JP2002342957A - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JP2002342957A
JP2002342957A JP2001146008A JP2001146008A JP2002342957A JP 2002342957 A JP2002342957 A JP 2002342957A JP 2001146008 A JP2001146008 A JP 2001146008A JP 2001146008 A JP2001146008 A JP 2001146008A JP 2002342957 A JP2002342957 A JP 2002342957A
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drive
magnet
coil
back yoke
side back
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JP2001146008A
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English (en)
Inventor
Tatsuki Waide
達貴 和出
Atsuhiro Hanaoka
淳裕 花岡
Masaru Uno
勝 宇野
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動マグネットに特殊な加工を施さなくて
も、磁束密度分布の適正化を図ることのできる光ヘッド
装置を提供すること。 【解決手段】 光ヘッド装置1はワイヤサスペンション
方式によりトラッキング方向およびフォーカシング方向
に移動可能に支持されたレンズホルダ10を備え、この
レンズホルダ10は磁気駆動機構40により駆動され
る。磁気駆動機構40は、レンズホルダ10に搭載され
た駆動コイルユニット20と、装置フレーム13に配置
した駆動マグネット30と、駆動マグネット30の背面
側に配置されたマグネット側バックヨーク50とから構
成され、このバックヨーク50は、駆動マグネット30
の背面に対向する本体部分51と、この本体部分51の
両端から駆動マグネット30の側面で駆動コイルユニッ
ト20に向けて延びた一対の延設部分52、53とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)やDVD(デジタルバーサタイルディスク)
などの光記録ディスクの再生等に用いられる光ヘッド装
置に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、光
ヘッド装置における対物レンズを保持したレンズホルダ
を駆動する磁気駆動機構の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】CDやDVDなどの光記録ディスクの再
生等に用いられる光ヘッド装置では、対物レンズを保持
したレンズホルダをトラッキング方向およびフォーカシ
ング方向に駆動することにより、レーザ光を光記録ディ
スクの目標とする位置に収束させ、そこに記録されてい
る情報を読み取るようになっている。トラッキング方向
およびフォーカシング方向に移動可能に支持されている
レンズホルダの駆動は一般に磁気駆動機構によって行わ
れる。
【0003】磁気駆動機構としては、例えば特公平6−
90802号公報に開示されたムービングコイルタイプ
と呼ばれる構成のものが知られている。図11を参照し
て説明すると、この公告公報などに開示されているレン
ズホルダはワイヤーサスペンション方式によってトラッ
キング方向およびフォーカシング方向に移動可能に支持
されている。このレンズホルダをトラッキング方向およ
びフォーカシング方向に駆動する磁気駆動機構は、対物
レンズ100が搭載されたレンズホルダ101に取り付
けたフォーカシング用駆動コイル102と、2組のトラ
ッキング用駆動コイル103、104および105、1
06と、外ヨーク107、108と、これらの外ヨーク
のそれぞれに取り付けられている駆動マグネット10
9、110と、内ヨーク111、112とを備えてい
る。
【0004】フォーカシング用駆動コイル102は、対
物レンズ100が搭載されたレンズホルダ101の外周
面に取り付けられている。このフォーカシング用駆動コ
イル102における一辺102aの両端表面にはトラッ
キング用駆動コイル103、104が貼り付けられ、こ
