JP4682653B2 - オートフォーカス用アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、オートフォーカス用アクチュエータに関し、さらに詳しくは、デジタルカメラや携帯電話などのカメラ付き小型電子機器に用いることができるオートフォーカス用アクチュエータに関する。
デジタルカメラなどにおいて、オートフォーカス、ズームおよび接写を目的として、光軸方向にレンズを移動させることができるオートフォーカス用アクチュエータが使用されている。このようなオートフォーカス用アクチュエータの1つとして、図17および図18に示すようなオートフォーカス用アクチュエータ100を、先に本件出願人が出願した。
このオートフォーカス用アクチュエータ100は、一端にレンズ組立体105が取り付けられた筒状部111を有するホルダ110と;ホルダ110に、ホルダ110の筒状部111の周囲に位置するように固定されたコイル120と;コイル120と対向する永久磁石140を備えたヨーク130と;ホルダ110の筒状部111の光軸方向両側に設けられ、ホルダ110を径方向に位置決めした状態で光軸方向に変位可能に支持する一対の板バネ160U、160Lと;ホルダ110の一端側の板バネ160Uをホルダ110との間で挟持するストッパ170と;ストッパ170およびホルダ110の他端側の板バネ160Lの外側に設けられ、前記一対の板バネ160U、160Lをヨーク130の光軸方向両端面との間でそれぞれ挟持するとともに、少なくともホルダ110に取り付けられたレンズ組立体105に対応する部分にそれぞれ開口を有する一対の支持枠であるカバー180、ベース185と;ストッパ170と一体となったホルダ110の光軸方向の変位を制限するために、カバー180の開口の周縁から突出した複数の突出部183とを備える。
オートフォーカス用アクチュエータ100は、コイル120に通電することにより、永久磁石140の磁界とコイル120に流れる電流による磁界の相互作用により、ホルダ110に取り付けられたレンズ組立体105を光軸方向に位置調節可能にした。
オートフォーカス用アクチュエータ100の外形寸法は、縦約10mm、横約10mm、厚さ約5mmである。
しかしながら、上記オートフォーカス用アクチュエータ100では、小型電子機器を使用する高さから地面へと落下する場合、ホルダ110と一体となったストッパ170が突出部と接触することによって、ホルダ110に加えられる衝撃により、例えば、板バネ160U、160Lの変形および部材間の接着面のはく離などのオートフォーカス用アクチュエータ100の破損が発生するという問題がある。
本発明は、この問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、耐衝撃性を向上させるために、ストッパと一体となったホルダの衝撃緩和手段を形成したオートフォーカス用アクチュエータを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明のオートフォーカス用アクチュエータは、一端にレンズ組立体が取り付けられる筒状部を有するホルダと、
前記ホルダに、該ホルダの前記筒状部の周囲に位置するように固定されたコイルと、
前記コイルと対向する永久磁石を備えたヨークと、
前記ホルダの筒状部の光軸方向両側に設けられ、前記ホルダを径方向に位置決めした状態で光軸方向に変位可能に支持する一対の板バネと、
前記ホルダの一端側の板バネを前記ホルダとの間で挟持するストッパと、
前記ストッパおよび前記ホルダの他端側の板バネの外側にそれぞれ設けられ、前記一対の板バネを前記ヨークの光軸方向両端面との間でそれぞれ挟持するとともに、少なくとも前記ホルダに取り付けられたレンズ組立体に対応する部分にそれぞれ開口を有する一対の支持枠と、
前記ストッパと一体となった前記ホルダの光軸方向の変位を制限するために、前記ホルダの一端側にある一方の支持枠の開口の周縁から突出した複数の突出部とを備え、
前記コイルに通電することにより、前記永久磁石の磁界と前記コイルに流れる電流による磁界との相互作用により、前記ホルダに取り付けられたレンズ組立体を光軸方向に位置調節可能にしたオートフォーカス用アクチュエータにおいて、
前記ホルダの過度の変位により、前記ホルダと一体となった前記ストッパが前記突出部と接触することによって、前記ホルダに加えられる衝撃を緩和する衝撃緩和手段を前記一方の支持枠にさらに設けたことを特徴とする。
以上のような構成を有するオートフォーカス用アクチュエータによれば、オートフォーカス用アクチュエータが用いられている電子機器の落下の際に、衝撃緩和手段は、ホルダと一体となったストッパが突出部と接触することによってホルダに加えられる衝撃を緩和させる。これにより、オートフォーカス用アクチュエータの破損を防止し、オートフォーカス用アクチュエータの耐衝撃性を向上させることができる。
