JPH10293238A - 衝撃吸収機構を備えたレンズ鏡筒 - Google Patents

衝撃吸収機構を備えたレンズ鏡筒

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JPH10293238A
JPH10293238A JP9114235A JP11423597A JPH10293238A JP H10293238 A JPH10293238 A JP H10293238A JP 9114235 A JP9114235 A JP 9114235A JP 11423597 A JP11423597 A JP 11423597A JP H10293238 A JPH10293238 A JP H10293238A
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lens
filter
lens barrel
ring
annular
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JP9114235A
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Isao Soshi
功 曽雌
Yasushi Yoshibe
耕史 吉部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鏡筒を長くしないでかつレンズの径を大きく
しないで衝撃吸収機構を構成でき、また衝撃力吸収のた
め付勢部材の付勢力が撮影レンズ毎に変わることを防止
できるレンズ鏡筒を提供する。 【解決手段】 このレンズ鏡筒は、筒状部材16と、筒
状部材に係合し、第1の光学部材L1を保持する保持部
材11と、筒状部材と保持部材との間に光軸p方向の位
置調整のために配置された調整部材14と、筒状部材の
先端部において空間を形成するように配置された環状部
材12と、環状部材と筒状部材の先端部との間に配置さ
れた付勢部材15とを具備し、環状部材が外力を受けた
とき、付勢部材の付勢力に抗して環状部材が空間におい
て移動することにより外部からの衝撃を吸収する衝撃吸
収機構を備えたレンズ鏡筒において、調整部材14を付
勢部材15を介して環状部材12、12bと対抗させる
ように構成するとともに、調整部材の面14aと環状部
材12,12eとの間に所定間隔d3を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衝撃力の吸収機構
を有するレンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影レンズ鏡筒に設けられた外部からの
衝撃力吸収機構が、特開平8−110454号公報、実
公平2−3510号公報等において提案されているが、
いずれも衝撃力吸収機構を撮影レンズ内部の駆動部に設
けている。
【0003】また、撮影レンズ鏡筒の先端部に設けられ
た外部からの衝撃力吸収機構についての従来例を図2に
より説明する。図2は複数の撮影レンズ群を備えた撮影
レンズ鏡筒の先端部(被写体側)を示す。
【0004】複数の撮影レンズ群の中で最も先端部にあ
る第1のレンズ群L11は、レンズ枠51内に取り付け
られ、レンズ枠51はレンズ鏡筒の移動筒56の内周に
備えられたねじ部56aに係合している。フィルタレン
ズL12は、フィルタ環53に取り付けられ、フィルタ
ブロックを形成している。光線Lは撮影レンズの有効光
線を示しており、フィルタレンズL12の径と、第1の
レンズ群L11とフィルタレンズL12との間隔d5
は、この有効光線Lを光学的に維持できるように決めら
れる。フィルタブロックは、フィルタ環53をフィルタ
取付環52のねじ部52aにねじ込むことにより取り付
けることができる。
【0005】移動筒56の先端面は、取付基準面56b
を構成し、レンズ枠51が移動筒56のねじ部56aに
ねじ結合されると、レンズ間隔調整環54が取付基準面
56bの光軸p側の端部において移動筒56とレンズ枠
51との間に挟み込まれる。
【0006】レンズ間隔調整環54は、第1のレンズ群
L11と他のレンズ群(図示省略)との間隔を所定の値
とするために配置され、調整しろ△dを含む調整環54