れらフォーカシング用駆動コイル辺102a、および一
対のトラッキング用駆動コイル103、104を挟み、
これらの外側には、駆動マグネット109が取り付けら
れた外ヨーク107が配置され、内側には内ヨーク11
1が配置された構造になっている。
【0005】同様に、フォーカシング用駆動コイル10
2における対向辺102baの両端表面にはトラッキン
グ用駆動コイル105、106が貼り付けられ、これら
フォーカシング用駆動コイル辺102b、および一対の
トラッキング用駆動コイル105、106を挟み、これ
らの外側には、駆動マグネット110が取り付けられた
外ヨーク108が配置され、内側には内ヨーク112が
配置された構造になっている。
【0006】このように、フォーカシング用駆動コイル
102の一対の対向辺102a、102bは、駆動マグ
ネット109、110によって形成される磁場内に位置
しており、フォーカシング用駆動コイル102に通電す
ると、紙面に垂直なフォーカシング方向Fにレンズホル
ダ101を移動させるローレンツ力が発生する。また、
1組のトラッキング用駆動コイル103、104におけ
る各辺103a、104aが駆動マグネット109によ
って形成される磁場内に位置しており、他方の1組のト
ラッキング用駆動コイル105、106における各辺1
05a、106aも駆動マグネット110によって形成
される磁場内に位置しており、これら各組の駆動コイル
103、104、105、106に通電すると、トラッ
キング方向Tにレンズホルダ101を移動させるローレ
ンツ力が発生する。
【0007】一方、レンズホルダに各駆動コイルを搭載
する代わりに、各駆動コイルを固定した位置に配置し、
駆動マグネットを可動側のレンズホルダに搭載したムー
ビングマグネットタイプと呼ばれる構成の磁気駆動機構
も知られている。例えば、特公昭62−45613号公
報にはこの形式の磁気駆動機構が開示されている。
【0008】図12に示すように、この公告公報に記載
の磁気駆動機構は、対物レンズ100が搭載されている
レンズホルダ201の対向側面にそれぞれ駆動マグネッ
ト202、203が取り付けられ、各駆動マグネット2
02、203に対峙するように、定まった位置に駆動コ
イルユニット204、205が配置されている。駆動コ
イルユニット204は、略正方形状のヨーク206に、
トラッキング駆動用コイル207およびフォーカシング
駆動用コイル208が直交して巻回されており、駆動マ
グネット202からの磁束Mが駆動コイル207、20
8に集中し、ヨーク206からの戻り磁束Mrはその四
隅から駆動マグネット202に戻る磁気回路が形成され
ている。他方の駆動コイルユニット205の側にも同様
な磁気回路が形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図11および図12に
示すいずれの磁気駆動機構においても、駆動効率を高め
るべく、磁束密度分布の適正化などといった各種の検討
が行われており、例えば、特公平6−90802号に
は、駆動マグネットの一部に切り欠きや穴を設けること
により磁束密度分布を適正化する技術が開示されてい
る。また、実公平5−16652号には、駆動マグネッ
トの中央部に厚さを減じることにより、磁束密度分布を
均一化した技術が開示されている。
【0010】しかしながら、これらに開示の技術のよう
に、駆動マグネットに切り欠きや穴を設ける対策、ある
いは駆動マグネットの厚さなどを部分を変える対策は、
いずれも著しいコストアップをもたらすという問題点が
ある。また、このような対策では、磁束密度を均一化で
きても、磁束密度を高めること、あるいは閉磁路化を達
成することは困難である。
【0011】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
駆動マグネットに特殊な加工を施さなくても、磁束密度
分布の適正化を図ることのできる光ヘッド装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、対物レンズが搭載された可動側部材と、
この可動側部材を前記対物レンズのフォーカシング方向
およびトラッキング方向に移動可能に支持している固定
側部材と、前記可動側部材をフォーカシング方向および
トラッキング方向に移動させる磁気駆動機構とを有する
光ヘッド装置において、前記磁気駆動機構は、前記可動
側部材および前記固定側部材のうちの一方側部材に搭載
