JP6228955B2 - 外装材接続具および建物外装形成方法 - Google Patents

外装材接続具および建物外装形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6228955B2
JP6228955B2 JP2015141914A JP2015141914A JP6228955B2 JP 6228955 B2 JP6228955 B2 JP 6228955B2 JP 2015141914 A JP2015141914 A JP 2015141914A JP 2015141914 A JP2015141914 A JP 2015141914A JP 6228955 B2 JP6228955 B2 JP 6228955B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exterior material
exterior
support
connection
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015141914A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017025483A (ja
Inventor
康寛 井上
康寛 井上
Original Assignee
株式会社淀川製鋼所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社淀川製鋼所 filed Critical 株式会社淀川製鋼所
Priority to JP2015141914A priority Critical patent/JP6228955B2/ja
Publication of JP2017025483A publication Critical patent/JP2017025483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6228955B2 publication Critical patent/JP6228955B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Description

本発明は、外装材接続具および建物外装形成方法に関する。特に、建物の外装となる外装材を接続するための外装材接続具およびその外装材接続具を用いた建物外装形成方法に関する。
特許文献1は、嵌合式外装材を開示する。この嵌合式外装材は、複合パネル本体と、内装金属表面板と、外装金属表面板とからなる。複合パネル本体は、心材の両面に補助板を挾持接着したものである。心材は無機質気泡板製である。補助板は不燃性の無機質混入発泡板製である。内装金属表面板は、複合パネル本体の内側表面に接着される。外装金属表面板は、複合パネル本体の外側表面に接着される。外装金属表面板は耐蝕性を有する。複合パネル本体の周面における対向する二辺に連結用凹条と連結用凸条とが形成される。連結用凹条及び連結用凸条と直交する方向の対向する二辺には連結用L条が形成される。
特許文献1に開示された発明によると、嵌合式外装材同士を連結することにより、建物の外装を形成することができる。
実公平7−9931号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明には、工事の長期化を招き易いという問題点がある。工事の長期化を招き易い原因は、その工事を構成する各工程の進行が、嵌合式外装材の下に建物の土台又はスラブを形成する工程の制約を受ける点にある。特許文献1に開示された発明の場合、その建物の土台又はスラブの上に複数枚の嵌合式外装材を積み上げ、それらの嵌合式外装材を外装材支持体に接続することで、外装が形成される。外装材支持体の例には鉄骨がある。原則として、その建物の土台又はスラブが形成された後に外装の形成が始まる。
まずその建物の土台又はスラブから離れた位置において嵌合式外装材を外装材支持体に接続することで、その建物の土台又はスラブが形成される前に外装の一部を形成することは可能である。この場合、その建物の土台又はスラブの傍の嵌合式外装材は、その建物の土台又はスラブの完成後、既に外装材支持体に接続されている嵌合式外装材とその建物の土台又はスラブとの間に接続される。これにより、その建物の土台又はスラブの傍の嵌合式外装材を外装材支持体に接続することが可能になる。特許文献1に開示された発明にかかる嵌合式外装材は、複数枚の嵌合式外装材を積み上げることで建物の外装を形成するものなので、その建物の土台又はスラブの傍の嵌合式外装材が既に外装材支持体に接続されている嵌合式外装材とその建物の土台又はスラブとの間にて外装材支持体に接続される場合、外装が予め予定されていた性能を発揮できないことがある。
本発明は、上述した問題点を解決するものである。その目的は、外装が予め予定されていた性能を発揮でき、かつ、工事の長期化を予防できる外装材接続具および建物外装形成方法を提供することにある。
図面を参照して本発明の外装材接続具および建物外装形成方法を説明する。なお、この欄で図中の符号を使用したのは、発明の内容の理解を助けるためであって、内容を図示した範囲に限定する意図ではない。
