JP2579524B2 - 磁気カードリーダー・ライター - Google Patents

磁気カードリーダー・ライター

Info

Publication number
JP2579524B2
JP2579524B2 JP63101990A JP10199088A JP2579524B2 JP 2579524 B2 JP2579524 B2 JP 2579524B2 JP 63101990 A JP63101990 A JP 63101990A JP 10199088 A JP10199088 A JP 10199088A JP 2579524 B2 JP2579524 B2 JP 2579524B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic card
roller
magnetic
cup
card
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63101990A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01273266A (ja
Inventor
哲男 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP63101990A priority Critical patent/JP2579524B2/ja
Publication of JPH01273266A publication Critical patent/JPH01273266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579524B2 publication Critical patent/JP2579524B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,磁気カードへの信号の書き込み,読み出し
を行う磁気カードリーダー・ライター(以下単に磁気カ
ードR/Wと言う)に関し,特に磁気カードの搬送の駆動
力に圧電振動子の回転振動あるいは楕円振動を用いた,
超音波モータを用いた磁気カードR/Wに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
磁気カードR/Wとしては従来一般に,磁気ヘッドを固
定しその上を磁気カードを高速で摺動さる方式が多く用
いられている。第2図は従来の磁気カードR/Wの磁気カ
ード搬送機構の概略図であり,電磁モータ1の回転をベ
ルト2a,2bにより,磁気カード搬送用ローラー3a,3bに伝
達し,補助ローラー4a,4bとの間に磁気カードを挾んで
磁気カードの搬送が行われている。
電磁モータ1の回転はベルト2cにより磁気カード圧接
用ローラー7にも伝達され,磁気カードを磁気ヘッドに
圧接した状態で磁気カードを搬送している。
磁気カードR/Wにおいては,磁気カードの移動速度は
できるだけ一定にする必要がある。もし重合体の読み出
し時に磁気カードの移動速度がばらつくと,磁気ヘッド
6からの出力電圧の大きさおよび周波数が変化してしま
う。また,書き込み時に磁気カードの移動速度がばらつ
くと,磁気カード上に記録されたN−3の磁気パターン
の位置がばらつき,間違った信号として読み出してしま
う。したがって,従来の磁気カードR/Wにおいては,磁
気カードの移動速度を一定にするために,定速制御機能
のついたモータを磁気カード搬送用モータとして使用し
ている。
磁気カードの移動速度が一定ならば,磁気カードへの
信号の書き込み時に書き込み信号の周波数を一定にする
ことにより,N−Sの磁気パターンの位置を正確に制御す
ることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
第2図に示した従来の磁気カードR/Wにおいては,磁
気カードの搬送のためにベルトやローラーを多数使用し
ているため機構が複雑になるうえに,装置が大きくなる
と言う欠点がある。さらに性能の面からも電磁モータか
ら発生する電磁ノイズを磁気ヘッドが検出してしまうた
め,電磁モータからの電磁ノイズを防ぐためにシールド
を必要とし,シールドが不完全の場合にはS/N比を確保
するために信号の記録密度を低くする必要があり,電磁
モータが磁気カードR/Wの小型化と記録密度の向上のネ
ックとなっていた。
本発明の課題は,従来の磁気カードR/Wの欠点を除去
するため,磁気カードの搬送機構を簡単にし,電磁ノイ
ズの発生がほとんどない超音波モータを使用し小型で高
記録密度の磁気カードR/Wを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の磁気カードR/Wは,回転振動あるいは楕円振
動をする角柱状圧電振動子の両端部に円板あるいはリン
グを装着し,回転自在に回転軸に固定されたカップ状回
転ローラー2個の開口部を,開口部内壁に前記円板ある
いはリングが接触するようにかぶせ,前記カップ状回転
ローラーに補助ローラーを圧接し,前記カップ状ローラ
ーと前記補助ローラーとのあいだに磁気カードを挾むこ
とにより磁気カードの搬送を行うことを特徴としてい