された駆動コイルユニットと、他方側部材に搭載された
駆動マグネット、および該駆動マグネットに対して前記
駆動コイルが位置する側とは反対側で対向するマグネッ
ト側バックヨークとを備え、該マグネット側バックヨー
クは、前記駆動マグネットに対して前記駆動コイルが位
置する側とは反対側(背面側)で対向する本体部分と、
前記駆動マグネットの側面側で前記本体部分から前記駆
動コイルに向けて延設された延設部分とを備えているこ
とを特徴とする。
【0013】本発明において、マグネット側バックヨー
クは、駆動マグネットの背面側に本体部分を備えるとと
もに、駆動マグネットの側面側で本体部分から駆動コイ
ルに向けて延びた延設部分を備えているため、駆動マグ
ネットの端部で磁束の漏れが発生しない。従って、磁束
密度分布を適正化できるとともに、駆動マグネットの端
部で磁束密度の分布が高くなるので、駆動コイルを吸引
する力が強くなるなど、駆動効率が向上する。また、磁
束の漏れを低減できるため、閉磁路化を実現できる。そ
れ故、漏れた磁束が周辺回路などに悪影響を及ぼすなど
といった問題を解消することができる。
【0014】本発明において、前記駆動コイルユニット
は、前記駆動マグネットに対向する駆動コイルと、該駆
動コイルに対して前記駆動マグネットと反対側(背面
側)に位置するコイル側バックヨークとを備えているこ
とが好ましい。このように構成すると、可動側部材が移
動して、駆動コイルと駆動マグネットの相対位置が変化
しても、駆動マグネットとコイル側バックヨークの間に
実質的な磁場が形成される。よって、駆動コイルの有効
辺部分に対して磁束を効率良く集中させることができる
ので、駆動コイルの無効辺に鎖交する磁束を低減でき、
それに起因して発生する推力(電磁力)のリニアリティ
の悪化、チルト悪化を抑制できる。
【0015】本発明において、前記駆動コイルユニット
は、巻回方向が互いに逆向きの2辺を備える駆動コイル
を有し、当該駆動コイル、前記コイル側バックヨーク、
前記駆動マグネット、および前記マグネット側バックヨ
ークは、前記駆動マグネットから前記コイル側バックヨ
ークに向かう往路磁束、および前記コイル側バックヨー
クから前記駆動マグネットに向かう復路磁束に対して前
記駆動コイルの前記逆向きの2辺がそれぞれ交差するよ
うに配置されていることが好ましい。このように構成す
ると、往路磁束および復路磁束の双方を有効に利用でき
るので、駆動効率が向上するとともに、不要推進力が発
生しない。
【0016】本発明において、前記一方側部材は前記固
定側部材であり、前記他方側部材は前記可動側部材であ
る。このように構成すると、可動部材側に駆動マグネッ
トが搭載されている場合と比較して可動側部材を軽量化
できるので、トラッキングおよびフォーカシング制御の
応答性が良好である。
【0017】なお、駆動コイルが受ける駆動マグネット
からの磁束が、ヨークから駆動マグネットに戻る戻り磁
束によってキャンセルされないようにするためには、コ
イル側バックヨークおよび駆動マグネットを、これらが
対峙している方向に沿って見た場合に、コイル側バック
ヨークに、駆動マグネットの投影面積からトラッキング
方向の両側に突き出た突出部分を形成し、フォーカシン
グ用駆動コイルおよびトラッキング用駆動コイルを前記
駆動マグネットの投影面積内に位置させることが望まし
い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した光ヘッド装置の一例を説明する。
【0019】(全体構成)図1は本例の光ヘッド装置の
光学系を中心に示す概略構成図である。この図に示すよ
うに、光ヘッド装置1は、CDあるいはDVDなどの光
記録ディスク5(光記録媒体)に対する情報記録、情報
再生を行うものであり、レーザ光源2から出射されたレ
ーザ光が、ハーフミラー3で反射し、対物レンズ4で集
光されて光記録ディスク5の情報記録面に焦点を結ぶよ
うに構成されている。対物レンズ4はワイヤサスペンシ
ョン方式の対物レンズ駆動機構7によってトラッキング
方向およびフォーカシング方向の位置がサーボ制御され
る。
【0020】光記録ディスク5で反射した戻り光は、対
物レンズ4およびハーフミラー3を通過して光検知器6
に入射する。駆動制御装置8は、光検出器6での受光量
に基づき、情報再生処理を行なうと共に、対物レンズ駆
動機構7を駆動制御して対物レンズ4のトラッキング方
向およびフォーカシング方向の位置をサーボ制御する。
また、レーザ光源2の駆動制御も行なう。