の幅寸法d1は、撮影レンズの個々のレンズ毎に異な
る。
【0007】フィルタ取付環52は、周方向にはレンズ
枠51の面51bに嵌合する一方、段付きビス57によ
り移動筒56の取付基準面56bに取り付けられ、この
段付きビス57の中央部57aにコイルばねからなる付
勢部材55が挿入されている。付勢部材55がフィルタ
取付環52と取付基準面56bとの間に介在するため、
フィルタ取付環52は、光軸p方向に移動可能である。
付勢部材55と段付きビス57は円周方向に複数個配置
される。移動筒56の取付基準面56b面とフィルタ取
付環52のストッパ面52bとの間には、衝撃力吸収の
ための空間が形成され、その間隔d3は次の式(1)で
表される。
【0008】 d3 = d2 + △d (1) ここで、d2:衝撃力吸収のために計算上必要な間隔寸
法、△d:第1のレンズ群と他のレンズ群との間隔を所
定の値とするための調整しろ、である。
【0009】付勢部材55は、常にフィルタ取付環52
を撮影レンズ先端方向(被写体側方向)ヘ付勢する働き
をしており、図2の矢印fのようにレンズ鏡筒先端部に
外部から(被写体側からフィルム面方向ヘ)衝撃力が加
わった時には、この付勢部材55が自身の付勢力に抗し
て圧縮(d2の範囲内で)され、フィルタブロックとフ
ィルタ取付環52とが移動筒56の取付基準面56aに
接近するように移動することにより、衝撃力が吸収され
る。この場合、第1のレンズ群L11とフィルタレンズ
L12との当たりを防止するため、d2は、予め光学的
に決められた第1のレンズ群L11とフィルタレンズL
12との間隔寸法d4よりも小さくなければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図2のような
従来の構成では、第1のレンズ群と他のレンズ群(図示
省略)との間隔を所定の値とするための調整しろ△dを
考慮する必要があるため、第1のレンズ群L11とフィ
ルタレンズL12との間隔d5は、次の式(2)のよう
に、有効光線Lを維持するために予め光学的に決められ
た第1のレンズ群L11とフィルタレンズL12との間
隔d4に調整しろ△dを加えた寸法とする必要があっ
た。
【0011】 d5 = d4 + △d (2) このため、調整しろΔdの分だけレンズ鏡筒の長さが長
くなってしまうという間題が発生する。
【0012】また、通常、フィルタレンズL12は、光
学的な有効光線Lを考慮して第1のレンズ群に対する位
置と有効径の大きさが選択されているので、光軸p方向
における位置が前方へずれると、ワンサイズ分だけ径の
大きいフィルタレンズを選択しなければなれず、撮影レ
ンズが径方向にも大きくなってしまうという間題も発生
する。
【0013】更に、衝撃力を吸収するために必要な空間
の間隔d3も、調整しろ△dを考慮する必要があるた
め、衝撃力吸収のために計算上必要な間隔寸法d2に調
整しろ△dを加えなければならない。このため、調整し
ろ△dが変わると、付勢部材を挟み込む間隔も変わるた
め、付勢力が撮影レンズによって変化してしまう。ある
いは、付勢力を同じにしようとすると、逆に撮影レンズ
毎に付勢力の異なる付勢部材が必要になり、コストがか
かるという間題も発生する。
【0014】本発明の目的は、レンズ鏡筒において、鏡
筒を長くしないでかつレンズの径を大きくしないで衝撃
吸収機構を構成でき、また衝撃力吸収のため付勢部材の
付勢力が撮影レンズ毎に変わることを防止できるレンズ
鏡筒を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のレンズ鏡筒は、筒状部材と、前記筒状部材に
係合し、第1の光学部材を保持する保持部材と、前記筒
状部材と前記保持部材との間に光軸方向の位置調整のた
めに配置された調整部材と、前記筒状部材の先端部にお
いて空間を形成するように配置された環状部材と、前記
環状部材と前記筒状部材の先端部との間に配置された付
勢部材とを具備し、前記環状部材が外力を受けたとき、
前記付勢部材の付勢力に抗して前記環状部材が前記空間
において移動することにより外部からの衝撃を吸収する
衝撃吸収機構を備えたレンズ鏡筒において、前記調整部
材を前記付勢部材を介して前記環状部材と対抗させるよ