また、本発明のオートフォーカス用アクチュエータでは、前記衝撃緩和手段は、一端が前記一方の支持枠の開口の周縁から突出し、他端が前記一方の支持枠に支持される片持ち梁状態の弾性片からなり、前記一端は、前記ホルダと一体となった前記ストッパが前記突出部に接触する前に、前記ストッパに接触するようになっていることが好ましい。
これにより、弾性片がストッパと一体となったホルダの運動エネルギーを吸収し、突出部に接触する際にストッパと一体となったホルダに加えられる衝撃を緩和させることができる。
また、本発明のオートフォーカス用アクチュエータでは、前記弾性片および前記突出部は、それぞれ前記開口の周縁方向に等間隔にかつ交互に少なくとも3個形成されていることが好ましい。
これにより、前記突出部および前記衝撃緩和手段は、複数の位置でホルダの光軸方向の変位を制限するとともに衝撃を緩和させることができる。
また、本発明のオートフォーカス用アクチュエータでは、前記弾性片は、前記一方の支持枠に一体に形成されていることが好ましい。
これにより、加工工程および部品数を増やすことなく、衝撃緩和手段を一方の支持枠に形成することができる。
また、本発明のオートフォーカス用アクチュエータでは、前記一方の支持枠は、液晶ポリマーからなることが好ましい。
これにより、靭性に優れた衝撃緩和手段を実現することができる。
また、本発明のオートフォーカス用アクチュエータでは、前記衝撃緩和手段は、前記複数の突出部の少なくとも1つのホルダ側の面に取り付けられた弾性体からなることが好ましい。
これによっても、弾性体がストッパと一体となったホルダの運動エネルギーを吸収し、突出部に接触する際にストッパと一体となったホルダに加えられる衝撃を緩和させることができる。
上述したおよびその他の本発明の構成、作用および効果は、図面を参照して行う以下の基本構成および好適実施形態の説明からより明らかとなるであろう。
以下、添付図面に基づいて、先ず、本発明が適用可能なオートフォーカス用アクチュエータの一例として、オートフォーカスを目的とし、光軸方向にレンズを移動させることができるオートフォーカス用アクチュエータの基本構成について説明する。
図1は、本発明のオートフォーカス用アクチュエータの斜視図である。図2は、図1に示すオートフォーカス用アクチュエータの分解斜視図である。図3は、図1に示すオートフォーカス用アクチュエータの断面概略図である。
オートフォーカス用アクチュエータの基本構成は、図1、図2および図3に示すように、一端にレンズ組立体5が取り付けられる筒状部11とその筒状部11の他端の外周に設けられたフランジ部12とを有するホルダ10と;ホルダ10のフランジ部12に、筒状部11の周囲に間隔をおいて設けられたコイル20と;ホルダ10の筒状部11が挿通する挿通孔35を有する内筒部31と、内筒部31の外側に所定間隔をおいて設けられた外筒部32と、内筒部31および外筒部32のホルダ10のフランジ部12とは反対側の端部が一体に連結する連結部34とを有し、内筒部31と外筒部32との間にある所定間隔のスペースにコイル20を収容するように構成された円形状のヨーク30と;円形状のヨーク30の外筒部32の内周面の磁石取付面33にコイル20と間隔を置いて対向するように配置された複数の永久磁石40と;永久磁石40の円形状のヨーク30の連結部34と反対側の面に当接した状態で、永久磁石40を連結するように配置された磁性部材50と;ホルダ10の筒状部11の光軸方向両側に設けられ、ホルダ10を径方向に位置決めした状態で光軸方向に変位可能に支持する上側板バネ60Uおよび下側板バネ60Lからなる一対の板バネ60と;上側板バネ60Uを、ホルダ10との間で挟持するように、ホルダ10と嵌合するストッパ70と;ストッパ70および下側板バネ60Lのそれぞれの光軸方向外側に設けられ、板バネ60をヨーク30の光軸方向両端面との間でそれぞれ挟持するとともに、少なくともホルダ10に取り付けられるレンズ組立体5に対応する部分にそれぞれ開口80a、85aを有する一対の支持枠をなすカバー80およびベース85と;下側板バネ60Lとベース85との間に、コイル20に電力を供給するために設けられたシート状電極90と;から構成されている。
以下、各構成部材の詳細について説明する。なお、本明細書においては、上及び下の文言を適宜使用するが、各部材の説明において、図2に示す矢印の向きを上方向とし、この矢印の逆の向きを下方向とする。
ホルダ10は、合成樹脂からなる成型品であり、図2に示すように一端(上端)にレンズ組立体5が取り付けられる円筒状の筒状部11とその筒状部11の他端(下端)の外周に一体に設けられた円形のフランジ部12とを有する。図3に示すように、ホルダ10の筒状部11は中空になっており、その上部の内周面には、レンズ組立体5の外周に形成された雄ネジ部と螺合するための雌ネジ部が形成されている。また、フランジ部12の上面(筒状部11側の面)の周縁部には、コイル20を位置決めした状態で接着するための段部12aが設けられている(図3参照)。また、図2に示すようにフランジ部12の下面には、下側板バネ60Lを位置決めかつ装着するための、リング状の凸部(段部)15が同心状に形成されている。この凸部15には、光軸方向に延出する3本の細い突起13が等間隔で凸部15と一体に形成されている。
