JP2580425B2 - 光ピックアップ対物レンズの駆動装置 - Google Patents
光ピックアップ対物レンズの駆動装置Info
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- JP2580425B2 JP2580425B2 JP4042037A JP4203792A JP2580425B2 JP 2580425 B2 JP2580425 B2 JP 2580425B2 JP 4042037 A JP4042037 A JP 4042037A JP 4203792 A JP4203792 A JP 4203792A JP 2580425 B2 JP2580425 B2 JP 2580425B2
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- tracking
- focusing
- optical pickup
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-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/08—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
- G11B7/09—Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
-
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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- G11B7/0925—Electromechanical actuators for lens positioning
- G11B7/0935—Details of the moving parts
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、音響信号や映像信号な
どの情報信号を媒介体に光線で記録及び再生させる光ピ
ックアップ装置において、トラッキング制御を安定化し
た光ピックアップ対物レンズの駆動装置に関する。
どの情報信号を媒介体に光線で記録及び再生させる光ピ
ックアップ装置において、トラッキング制御を安定化し
た光ピックアップ対物レンズの駆動装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の光線を用いた光ピックアップ装置
は、色々な産業分野で広く応用実施されており、かかる
光学記録及び再生装置においては、提供される情報信号
を光線にして高速に回転する媒介体に記録および再生さ
せたものであった。このとき、媒介体に照射される光線
をトラックに集束させることは通常の対物レンズによっ
てなされていた。
は、色々な産業分野で広く応用実施されており、かかる
光学記録及び再生装置においては、提供される情報信号
を光線にして高速に回転する媒介体に記録および再生さ
せたものであった。このとき、媒介体に照射される光線
をトラックに集束させることは通常の対物レンズによっ
てなされていた。
【０００３】言い換えれば、対物レンズを光軸または光
軸に向って交差される方向へ駆動して所定の集束を得
た。このような光線の集束は、光学機構製品の性能に大
きな影響を及ぼし、このような光線の集束をより効果的
とし、かつ精密度を高めるために、対物レンズの駆動手
段について現在まで色々な方法によって開発使用されて
きた。
軸に向って交差される方向へ駆動して所定の集束を得
た。このような光線の集束は、光学機構製品の性能に大
きな影響を及ぼし、このような光線の集束をより効果的
とし、かつ精密度を高めるために、対物レンズの駆動手
段について現在まで色々な方法によって開発使用されて
きた。
【０００４】例えば、およそ電磁石および永久磁石の磁
束によって所定の駆動を得る駆動手段を有しているが、
このような駆動手段は互いに他の方向、すなわち光軸又
はトラッキング方向の互いに他の磁力線を有する駆動コ
イルが少なくとも一方向以上に備えられる可動部材と鉄
心部材とからなり、これらに電流の流れを制御するとと
もに、提示される状況によって対物レンズを鉛直線とそ
れに直交される水平方向へ移動させて自動的にフォーカ
シング及びトラッキングを制御するようにしている。
束によって所定の駆動を得る駆動手段を有しているが、
このような駆動手段は互いに他の方向、すなわち光軸又
はトラッキング方向の互いに他の磁力線を有する駆動コ
イルが少なくとも一方向以上に備えられる可動部材と鉄
心部材とからなり、これらに電流の流れを制御するとと
もに、提示される状況によって対物レンズを鉛直線とそ