上述した課題を解決するために、本発明のある局面に従うと、外装材接続具24,124は、外装材接続部50,150と、支持体接続部52とを備える。外装材接続部50,150は外装材10に接続される。支持体接続部52は、建物が有する所定の外装材支持体14に外装材接続部50,150を接続することにより外装材10を建物の外装とする。外装材10が、外装材接続部50,150および支持体接続部52を介して外装材支持体14へ接続される場合に加え、外装材10を貫通する所定の接続材22によって外装材支持体14へ接続された場合も建物の外装となる。外装材10は、露出部30と、連結用凸条32と、凹部34と、連結用凹条38と、被覆部42とを有している。露出部30は外装材支持体14に取り付けられたとき露出する。連結用凸条32は一端に配置される。凹部34は、露出部30と連結用凸条32との間に配置される。凹部34は、露出部30から見て凹んでいる。したがって、露出部30と凹部34との間に段差が形成される。連結用凹条38は連結用凸条32とは反対側の一端に形成されている。連結用凹条38に他の外装材10の連結用凸条32が嵌め込まれる。被覆部42は、連結用凹条38が設けられている方の一端から突出している。被覆部42は、連結用凹条38に他の外装材10の連結用凸条32が嵌め込まれると、他の外装材10の凹部34を被覆する。外装材接続具24,124において、外装材接続部50,150が、外装材10の凹部34を貫通する所定の接続材22によって外装材10の凹部34の背面に接続される。外装材接続部50,150の曲げ強度が外装材支持体14の曲げ強度以上である。外装材接続部50,150のせん断強度が外装材支持体14のせん断強度以上である。支持体接続部52が、所定の接続材22によって外装材10を外装材支持体14へ接続した場合の外装材10と外装材支持体14との接続強度以上の強度で外装材接続部50,150を外装材支持体14へ接続する。外装材接続具24,124は、外装材支持部54,154をさらに備える。外装材支持部54,154は、外装材10の凹部34が外装材接続部50,150に接続される際に外装材10を支持する。
従来において、外装が予め予定されていた性能を発揮できなかった原因には、次に述べられるものがあった。その原因は、外装材10を外装材支持体14に接続するための接続材の強度が所定の接続材22より劣っていたためである。本発明の場合、外装材10は、本発明にかかる外装材接続具24,124によって外装材支持体14に接続される。外装材接続具24,124のうち外装材接続部50,150が所定の接続材22によって外装材10に接続される。支持体接続部52は、外装材支持体14に外装材接続部50,150を接続する。外装材接続部50,150の曲げ強度が外装材支持体14の曲げ強度以上である。外装材接続部50,150のせん断強度が外装材支持体14のせん断強度以上である。支持体接続部52が、所定の接続材22によって外装材10を外装材支持体14へ接続した場合の外装材10と外装材支持体14との接続強度以上の強度で外装材接続部50,150を外装材支持体14へ接続する。これにより、外装材10と外装材支持体14との接続強度は、所定の接続材22によって外装材10を外装材支持体14に接続したものと同等以上となる。その結果、外装の性能は、所定の接続材22によって外装材支持体14へ接続された場合と同等以上になる。しかも、外装材接続部50,150が外装材10に接続された後に外装材支持体14へ外装材接続部50,150が接続されてもよい。外装材支持体14へ外装材接続部50,150が接続された後に外装材接続部50,150が外装材10に接続されてもよい。外装材接続具24,124が用いられることにより、そうでない場合に比べ、外装材10を建物の外装とするための工程における制約が少なくなる。そのような工程における制約が少なくなるので、そのような制約に起因する工事の長期化を予防できる。外装材10に外装材接続部50,150が接続される際、外装材支持部54,154によって外装材10が支持されると、そうでない場合に比べ、外装材10の偶発的な動きが生じにくくなる。偶発的な動きが生じにくくなるので、外装材10の接続が容易になる。
また、上述した外装材接続部50,150が複数の貫通部62,162と一体化部64,164とを有していることが望ましい。貫通部62,162それぞれを支持体接続部52が貫通する。貫通部62,162は支持体接続部52によって外装材支持体14へ接続される。一体化部64,164は、複数の貫通部62,162を列を形成するよう一体化する。
貫通部62,162それぞれを支持体接続部52が貫通する。貫通部62,162は支持体接続部52によって外装材支持体14へ接続される。一体化部64,164は、複数の貫通部62,162を列を形成するよう一体化する。これにより、単一の貫通部62,162が外装材支持体14へ接続される場合に比べ、捲くり上がろうとする力に対し強くなる。その上、これら複数の貫通部62,162が一体化していない場合に比べ、貫通部62,162の位置合わせが容易になる。
もしくは、上述した複数の貫通部162が、それぞれ、長孔180を有していることが望ましい。長孔180を支持体接続部52が貫通する。長孔180が、複数の貫通部162が形成する列に沿って延びる。
複数の貫通部162が形成する列に沿って長孔180が延びると、外装材接続部150は、その列に沿って動くことが可能になる。
また、上述した外装材支持部54,154が、外装材10のうち連結用凸条32とは反対側の一端を支持することが望ましい。
本発明の他の局面に従うと、建物外装形成方法は、外装材取付工程S202と、外装材連結工程S206,S216とを備える。外装材取付工程S202は、建物が有する所定の外装材支持体14に外装材10が取り付けられる工程である。外装材連結工程S206,S216は、外装材10に他の外装材10が連結され、かつ、他の外装材10が外装材支持体14に取り付けられる工程である。外装材連結工程S206,S216は、接続具接続工程S300,S312と、相互接続工程S302,S314と、支持体接続工程S304,S310とをさらに備える。接続具接続工程S300,S312は、他の外装材10を外装材接続具24,124に接続する工程である。相互接続工程S302,S314は、外装材10に他の外装材10を接続する工程である。支持体接続工程S304,S310は、外装材接続具24,124を外装材支持体14に接続する工程である。外装材接続具24,124は、外装材接続部50,150と、支持体接続部52とを備える。外装材接続部50,150は他の外装材10に接続される。支持体接続部52は、外装材支持体14に外装材接続部50,150を接続することにより他の外装材10を建物の外装とする。