コイル20は、図3に示すように、ホルダ10のフランジ部12の上面の段部12aに、ホルダ10の筒状部11の周囲と間隔を置くようにして設けられている。本基本構成では、コイル20は、表面を被覆した銅線を、10回巻の層と9回巻の層とを交互に積層する異数巻きによって形成され、その断面は円形状をなす空芯コイルである。また、このコイル20は、その巻き線の両端の引き出し部21がフランジ部12側に位置するように巻かれている。このようなコイル20がホルダ10のフランジ部12の上面の段部12aに接着剤により固定されている。なお、本基本構成ではコイル20は、以上のような空芯コイルに限られず、筒状部11に直接コイルを巻回したものであってもよい。
図4に示されているように、ヨーク30は、ホルダ10の筒状部11が挿通する挿通孔35を有する円筒状の内筒部31と、内筒部31の外側に所定間隔をおいて設けられた円筒状の外筒部32と、内筒部31と外筒部32のホルダ10のフランジ部12と反対側の端部が一体に連結する連結部34とを有し、内筒部31と外筒部32との間にある所定間隔のスペースにコイル20を収容するように構成されている。
このヨーク30は、例えば、磁性材料である鉄の表面をニッケルメッキしたものからなる。ホルダ10の筒状部11を、光軸方向に移動可能な状態で内筒部31の挿通孔35に挿入するために、内筒部31の挿通孔35の直径は、ホルダ10の筒状部11の外周面の直径より大きく、ホルダ10のフランジ部12の周縁部の直径よりは小さくなるように形成されている。
また、図2ないし図4に示すように、連結部34を基準とした内筒部31の光軸方向の高さは、外筒部32の光軸方向の高さより低くなるように形成されている。
図3に示すように、外筒部32の内周面の磁石取付面33には、コイル20と間隔を置いて対向するように複数(4片)の永久磁石40が配置されている。なお、磁石取付面33は、以上のようなヨーク30の外筒部32の内周面に設けられていることに限られず、内筒部31の外周面に設けられてもよい。
これらの永久磁石40は、それぞれ、磁石取付面33の形状に沿うように略90度の円弧状に湾曲した永久磁石から形成されている。これらの永久磁石40は、ネオジウム磁石からなり、例えば、磁石取付面33に当接する側の曲面をS極、その曲面と略対向する曲面をN極となるように磁化されている。これらの円弧状に湾曲した永久磁石40が円形状のヨーク30に取り付けられることによって、ヨーク30の内筒部31の外周面はS極となり、円弧状に湾曲した永久磁石40から内筒部31に向かう磁界が形成される。永久磁石40と内筒部31の外周面との間のスペースに位置するコイル20に通電した際に、コイル20には永久磁石40による磁界とコイル20を流れる電流により発生する磁界との相互作用により、光軸方向の力が作用し、ホルダ10を光軸方向に移動させることが可能になる。なお、永久磁石の個数は4片に限定されることなく、それ以外の複数個の永久磁石でもよく、また1個の例えばC字状の永久磁石を使用してもよい。
ところで、以上のようなヨーク30では、図5中に示されている矢印のように、ヨーク30の連結部34と反対側の開放部において、隣接する永久磁石40間の下方に磁束が漏れてしまう。この磁束の漏れを防ぐ防止手段を設けることによって、ホルダ10の駆動力を増加させることができる。
この磁束漏れの防止手段として、永久磁石40の下側端面(ヨーク30の連結部34と反対側の面)に当接した状態で永久磁石40を連結するように磁性部材50を配置している。この磁性部材50を設けることによって、図6に示すように、下方に漏れる磁束を減少させ、永久磁石40からヨーク30の内筒部31に向かう磁束が増加するようにしている。図7に示すように、本基本構成では、円形リング状の磁性部材50を使用する。図6に示すように、この磁性部材50は、永久磁石40に吸着させた上でそれらと接着剤で固定されている。磁性部材50の幅は、各円弧状に湾曲した永久磁石40の半径方向の厚さに等しくなっている。これにより、ヨーク30に収容されるコイル20の配置を妨げることがない。また、磁性部材50の開放部側の面は、取り付けられた状態で、ヨーク30の外筒部32の端面より下側に位置するようになっており、ヨーク30の外筒部32の端面に接着される下側板バネ60Lの取り付けを妨げることがない。なお、磁性部材50の開放部側の面をヨーク30の外筒部32の端面と光軸方向に同じ位置となるようなサイズに構成し、取り付けることによって、磁性部材50の開放部側の面も下側板バネ60Lと当接し、接着面として利用することができる。
また、ヨーク30の磁石取付面33と連結部34とがなす角部の形状と、永久磁石40の対応する角部の形状とが異なるため、ヨーク30の磁石取付面33に、永久磁石40の対応する面が面接触できない場合があり、磁気効率の低下を生じる。このような場合に、ヨーク30の連結部34と永久磁石40の上面との間に、磁性部材50を挟み込むことによって、ヨーク30の角部の形状の影響をうけることなく、永久磁石40の対応する面をヨーク30の磁石取付面33に面接触させることができる。