れに直交される水平方向へ移動させて自動的にフォーカ
シング及びトラッキングを制御するようにしている。
【０００５】このような対物レンズの駆動手段は色々な
形態で製造されている。例えば、一般に駆動部材上に対
物レンズを搭載し、所定の目的をなすもので、このよう
な従来技術は米国特許公報第４，７９０，６２８号また
は日本国特開昭６２−４０６２７号によく現れている。
形態で製造されている。例えば、一般に駆動部材上に対
物レンズを搭載し、所定の目的をなすもので、このよう
な従来技術は米国特許公報第４，７９０，６２８号また
は日本国特開昭６２−４０６２７号によく現れている。
【０００６】すなわち、対物レンズが搭載された駆動部
材をスプリング部材と可塑性の素材を用いたヒンジ部に
よって支持し、または鉄心部材上に別途の支持手段なし
に自在に回転可能な可動部材を介在し、その可動部材を
鉄心部材の中心部にその回転中心を有するとともに、対
物レンズを可動部材上にその回転中心から所定の半径を
有する位置に搭載している。
材をスプリング部材と可塑性の素材を用いたヒンジ部に
よって支持し、または鉄心部材上に別途の支持手段なし
に自在に回転可能な可動部材を介在し、その可動部材を
鉄心部材の中心部にその回転中心を有するとともに、対
物レンズを可動部材上にその回転中心から所定の半径を
有する位置に搭載している。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】まず、日本国特開昭６
２−４０６２７号に掲載された対物レンズの駆動集団に
関して説明すれば、両側内壁面に磁性体が備えられた鉄
心部材上にトラッキング及びフォーカシングの駆動コイ
ルを有する可動部材を介在させて、その可動部材がヒン
ジ部によって水平方向へ回動することができるように
し、かつ、スプリング板材によって鉛直線上に昇降可能
にして別途の制御回路から出力される制御信号によって
可動部材の各駆動コイルの電流供給を制御するととも
に、所定の駆動制御を行っている。
２−４０６２７号に掲載された対物レンズの駆動集団に
関して説明すれば、両側内壁面に磁性体が備えられた鉄
心部材上にトラッキング及びフォーカシングの駆動コイ
ルを有する可動部材を介在させて、その可動部材がヒン
ジ部によって水平方向へ回動することができるように
し、かつ、スプリング板材によって鉛直線上に昇降可能
にして別途の制御回路から出力される制御信号によって
可動部材の各駆動コイルの電流供給を制御するととも
に、所定の駆動制御を行っている。
【０００８】このとき、駆動部材はいずれか一側に備え
られるヒンジ部と、一端が支持されて上下側に併設され
るスプリング板材を用いていずれか一側を支持軸にして
Ｘ軸（光軸方向）及びＹ軸（トラッキング方向）へ駆動
し、その支持軸の他側に位置する可動部材上に対物レン
ズを搭載しているので、対物レンズが運動系の重み中心
にないため偏重による振動が生じ、スプリング板材の質
量によって対物レンズの運動に大きい影響を及ぼし、か
つその部品数が多いので構造が複雑でかつ製作費用が割
高となる等の問題があった。なお、米国特許４７９０６
２８号に掲載された従来の技術によれば、駆動手段も対
物レンズが駆動部材の重さ中心からずれた位置に設けら
れて前記のような振動要因が生じ、このために、トラッ
キングが不安定となるばかりでなく、加工性が容易でな
いとのなどの欠点があった。
られるヒンジ部と、一端が支持されて上下側に併設され
るスプリング板材を用いていずれか一側を支持軸にして
Ｘ軸（光軸方向）及びＹ軸（トラッキング方向）へ駆動
し、その支持軸の他側に位置する可動部材上に対物レン
ズを搭載しているので、対物レンズが運動系の重み中心
にないため偏重による振動が生じ、スプリング板材の質
量によって対物レンズの運動に大きい影響を及ぼし、か
つその部品数が多いので構造が複雑でかつ製作費用が割
高となる等の問題があった。なお、米国特許４７９０６
２８号に掲載された従来の技術によれば、駆動手段も対
物レンズが駆動部材の重さ中心からずれた位置に設けら
れて前記のような振動要因が生じ、このために、トラッ
キングが不安定となるばかりでなく、加工性が容易でな
いとのなどの欠点があった。
【０００９】
【発明の目的】本発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、振動を最少として制御を安定化
するとともに、精密性を向上させることができる光ピッ
クアップ対物レンズの駆動装置を提供することを目的と
している。本発明の他の目的は、構造を簡単にして面積
を減らすとともに、簡単にして効果的な光学ピックアッ
プ対物レンズの駆動装置を提供することにある。
ためになされたもので、振動を最少として制御を安定化
するとともに、精密性を向上させることができる光ピッ