る。さらに本発明の磁気カードR/Wにおいては,前記カ
ップ状回転ローラーに回転伝達用ローラーを介して磁気
カード圧接用ローラーを圧接し,前記磁気カード圧接用
ローラーを磁気ヘッドの磁気ギャップ部に圧接したこと
を特徴としている。
〔実施例〕 以下本発明の磁気カードR/Wについて図面を用いて詳
しく説明する。第1図は本発明の磁気カードR/Wの磁気
カード搬送の駆動力を発生させる圧電振動子の構造例を
示す概略図であり,ほぼ正方形の断面を有する金属角柱
8の隣り合う二つの面に,両面に電極が施され,厚さ方
向に分極された圧電セラミックス薄板9a,9bが接着され
ている。
圧電セラミックス薄板9a,9bの表面電極からは,それ
ぞれリード端子10a,10bが引き出されており,金属角柱
8からは共通アース端子11が引き出されている。金属角
柱8はその断面形状がほぼ正方形なので,互いに直角方
向に,ほぼ同じ共振周波数で屈曲振動する。したがっ
て,端子10a-11および端子10b-11に,それぞれ周波数が
前記金属角柱8の共振周波数に等しく,位相が90°異な
る電圧を印加すると金属角柱8の両端部は回転振動をす
る。金属角柱8の両端部には円板12a,12bが装着され,
さらに角柱振動子8の振動の節の位置には支持ピン13a,
13bが設けられている。
回転の方向は,一方の駆動電圧の位相を180°変化さ
せることにより逆転させることができる。
第3図はカップ状回転ローラーの斜視図であり円筒状
の空洞部14を有するローラー15が回転軸16により回転自
在に支持されている。空洞部14の内径は第1図の角柱振
動子8の両端部に装着した円板12a,12bの直径よりわず
かに大きく形成されている。
第4図は第1図に示した角柱振動子8と第3図に示し
たカップ状回転ローラーを組み合わせて構成した超音波
モータである。第4図において角柱振動子8の両端部が
回転振動をすると,円板12a,12bが回転ローラー15a,15b
の空洞部内壁に接触し,回転ローラーを回転させる。
第5図は本発明の磁気カードR/Wのカード搬送機構の
原理図であり,(a)は斜視図,(b)は横方向から見
た断面図である。第5図においては,第2図に示した角
柱振動子8はその振動の節を支持ピン13a,13bで支持台1
7に固定されている。
カップ状回転ローラー15a,15bは回転自在に固定され
た補助ローラー18に圧接されている。回転ローラー15a,
15bはさらに回転伝達用ローラー19を介してカード圧接
用ローラー20に圧接され,前記角柱状振動子8が回転振
動をしたとき,前記カップ状回転ローラー15a,15b,補助
ローラー18,回転伝達用ローラー19およびカード圧接用
ローラー20が回転する。磁気カードは前記カップ状回転
ローラー15a,15bと補助ローラー18との間に挾まれて直
線的に搬送される。
第5図において,磁気カード5はカード圧接用ローラ
ー20により磁気ヘッド6に圧接され,磁気カード5を磁
気ヘッド6に圧接するだけでなく,磁気カードを搬送す
る作用も有している。
第5図に示したように本発明の磁気カードR/Wにおい
ては,角柱振動子8の回転振動を磁気カードの搬送の駆
動力としているためベルトが全く不必要となり,磁気カ
ード搬送機構が格段に簡単になる。また本発明の磁気カ
ードR/Wにおいては,磁気カード搬送の駆動力の発生源
として圧電振動子を用いているため,ほとんど電磁ノイ
ズを発生しない。したがって,磁気ヘッドに誘起される
ノイズ電圧は大幅に減少し,磁気ヘッドのギャップを小
さくすることにより出力電圧が小さくなってもS/N比が
十分確保でき,高記録密度記録が実現できる。
以上の説明は,回転振動を発生させる圧電振動子とし
て正方形断面を有する角柱振動子を用いた場合について
行ったが,圧電セラミック単体に分割電極を施して屈曲
振動を励振する方式の角柱振動子を用いてもよいことは
言うまでもない。さらに角柱振動子8の両端部に装着し
た円板あるいはリングの替りに多角形の板あるいはリン
グを用いても同様の効果がある。
〔発明の効果〕
以上に示したように,本発明による磁気カードR/Wに
おいては,磁気カードの搬送を回転振動をする圧電振動
子に圧接されたローラーで行うため,ベルトが不必要に
なり,磁気カードの搬送機構が簡単になり,小型,薄型
の磁気カードR/Wが実現できる。また本発明による磁気
カードR/Wにおいては,カードの搬送の駆動源が圧電振
動子であるため,電磁ノイズの発生が少なく,高い記録
密度の記録再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は,本発明の磁気カードR/Wの磁気カード搬送の
駆動力を発生させる圧電振動子の構造例を示す概略図,
第2図は従来の磁気カードR/Wの磁気カード搬送機構の
概略図,第3図は本発明によるカップ状回転ローラーの
斜視図,第4図は本発明の磁気カードR/Wの回転駆動力
を発生させる超音波モータ,第5図は本発明の磁気カー
ドR/Wの磁気カード搬送機構の構成例の概略図である。 1……電磁モータ,2a,2b,2c……ベルト,3a,3b……磁気
カード搬送用ローラー,4a,4b……補助ローラー,5……磁
気カード,6……磁気ヘッド,7……カード圧接用ローラ
