JP2577389Y2 - 内燃機関の冷却構造 - Google Patents

内燃機関の冷却構造

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JP2577389Y2
JP2577389Y2 JP1991063091U JP6309191U JP2577389Y2 JP 2577389 Y2 JP2577389 Y2 JP 2577389Y2 JP 1991063091 U JP1991063091 U JP 1991063091U JP 6309191 U JP6309191 U JP 6309191U JP 2577389 Y2 JP2577389 Y2 JP 2577389Y2
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internal combustion
combustion engine
blower
exhaust
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博文 山見
富士雄 小林
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Kyoritsu Co Ltd
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Kyoritsu Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内燃機関によって作動
する送風機により吸気を創出せしめる機構における、前
内燃機関の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関によって作動する送風機により
吸気を創出せしめる機構を備えた装として、例えば、
内燃機関によって作動する送風機により容器内の空気を
吸引し、該容器内に連通する吸取管からごみや空缶等を
前記容器内へ吸い込むように構成されたクリーナーが提
案されている。
【0003】こうしたクリーナーにあっては、前記送風
機の駆動源としての前記内燃機関の過熱を防止するた
め、従来、例えば、前記送風機のファンケースの側面に
切欠を設け、そこから前記送風機のファンの回転によっ
て生ずる風の一部を取り出すことにより、前記内燃機関
の冷却を行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記ファンケ
ースに設けられた切欠から取り出される風の量は僅かで
あり、前記内燃機関の冷却に十分役立っているとは言え
ないのが現状である。
【0005】一方、前記送風機のファンケースには、
気を送風機外へ排出するための排気口が設けられている
が、該排気口から排出される空気は、何ら前記内燃機関
の冷却に活用されることなく排気されていた。
【0006】本考案は、こうした事情に鑑みてなされた
もので、効率的かつ経済的に内燃機関の過熱を防止する
とともに、併せて、内燃機関の排気ガスの排気温をも低
下せしめることができる、内燃機関の冷却構造を提供し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載の本考案に係る内燃機関の冷却構造
は、内燃機関によって作動する送風機により吸気を創出
せしめる機構において、該送風機に唯一設けられた排気
口から排出される排風を前記内燃機関のシリンダに向け
て吐出せしめるようにしたものである。
【0008】また、請求項2に記載の本考案に係る内燃
機関の冷却構造は、内燃機関によって作動する送風機に
より吸気を創出せしめる機構において、少なくとも前記
内燃機関をエンジンケース内に収容し、前記送風機の排
気口から排出される排風を前記内燃機関のシリンダに向
けて吐出するとともに、前記内燃機関のマフラテールパ
イプを、前記エンジンケースに設けられた排風口に向け
て若干延び出させて設けたものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の本考案によれば、送風機に唯
一設けられた排気口からの排風 を内燃機関のシリンダに
向けて吐出せしめるようにしているので、前記送風機が
本来吐出し得る全吐風量が常時前記内燃機関の冷却に供
される。よって、内燃機関が常時きわめて効果的に冷却
される。
【0010】また、請求項2に記載の本考案によれば、
内燃機関がエンジンケース内に収容され、前記内燃機関
のマフラテールパイプが前記エンジンケースに設けられ
た排風口に向かって若干延び出しているので、送風機の
排気口から前記内燃機関のシリンダに向けて排出される
排風により前記内燃機関が冷却されるとともに、前記マ
フラテールパイプから吐出される排気ガスも冷却されて
前記エンジンケースの排風口から吐出する。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】図4は、本考案が実施されるクリーナーの