クアップ対物レンズの駆動装置を提供することを目的と
している。本発明の他の目的は、構造を簡単にして面積
を減らすとともに、簡単にして効果的な光学ピックアッ
プ対物レンズの駆動装置を提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、平行間隔を空けて配される平板状の磁石
板を備えた一対の鉄心部材の間に、前記磁石板の平板面
に垂直な方向への移動のみを拘束されて磁石板の平板面
に平行な方向に移動自在に支持される可動部材を設けて
なり、該可動部材には、対物レンズが搭載され、かつ、
該対物レンズを前記磁石板の磁束により生じる電磁力に
よってトラッキング方向及びフォーカシング方向にそれ
ぞれ変位させるトラッキング駆動コイル及びフォーカシ
ング駆動コイルが前記磁石板に対向して設けられるとと
もに、可動部材が中立位置に配されているときに前記磁
石板のトラッキング方向の両端であって、かつフォーカ
シング方向の両端でもある位置にそれぞれ対向配置され
る複数の磁石片が設けられていることを特徴とする光ピ
ックアップ対物レンズの駆動装置を提案している。ま
た、上記駆動装置において、可動部材の上面中央、すな
わち運動系の中心となる位置に対物レンズを設けること
とすれば効果的であり、可動部材が鉄心部材の鉄心棒に
よってトラッキングの交差方向にその駆動が限られるよ
うにすれば、さらに効果的である。
に、本発明は、平行間隔を空けて配される平板状の磁石
板を備えた一対の鉄心部材の間に、前記磁石板の平板面
に垂直な方向への移動のみを拘束されて磁石板の平板面
に平行な方向に移動自在に支持される可動部材を設けて
なり、該可動部材には、対物レンズが搭載され、かつ、
該対物レンズを前記磁石板の磁束により生じる電磁力に
よってトラッキング方向及びフォーカシング方向にそれ
ぞれ変位させるトラッキング駆動コイル及びフォーカシ
ング駆動コイルが前記磁石板に対向して設けられるとと
もに、可動部材が中立位置に配されているときに前記磁
石板のトラッキング方向の両端であって、かつフォーカ
シング方向の両端でもある位置にそれぞれ対向配置され
る複数の磁石片が設けられていることを特徴とする光ピ
ックアップ対物レンズの駆動装置を提案している。ま
た、上記駆動装置において、可動部材の上面中央、すな
わち運動系の中心となる位置に対物レンズを設けること
とすれば効果的であり、可動部材が鉄心部材の鉄心棒に
よってトラッキングの交差方向にその駆動が限られるよ
うにすれば、さらに効果的である。
【００１１】本発明に係る光ピックアップ対物レンズの
駆動装置によれば、トラッキング駆動コイルに電流を供
給すると、これに対向させられている磁石板の電磁力に
よって可動部材にトラッキング方向の駆動力が可動部材
に与えられる。また、フォーカシング駆動コイルに電流
を供給すると磁石板の電磁力によってフォーカシング方
向に沿う駆動力が可動部材に与えられる。 可動部材は、
磁石板の間隔方向への移動のみを拘束されるように支持
されているので、トラッキング駆動コイルおよびフォー
カシング駆動コイルに供給する電流を制御することによ
り、可動部材に搭載された対物レンズを磁石板に平行な
任意方向に移動させて所望の位置に配置することが可能
となる。 この場合において、可動部材が変位させられる
と、これに設けられている複数の磁石片も同一方向に変
位させられる。これらの磁石片は、磁石板のトラッキン
グ方向の両隅およびフォーカシング方向の両隅に対向配
置されているので、可動部材の変位方向前方に配されて
いる磁石片は磁石板との対向面積が減じられることにな
る。このため、磁石片と磁石板との間に生ずる磁着力が
可動部材の変位方向にアンバランスを生じる。 したがっ
て、トラッキング駆動コイルあるいはフォーカシング駆
動コイルへの電流供給が停止されると、可動部材は上記
磁着力のアンバランスを解消すべくこの磁着力がバラン
スする位置まで引き戻されることになり、可動部材が中
立位置に復帰させられることになる。すなわち、可動部
材は、磁石板に平行ないずれの方向に変位させられてい
た場合であっても、各コイルへの電流供給の停止ととも
に、確実に中立位置に復帰させられ、かつ、その位置に
保持されることになる。
駆動装置によれば、トラッキング駆動コイルに電流を供
給すると、これに対向させられている磁石板の電磁力に
よって可動部材にトラッキング方向の駆動力が可動部材
に与えられる。また、フォーカシング駆動コイルに電流
を供給すると磁石板の電磁力によってフォーカシング方
向に沿う駆動力が可動部材に与えられる。 可動部材は、
磁石板の間隔方向への移動のみを拘束されるように支持
されているので、トラッキング駆動コイルおよびフォー
カシング駆動コイルに供給する電流を制御することによ
り、可動部材に搭載された対物レンズを磁石板に平行な