ー,8……圧電角柱振動子,9a,9b……圧電振動子,10a,10B
……リード端子,11……アース端子,12a,12b……円板,13
a,13b……支持ピン,14a,14b……空洞部,15a,15b……カ
ップ状回転ローラー,16a,16b……回転軸,17……支持台,
18……補助ローラー,19……回転伝達用ローラー,20……
カード圧接用ローラー。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転振動あるいは楕円振動をする断面が正
    方形の角柱状圧電振動子の両端部に円板あるいはリング
    を装着し、前記円板あるいはリングの直径よりわずかに
    大きい内径を持つ開口部を有するカップ状回転ローラー
    を、固定軸に回転自在に支持し、前記開口部に前記円板
    あるいはリングを挿入し、前記カップ状回転ローラーに
    補助ローラーを圧接し、前記カップ状回転ローラーと前
    記補助ローラーとのあいだに磁気カードを挟むことによ
    り前記磁気カードを搬送することを特徴とする磁気カー
    ドリーダー・ライター。
  2. 【請求項2】前記カップ状回転ローラーに回転伝達用ロ
    ーラーを介して、カード圧接用ローラーを圧接し、前記
    カード圧接用ローラーを磁気ヘッドの磁気ギャップ部に
    圧接したことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に
    記載の磁気のカードリーダー・ライター。
JP63101990A 1988-04-25 1988-04-25 磁気カードリーダー・ライター Expired - Lifetime JP2579524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63101990A JP2579524B2 (ja) 1988-04-25 1988-04-25 磁気カードリーダー・ライター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63101990A JP2579524B2 (ja) 1988-04-25 1988-04-25 磁気カードリーダー・ライター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01273266A JPH01273266A (ja) 1989-11-01
JP2579524B2 true JP2579524B2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=14315275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63101990A Expired - Lifetime JP2579524B2 (ja) 1988-04-25 1988-04-25 磁気カードリーダー・ライター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579524B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01273266A (ja) 1989-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20010011860A1 (en) Piezoelectric motor
JPS6125071Y2 (ja)
JP2579524B2 (ja) 磁気カードリーダー・ライター
JP2573518B2 (ja) 磁気カードリーダー・ライター
JP2562658B2 (ja) 磁気カードリーダー・ライター
EP0599630B1 (en) Head drum apparatus
JP2562657B2 (ja) 磁気カードリーダー・ライター
JPH01274672A (ja) 磁気カードリーダー・ライター
JPH10234193A (ja) 駆動装置及び情報記録処理装置
JPH0469072A (ja) カード搬送装置
JP4472825B2 (ja) 圧電アクチュエータ
JP2763988B2 (ja) 磁気記憶装置
JP2648780B2 (ja) 超音波シート送りモータ
JPS6383942A (ja) 記録媒体駆動装置
JP2549775B2 (ja) 磁気記憶装置
JP2690736B2 (ja) テープ状帯移送記録再生装置
JP2759805B2 (ja) 振動子型アクチュエータ
JPS63204575A (ja) テ−プカセツトおよびテ−プ走行機構
JP2000298813A (ja) 磁気ヘッド装置並びに信号の書き込み及び/又は読み出し方法
JP2609336B2 (ja) 磁気ディスク装置
JPH0430281A (ja) カード送り機構
SU1337920A1 (ru) Кассета
JPS59119567A (ja) 安定部材
JPH05266260A (ja) 媒体搬送装置
JPH09247962A (ja) 振動アクチュエータを用いた駆動装置及び搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 12