磁性部材50は、鉄、ニッケル、コバルトおよびそれらの合金からなる磁性材料から形成され、本基本構成では冷間圧延鋼板を使用している。
なお、1個の例えばC字状の永久磁石を使用する場合も同様に、永久磁石の下側端面に当接した状態で磁性部材50を配置することによって、円周方向の端面間の下方に漏れる磁束を減少させることができる。
図8に示すように、各板バネ(上側板バネ60U、下側板バネ60L)は、金属の薄板からなり、内環部61と、内環部61と所定の間隔をおいて設けられた外環部62と、内環部61と外環部62とを接続する複数の連結部63とを有するジンバルバネ状に形成されている。外環部62が固定された状態で、内環部61に荷重がかかった場合、連結部63が弾性変形することによって、内環部61が接着されるホルダ10を径方向に位置決めした状態で光軸方向に変位可能に支持する。
ホルダ10の上面には、組立の際、上側板バネ60Uを位置決めするための段部16が形成されている。この段部16の横断面形状は、内環部61の内周縁とほぼ同じ形状を有している。ホルダ10の上面に上側板バネ60Uの内環部61が段部16と嵌合した状態で載置され、さらにその上にストッパ70が取り付けられることによって、内環部61はホルダ10の上面とストッパの下面との間に挟持された状態でホルダ10に接着される。また、外環部62は、カバー80の下面とヨーク30の連結部34の上面との間で挟持された状態でカバー80およびヨーク30に接着される。
前述したように、ホルダ10のフランジ部側端部、すなわちフランジ部12の下面にも、組立の際、下側板バネ60Lを位置決めするための段部15が形成されており、その横断面形状は内環部61の内周縁と同じ形状を有しており、内環部61が位置決めされた状態で接着される。また、外環部62は、円形状のヨーク30の外筒部32の端面とベース85の上面との間で挟持された状態でベース85およびヨーク30に接着される。
図3に示すように、シート状電極90は、コイル20に電力を供給するために、下側板バネ60Lとベース85との間に設けられている。図9に示すように、シート状電極90は、ポリイミドのシート材からなる略円形リング状に形成したリング状部91と、リング状部91から径方向外側に延出する延出部92とを有する。
シート状電極90の一面には、銅からなる端子部93が延出部92からリング状部91にかけて2本設けられている。また、リング状部91において、2本の端子部93の先端間に、後述するダミーワイヤー23をはんだ付けするためのダミー端子部95が設けられている。
さらに、シート状電極90の他面には、シート状電極90を、下側板バネ60Lの外環部62の下面に接着するための粘着層(図示せず)が、リング状部91と、延出部92のリング状部91との接続部近傍と、延出部92の先端部近傍とに設けられている。
さらに、延出部92は、後述するベース85の挿通孔88を通して、支持枠の外部に延出し、センサー基板(図示せず)に接続される。挿通孔88に延出部92を挿通するために、リング状部91に対して延出部92を略90度折り曲げる必要がある。この折り曲げによって、延出部92の端子部93が破損することを防ぐため、延出部92の端子部93の上にポリイミドからなるカバーフィルム94が設けられている。
シート状電極90のリング部91上に設けられた端子部93にコイル20の引き出し部21の先端をはんだ付けすることでコイル20に電力を供給することができる。しかし、ホルダ10が変位することによって引き起こされる引き出し部21と他の部材との好ましくない接触および、はんだ付けされた先端部の応力集中が生じる。そこで、図10に示すようにコイル20の巻き線の両側の引き出し部21を、ホルダ10のフランジ部12の下面の段部15に設けられた3本の細い突起13に巻き付けた上で、引き出し部21の先端がシート状電極90の端子部93にはんだ付けされる。
これらの突起13は、組立状態で、後述するベース85の底板部86の上面に接触しない程度の高さを有する円筒形状をなしている。
引き出し部21は、コイル20からフランジ部12の縁部に設けられている凹部14(図12参照)を通して、フランジ部12の下面側に延出され、突起13に巻き付けられる。
突起13とはんだ付け部22との間にある引き出し部21は、ホルダ10の変位しても、引張応力が生じないように、たるみを持たせた状態で取り付けられている。
さらに、本基本構成では、図11に示すように、ホルダ10の突起13に引き出し部21が巻き付けられる部分と、シート状電極90の端子部93に引き出し部21の先端がはんだ付けされたはんだ付け部22とを包み込むように応力緩和剤24が設けられている。これにより、引き出し部21の一部に応力が集中することを防ぐことができる。