うに構成するとともに、前記調整部材の面と前記環状部
材との間に所定間隔を形成したことを特徴とする。
【0016】本発明によれば、光軸方向の位置調整のた
めの調整部材が、外力を受ける環状部材と対抗し、調整
部材の面と環状部材との間に所定間隔が形成されるの
で、調整部材の面に対する環状部材の位置は一定であ
り、調整部材の面と環状部材との間隔は、調整部材の光
軸方向の寸法が位置調整のために変わっても、常に一定
となる。調整部材の面と環状部材との間に付勢部材を介
在させ、その一定間隔を外力吸収のために必要とされる
間隔寸法に設定することにより、この間隔を有する空間
において外力を吸収することができる。調整部材の面と
環状部材との間隔は常に一定となるから、この間隔を設
定する際に、光軸方向の位置調整のための調整しろを加
える必要がなく、付勢部材も一定のものを用いることが
できる。
【0017】また、上述のように、調整部材の面に対す
る環状部材の位置は一定であり、調整部材は筒状部材と
保持部材との間に配置されるから、調整部材の面に対す
る保持部材の位置も一定となる。従って、第1の光学部
材を光学的に必要とされる位置に設定すれば、例えば環
状部材にフィルタブロック等を取り付けてもその間隔に
光軸方向の位置調整のための調整しろを加える必要がな
くなり、レンズ鏡筒が光軸方向に長くならない。
【0018】また、前記環状部材は、第2の光学部材の
保持枠が着脱可能であるとともに、前記保持部材により
保持されるように構成することが好ましい。この場合、
前記第2の光学部材は、フィルタレンズとして構成する
ことができる。
【0019】調整部材の面に対する保持部材の位置は一
定となるから、本発明の構成において、第1の光学部材
の第2の光学部材に対する位置を光学的に必要とされる
間隔に設定しておけば、光軸方向の位置調整のための調
整しろを加える必要がなくなり、レンズ鏡筒が光軸方向
に長くならない。この設定間隔を、調整部材の面と環状
部材との間隔よりも大きくしておけば、第2の光学部材
が外力吸収のために移動しても第1の光学部材に当たる
ことはない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて図1により説明する。図1は、外部からの衝撃力
吸収機構を備えたレンズ鏡筒の先端部の概略を示す縦断
面図であり、複数の撮影レンズ群を備えたレンズ鏡筒の
先端部(被写体側)の一部を示す。
【0021】図1に示すレンズ鏡筒は、移動筒16,移
動筒16の先端内面に取り付けられたレンズ枠11,レ
ンズ枠11内に取り付けられ、複数の撮影レンズ群の中
で最も先端部にある第1のレンズ群L1,第1のレンズ
群L1と後方(カメラ側)のレンズ群(図示省略)との
間隔を調整するためのレンズ間隔調整環14,フィルタ
取付環12,フィルタレンズL2を保持したフィルタ環
13,及びレンズ間隔調整環14とフィルタ取付環12
との間に配置された付勢部材15を備える。
【0022】移動筒16は、ズーム移動機構(図示省
略)により光軸p方向に移動可能であり、先端内面の突
部にはねじ部16aが形成され、その先端面には調整環
14の取付基準面16bが形成されている。なお、移動
筒16は、固定されたレンズ取付け筒であってもよい。
【0023】第1のレンズ群L1を取り付けたレンズ枠
11は、ねじ部11dを有し、このねじ部11dと移動
筒16のねじ部16aとが螺合する。レンズ枠11は、
更に、調整環14を取り付ける際の基準となる取付基準
面11a、フィルタ取付環12を保持し固定するための
フィルタ取付環止め部11b、フィルタ取付環12及び
付勢部材15がその上に載置される円筒面11cを有す
る。
【0024】フィルタ取付環12は、垂直方向突部12
cを有し、その先端でレンズ枠11の円筒面11cと嵌
合する円筒面12a、及び付勢部材15に接する側面1
2bを有する。フィルタ取付環12は、また、フィルタ
取付環12自身の移動制限のためにストッパ面12dを
持つ光軸方向突部12eを有する。ストッパ面12d
は、レンズ間隔調整環14の面14aと対抗し、間隔d
3の空間を形成する。
【0025】レンズ間隔調整環14は、移動筒16の取
付基準面16bに配置され、その面14aがフィルタ取