任意方向に移動させて所望の位置に配置することが可能
となる。 この場合において、可動部材が変位させられる
と、これに設けられている複数の磁石片も同一方向に変
位させられる。これらの磁石片は、磁石板のトラッキン
グ方向の両隅およびフォーカシング方向の両隅に対向配
置されているので、可動部材の変位方向前方に配されて
いる磁石片は磁石板との対向面積が減じられることにな
る。このため、磁石片と磁石板との間に生ずる磁着力が
可動部材の変位方向にアンバランスを生じる。 したがっ
て、トラッキング駆動コイルあるいはフォーカシング駆
動コイルへの電流供給が停止されると、可動部材は上記
磁着力のアンバランスを解消すべくこの磁着力がバラン
スする位置まで引き戻されることになり、可動部材が中
立位置に復帰させられることになる。すなわち、可動部
材は、磁石板に平行ないずれの方向に変位させられてい
た場合であっても、各コイルへの電流供給の停止ととも
に、確実に中立位置に復帰させられ、かつ、その位置に
保持されることになる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。第１図は、本発明に従う光学記録及び再生
装置の対物レンズの駆動手段が図示されており、この対
物レンズの駆動手段は鉄心部材１００と可動部材２００
とからなっている。
に説明する。第１図は、本発明に従う光学記録及び再生
装置の対物レンズの駆動手段が図示されており、この対
物レンズの駆動手段は鉄心部材１００と可動部材２００
とからなっている。
【００１３】鉄心部材１００は、平板体状のベース１１
０の両端側に垂直方向へ一対の周壁部１１１，１１２が
平行に備えられる。周壁部１１１，１１２の内側壁面に
は、磁石板１１１Ａと、磁石板１１２Ａが夫々備えられ
ており、この磁石板１１１Ａ、１１２Ａは対向し合うと
ともに同一極性を有している。可動部材２００は、長方
形状の胴体で構成され、その胴体を鉄心部材より多少小
さい、すなわち、鉄心部材１００の周壁部１１１，１１
２の間の幅より少し小さい幅を有して構成され、上記鉄
心部材１００に対して移動可能に設けられる。なお、可
動部材２００は胴体内部に一対の貫通部２０１，２０２
を備えている。
０の両端側に垂直方向へ一対の周壁部１１１，１１２が
平行に備えられる。周壁部１１１，１１２の内側壁面に
は、磁石板１１１Ａと、磁石板１１２Ａが夫々備えられ
ており、この磁石板１１１Ａ、１１２Ａは対向し合うと
ともに同一極性を有している。可動部材２００は、長方
形状の胴体で構成され、その胴体を鉄心部材より多少小
さい、すなわち、鉄心部材１００の周壁部１１１，１１
２の間の幅より少し小さい幅を有して構成され、上記鉄
心部材１００に対して移動可能に設けられる。なお、可
動部材２００は胴体内部に一対の貫通部２０１，２０２
を備えている。
【００１４】上記一対の貫通部２０１，２０２は、上記
鉄心棒１１３，１１４を収容しながら、所定の駆動空間
を提供することになり、このときに貫通部２０１，２０
２は、鉄心部材１００の周壁部１１１，１１２と並行す
る方向へ所定の幅を、すなわち、可動部材２００をトラ
ッキング方向へ駆動させるための駆動空間を提供すると
ともに、それに交差される方向においては制限を受け
る。すなわち、両貫通部２０１，２０２の間の間隙と鉄
心部材１００の鉄心棒１１３，１１４の間の幅を同一に
有し、可動部材が鉄心棒の両側に設けられる両周壁部を
横切る方向には駆動が限られるようにし、可動部材がフ
ォーカシング又はトラッキング方向にだけ駆動が可能で
あるようにし、可動部材の不必要な駆動を排除して制御
を安定化する。
鉄心棒１１３，１１４を収容しながら、所定の駆動空間
を提供することになり、このときに貫通部２０１，２０
２は、鉄心部材１００の周壁部１１１，１１２と並行す
る方向へ所定の幅を、すなわち、可動部材２００をトラ
ッキング方向へ駆動させるための駆動空間を提供すると
ともに、それに交差される方向においては制限を受け
る。すなわち、両貫通部２０１，２０２の間の間隙と鉄
心部材１００の鉄心棒１１３，１１４の間の幅を同一に
有し、可動部材が鉄心棒の両側に設けられる両周壁部を
横切る方向には駆動が限られるようにし、可動部材がフ
ォーカシング又はトラッキング方向にだけ駆動が可能で
あるようにし、可動部材の不必要な駆動を排除して制御
を安定化する。
【００１５】また、可動部材２００の外周壁には全面的
に回ってフォーカシング駆動コイル２１０を備えるとと
もに、このフォーカシング駆動コイル２１０の適宜位
置、すなわち、可動部材２００の各角部側にトラッキン
グ駆動コイル２２０を備えている。なお、これらフォー
カシング及びトラッキング駆動コイル２１０，２２０
は、別途の制御装置によって撹拌的に供給される電流方
向によって所定の駆動を行う。さらに詳しくは、例えば