他の外装材10が、外装材接続部50,150および支持体接続部52を介して外装材支持体14へ接続される場合に加え、外装材10を貫通する所定の接続材22によって外装材支持体14へ接続された場合も建物の外装となる。他の外装材10が、露出部30と、連結用凸条32と、凹部34と、連結用凹条38とを有している。露出部30は外装材支持体14に取り付けられたとき露出する。連結用凸条32は一端に配置される。凹部34は、露出部30と連結用凸条32との間に配置される。凹部34は、露出部30から見て凹んでいる。したがって、露出部30と凹部34との間に段差が形成される。凹部34は、外装材10によって被覆される。連結用凹条38は連結用凸条32とは反対側の一端に形成されている。連結用凹条38に外装材10の連結用凸条32が嵌め込まれる。外装材10が被覆部42を有している。被覆部42は、外装材10に他の外装材10が連結されると、他の外装材10の凹部34を被覆する。外装材接続具24,124において、外装材接続部50,150が、外装材10の凹部34を貫通する所定の接続材22によって外装材10の凹部34の背面に接続される。外装材接続部50,150の曲げ強度が外装材支持体14の曲げ強度以上である。外装材接続部50,150のせん断強度が外装材支持体14のせん断強度以上である。支持体接続部52が、所定の接続材22によって他の外装材10を外装材支持体14へ接続した場合の他の外装材10と外装材支持体14との接続強度以上の強度で外装材接続部50,150を外装材支持体14へ接続する。外装材接続具24,124は、外装材支持部54,154をさらに備える。外装材支持部54,154は、外装材10を支持する。接続具接続工程S300,S312が、外装材10の凹部34が外装材接続部50,150に接続される際に外装材支持部54,154が他の外装材10を支持する工程である。
本発明に係る外装材接続具および建物外装形成方法は、予め予定されていた性能を発揮でき、かつ、工事の長期化を予防できる。
本発明のある実施形態に係る建物の外装の構成を示す概念図である。 本発明の第1実施形態に係る嵌合式外装材の一部の外観図である。 本発明の第1実施形態に係る外装材接続具の外観図である。 本発明の第1実施形態に係る建物外装形成方法の手順を示す概念図である。 本発明の第1実施形態に係る縦胴縁が立てられている状況を示す概念図である。 本発明の第1実施形態における仮固定スタータが取り付けられた縦胴縁を示す概念図である。 本発明の第1実施形態における縦胴縁に嵌合式外装材が取り付けられた状況を示す概念図である。 本発明の第1実施形態における土台が完成し基材にバックアップ材受が取り付けられた状況を示す概念図である。 本発明の第1実施形態における既に縦胴縁に接続された嵌合式外装材の連結用凹条に他の嵌合式外装材の連結用凸条を嵌め込んでいる状況を示す概念図である。 本発明の第1実施形態における外装材接続具が縦胴縁に接続された状況を示す概念図である。 本発明の第1実施形態において既に縦胴縁に接続された嵌合式外装材の下に他の嵌合式外装材が接続された状況を示す概念図である。 本発明の第2実施形態に係る外装材接続具の外観図である。 本発明の第2実施形態に係る建物外装形成方法の手順を示す概念図である。 本発明の第2実施形態における縦胴縁に外装材接続具が取り付けられた状況を示す概念図である。 本発明の第2実施形態における外装材支持部に嵌合式外装材が載せられている状況を示す概念図である。 本発明の第2実施形態における外装材接続具に嵌合式外装材が接続された状況を示す概念図である。 本発明の第2実施形態における嵌合式外装材と他の嵌合式外装材とが連結された状況を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
〈第1実施形態〉
[建物の外装の構成]
図1は、本実施形態に係る建物の外装を示す概念図である。図1に基づいて、本実施形態に係る建物の外装の構成が説明される。本実施形態に係る建物の外装は、複数の嵌合式外装材10を備える。これらの嵌合式外装材10は建物の土台18の上に積み重ねられる。これらの嵌合式外装材10は互いに接続される。嵌合式外装材10はリップ溝型鋼製の縦胴縁14(これが本実施形態における外装材支持体である)に接続される。
[嵌合式外装材の構成]
図2は、本実施形態に係る嵌合式外装材10の一部の外観図である。図2に基づいて、本実施形態に係る嵌合式外装材10の構成が説明される。本実施形態の場合、嵌合式外装材10は、ロックウールを成形し、そのロックウールの表面を鋼板で覆い、後述される溝に直方体状の部材を嵌めることにより形成される。本実施形態の場合、嵌合式外装材10は、露出部30と、連結用凸条32と、凹部34と、並列凸条36と、連結用凹条38と、並列凹条40と、被覆部42と、パッキン44とを有している。露出部30は縦胴縁14に取り付けられたとき露出する。すなわち、露出部30は縦胴縁14に取り付けられたとき建物の外部から人の目で見ることができる。連結用凸条32は嵌合式外装材10の一端に配置される。本実施形態の場合、連結用凸条32は、直方体状の部材が嵌合式外装材10の一端に形成された溝に嵌め込まれることで形成される。本実施形態の場合、その直方体状の部材は、ケイ酸カルシウム製である。本実施形態の場合、その直方体状の部材のうちその溝から突出した部分が連結用凸条32となる。連結用凸条32の一部は鋼板で覆われる。凹部34は、露出部30と連結用凸条32との間に配置される。凹部34は、露出部30から見て凹んでいる。したがって、露出部30と凹部34との間に段差が形成される。凹部34を板貫通ねじ22が貫通する。このため、凹部34には図示されない孔が予めあけられている。凹部34を貫通した板貫通ねじ22は、縦胴縁14と後述される外装材接続具24とのうちいずれかに接続される。原則として、嵌合式外装材10は、板貫通ねじ22によって縦胴縁14に接続される。板貫通ねじ22によって嵌合式外装材10を直接縦胴縁14に接続できない場合に、嵌合式外装材10は、外装材接続具24によって縦胴縁14に接続される。