【0021】(対物レンズ駆動機構)図2は、対物レン
ズ駆動機構7を取出して示す平面図である。本例の対物
レンズ駆動機構7はワイヤサスペンション方式のもので
あり、対物レンズ4を保持している可動側部材であるレ
ンズホルダ10がワイヤ11によって、トラッキング方
向Tおよび紙面に直交するフォーカシング方向Fに移動
可能な状態で、固定側部材である装置フレーム12の側
に支持されている。
【0022】また、レンズホルダ10をトラッキング方
向Tおよびフォーカシング方向Fに移動させるための駆
動機構として、ムービングコイルタイプの磁気駆動機構
40が備わっている。
【0023】この磁気駆動機構40は、レンズホルダ1
0に搭載された駆動コイルユニット20と、この駆動コ
イルユニット20に対向するように装置フレーム12の
側に取り付けられた駆動マグネット30と、装置フレー
ム12の側において、駆動マグネット30に対して駆動
コイルユニット20が位置する側とは反対側(駆動マグ
ネット30の背面側)に配置された強磁性金属素材ある
いは弱磁性金属材料からなるマグネット側バックヨーク
50とから構成されている。
【0024】ここで、マグネット側バックヨーク50
は、図11に示す外ヨークなどと違って、駆動マグネッ
ト30の背面に対向する本体部分51と、この本体部分
51の両端から駆動マグネット30の側面で駆動コイル
ユニット20に向けて延びた一対の延設部分52、53
とを備えたコの字形状の横断面を有しており、延設部分
52、53の前端面は、駆動マグネット30の前面と略
同一平面を構成している。
【0025】レンズホルダ10は、中央に対物レンズ4
が取り付けられた台形の天板10aと、この天板10a
の底辺10bを一辺として四角形筒状に下側に延びる胴
部10cとを有している。この胴部10cの内側におい
て底辺10bと平行に駆動コイルユニット20が取付け
られている。
【0026】レンズホルダ10を支えるワイヤ11の基
端部分は、ゲル剤が充填された構成の平板状のゲルポッ
ト13を介して装置フレーム12の一部を垂直に立ち上
げた支持板部分12aによって支持されている。さら
に、この支持板部分12aの背面に取り付けた配線基板
14に対して半田付けされている。ゲルポット13は、
レンズホルダ10が駆動される際のワイヤ11の不要振
動を吸収するためのものであり、配線基板14は、ワイ
ヤ11を利用して駆動コイルユニット20に給電するた
めのものである。
【0027】装置フレーム12の底板部分12bには、
レンズホルダ10の底辺10bと駆動コイルユニット2
0との間に起立している磁石取付板部分12cが配置さ
れている。磁石取付板部分12cにおける駆動コイルユ
ニット20に対向する面に駆動マグネット30が取付け
られている。本例では、駆動マグネット30のN極側を
駆動コイルユニット20に対峙させてある。
【0028】図3(a)、(b)は、駆動コイルユニッ
ト20と駆動マグネット30との位置関係を示す拡大斜
視図、およびコイル側バックヨーク24と駆動マグネッ
ト30とをそれらの対向する方向に沿って見た場合の説
明図である。
【0029】図2および図3(a)に示すように、駆動
コイルユニット20は、トラッキング用駆動コイル21
と、フォーカシング用駆動コイル22、23と、これら
の駆動コイル21、22、23が取り付けられたコイル
側バックヨーク24とを有しており、このコイル側バッ
クヨーク24はレンズホルダ10に搭載されている。
【0030】コイル側バックヨーク24は、強磁性金属
素材からなる長方形の平板形状をしており、そのトラッ
キング方向Tの両端部は、各駆動コイルの巻き付け部分
からトラッキング方向Tに突出した突出部分241、2
42となっている。すなわち、これらの突出部分24
1、242の間に、上下方向(フォーカシング方向F)
にボイスコイルからなるトラッキング用駆動コイル21
が巻き付けられ、トラッキング用駆動コイル21の上下
に左右方向(トラッキング方向)に亘って平面コイルか
らなるフォーカシング駆動コイル22、23が貼り付け
られている。なお、コイル側バックヨーク24は、弱磁
性金属材料であるパーマロイを用いて形成しても良い。
【0031】ここで、図3(b)に示すように、コイル
側バックヨーク24および駆動マグネット30をそれら
の対向する方向に沿って見た場合に、コイル側バックヨ
ーク24の突出部分241、242の両端は、駆動マグ
ネット30の投影面積(斜線部分)からトラッキング方