フォーカシング駆動コイル２１０にいずれの一方向に電
流が供給されるとその電流方向が直交する方向へ磁力が
生ずることになり、この磁力と鉄心部材の両周壁部の磁
石板の磁束によって垂直運動を得て、可動部材２００は
鉄心棒１１３，１１４に添って鉛直線上に駆動して所定
のフォーカシングを行う。
に回ってフォーカシング駆動コイル２１０を備えるとと
もに、このフォーカシング駆動コイル２１０の適宜位
置、すなわち、可動部材２００の各角部側にトラッキン
グ駆動コイル２２０を備えている。なお、これらフォー
カシング及びトラッキング駆動コイル２１０，２２０
は、別途の制御装置によって撹拌的に供給される電流方
向によって所定の駆動を行う。さらに詳しくは、例えば
フォーカシング駆動コイル２１０にいずれの一方向に電
流が供給されるとその電流方向が直交する方向へ磁力が
生ずることになり、この磁力と鉄心部材の両周壁部の磁
石板の磁束によって垂直運動を得て、可動部材２００は
鉄心棒１１３，１１４に添って鉛直線上に駆動して所定
のフォーカシングを行う。
【００１６】そして、各トラッキング駆動コイル２２０
に制御装置から撹拌的に電流が供給されると、トラッキ
ング駆動コイルと鉄心部材の両周壁部の磁石板の磁束に
よって可動部材２００は鉄心部材１００上で水平方向へ
往復移動しながらトラッキングを制御する。このとき、
可動部材２００は上述のように、貫通孔２０１，２０２
により提供される空間を用いて往復移動を行う。
に制御装置から撹拌的に電流が供給されると、トラッキ
ング駆動コイルと鉄心部材の両周壁部の磁石板の磁束に
よって可動部材２００は鉄心部材１００上で水平方向へ
往復移動しながらトラッキングを制御する。このとき、
可動部材２００は上述のように、貫通孔２０１，２０２
により提供される空間を用いて往復移動を行う。
【００１７】一方、可動部材２００の四角部において、
すなわち、鉄心部材１００の周壁部１１１，１１２に対
向する可動部材の側面部の四方向角部側に磁石片２００
Ａを備えて、この磁石片らによって可動部材２００の復
元力と保持力が提供される。言い換えれば、可動部材が
フォーカシング若しくはトラッキング駆動コイルによっ
て所定方向に調整された後、その調整状態が解除される
と、周壁部の磁石板と可動部材の磁石片らは互いに引寄
せる磁束を有していて可動部材を中立位置に復帰させ、
その復帰された位置をその磁束によって保持する。な
お、可動部材２００の上面部の中央部、すなわち、可動
部材の重さ中心と運動系の重み中心となり得る両貫通部
の間には面積部が提供され、この面積部上に対物レンズ
３００が設けられて構成されている。
すなわち、鉄心部材１００の周壁部１１１，１１２に対
向する可動部材の側面部の四方向角部側に磁石片２００
Ａを備えて、この磁石片らによって可動部材２００の復
元力と保持力が提供される。言い換えれば、可動部材が
フォーカシング若しくはトラッキング駆動コイルによっ
て所定方向に調整された後、その調整状態が解除される
と、周壁部の磁石板と可動部材の磁石片らは互いに引寄
せる磁束を有していて可動部材を中立位置に復帰させ、
その復帰された位置をその磁束によって保持する。な
お、可動部材２００の上面部の中央部、すなわち、可動
部材の重さ中心と運動系の重み中心となり得る両貫通部
の間には面積部が提供され、この面積部上に対物レンズ
３００が設けられて構成されている。
【００１８】次に、第１図及び第２図を参照して光学記
録及び再生装置の対物レンズ駆動手段の作用効果に関し
て説明する。鉄心部材１００上に別途の支持構造なしに
磁束にてその鉄心部材に対して左右又は上下方向に自在
に振動要因、すなわち従来の可動部材が別途の支持構造
によって支持されることにより、その支持構造自体の材
質性質から始める振動要因を完全に排除することにな
り、ひいては可動部材２００が鉄心部材の貫通部２０
１，２０２のいずれの一方向に駆動が限られるように結
合されて不必要な駆動を抑制し、駆動が安定化すること
は勿論その動作が迅速となり、しかも、精密度を高める
ことができる。また、可動部材２００と鉄心部材１００
を別途の保持構造なしに簡単な磁束によってその結合効
果を得ることにより、構造が大変簡素化され、製品を小
型化することができる。なお、対物レンズ３００が運動
系の重み中心となる位置、すなわち、可動部材２００の
重み中心上に設けられて運動系の均衡を保持することに
より、フォーカシング及びトラッキング動作に安定性を
向上させて製品の性能を高めることができる。
録及び再生装置の対物レンズ駆動手段の作用効果に関し
て説明する。鉄心部材１００上に別途の支持構造なしに
磁束にてその鉄心部材に対して左右又は上下方向に自在
に振動要因、すなわち従来の可動部材が別途の支持構造
によって支持されることにより、その支持構造自体の材