並列凸条36は、嵌合式外装材10の一端(連結用凸条32が配置される側の端)に配置される。並列凸条36は連結用凸条32に沿って延びる。連結用凹条38は嵌合式外装材10の一端(この場合、嵌合式外装材10のうち連結用凸条32とは反対側の端)に形成されている。連結用凹条38に他の嵌合式外装材10の連結用凸条32が嵌め込まれる。並列凹条40に他の嵌合式外装材10の並列凸条36が嵌め込まれる。被覆部42は、嵌合式外装材10の一端(この場合、連結用凹条38が設けられている方の端)から突出している。連結用凹条38に他の嵌合式外装材10の連結用凸条32が嵌め込まれると、被覆部42は当該他の嵌合式外装材10の凹部34を被覆する。その凹部34を板貫通ねじ22が貫通している場合、その板貫通ねじ22も被覆される。パッキン44は、並列凹条40の底に配置される。並列凹条40に他の嵌合式外装材10の並列凸条36が嵌め込まれた際、その並列凸条36がパッキン44に押し付けられることで、並列凹条40とその並列凸条36との間からの水の浸入が防がれる。
[外装材接続具の構成]
図3は、本実施形態に係る外装材接続具24の外観図である。外装材接続具24は、嵌合式外装材10を縦胴縁14へ接続する。本実施形態の場合、外装材接続具24は、縦胴縁14を形成している周知のリップ溝形鋼と同一形状同一素材のリップ溝型鋼を周知の方法により加工することで形成される。図3に基づいて、本実施形態に係る外装材接続具24の構成が説明される。
外装材接続具24は、外装材接続部50と、支持体接続部52と、外装材支持部54とを有している。外装材接続部50は嵌合式外装材10に接続される。上述した通り、外装材接続具24は、縦胴縁14を形成している周知のリップ溝形鋼と同一形状同一素材のリップ溝型鋼から形成される。本実施形態の場合、外装材接続部50の曲げ強度が縦胴縁14の曲げ強度に等しい。外装材接続部50のせん断強度が縦胴縁14のせん断強度に等しい。支持体接続部52は、縦胴縁14のうち嵌合式外装材10が対向する箇所から見て側面となる部分に外装材接続部50を接続する。支持体接続部52による外装材接続部50と縦胴縁14との接続強度は、板貫通ねじ22によって嵌合式外装材10を縦胴縁14へ接続する場合の接続強度以上である。本実施形態における「接続強度」とは、互いに接続された複数の物を分離するために必要な応力を意味する。本実施形態の場合、支持体接続部52は、周知のボルトとナットと平座金とからなる。このボルトの引張強さおよびせん断強さは板貫通ねじ22の引張強さおよびせん断強さより大きい。外装材支持部54の先端部分は嵌合式外装材10の並列凹条40に嵌まる。これにより、外装材支持部54は、嵌合式外装材10に外装材接続部50が接続される際に嵌合式外装材10を支持する。
外装材接続部50が、外装材接触部60と、2箇所の貫通部62と、一体化部64とを有している。外装材接触部60は外装材接続部50が嵌合式外装材10に接続されるとき嵌合式外装材10に接触する。これにより、そのとき、外装材接触部60は嵌合式外装材10の表面に沿って延びることとなる。外装材接触部60にはねじ孔70が設けられている。外装材接触部60の一端に外装材支持部54が接続されている。貫通部62それぞれにボルト孔72が設けられている。これらのボルト孔72を支持体接続部52が貫通する。これにより、貫通部62は縦胴縁14に接続される。一体化部64は外装材接触部60および複数の貫通部62を一体化する。一体化部64がそれらの貫通部62を一体化することにより、それらの貫通部62は列を形成する。
[建物外装形成方法の説明]
図4は、本実施形態に係る建物外装形成方法の手順を示す図である。図4に基づいて、本実施形態に係る建物外装形成方法が説明される。本実施形態に係る建物外装形成方法は、縦胴縁建方工程S200と、外装材取付工程S202と、構造物形成工程S204と、外装材連結工程S206と、積上工程S208とを備える。
縦胴縁建方工程S200において、作業員は、縦胴縁14を建てる。縦胴縁14を建てる手順は周知なのでここではその詳細な説明は繰返されない。図5は、縦胴縁14が建てられている状況を示す概念図である。図5において、縦胴縁14は基材16により支持されている。基材16は図示されない支柱により支持されている。縦胴縁14が建てられると、作業員は、縦胴縁14それぞれに仮固定スタータ90を取り付ける。仮固定スタータ90は、板状部と縦胴縁取付部とを有する。仮固定スタータ90の縦胴縁取付部が縦胴縁14に取り付けられる。仮固定スタータ90の板状部が縦胴縁取付部に連なっている。仮固定スタータ90の板状部が嵌合式外装材10を支える。図6は、仮固定スタータ90が取り付けられた縦胴縁14を示す概念図である。
外装材取付工程S202において、作業員は、縦胴縁14にねじ孔(このねじ孔は図示されない。)をあける。ねじ孔があけられると、作業員は、嵌合式外装材10を仮固定スタータ90に載せる。嵌合式外装材10が仮固定スタータ90に載せられると、作業員は、嵌合式外装材10の凹部34の予め開けられていた孔を板貫通ねじ22で貫く。凹部34の孔が板貫通ねじ22で貫かれると、作業員は、縦胴縁14のねじ孔にその板貫通ねじ22をねじ込む。これにより、建物の縦胴縁14に嵌合式外装材10が接続される。図7は、縦胴縁14に嵌合式外装材10が取り付けられた状況を示す概念図である。
構造物形成工程S204において、作業員は、縦胴縁14の下となる位置に図示されない型枠を設置する。型枠の設置手順は周知なのでここではその詳細な説明は繰返されない。型枠が設置されると、作業員は、その型枠内にコンクリートを打設する。コンクリート打設の具体的な手順も周知なのでここではその詳細な説明は繰返されない。コンクリートの打設とコンクリートの養生とが完了すると、作業員は型枠を解体する。型枠が解体されると、土台18が完成する。これにより、土台18が形成される。土台18が完成すると、作業員は、基材16にバックアップ材受92を取り付ける。本実施形態の場合、バックアップ材受92は断面が「L」字状の部材である。図8は、土台18が完成し基材16にバックアップ材受92が取り付けられた状況を示す概念図である。