さらに、図12に示すように、突起13は、フランジ部12の下面に、フランジ部12の周方向にほぼ等間隔で3つ設けられている。3つの突起13は、それぞれフランジ部12の下面に接着される下側板バネ60Lの内環部61の内縁にある略半円状の凹部66(図8参照)の位置に挿入される。
3つの突起13のうち2つにコイル20の引き出し部21を巻き付けられている。残りの1つには、バランス保持手段が設けられている。
このバランス保持手段は、コイル20の巻き線と同じワイヤーを用いたダミーワイヤー23からなる。ダミーワイヤー23の一端は突起13に巻き付けられ、他端はシート状電極90のダミー端子部95にはんだ付けされる。これにより、ホルダ10のバランスを保つことができ、安定した姿勢で動作可能となる。
ダミーワイヤー23にも、突起13に巻き付けられた部分とはんだ付け部22とを包み込むように応力緩和剤24が設けられており、ダミーワイヤー23の一部に応力が集中することを防ぐとともにホルダ10のバランスを保つことができる。
なお、本基本構成にあっては、以上のようなシート状電極90を使用する代わりに、例えば、ホルダ10の変位に伴って変位しない下側板バネ60Lの外環部62の下面(ホルダ10と反対側の面)の一部に、絶縁材を介して、電源部と接続する端子部を形成し、そこにコイル20の引き出し部21の端部を接続するようにしてもよい。
図13に示すように、ストッパ70はリング状に成形された合成樹脂からなる。このストッパ70は、上側板バネ60Uの内環部61をホルダ10との間に挟持した状態で接着される。
3個の開口71の縁部の一部は、上側板バネ60Uの内環部61の外縁にある略半円状の凹部65(図8参照)の形状と一致するように位置決めされた状態で組み立てられる。したがって、上面側から開口71および略半円状の凹部65を通して、ホルダ10の筒状部11とヨーク30の内筒部31との間隔を確認することができる。
図2に示すように、上側板バネ60Uの外環部62の一部をヨーク30の連結部34との間に挟持するように組み立てられるカバー80は、開口80aを有する略長方形状の上板部81とその上板部81の角部に、上板部81に対して垂直かつ下向きにそれぞれ設けられている柱部82とを有する。
ベース85は、下側板バネ60Lの外環部62の一部をヨーク30の外筒部32の端面との間に挟持するように組み立てられる。また、ベース85は、開口85aを有する略長方形状の底板部86とその底板部86の角部に、底板部86に対して垂直かつ上向きにそれぞれ設けられている柱部87とを有する。
それぞれ対応する位置にあるカバー80の柱部82とベース85の柱部87とは嵌合するようになっており、組立の際、容易に位置決めした状態で接着することができる。
図14に示すように、カバー80の開口80aの内縁には、3つの略三角形状の凸部80bが設けられている。これにより、ストッパ70の外縁に設けられた3つの略三角形状の凹部72(図13参照)と隙間がある状態で嵌合するようにそれぞれ配置されている。これにより、ストッパ70と接着されているホルダ10の円周方向の回転を制限するため、板バネ60の連結部63の塑性変形、部材間の接着面のはく離、コイル20の引き出し部21の破断などといった問題を引き起こすことなく、レンズ組立体5をホルダ10に容易に螺合することができる。
また、ストッパ70の外縁の上方には、開口80aから径方向内向きに突出した突出部83が設けられている。例えば、落下等の衝撃などによりホルダ10に大きな力が加わっても、この突出部83がストッパ70に当接することによって、ホルダ10の変位を制限する。これにより、ホルダ10を支持している板バネ60の連結部63の塑性変形、部材間の接着面のはく離、コイル20の引き出し部21の破断などを防ぐことができる。
図2に示すように、ベース85の底板部86には、組立の際に、シート状電極90の延出部92を挿通するための挿通孔88が設けられている。
さらに、ベース85の底板部86の開口85a近傍に、突起89が周方向にほぼ等間隔に3つ設けられている。(図3参照)組立状態では、その先端はホルダ10のフランジ部12の下面に接着されている下側板バネ60Lの連結部63に当接する。突起89の高さは、ベース85の底板部86上面から下側板バネ60Lまでの距離より長いため、ホルダ10は、上に変位した状態となる。これにより、支持している各板バネ60には下向きの弾性力が働き、ホルダ10には常にバックテンションが働いている状態となっている。
また、図2に示すように、ベース85の底板部86には、円形の開口86aがほぼ等間隔に3つ設けられている。これらの開口86aを通じて、シート状電極90上のはんだ付け部22の状態を検査することができる。
以下、本基本構成のオートフォーカス用アクチュエータの組立手順について説明する。
[1] ホルダ10のフランジ部12の上面の段部12aにコイル20を接着剤で固定する。
[2] 次に、ヨーク30の磁石取付面33に4片の永久磁石40を所定位置に位置決めした後、接着剤で固定する。その状態で、これらの永久磁石40の下端面に磁性部材50を吸着させて接着剤で固定する。