向に突び出している。また、トラッキング用駆動コイル
21およびフィーカシング用駆動コイル22、23は、
駆動マグネット30の投影面積内に納まるように配置さ
れている。
【0032】従って、これらの間に形成される磁気回路
では、駆動コイル21、22、23に集中した磁束M
が、コイル側バックヨーク24の内部を通って、駆動マ
グネット30の投影面積よりも左右に突き出ている突出
部分241、242の縁端から戻り磁束Mrとして駆動
マグネット30、およびマグネット側バックヨーク50
に戻る。
【0033】このように構成した本例の光ヘッド装置1
では、その磁気駆動機構40が、可動側のレンズホルダ
10に搭載された駆動コイルユニット20と、固定側の
装置フレーム12に取り付けられている駆動マグネット
30およびマグネット側バックヨーク50から構成され
ていると共に、駆動コイルユニット20が、トラッキン
グ用駆動コイル21およびフォーカシング用駆動コイル
22、23と、これらが取付けられているコイル側バッ
クヨーク24とから構成されている。
【0034】従って、図3に示すように、固定側の駆動
マグネット30から発生する磁束Mは、コイル側バック
ヨーク24の中心部分に向かって集中し、駆動コイル2
1、22が巻かれている部分の磁界が最も強くなる。
【0035】また、戻り磁束Mrは、駆動マグネット3
0の投影面積よりも左右に突き出ている突出部分23
1、232の縁端から駆動マグネット30およびマグネ
ット側バックヨーク50に戻る。よって、駆動コイル2
1、22、23を駆動させるための磁束Mが、戻り磁束
Mrによってキャンセルされることがない。また、戻り
磁束Mrが駆動コイル21、22、23の無効辺に鎖交
して、不要推力が発生することを確実に抑制あるいは防
止できる。
【0036】更に、トラッキング用駆動コイル21は、
コイル側バックヨーク24に対して上下方向に巻き付け
られているので、通電したときに巻線部に生じるローレ
ンツ力の方向と、通電により電磁石化することにより駆
動マグネット30の間に発生するトラッキング方向の磁
力の方向とが同一となる。
【0037】すなわち、図4(a)、(b)に示すよう
に、駆動マグネット30のN極に対向する手前側の巻線
21a(有効辺)に矢印で示す方向に電流を流すと、ト
ラッキング駆動コイル21が巻かれたコイル側バックヨ
ーク24は、左側の突出部241をN極とし、右側の突
出部242をS極とした電磁石となる。
【0038】この状態においては、図4(c)に示すよ
うに、有効辺の巻線21aには、手前から駆動マグネッ
ト30の磁束Mが当たるので、トラッキング方向の左側
に向かうローレンツ力Lが生ずる。また、図4(d)に
示すように、電磁石化したトラッキング駆動コイル21
が巻かれたコイル側バックヨーク24には、S極となっ
た右側の突出部242が駆動マグネット30のN極に吸
引される磁気吸引力が働く。よって、トラッキング方向
の分力Bは、発生しているローレンツ力Lと同一方向と
なる。
【0039】従って、レンズホルダ10をトラッキング
方向に駆動する際には、コイルの巻線部21aに生じる
ローレンツ力Lに加えて、磁気吸引力Bも働くので、駆
動方向の推力を大きくすることができる。なお、磁気吸
引力Bによって、コイル側バックヨーク24が上下する
ようなチルティングが発生する場合は、突出部241、
242を更に外側に突出させて、駆動マグネット30と
の距離を離せば良い。
【0040】さらに、本形態において、マグネット側バ
ックヨーク50は、駆動マグネット30の背面に対向す
る本体部分51と、この本体部分51の両端から駆動マ
グネット30の側面で駆動コイルユニット20に向けて
延びた一対の延設部分52、53とを備えている。この
ため、駆動マグネットの端部での磁束の漏れを防止でき
るので、駆動マグネット30およびマグネット側バック
ヨーク50と、コイル側バックヨーク24との間に形成
された磁束の密度分布は、図5、図6、図7に示す結果
となる。
【0041】図5(a)、(b)はそれぞれ、本形態の
磁気駆動機構40において、マグネット側バックヨーク
50に延設部分52、53を設けない参考例において駆
動マグネット30およびマグネット側バックヨーク50
と、コイル側バックヨーク24との間に形成された磁束
のx−y平面(フォーカシング方向に垂直な平面)での
密度分布をベクトルで示す説明図、およびマグネット側
バックヨーク50に延設部分52、53を設けた本発明
の実施例において駆動マグネット30およびマグネット