外装材連結工程S206において、作業員は、嵌合式外装材10に他の嵌合式外装材10を連結し当該他の嵌合式外装材10を建物の縦胴縁14に接続する。外装材連結工程S206は、接続具接続工程S300と、相互接続工程S302と、支持体接続工程S304とを有している。
接続具接続工程S300において、作業員は、建物の外装のうち土台18のすぐ上にあたる部分となる嵌合式外装材10を、外装材接続具24に接続する。このため、作業員は、まず、その外装材接続具24の外装材支持部54の先端部分をその嵌合式外装材10の並列凹条40に嵌める。これにより、その嵌合式外装材10は、その外装材支持部54によって支持されることとなる。次に、作業員は、その嵌合式外装材10の凹部34の予め開けられていた孔を板貫通ねじ22で貫く。凹部34の孔が板貫通ねじ22で貫かれると、作業員は、外装材接続具24の外装材接触部60のねじ孔70にその板貫通ねじ22をねじ込む。これにより、板貫通ねじ22によって外装材接続具24の外装材接触部60が嵌合式外装材10に接続されることとなる。その後、作業員は、支持体接続部52を構成するボルトとナットと平座金とを外装材接続部50から取り外す。
相互接続工程S302において、作業員は、仮固定スタータ90を縦胴縁14から取り外す。仮固定スタータ90が取り外されると、作業員は、嵌合式外装材10(縦胴縁14に取り付けられたもの)の連結用凹条38に他の嵌合式外装材10の連結用凸条32を嵌め込む。図9は、既に縦胴縁14に接続された嵌合式外装材10の連結用凹条38に他の嵌合式外装材10の連結用凸条32を嵌め込んでいる状況を示す概念図である。既に縦胴縁14に接続された嵌合式外装材10の連結用凹条38に他の嵌合式外装材10の連結用凸条32が嵌め込まれると、作業員は、2本の縦胴縁14の間に外装材接続具24を押し込む。
支持体接続工程S304において、作業員は、外装材接続具24の貫通部62に支持体接続部52を構成するボルトと平座金とを取り付ける。図9に示されているように、縦胴縁14には、これらの貫通部62に対向する位置(これは、縦胴縁14のうち嵌合式外装材10が対向する箇所から見て側面となる位置である)に複数のボルト孔100があけられている。作業員は、支持体接続部52を構成するボルトにそのボルト孔100を貫通させる。続いて、作業員は、そのボルトに支持体接続部52を構成するナットをねじ込むことにより、外装材接続具24を縦胴縁14に連結する。これにより、外装材接続具24の外装材接触部60は、複数の箇所で縦胴縁14に接続されることとなる。図10は、外装材接続具24が縦胴縁14に接続された状況を示す概念図である。図11は、既に縦胴縁14に接続された嵌合式外装材10の下に他の嵌合式外装材10が接続された状況を示す概念図である。
積上工程S208において、作業員は、既に縦胴縁14に取り付けられている嵌合式外装材10の上に別の嵌合式外装材10を載せ、その嵌合式外装材10を縦胴縁14に取り付ける。その具体的内容は、次に述べられる点を除けば、外装材取付工程S202におけるものと同様である。その点とは、仮固定スタータ90に載せられる代わりに既に縦胴縁14に取り付けられている嵌合式外装材10に載せられる点である。積み上げ完了後、図1に示される外装が完成する。
[効果の説明]
以上のようにして、嵌合式外装材10は、本実施形態に係る外装材接続具24によって縦胴縁14に連結される。外装材接続具24は、凹部34を貫通した板貫通ねじ22によって嵌合式外装材10に連結される。外装材接続部50の曲げ強度が縦胴縁14の曲げ強度に等しい。外装材接続部50のせん断強度が縦胴縁14のせん断強度に等しい。支持体接続部52が、板貫通ねじ22によって嵌合式外装材10を縦胴縁14へ接続した場合の嵌合式外装材10と縦胴縁14との接続強度以上の強度で外装材接続部50を縦胴縁14へ接続する。これにより、嵌合式外装材10と縦胴縁14との接続の強度は、板貫通ねじ22によって嵌合式外装材10を縦胴縁14に直接接続したものと同等以上となる。その結果、建物の外装の性能は、嵌合式外装材10が板貫通ねじ22によって縦胴縁14へ直接接続された場合と同等以上になる。しかも、既に縦胴縁14に取り付けられている嵌合式外装材10と土台18との間に他の嵌合式外装材10を嵌め込むことが容易である。それが容易なので、その土台18の形成が他の工程の進行を制約を加えなくなる。制約が加えられなくなるので、工事の長期化を防ぐことができる。
しかも、本実施形態に係る複数の貫通部62がいずれも支持体接続部52により縦胴縁14に接続される。これにより、単一の箇所で接続される場合に比べ、嵌合式外装材10は、捲り上がろうとする力に対し強くなる。
しかも、本施形態に係る外装材接続具24は、外装材支持部54をさらに備える。外装材支持部54は、嵌合式外装材10に外装材接続部50が接続される際に嵌合式外装材10を支持する。嵌合式外装材10に外装材接続部50が接続される際、外装材支持部54によって嵌合式外装材10が支持されると、そうでない場合に比べ、嵌合式外装材10の偶発的な動きが生じにくくなる。偶発的な動きが生じにくくなるので、捲り上がろうとする力に対し嵌合式外装材10がさらに強くなる。
〈第2実施形態〉
本実施形態においては、第1実施形態に係る外装材接続具24に代えて、以下で述べられる外装材接続具124が用いられる。
[外装材接続具の構成]
図12は、本実施形態に係る外装材接続具124の外観図である。第1実施形態に係る外装材接続具24と同様に、本実施形態に係る外装材接続具124は、嵌合式外装材10を縦胴縁14へ接続する。本実施形態の場合、外装材接続具124は、縦胴縁14を形成している周知のリップ溝形鋼と同一形状同一素材のリップ溝型鋼と周知の方法により加工された板材とを溶接することで形成される。図12に基づいて、本実施形態に係る外装材接続具124の構成が説明される。