[3] 次に、コイル20が固定されたホルダ10と、以上の磁性部材50が装着されたヨーク30とを組み付ける。この際、ホルダ10の筒状部11は、ヨーク30の内筒部31の挿通孔35に挿通され、コイル20はヨーク30の内筒部31の外周面と永久磁石40との間のスペースに収容されるようにホルダ10およびヨーク30を配置する。
[4] [3]の状態でホルダ10の上下の段部15および16にそれぞれ各板バネ60の内環部61を嵌合させて接着剤で固定する。
[5] [4]で接着された上側板バネ60Uの上面に、筒状部11の上面との間で上側板バネ60Uの内環部61を挟持した状態でストッパ70を接着剤で固定する。
[6] [4]で接着された下側板バネ60Lの外環部62に、接着層を介してシート状電極90のリング状部91を接着する。
[7] コイル20の引き出し部21およびダミーワイヤー23をホルダ10の突起13に巻き付けた上で、その先端を[6]で接着されたシート状電極の端子部93およびダミー端子部95にはんだ付けする。また、突起13に巻き付けた部分およびはんだ付け部22には応力緩和剤24を塗布する。
[8] 各板バネ60の外環部62をヨーク30との間で挟持するように、[7]までに組み立てられた部品にカバー80およびベース85を取り付け、ヨーク30とカバー80との間に上側板バネ60Uの外環部62を、ヨーク30の外筒部32の下端面とベース85との間に下側板バネ60Lの外環部62をそれぞれ接着する。この時、シート状電極90の延出部92をベースの挿通孔88を通して外部に延出させた状態となるようにする。
[9] [8]までに組み立てられた部品の一部であるホルダ10のネジ部にレンズ組立体5を螺合させる。
以下、上記基本構成のオートフォーカス用アクチュエータの作用について説明する。
図3において、磁界の向きが永久磁石40からヨーク30の内筒部31方向とする。ホルダ10が初期位置にある状態で、上方からコイル20を見たときに反時計回りに電流が流れるとコイル20すなわちホルダ10には上向きの電磁力が生じる。この電磁力と、ホルダ10の変位に応じて変化する板バネ60の弾性力とがつりあう状態となるまで、ホルダ10は変位する。電磁力はコイル20に流れる電流の量によって制御されるので、ホルダ10すなわちレンズ組立体5を任意の位置に変位させることができる。本基本構成のオートフォーカス用アクチュエータのコイル20に流れる電流の量から得られるレンズ組立体5の位置情報と、オートフォーカス用アクチュエータの下方に位置する検出素子(図示せず)で検出される画像情報とを所定のオートフォーカスアルゴリズムを備える演算部で高速演算し、その結果に基づいてコイル20に流れる電流を制御することによって、オートフォーカスが可能となる。
以下、本発明に係るオートフォーカス用アクチュエータ1のカバーの好適実施形態について詳細に説明する。
上記の基本構成では、小型電子機器を使用する高さから地面への落下する場合、ホルダ10に加わる加速度により、ホルダ10が過度に変位する。これにより、ホルダ10と一体となったストッパ70が突出部83(第1変位制限手段)と接触することによって、ホルダ10に衝撃が加わり、板バネ60の変形およびコイル20がホルダ10からはく離するといったオートフォーカス用アクチュエータ1の破損が発生するという問題がある(図3、図14参照)。
そのような問題に鑑み、本件発明者は、耐衝撃性を向上させるために、衝撃緩和手段(第2変位手段)をさらに備えたカバーを考案した。このようなカバーの好適な実施形態として、図15、図16に示すようなカバー80がある。
本実施形態では、ホルダ10と一体となったストッパ70が突出部83と接触することによって、ホルダ10に加えられる衝撃を緩和する衝撃緩和手段84を支持枠であるカバー80に設けた。図15および図16に示すように、衝撃緩和手段84は、一端84bがカバー80の開口80aの周縁から突出し、他端がカバー80に支持される片持ち梁状態の弾性片84aからなる。
また、一端84bのホルダ10(ストッパ70)側の面は、突出部83のホルダ10側の面より光軸方向にホルダ10に近くなるように形成される。両面の光軸方向の位置の差(図16中のD)は、0.05mmとなっている。言い換えると、弾性片84aの一端84bは、ホルダ10と一体となったストッパ70が突出部83に接触する前に、ストッパ70に接触するようになっている。弾性片84aは、ホルダ10に支持されている部分から一端84bに向かって徐々に断面積が漸減する形状を有することによって、好適な弾性特性を有することができる。
これにより、弾性片84aは、ストッパ70と一体となったホルダ10の運動エネルギーを吸収し、突出部83に接触する際に、ストッパ70と一体となったホルダ10に加えられる衝撃を緩和することができる。
また、本実施形態では、図15に示すように、衝撃緩和手段84および突出部83は、開口80aの周縁方向に等間隔に少なくとも3個形成されている。衝撃緩和手段84および突出部83は、それぞれ隣り合う位置に配置される。