質性質から始める振動要因を完全に排除することにな
り、ひいては可動部材２００が鉄心部材の貫通部２０
１，２０２のいずれの一方向に駆動が限られるように結
合されて不必要な駆動を抑制し、駆動が安定化すること
は勿論その動作が迅速となり、しかも、精密度を高める
ことができる。また、可動部材２００と鉄心部材１００
を別途の保持構造なしに簡単な磁束によってその結合効
果を得ることにより、構造が大変簡素化され、製品を小
型化することができる。なお、対物レンズ３００が運動
系の重み中心となる位置、すなわち、可動部材２００の
重み中心上に設けられて運動系の均衡を保持することに
より、フォーカシング及びトラッキング動作に安定性を
向上させて製品の性能を高めることができる。
【００１９】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
動部材の不必要な駆動を抑制し、駆動が安定化すること
は勿論、その動作が迅速でしかも精密度を高めることが
できる等の効果が得られる。
動部材の不必要な駆動を抑制し、駆動が安定化すること
は勿論、その動作が迅速でしかも精密度を高めることが
できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に関する光ピックアップ対物レンズ駆動
装置の斜視図である。
装置の斜視図である。
【図２】本発明の光ピックアップ対物レンズ駆動装置の
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
１００ 鉄心部材 １１１Ａ，１１１Ｂ 磁石板 １１３，１１４ 鉄心棒 ２００ 可動部材 ２００Ａ 磁石片 ３００ 対物レンズ
Claims (3)
- 【請求項１】 平行間隔を空けて配される平板状の磁石
板を備えた一対の鉄心部材の間に、前記磁石板の平板面
に垂直な方向への移動のみを拘束されて磁石板の平板面
に平行な方向に移動自在に支持される可動部材を設けて
なり、 該可動部材には、対物レンズが搭載され、かつ、該対物
レンズを前記磁石板の磁束により生じる電磁力によって
トラッキング方向及びフォーカシング方向にそれぞれ変
位させるトラッキング駆動コイル及びフォーカシング駆
動コイルが前記磁石板に対向して設けられるとともに、
可動部材が中立位置に配されているときに前記磁石板の
トラッキング方向の両端であって、かつフォーカシング
方向の両端でもある位置にそれぞれ対向配置される複数
の磁石片が設けられていることを特徴とする光ピックア
ップ対物レンズの駆動装置。 - 【請求項２】 可動部材の上面中央、すなわち運動系の
中心となる位置へ対物レンズを設けたことを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の光ピックアップ対物レンズ
の駆動装置。 - 【請求項３】 可動部材が鉄心部材の鉄心棒によってト
ラッキングの交差方向にその駆動が限られるようにした
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光ピック
アップ対物レンズの駆動装置。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| KR19911692 | 1991-01-31 | ||
| KR1019910001692A KR920015291A (ko) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 광학기록 및 재생장치의 대물렌즈 구동수단 |
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|---|---|
| JPH05334697A JPH05334697A (ja) | 1993-12-17 |
| JP2580425B2 true JP2580425B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=19310569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP (1) | JP2580425B2 (ja) |
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- 1992-01-31 JP JP4042037A patent/JP2580425B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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|---|---|---|---|
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