付環12の垂直方向突部12cの側面12bと付勢部材
15を介して対抗し、更に、光軸方向突部12eのスト
ッパ面12dと対抗し、間隔d3の空間を形成する。レ
ンズ間隔調整環14の幅d1は、第1のレンズ群L1と
他のレンズ群(図示省略)との間隔を所定の値とするた
めに、調整しろ△dを含み撮影レンズ毎により異なった
寸法となる。
【0026】付勢部材15は、調整環14の面14aと
フィルタ取付環12の側面12bとの間に配置され、圧
縮された状態で組み込まれ、常にフィルタ取付環12を
レンズ鏡筒前方(被写体側方向)ヘ付勢する働きをして
いる。。付勢部材15は、波状ワッシャタイプのばねか
ら構成されているが、これに限らず、圧縮されて組み込
まれたとき、レンズ鏡筒前方に反力を与え、外力が加わ
ったとき、レンズ鏡筒後方に圧縮されるものであれば、
他のばね等でもよい。
【0027】フィルタレンズL2は、フィルタ環13に
取り付けられて保持され、フィルタプロックを形成して
いる。フィルタ環13は、フィルタ取付環12のねじ部
12fに螺合して取り付けられる。
【0028】以上のレンズ間隔調整環14を移動筒16
の取付基準面16b上に配置してから、付勢部材15を
面14aに配置し,フィルタ取付環12を、その側面1
2bが付勢部材15に接しその光軸方向突部12eが移
動筒16の取付基準面16bに配置された調整環14の
面14aに対抗するように、はめ込む。この状態で、レ
ンズ枠11をそのねじ部11dから保持筒16の内面の
ねじ部16aにねじ込むことにより、レンズ枠11のフ
ィルタ取付環止め部11bがフィルタ取付環12をその
垂直方向突部12cにおいて保持・固定し、更に取付基
準面11aが調整環14を保持筒16の取付基準面16
bに対して押し付けて固定する。そして、付勢部材15
が調整環14の面14aとレンズ枠11の取付基準面1
1cとの間で圧縮される。
【0029】以上のように構成されたレンズ鏡筒におい
て、フィルタ取付環12のストッパ面12bとレンズ間
隔調整環14の面14aとの間隔d3は、衝撃力吸収に
必要な空間を形成し、レンズ間隔調整環14の面14a
に対してストッパ面12bを対抗させる構成であるか
ら、レンズ間隔調整環14の調整代(間隔d1)を考慮
することなく、計算上必要な間隔寸法d2を、そのまま
間隔d3とすることが可能である(d2=d3)。従っ
て、レンズ間隔調整環14を、使用するレンズ群に応じ
てその幅d1が異なるものに変えても、間隔d3は一定
である。また、調整環14の面14aとフィルタ取付環
12の側面12bとの間隔も一定であるから、付勢部材
15も同じものを使用でき、調整環14を変えてもその
都度変える必要はない。
【0030】また、第1のレンズ群L1とフィルタレン
ズL2との接触を防止するため、間隔d2は予め光学的
に決められた第1のレンズ群L1とフィルタレンズL2
との間隔d4よりも小さい。このため、第1のレンズ群
L1とフィルタレンズL2との間隔d5は、光学的に図
1の有効光線Lを維持できるように予め決められた間隔
d4と同一とすることが可能である(d5=d4)。
【0031】以上のように、図2の従来例における調整
しろ△dを考慮する必要がないから、上述の式(2)か
ら分かるように、レンズ鏡筒の長さが長くなってしまう
ことはない。また、フィルタレンズL1の径方向の大き
さに関しても、d5を必要最小限に構成できる結果、径
を小さくしても有効光線Lを維持できる。従って、図1
において、図2の従来例におけるフィルタレンズブロッ
クの大きさを示す2点鎖線kから理解されるように、フ
ィルタ取付環12を含めてフィルタブロックのの径を小
さくかつレンズ鏡筒の長さを短く構成できる。
【0032】図1に示すレンズ鏡筒の先端部のフィルタ
環13に対して、例えば図の矢印fの方向に示すよう
に、外部から(被写体側からフィルム面方向ヘ)衝撃力
が加えられると、フィルタブロックを取り付けたフィル
タ取付環12が後方(カメラ側)に移動し、同時に、付
勢部材15が自身の付勢力に抗して間隔d3の範囲内で
圧縮させられることにより、衝撃力を吸収できる。ま
た、衝撃力によるフィルタ取付環12の移動量が間隔d
3に達すると、ストッパ面12dが調整環14の面14
aに当接することにより、フィルタ取付環12の移動が