側バックヨーク50と、コイル側バックヨーク24との
間に形成された磁束のx−y平面での密度分布をベクト
ルで示す説明図である。図6(a)、(b)はそれぞ
れ、本形態の磁気駆動機構40において、マグネット側
バックヨーク50に延設部分52、53を設けない参考
例において駆動マグネット30およびマグネット側バッ
クヨーク50と、コイル側バックヨーク24との間に形
成された磁束のx−y平面での密度分布を濃淡で示す説
明図、およびマグネット側バックヨーク50に延設部分
52、53を設けた本発明の実施例において駆動マグネ
ット30およびマグネット側バックヨーク50と、コイ
ル側バックヨーク24との間に形成された磁束のx−y
平面での密度分布を濃淡で示す説明図である。図7
(a)、(b)はそれぞれ、本形態の磁気駆動機構40
において、マグネット側バックヨーク50に延設部分5
2、53を設けない参考例において駆動マグネット30
およびマグネット側バックヨーク50と、コイル側バッ
クヨーク24との間に形成された磁束のy−z平面(ト
ラッキング方向に垂直な平面)での密度分布を濃淡で示
す説明図、およびマグネット側バックヨーク50に延設
部分52、53を設けた本発明の実施例において駆動マ
グネット30およびマグネット側バックヨーク50と、
コイル側バックヨーク24との間に形成された磁束のy
−z平面での密度分布を濃淡で示す説明図である。
【0042】図5(a)、(b)および図6(a)、
(b)に示すように、本形態の磁気駆動機構では、マグ
ネット側バックヨーク50が延設部分52、53を備え
ているため、参考例と比較して、駆動マグネット30の
端部で磁束の漏れが抑制されている。このため、x−y
平面において、駆動マグネット30の端部においても、
駆動マグネット30からコイル側バックヨーク24に向
けて磁束が好適に向かっている。また、x−y平面にお
いて、本形態では、参考例と比較して、磁束の漏れが少
ない分、周辺回路などに時期的な悪影響が及ばないとい
う利点もある。
【0043】また、図7(a)、(b)から分かるよう
に、本形態の磁気駆動機構では、マグネット側バックヨ
ーク50の延設部分52、53によって磁束の漏れが抑
制されているため、y−z平面においても、参考例と比
較して、磁束の漏れが少ない分、周辺回路などに時期的
な悪影響が及ばないという利点もある。
【0044】このように、本例では駆動マグネット30
の磁束を効率良く駆動コイル21、22、23の側に集
中させ、磁束を効率良く利用できるので、単一の駆動マ
グネット30のみで充分なトラッキングおよびフォーカ
シング制御用の推力を発生可能である。よって、装置の
小型化、低コスト化に有利である。
【0045】また、本例の磁気駆動機構を構成している
駆動コイル21、22、3およびコイル側バックヨーク
24はユニット化された駆動コイルユニット20となっ
ている。よって、レンズホルダ10への取付け作業が簡
単になるという利点がある。
【0046】さらに、レンズホルダ10においては、そ
の中心に位置する駆動マグネット30の位置を挟み、一
方の側に対物レンズ4が搭載され、他方の側に駆動コイ
ルユニット20が搭載されている。レンズホルダ10自
体はプラスチック成形品等の軽量素材からなっているの
で、重量のある対物レンズ4および駆動コイルユニット
20を、レンズホルダ中心を挟み反対側に配置すること
により、可動部材の中心位置と重心位置を一致させるこ
とができる。よって、重量バランスのよいレンズホルダ
10を実現できる。
【0047】(その他の実施の形態)なお、上記の駆動
コイルユニット20では、トラッキング駆動コイル21
は、コイル側バックヨーク24に巻き付けた単一のボイ
スコイルから構成されていたが、図8(a)、(b)に
示すように、一対の平面コイルから構成してもよい。こ
のように構成した場合、平面コイルからなる各トラッキ
ング駆動コイル21bは各々、巻回方向(電流Dの流れ
る方向)が逆向きの2辺211、212を備えている。
このような構成であっても、本形態では、マグネット側
バックヨーク50が本体部分51の両端から駆動マグネ
ット30の側面で駆動コイルユニット20aに向けて延
びた一対の延設部分52、53を備えているため、駆動
マグネット30の端部での磁束の漏れが防止されてい
る。従って、トラッキング駆動コイル21b、コイル側
バックヨーク24a、駆動マグネット30、およびマグ
ネット側バックヨーク50を、駆動マグネット30から