また、弾性片84aは、射出成型によって、カバー80に一体に形成される。これにより、加工工程および部品数を増やすことなく、衝撃緩和手段84をカバー80に形成することができる。
また、カバー80は、液晶ポリマーからなる。そのため、カバー80と一体に形成される弾性片84aも液晶ポリマーからなり、衝撃を吸収するために十分な靭性を得ることができる。
また、衝撃緩和手段(第2変位制限手段)の変形例として、複数の突出部83の少なくとも1つのホルダ10側の面に弾性体に取り付ける(図示せず)。弾性体はシリコン樹脂、シリコンゴムなどからなる。また、弾性体は光軸方向に所定の厚みを有する。したがって、弾性体の突出部83に取り付けられた面と反対側の面(ホルダ10側の面)は、突出部83のホルダ10側の面より、光軸方向にホルダ10(ストッパ70)に近くなるように設けられる。言い換えると、弾性片84aの一端84bは、ホルダ10と一体となったストッパ70が突出部83に接触する前に、ストッパ70に接触するようになっている。
これによっても、弾性体がストッパ70と一体となったホルダ10の運動エネルギーを吸収し、突出部83に接触する際にストッパ70と一体となったホルダ10に加えられる衝撃を緩和させることができる。
以上、説明した本発明の好適実施形態にかかるオートフォーカス用アクチュエータ1によれば、衝撃緩和手段84は、オートフォーカス用アクチュエータ1が用いられている小型電子機器が使用されている高さから地面への落下する際に、ホルダ10と一体となったストッパ70が突出部83と接触することによって、ホルダ10に加えられる衝撃を緩和させる。これにより、オートフォーカス用アクチュエータ1の耐衝撃性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、衝撃緩和手段84および突出部83は、開口80aの周縁方向に等間隔に少なくとも3個形成されている場合について説明したが、これに限られることなく、例えば、4個以上の衝撃緩和手段および突出部を形成してもよい。
また、本実施形態では、弾性片84aは、カバー80に一体に形成される場合について説明したが、これに限られることなく、例えばカバーとは別部材の金属板に弾性片を形成し、カバーの開口に取り付けてもよい。
また、本実施形態では、カバー80は液晶ポリマーからなる場合について説明したが、これに限られることなく、様々な衝撃力に対応できるように、例えばポリカーボネート、ポリエチレンをなど使用してもよい。
また、本発明のもう一つの実施形態として、上記実施形態において、ストッパ70が存在しない場合を説明する。このような場合では、筒状部11の上面に、上側板バネ60Uの内環部61を接着剤で固定してもよい。また、ホルダ10がストッパ70と一体の部材となっていてもよい。上記実施形態と同様に、ホルダ10の変位を制限するために、カバー80の開口80aの周縁から第1変位制限手段として突出部83が突出している。さらに、ホルダ10に加えられる衝撃を緩和するために、カバー80に、第2変位制限手段として衝撃緩和手段84を設けられている。衝撃緩和手段84は、前述した開口80aの周縁に一体に設けられた弾性片84aおよび突出部83の変位部側に取り付けられる弾性体からなる。
衝撃緩和手段84は、オートフォーカス用アクチュエータ1が用いられている小型電子機器が使用されている高さから地面への落下する際に、ホルダ10または上側板バネ60Uが突出部83に接触することによってホルダ10に加えられる衝撃を緩和させる。これにより、オートフォーカス用アクチュエータ1の耐衝撃性を向上させることができる。
また、本発明のもう一つの実施形態では、ホルダ10、コイル20、一対の板バネの内環部61およびストッパ70を、光軸方向に変位する変位部と考えることができる。変位部には、レンズ組立体5が取り付けられる。また、カバー80およびベース85をケーシングと考えることができる。なお、カバー80に形成された開口80aに光軸方向に変位可能な状態で変位部が挿通されている。変位部の変位を制限するために、カバー80の開口80aの周縁から突出部83が突出している。変位部が突出部83と接触することによって、変位部に加えられる衝撃を緩和するために、カバー80に衝撃緩和手段84が設けられている。
衝撃緩和手段84は、前述した開口80aの周縁に一体に設けられた弾性片84aおよび突出部83の変位部側に取り付けられる弾性体からなる。衝撃緩和手段84は、オートフォーカス用アクチュエータ1が用いられている小型電子機器が使用されている高さから地面への落下する際に、変位部が突出部83と接触することによって変位部に加えられる衝撃を緩和させる。これにより、オートフォーカス用アクチュエータ1の耐衝撃性を向上させることができる。
