損も生ぜず、輸送は容易にな
る。すなわち、U字型側溝本体と蓋体とを組合わせて一
体となつた状態で、例えばトラック等で輸送することが
可能になり、U字型側溝本体と蓋体とを組合わせた状態
で安全、確実に設置する場所まで輸送することが出来る
ので、U字型側溝本体と蓋体とを一体のままで敷設出来
る。その結果、両者を別体で輸送していた従来の方法、
セメント打ちを必要とする逆U字型側溝の場合に生じて
いた問題点がすべて除去され、省力化、確実化、安全化
の点でも極めて有効である。
【0014】
【実施例】図1は本考案の蓋付き側溝の一実施例の平面
図、図2はその側面図、図3は図1のX側の側面図、図
4は同じくY側の側面図、図5はU字型側溝本体の斜視
図であり、図6は蓋体の説明図で、(a)は平面図、
(b)は(a)のA−A断面図である。
【0015】これらの図面において、1は、例えば、鉄
筋入りのコンクリート構成体よりなるU字型側溝本体、
2は蓋体、3a及び3bはU字型側溝本体1の開口部の
両内側部に設けられている段部の内側面により構成され
る幅広部よりなる開口部側壁、4は開口部側壁3a及び
3bに構成されている断面半円型の上下に伸びる複数個
の切り込みよりなるズレ止め部、5はU字型側溝本体1
の端面の上流部側の端面部に設けられている段部により
構成される幅広部よりなる凹段部、6は凹段部5の段部
に構成されているパッキン溝、7はパッキン溝6内に保
持され隣接するU字型側溝本体1との接続に用いられる
伸縮性を持った粘着性のゴムパツキン、8はU字型側溝
本体1の端面の下流部側の端面部に設けられて段部に構
成されているU字型側溝本体1の外周部よりも幅狭とな
つて突起している凸段部で、他のU字型側溝本体1の上
流側端面の凹段部5に挿入したとき両者がパツキン7を
介して液密に接合するようになっている。9は上流側に
位置するU字型側溝本体1と下流側に位置するU字型側
溝本体1とにネジ10及び11でネジ止めし上流側と下
流側のU字型側溝本体1を連結するプレート金具、12
はU字型側溝本体1の開口部端面に設けられている吊り
具ネジ、13は蓋体2の両側面部に設けられているる断
面半円型の上下(蓋体2の厚み方向)に伸びる複数個の
突起よりなるズレ止め部、14は蓋体2に設けられてお
り雨水流入口及び手掛けを兼ねる切れ込みを示してい
る。
【0016】U字型側溝本体1に設けられているズレ止
め部4と蓋体2に設けられているズレ止め部13は蓋1
枚当たり右側と左側に1か所または複数設けられ、形状
もこの実施例の場合の形状に限らずズレ止め効果があれ
ばどのような形状でも良い。
【0017】この実施例においては、土圧、荷重の計算
結果に基ずき、U字型側溝本体1及び蓋体2に、鉄筋入
りのコンクリートを用いて構成されている。
【0018】U字型側溝本体1の大きさは一般的に使用
される大きさの範囲のものである。
【0019】U字型側溝本体1を連結するのに用いるプ
レート金具9は、U字型側溝本体1が浅溝型の場合には
片側で2か所、深溝型の場合にはさらにその数を多くす
る。
【0020】以上の如き構成を有する蓋付き側溝は、従
来の側溝と同様の方法で製造されるが、製造されたU字
型側溝本体1と蓋体2とは、工場において一体に組合さ
れる。すなわち、この実施例では、一個のU字型側溝本
体1に対して四個の蓋体2が組み合わされる。図3には
一枚の蓋体2をU字型側溝本体1に一枚の蓋体2を固定
した状態が点線で示してある。
【0021】U字型側溝本体1の両内側面に設けられて
いる段部の内側面と、蓋体2のU字型側溝本体1のの開
口部に装着され段部に係止される両側面とには、それぞ
れズレ止め部4及び13が設けられているので、U字型
側溝本体1のズレ止め部4に蓋体2のズレ止め部13を
挿入する作業によってU字型側溝本体1と蓋体2とは一
体となる。
【0022】U字型側溝本体1と蓋体2とが一体となっ
た蓋付き側溝は、この状態で工場から出荷されるが、ト
ラック等の輸送機関による輸送中においてもU字型側溝
本体1と蓋体2とはU字型側溝本体1のズレ止め部4と
蓋体2のズレ止め部13とが互いに嵌入し両者は完全に
一体化されているので、輸送中に両者が分離したり、分
離してぶつかり合って破損したりすることはなく、安定
に輸送することが出来る。
【0023】このようにして一体の状態で現場に送られ
て来た、U字型側溝本体1と蓋体2との一体となった蓋
付き側溝は、そのまま側溝設置場所に穿設された穴内に
順次配列して設置し、上流側に位置するU字型側溝本体
1と下流側に位置するU字型側溝本体1とをプレート金