外装材接続具124は、外装材接続部150と、支持体接続部52と、外装材支持部154とを有している。外装材接続部150は嵌合式外装材10に接続される。外装材支持部154は嵌合式外装材10の並列凹条40に嵌まる。これにより、外装材支持部154は嵌合式外装材10を支持する。
外装材接続部150が、外装材接触部160と、2箇所の貫通部162と、一体化部164とを有している。外装材接触部160は外装材接続部150が嵌合式外装材10に接続されるとき嵌合式外装材10に接触する。これにより、外装材接続部150が嵌合式外装材10に接続されるとき、外装材接触部160は嵌合式外装材10の表面に沿って延びることとなる。外装材接触部160にはねじ孔70が設けられている。外装材接触部160の一端に外装材支持部154が接続されている。貫通部162には長孔180が設けられている。これらの長孔180は外装材接触部160に沿って延びている。これらの長孔180を支持体接続部52が貫通する。これにより、貫通部162は縦胴縁14に接続される。一体化部164は外装材接触部160および複数の貫通部162を一体化する。一体化部164がそれらの貫通部162を一体化することにより、それらの貫通部162は列を形成する。図12から明らかな通り、貫通部162に設けられた長孔180は、2箇所の貫通部162が形成する列に沿って延びている。
[建物外装形成方法の説明]
図13は、本実施形態に係る建物外装形成方法の手順を示す図である。図13に基づいて、本実施形態に係る建物外装形成方法が説明される。本実施形態に係る建物外装形成方法は、縦胴縁建方工程S200と、外装材取付工程S202と、構造物形成工程S204と、外装材連結工程S216と、積上工程S208とを備える。なお、縦胴縁建方工程S200と、外装材取付工程S202と、構造物形成工程S204と、積上工程S208との具体的な内容は第1実施形態と同様である。したがって、ここではそれらの詳細な説明は繰返されない。
第1の実施形態と同様に、本実施形態に係る外装材連結工程S216において、作業員は、嵌合式外装材10に他の嵌合式外装材10を連結し当該他の嵌合式外装材10を建物の縦胴縁14に接続する。本実施形態の場合、外装材連結工程S216は、支持体接続工程S310と、接続具接続工程S312と、相互接続工程S314とを有している。
支持体接続工程S310において、作業員は、外装材接続具124の貫通部162を、支持体接続部52により、縦胴縁14に接続する。これらの接続のための具体的な手順は第1実施形態と同様なので、ここではその詳細な説明は繰返されない。図14は、外装材接続具124が縦胴縁14に接続された状況を示す概念図である。貫通部162に長孔180が設けられていることから明らかなように、縦胴縁14に接続された外装材接続具124は、縦胴縁14に沿って上下移動が可能である。図14から明らかなように、この工程においては、外装材接続具124は、最も下となる位置に下げられている。
接続具接続工程S312において、作業員は、外装材接続具124の外装材支持部154に、嵌合式外装材10を載せる。その際、図示されないクレーンが用いられる。図15は、外装材接続具124の外装材支持部154に嵌合式外装材10が載せられている状況を示す概念図である。外装材接続具124の外装材支持部154に嵌合式外装材10が載せられると、作業員は、その嵌合式外装材10を直立させる。嵌合式外装材10が直立すると、作業員は、その嵌合式外装材10を、外装材接続具124に接続する。これらの接続のための具体的な手順は第1実施形態と同様なので、ここではその詳細な説明は繰返されない。図16は、外装材接続具124に嵌合式外装材10が接続された状況を示す概念図である。
相互接続工程S314において、作業員は、外装材接続具124に接続された嵌合式外装材10を押し上げる。その際、図示されないジャッキが用いられる。これに伴い、既に接続されていた嵌合式外装材10と押し上げられた嵌合式外装材10とが連結される。嵌合式外装材10が押し上げられると、作業員は、支持体接続部52を構成するボルトおよびナットを増し締めする。これにより、押し上げられた嵌合式外装材10は固定される。図17は、既に縦胴縁14に接続された嵌合式外装材10と押し上げられた嵌合式外装材10とが連結された状況を示す概念図である。
[効果の説明]
以上のようにして、本実施形態に係る外装材接続具124によれば、建物の外装の性能は、嵌合式外装材10が板貫通ねじ22によって縦胴縁14へ直接接続された場合と同等以上になる。しかも、工事の長期化を防ぐことができる。
しかも、本実施形態に係る外装材接続具124によれば、嵌合式外装材10は、捲り上がろうとする力に対し強くなる。
しかも、本施形態に係る外装材接続具124は、外装材支持部154をさらに備える。これにより、嵌合式外装材10は、捲り上がろうとする力に対しさらに強くなる。
しかも、本実施形態に係る外装材接続具124によれば、既に縦胴縁14に取り付けられている嵌合式外装材10と土台18との間に他の嵌合式外装材10を嵌め込むことが容易である。それが容易なので、その土台18の形成が他の工程の進行を制約を加えなくなる。制約が加えられなくなるので、工事の長期化を防ぐことができる。
[変形例の説明]
上述した外装材接続具および建物外装形成方法は、本発明の技術的思想を具体化するために例示したものである。各部材の形状、構造、配置などをこれらの実施形態のものに限定するものではない。各部材の形状、構造、配置は、種々の変更を加え得るものである。
例えば、外装材接続具の形態は上述したものに限定されない。例えば、リップ溝型鋼によって形成される部分は、角型鋼管によって形成されてもよい。貫通部の数は2箇所に限定されない。これらは3箇所以上であってもよい。これらは互いに独立して外装材接触部に連なっていてもよい。これらは列を形成していなくてもよい。
本発明に係る外装材接続具が接続される外装材の構造と素材とは特に限定されない。建物が有する所定の外装材支持体の構造と形態とも上述された縦胴縁14に限定されない。接続材も上述された板貫通ねじ22に限定されない。