そこで停止する。従って、間隔d3が間隔d5よりも小
さいため、フィルタレンズL2が第1のレンズ群L1の
表面に当接する前に停止する。このため、フィルタレン
ズL2が第1のレンズ群L1に当たることはない。
【0033】以上のように本実施の形態によれば、光学
部材の光学位置の調整のための調整部材14の面14a
に、レンズ枠11の取付基準面11aと、フィルタ取付
環12のストッパ面12dが、直接に当接できるように
配置し、付勢部材15を、ストッパ面12dが面14a
に接触しない空問で、かつ、調整部材14とフィルタ取
付環12の間に配置したので、フィルタ取付環12の移
動量を、光学位置調節しろに影響されなく設定すること
ができるから、レンズの径方向と長さ方向の大きさを大
きくすることなく、衝撃力吸収機構を構成でき、かつ衝
撃力吸収のための付勢部材15の付勢力が撮影レンズ毎
で変わってしまうことはない。
【0034】また、第1のレンズ群L1を保持するレン
ズ枠11に、衝撃力吸収時に移動するフィルタ取付環1
2を保持・固定する止め部11bを設け、移動筒16に
レンズ枠11を取り付ける際に、止め部11bの働きに
より、レンズ間隔調整部材14、付勢部材15、フィル
タ取付環12が共に取り付けられる構成としたから、図
2の段付きビス57のような専用の固定部材が不要とな
り、部品点数を削減でき、コストダウンを達成できる。
【0035】なお、本実施の形態では本発明をズーム撮
影レンズ鏡筒に適用したが、本発明はこれに限定され
ず、様々なレンズ鏡筒に応用することが可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、レンズ鏡筒において、
鏡筒を長くしないでかつレンズの径を大きくしないで衝
撃吸収機構を構成でき、更に、衝撃力吸収のため付勢部
材の付勢力が撮影レンズ毎に変わることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態のレンズ鏡筒を示す部
分縦断面図である。
【図2】従来のレンズ鏡筒を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
Ll 第1のレンズ群(第1の光学部材) L2 フィルタレンズ(第2の光学部材) 11 レンズ枠(保持部材) 11a 取付基準面 11b フィルタ取付環止め部 12 フィルタ取付環 12b 付勢部材に接する側面 12d ストッパ面 13 フィルタ環 14 レンズ間隔調整環 14a 調整環の面 15 付勢部材 16 移動筒(筒状部材) p 光軸 L 有効光線 d1 調整環の幅 d3 フィルタ取付環のストッパ面と調整環の面と
の間隔 d5 第1のレンズ群とフィルタレンズとの間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状部材と、 前記筒状部材に係合し、第1の光学部材を保持する保持
    部材と、 前記筒状部材と前記保持部材との間に光軸方向の位置調
    整のために配置された調整部材と、 前記筒状部材の先端部において空間を形成するように配
    置された環状部材と、 前記環状部材と前記筒状部材の先端部との間に配置され
    た付勢部材とを具備し、 前記環状部材が外力を受けたとき、前記付勢部材の付勢
    力に抗して前記環状部材が前記空間において移動するこ
    とにより外部からの衝撃を吸収する衝撃吸収機構を備え
    たレンズ鏡筒において、 前記調整部材を前記付勢部材を介して前記環状部材と対
    抗させるように構成するとともに、前記調整部材の面と
    前記環状部材との間に所定間隔を形成したことを特徴と
    するレンズ鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記環状部材は、第2の光学部材の保持
    枠が着脱可能であるとともに、前記保持部材により保持
    される請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記第2の光学部材は、フィルタレンズ
    である請求項2記載のレンズ鏡筒。
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