具8を用いて固定する。その際、両者の間にはパッキン
7が介挿してあるので両者の間は液密となり従来不可欠
であったセメントを用いる作業を必要としない。
【0024】次いで、U字型側溝本体1の両側の土を埋
め戻し作業は完了するが、この際にも、U字型側溝本体
1は蓋体2と一体となっているので、従来問題となって
いた土圧によるU字型側溝本体1の開口部の狭まりも、
防止することができる。
【0025】また、逆U字型側溝で深溝型のものと比べ
た場合、設置後における底打ちコンクリート作業が必要
なく、深溝型において起こる開口部の狭まりの問題を完
全に防止可能である。
【0026】以上の如く、本考案の蓋付き側溝は、理想
的な1体型構造で工場生産を可能とするものであり、製
造、輸送、設置における工程の簡単化、省力化が可能で
ある。 なお、以上の実施例においては、U字型側溝本
体として、その上流側及び下流側の端面に、凹段部及び
凸段部が構成され、凹段部に伸縮性の粘着ゴムパッキン
グが挿入される溝部が設けてあるものを用いたが、この
ような凹段部及び凸段部を設けずU字型側溝体の上流側
又は下流側の端面に伸縮性の粘着ゴムパッキングが挿入
される溝部が設けてあるものも同様に用いることができ
る。
【0027】図7はそれぞれ異なる他の実施例の説明図
で、(a)は断面が箱型のもの、(b)は断面が落蓋型
のものを示しているが、これらの型のものも同様な構成
で使用が可能であり、大きさも、運搬、移動が可能なも
のであれば、どのような大きさのものも作成可能であ
り、同様に作用し使用可能である。
【0028】
【考案の効果】本考案は、U字型側溝本体と蓋体とを一
体の状態で輸送可能で、側溝の製造、側溝の輸送、側溝
の敷設等の関連各作業に対する強力な省力化を可能とす
るもので、産業上の効果の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の蓋付き側溝の一実施例の平面図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1のX側の側面図である。
【図4】図1のY側の側面図である。
【図5】図1のU字型側溝本体の斜視図である。
【図6】図1の蓋体の説明図である。
【図7】本考案の蓋付き側溝のそれぞれ異なる他の実施
例の説明図である。
【符号の説明】
1…U字型側溝本体、2…蓋体、3a、3b…開口端側
壁、4…(U字型側溝本体に設けられている)ズレ止め
部、5…凹段部、6…パッキン溝、7…パツキン、8…
凸段部、9…プレート金具、13…(蓋体に設けられて
いる)ズレ止め部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 U字型側溝本体と該U字型側溝本体の開
    口部に係止される蓋体とからなりコンクリ−トよりなる
    蓋付き側溝において、前記開口部の両内側部に設けられ
    ている段部の内側面と、前記蓋体の前記U字型側溝本体
    の前記開口部に挿着され前記段部に係止される両端面と
    に、互いに嵌入可能で前記開口部の内側面に上下方向ま
    たはほぼ上下方向に伸びる凹凸構造よりなるズレ止め部
    が設けてあり、該ズレ止め部が、前記U字型側溝本体に
    おいては半円形断面を有する凹部であり、前記蓋体にお
    いては半円形断面を有する凸部であることを特徴とする
    蓋付き側溝。
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WO1998023821A1 (fr) * 1996-11-29 1998-06-04 Toshizo Nishikawa Bloc de beton pourvu d'une plaque de recouvrement
JP4573226B2 (ja) * 2004-09-08 2010-11-04 正剛 大嶋 自由勾配暗渠側溝

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JPS6027195Y2 (ja) * 1980-05-24 1985-08-16 栄一 山口 横ズレ防止用排水溝
JPS58111219U (ja) * 1982-01-23 1983-07-29 山田 公明 開きよ式流水溝体

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JPH0571283U (ja) 1993-09-28

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