貫通部が縦胴縁14に対し接続される箇所の数は特に限定されない。その接続のための具体的な手段はボルトおよびナットに限定されない。
接続材の種類はねじに限定されない。
10…嵌合式外装材
14…縦胴縁
16…基材
18…土台
22…板貫通ねじ
24,124…外装材接続具
30…露出部
32…連結用凸条
34…凹部
36…並列凸条
38…連結用凹条
40…並列凹条
42…被覆部
44…パッキン
50,150…外装材接続部
52…支持体接続部
54,154…外装材支持部
60,66,160…外装材接触部
62,162…貫通部
64,164…一体化部
70…ねじ孔
72,100…ボルト孔
90…仮固定スタータ
92…バックアップ材受
180…長孔

Claims (5)

  1. 外装材に接続される外装材接続部と、
    建物が有する所定の外装材支持体に前記外装材接続部を接続することにより前記外装材を前記建物の外装とする支持体接続部とを備える外装材接続具であって、
    前記外装材が、前記外装材接続部および前記支持体接続部を介して前記外装材支持体へ接続される場合に加え、前記外装材を貫通する所定の接続材によって前記外装材支持体へ接続された場合も前記建物の外装となるものであり、
    前記外装材が、
    外装材支持体に取り付けられたとき露出する露出部と、
    一端に配置される連結用凸条と、
    前記露出部と前記連結用凸条との間に配置され、前記露出部から見て凹んでいることにより前記露出部との間に段差を形成し、かつ、他の前記外装材によって被覆される凹部と、
    前記連結用凸条とは反対側の一端に形成されており、他の前記外装材の前記連結用凸条が嵌め込まれる連結用凹条と、
    前記連結用凹条が設けられている方の前記一端から突出しており、前記連結用凹条に前記他の外装材の前記連結用凸条が嵌め込まれると、前記他の外装材の前記凹部を被覆する被覆部とを有しており、
    前記外装材接続具は、
    前記外装材接続部が、前記外装材の前記凹部を貫通する前記所定の接続材によって前記外装材の前記凹部の背面に接続され、
    前記外装材接続部の曲げ強度が前記外装材支持体の曲げ強度以上であり、
    前記外装材接続部のせん断強度が前記外装材支持体のせん断強度以上であり、
    前記支持体接続部が、前記所定の接続材によって前記外装材を前記外装材支持体へ接続した場合の前記外装材と前記外装材支持体との接続強度以上の強度で前記外装材接続部を前記外装材支持体へ接続し、
    前記外装材の前記凹部が前記外装材接続部に接続される際に前記外装材を支持する外装材支持部をさらに備えることを特徴とする外装材接続具。
  2. 前記外装材接続部が、
    それぞれ前記支持体接続部が貫通し前記支持体接続部によって前記外装材支持体へ接続される複数の貫通部と、
    前記複数の貫通部を列を形成するよう一体化する一体化部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の外装材接続具。
  3. 前記複数の貫通部が、それぞれ、前記支持体接続部が貫通する長孔を有しており、
    前記長孔が、前記複数の貫通部が形成する前記列に沿って延びることを特徴とする請求項2に記載の外装材接続具。
  4. 前記外装材支持部が、前記外装材のうち前記連結用凸条とは反対側の一端を支持することを特徴とする請求項1に記載の外装材接続具。
  5. 建物が有する所定の外装材支持体に外装材が取り付けられる外装材取付工程と、
    前記外装材に他の前記外装材が連結され、かつ、前記他の外装材が前記外装材支持体に取り付けられる外装材連結工程とを備える建物外装形成方法であって、
    前記外装材連結工程が、
    前記他の外装材を外装材接続具に接続する接続具接続工程と、
    前記外装材に前記他の外装材を接続する相互接続工程と、
    前記外装材接続具を前記外装材支持体に接続する支持体接続工程とを有しており、
    前記外装材接続具が、
    前記他の外装材に接続される外装材接続部と、
    前記外装材支持体に前記外装材接続部を接続することにより前記他の外装材を前記建物の外装とする支持体接続部とを備え、
    前記他の外装材が、前記外装材接続部および前記支持体接続部を介して前記外装材支持体へ接続される場合に加え、前記外装材を貫通する所定の接続材によって前記外装材支持体へ接続された場合も前記建物の外装となり、
    前記他の外装材が、
    前記外装材支持体に取り付けられたとき露出する露出部と、
    一端に配置される連結用凸条と、
    前記露出部と前記連結用凸条との間に配置され、前記露出部から見て凹んでいることにより前記露出部との間に段差を形成し、かつ、前記外装材によって被覆される凹部と、
    前記連結用凸条とは反対側の一端に形成されており、前記外装材の前記連結用凸条が嵌め込まれる連結用凹条とを有しており、
    前記外装材が、前記外装材に前記他の外装材が連結されると、前記他の外装材の前記凹部を被覆する被覆部を有しており、
    前記外装材接続具は、
    前記外装材接続部が、前記外装材の前記凹部を貫通する前記所定の接続材によって前記他の外装材の前記凹部の背面に接続され、
    前記外装材接続部の曲げ強度が前記外装材支持体の曲げ強度以上であり、
    前記外装材接続部のせん断強度が前記外装材支持体のせん断強度以上であり、
    前記支持体接続部が、前記所定の接続材によって前記他の外装材を前記外装材支持体へ接続した場合の前記他の外装材と前記外装材支持体との接続強度以上の強度で前記外装材接続部を前記外装材支持体へ接続し、
    前記他の外装材を支持する外装材支持部をさらに備え、
    前記接続具接続工程が、前記他の外装材の前記凹部が前記外装材接続部に接続される際に前記外装材支持部が前記他の外装材を支持する工程であることを特徴とする建物外装形成方法。