コイル側バックヨーク24aに向かう往路の磁束Mに対
して、トラッキング駆動コイル21bの内側の辺211
が交差し、コイル側バックヨーク24aから駆動マグネ
ット30およびマグネット側バックヨーク50に向かう
復路の戻り磁束Mrに対してトラッキング駆動コイル2
1bの外側の辺212が交差するように配置できる。こ
のように構成すると、往路の磁束Mおよび復路の磁束M
rの双方を有効に利用できるので、駆動効率が向上する
とともに、不要推進力が発生しない。
【0048】また、上記の駆動コイルユニット20で
は、フォーカシング駆動コイル22、23は、一対の平
面コイルから構成されているが、コイル側バックヨーク
に巻き付けた単一のボイスコイルとすることもできる。
例えば、図9に示すように構成することができる。この
駆動コイルユニット20bは、フォーカシング駆動コイ
ル22aがヨーク24bに巻き付けられており、フォー
カシング駆動コイル22aの左右に平面コイルのトラッ
キング駆動コイル21c、21dが貼り付けられてい
る。
【0049】なお、上記の例では、単一の駆動マグネッ
ト30を用いて磁気駆動機構を構成しているが、一対の
駆動マグネットを用いることもできる。この場合には、
図10に示すように、磁気駆動機構40aは、レンズホ
ルダ10aに搭載された駆動コイルユニット20cを中
心として、対称位置に一対の駆動マグネット30a、3
0bを対向配置すればよい。
【0050】また、上記の例では、ムービングコイルタ
イプと呼ばれる構成の磁気駆動機構に本発明を適用した
が、図11を参照して説明したムービングマグネットタ
イプと呼ばれる構成の磁気駆動機構に本発明を適用して
もよい。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ヘッド
装置の磁気駆動機構では、マグネット側バックヨーク
は、駆動マグネットの背面側に本体部分を備えるととも
に、駆動マグネットの側面側で本体部分から駆動コイル
に向けて延びた延設部分を備えているため、駆動マグネ
ットの端部で磁束の漏れが発生しない。従って、磁束密
度分布を適正化できるとともに、駆動マグネットの端部
で磁束密度の分布が高くなるので、駆動コイルを吸引す
る力が強くなるなど、駆動効率が向上する。また、磁束
の漏れを低減できるため、閉磁路化を実現できる。それ
故、漏れた磁束が周辺回路などに悪影響を及ぼすなどと
いった問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ヘッド装置の概略構成図で
ある。
【図2】図1の光ヘッド装置の対物レンズ駆動機構を示
す平面図である。
【図3】(a)、(b)はそれぞれ、図2の対物レンズ
駆動機構に搭載されているムービングコイルタイプの磁
気駆動機構における駆動コイルユニットと駆動マグネッ
トとの位置関係を示す拡大斜視図、およびコイル側バッ
クヨークと駆動マグネットとをそれらの対向する方向に
沿って見た場合の説明図である。
【図4】(a)、(b)、(c)、(d)は、ヨークに
巻き付けられたトラッキング駆動コイルと、駆動マグネ
ットとの間に生じる磁気関係を説明するための説明図で
ある。
【図5】(a)は、図2の磁気駆動機構において、マグ
ネット側バックヨークに延設部分を設けない参考例にお
いて駆動マグネットおよびマグネット側バックヨーク
と、コイル側バックヨークとの間に形成された磁束のx
−y平面(フォーカシング方向に垂直な平面)での密度
分布をベクトルで示す説明図、(b)は、マグネット側
バックヨークに延設部分を設けた本発明の実施例におい
て駆動マグネットおよびマグネット側バックヨークと、
コイル側バックヨークとの間に形成された磁束のx−y
平面での密度分布をベクトルで示す説明図である。
【図6】(a)は、図2の磁気駆動機構において、マグ
ネット側バックヨークに延設部分を設けない参考例にお
いて駆動マグネットおよびマグネット側バックヨーク
と、コイル側バックヨークとの間に形成された磁束のx
−y平面(フォーカシング方向に垂直な平面)での密度
分布を濃淡で示す説明図、(b)は、マグネット側バッ
クヨークに延設部分を設けた本発明の実施例において駆
動マグネットおよびマグネット側バックヨークと、コイ
ル側バックヨークとの間に形成された磁束のx−y平面
での密度分布を濃淡で示す説明図である。
【図7】(a)は、図2の磁気駆動機構において、マグ
ネット側バックヨークに延設部分を設けない参考例にお
いて駆動マグネットおよびマグネット側バックヨーク