本発明のオートフォーカス用アクチュエータの斜視図である。 図1に示すオートフォーカス用アクチュエータの分解斜視図である。 図1に示すオートフォーカス用アクチュエータの断面概略図である。 円形ヨークを示す斜視図である。 ヨークの断面図であって、永久磁石のみを取り付けた場合の磁界の様子を示す。 ヨークの断面図であって、永久磁石および磁性部材を取り付けた場合の磁界の様子を示す。 円形リング状の磁性部材を示す斜視図である。 板バネの平面図である。 シート状電極の平面図である。 オートフォーカス用アクチュエータの断面概略図の一部であって、コイルの引き出し部をシート状電極に接続した状態を示す。 図10におけるAの部分拡大図である。 ホルダのフランジ部と、コイルの引き出し部と、シート状電極の位置関係を示す平面図である。 ストッパの平面図である。 カバーの開口とストッパの位置関係を示す平面図である。 本発明の好適実施形態のカバーの斜視図である。 本発明の好適実施形態のカバーの断面図である。 従来のオートフォーカス用アクチュエータの斜視図である。 従来のオートフォーカス用アクチュエータの断面概略図である。
符号の説明
1 オートフォーカス用アクチュエータ
5 レンズ組立体
10 ホルダ
11 筒状部
12 フランジ部
12a 段部
13 突起
14 凹部
15 凸部(段部)
16 段部
20 コイル
21 引き出し部
22 はんだ付け部
23 ダミーワイヤー
24 応力緩和剤
30 ヨーク
31 内筒部
32 外筒部
33 磁石取付面
34 連結部
35 挿通孔
40 永久磁石
50 磁性部材
60 板バネ
60U 上側板バネ
60L 下側板バネ
61 内環部
62 外環部
63 連結部
65 内環部外縁の凹部
66 内環部内縁の凹部
70 ストッパ
71 開口
72 略三角形状の凹部
80 カバー
80a 開口
80b 凸部
81 上板部
82 柱部
83 突出部
84 衝撃緩和手段
84a 弾性片
84b 一端
85 ベース
85a 開口
86 底板部
86a 開口
87 柱部
88 挿通孔
89 突起
90 シート状電極
91 リング状部
92 延出部
93 端子部
94 カバーフィルム
95 ダミー端子部
100 オートフォーカス用アクチュエータ
105 レンズ組立体
110 ホルダ
111 筒状部
120 コイル
130 ヨーク
140 永久磁石
160U 上側板バネ
160L 下側板バネ
170 ストッパ
180 カバー
183 突出部
185 ベース

Claims (6)

  1. 一端にレンズ組立体が取り付けられる筒状部を有するホルダと、
    前記ホルダに、該ホルダの前記筒状部の周囲に位置するように固定されたコイルと、
    前記コイルと対向する永久磁石を備えたヨークと、
    前記ホルダの筒状部の光軸方向両側に設けられ、前記ホルダを径方向に位置決めした状態で光軸方向に変位可能に支持する一対の板バネと、
    前記ホルダの一端側の板バネを前記ホルダとの間で挟持するストッパと、
    前記ストッパおよび前記ホルダの他端側の板バネの外側にそれぞれ設けられ、前記一対の板バネを前記ヨークの光軸方向両端面との間でそれぞれ挟持するとともに、少なくとも前記ホルダに取り付けられたレンズ組立体に対応する部分にそれぞれ開口を有する一対の支持枠と、
    前記ストッパと一体となった前記ホルダの光軸方向の変位を制限するために、前記ホルダの一端側にある一方の支持枠の開口の周縁から突出した複数の突出部とを備え、
    前記コイルに通電することにより、前記永久磁石の磁界と前記コイルに流れる電流による磁界との相互作用により、前記ホルダに取り付けられたレンズ組立体を光軸方向に位置調節可能にしたオートフォーカス用アクチュエータにおいて、
    前記ホルダの過度の変位により、前記ホルダと一体となった前記ストッパが前記突出部と接触することによって、前記ホルダに加えられる衝撃を緩和する衝撃緩和手段を前記一方の支持枠にさらに設けたことを特徴とするオートフォーカス用アクチュエータ。
  2. 前記衝撃緩和手段は、一端が前記一方の支持枠の開口の周縁から突出し、他端が前記一方の支持枠に支持される片持ち梁状態の弾性片からなり、前記一端は、前記ホルダと一体となった前記ストッパが前記突出部に接触する前に、前記ストッパに接触するようになっている請求項1に記載のオートフォーカス用アクチュエータ。
  3. 前記弾性片および前記突出部は、それぞれ前記開口の周縁方向に等間隔にかつ交互に少なくとも3個形成されている請求項2に記載のオートフォーカス用アクチュエータ。
  4. 前記弾性片は、前記一方の支持枠に一体に形成されている請求項2または3のいずれかに記載のオートフォーカス用アクチュエータ。
  5. 前記一方の支持枠は、液晶ポリマーからなる請求項1ないし4のいずれかに記載のオートフォーカス用アクチュエータ。
  6. 前記衝撃緩和手段は、前記複数の突出部の少なくとも1つのホルダ側の面に取り付けられた弾性体からなる請求項1に記載のオートフォーカス用アクチュエータ。
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