JP2015141914A 2015-07-16 2015-07-16 外装材接続具および建物外装形成方法 Active JP6228955B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015141914A JP6228955B2 (ja) 2015-07-16 2015-07-16 外装材接続具および建物外装形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015141914A JP6228955B2 (ja) 2015-07-16 2015-07-16 外装材接続具および建物外装形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017025483A JP2017025483A (ja) 2017-02-02
JP6228955B2 true JP6228955B2 (ja) 2017-11-08

Family

ID=57945660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015141914A Active JP6228955B2 (ja) 2015-07-16 2015-07-16 外装材接続具および建物外装形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6228955B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7465051B2 (ja) * 2017-10-30 2024-04-10 日鉄鋼板株式会社 パネル取付方法、及びパネル支持具
JP6963474B2 (ja) * 2017-11-10 2021-11-10 日鉄鋼板株式会社 パネル取付方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0732685Y2 (ja) * 1990-05-29 1995-07-31 ナショナル住宅産業株式会社 パネル体の取付構造
JPH0598762A (ja) * 1991-10-04 1993-04-20 Ig Tech Res Inc 建築用パネルの取付構造
JPH05280178A (ja) * 1992-03-30 1993-10-26 Ig Tech Res Inc 硬質壁材の取付構造
JPH06167088A (ja) * 1992-04-03 1994-06-14 Ig Tech Res Inc サンドイッチパネル
JPH073999A (ja) * 1993-06-21 1995-01-06 Ig Tech Res Inc 耐火・断熱パネル
JPH09203187A (ja) * 1996-01-26 1997-08-05 Yodogawa Steel Works Ltd 外壁パネルの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017025483A (ja) 2017-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3997269B2 (ja) 同心ホールダウン
US9752316B2 (en) Multi-story building floor support system
US20180320363A1 (en) Rigid connection structure between upper precast concrete column and lower precast concrete column and rigid connection structure of precast concrete beam using the same
CN101939492A (zh) 预浇制临时设施结构及其建造方法
JP6228955B2 (ja) 外装材接続具および建物外装形成方法
KR101418978B1 (ko) 무용접 직결식 수평 볼팅 말뚝 이음 구조
KR101513066B1 (ko) 조적벽체의 보강공법
JP2017214785A (ja) 連結構造
JP3820292B2 (ja) 建物ユニット用連結具
KR101627092B1 (ko) 분할 조립식 철근 연결구조를 갖는 절토부 보강토 판넬식 옹벽 구조물
KR20170036949A (ko) 기둥부재와 보부재의 접합구조
JP6730554B2 (ja) 傾斜家屋ジャッキアップ補助金具およびそれを用いたジャッキアップ工法。
JP3014667U (ja) パネル吊り上げ治具
JP2007277873A (ja) コッター部材
JP5221748B2 (ja) 埋込型柱脚のさや管
JP2020169514A (ja) 接合構造体
JP7320712B2 (ja) コンテナの連結構造、コンテナ、及びコンテナの連結方法
EP2341198A2 (en) Modular inlet sleeve
JP2017155539A5 (ja)
JP3115524U (ja) 足場組付け装置
CN218911499U (zh) 一种施工电梯基础装置
JP5341683B2 (ja) 既設建物の耐震補強工法
JP2004150092A (ja) プレートと充填材を併用した鉄骨造建物の柱梁接合工法
JPH0615044Y2 (ja) 鋼管柱の接続構造
KR101564932B1 (ko) 단열재와 결합된 거푸집을 이용한 건축물의 외벽 및 건축용 외장 패널 시공방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171010

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6228955

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250