と、コイル側バックヨークとの間に形成された磁束のy
−z平面(トラッキング方向に垂直な平面)での密度分
布を濃淡で示す説明図、(b)は、マグネット側バック
ヨークに延設部分を設けた本発明の実施例において駆動
マグネットおよびマグネット側バックヨークと、コイル
側バックヨークとの間に形成された磁束のy−z平面で
の密度分布を濃淡で示す説明図である。
【図8】本発明の磁気駆動機構の別の例を示す平面図で
ある。
【図9】本発明の別の磁気駆動機構の別の例を示す平面
図である。
【図10】本発明のさらに別の磁気駆動機構の別の例を
示す平面図である。
【図11】従来の光ヘッド装置の対物レンズ駆動機構に
搭載されているムービングコイルタイプの磁気駆動機構
の構成を示す説明図である。
【図12】従来の光ヘッド装置の対物レンズ駆動機構に
搭載されているムービングマグネットタイプの磁気駆動
機構の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置 2 レーザ光源 3 ハーフミラー 4 対物レンズ 5 光記録ディスク(光記録媒体) 6 光検知器 7 対物レンズ駆動機構 8 駆動制御装置 11 ワイヤ 13 装置フレーム 20 駆動コイルユニット 21、21b、21c、21d トラッキング用駆動コ
イル 22、22a、23 フォーカシング用駆動コイル 24 コイル側バックヨーク 30 駆動マグネット 40 磁気駆動機構 50 マグネット側バックヨーク 51 マグネット側バックヨークの本体部分 52、53 マグネット側バックヨークの延設部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 勝 長野県諏訪郡下諏訪町5329番地 株式会社 三協精機製作所内 Fターム(参考) 5D118 AA13 EA02 ED02 ED07 FA29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズが搭載された可動側部材と、
    この可動側部材を前記対物レンズのフォーカシング方向
    およびトラッキング方向に移動可能に支持している固定
    側部材と、前記可動側部材をフォーカシング方向および
    トラッキング方向に移動させる磁気駆動機構とを有する
    光ヘッド装置において、 前記磁気駆動機構は、前記可動側部材および前記固定側
    部材のうちの一方側部材に搭載された駆動コイルユニッ
    トと、他方側部材に搭載された駆動マグネット、および
    該駆動マグネットに対して前記駆動コイルが位置する側
    とは反対側で対向するマグネット側バックヨークとを備
    え、 該マグネット側バックヨークは、前記駆動マグネットに
    対して前記駆動コイルが位置する側とは反対側で対向す
    る本体部分と、前記駆動マグネットの側面側で前記本体
    部分から前記駆動コイルに向けて延設された延設部分と
    を備えていることを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記駆動コイルユニ
    ットは、前記駆動マグネットに対向する駆動コイルと、
    該駆動コイルに対して前記駆動マグネットと反対側に位
    置するコイル側バックヨークとを備えていることを特徴
    とする光ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記駆動コイルユニ
    ットは、巻回方向が互いに逆向きの2辺を備える駆動コ
    イルと、該駆動コイルに対して前記駆動マグネットと反
    対側に位置するコイル側バックヨークとを備え、 前記駆動コイル、前記コイル側バックヨーク、前記駆動
    マグネット、および前記マグネット側バックヨークは、
    前記駆動マグネットから前記コイル側バックヨークに向
    かう往路磁束、および前記コイル側バックヨークから前
    記駆動マグネットに向かう復路磁束に対して前記駆動コ
    イルの前記逆向きの2辺がそれぞれ交差するように配置
    されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記一方側部材は前記固定側部材であり、前記他方側部
    材は前記可動側部材であることを特徴とする光ヘッド装
    置。
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