全体概略斜視図である。
【0013】このクリーナー1の基本構成は、本件出願
が実願平3−5795号の願書に添付した明細書及び
図面中に詳細に開示しているものと略同一である。
【0014】図4中、3は、前部に前輪5、後部に左右
一対の後輪7、7を有する台車である。該台車3の上面
前部には、内部に送風機9及び該送風機9の駆動源であ
る内燃機関11等を収容するエンジンケース13が設け
られ、前記台車3の上面後部には、ごみ等15を収容す
る容器17が着脱自在に搭載されている。開閉自在なド
ア13aを備えた前記エンジンケース13の内壁には、
防音対策として適宜の吸音材が張られており、内部に収
容した前記内燃機関11及び前記送風機9等から生ずる
騒音を極力抑えられるようになっている。
【0015】前記送風機9は、図2に示す如く、吸気口
19と一つの排気口21とを有するファンケース23内
に前記内燃機関11により駆動されるファン25が軸支
され、該ファン25の回転により前記吸気口19から空
気を吸い込み、前記排気口21から空気を排出する遠心
式のブロアーである。そして、前記吸気口19には、一
端27a(図3及び図4参照)が前記容器17の上端開
口を覆うドーム状蓋体52内に開口した吸気管27の他
端27bが接続されている。
【0016】また、図3及び図4に示すように、前記容
器17内には、先端にごみ等の吸取口29を有する吸取
管31の基端部33が前記蓋体52から突入して開口し
ている。
【0017】そして、前記内燃機関11によって前記送
風機9が作動し、前記吸気管27を通して前記容器17
内の空気が吸引されると、該容器17内の負圧化によ
り、前記吸取管31を通して、ごみ等15が前記容器1
7内に容易に吸引収集される。
【0018】図1及び図2は、本考案一実施例の要部斜
視図であり、前記エンジンケース13内の前記内燃機関
11及び前記送風機9を表側と裏側とから示したもので
ある。
【0019】送風機9は、前記ファン25の回転軸を
水平にして配置され、前記送風機9の表側には、図1に
示すように、前記内燃機関11のシリンダ35、クラン
ク室37及び排気マフラー39が配設されている。
【0020】前記送風機9の前記ファンケース23に
は、前記の通り、前記排気口21が一つだけ存在してい
るが、該排気口21には、可撓性のある排気管41の一
端が接続され、該排気管41の他端は、前記シリンダ3
5の上方に斜下方を向いて開口している。そして、この
構成により、前記排気口21から排出される空気の全量
が前記排気管41を通して前記シリンダ35に向かって
吐出され、シリンダ35が常時効果的に冷却される
しかも、前記内燃機関11に吹き付けられる前記送風機
9の排風は、塵埃等が前記送風機9の前記吸気口19側
へ吸入されない様にするために前記蓋体52に設けたス
トレーナ53により除塵されているので、 前記シリンダ
35の外周に形成された冷却フィンが詰まって冷却効果
が低下する等の問題もない。
【0021】前記シリンダ35に向かって吐出された
記送風機9の排風は、前記エンジンケース13内を適宜
循環して前記内燃機関11全体を冷却し、前記エンジン
ケース13の後部底部に設けられた排風口43から外部
へ排出される(図3参照)。
【0022】図中、45は前記内燃機関11の燃料タ
ンク、47はキャブレータである。また、図3及び図4
中、49はエアクリーナ、54は前記容器17自体の蓋
である。
【0023】また、本実施例では、図1及び図3に示す
如く、前記排気マフラー39のテールパイプ51が、前
記エンジンケース13に設けられた前記排風口43に向
かって若干長く延び出して設けられている。
【0024】これにより、前記排気マフラー39から排
出された排気ガスは、前記排風口43方向に導かれ、前
記テールパイプ51先端から前記排風口43へ至る間
に、前記排気管41より吐出されて前記エンジンケース
13内を循環した冷却風と混合する。この結果、排気ガ
スが前記排風口43から外部へ排出される際には、排気
温度が低下されており、前記クリーナー1使用中に、作
業者が排気ガスにより火傷を負う等の危険が未然に防止
される。
【0025】
【考案の効果】請求項1に記載の本考案によれば、送風
機が本来吐出し得る全吐風量を常時内燃機関の冷却に利
用できるので、極めて冷却効率がよく、内燃機関の過熱
が効果的に防止できる。しかも、従来はそのまま外部へ
排出されていた排風を冷却風として利用するものである
ため、冷却のための特別なコストが不要であり、経済的
である。
【0026】また、請求項2に記載の本考案によれば、
内燃機関の加熱が防止されるほか、排気マフラーから吐
出された排気ガスが送風機の排風と混合して外部へ排出
されるため、排気温度が低下し、安全性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る内燃機関の冷却構造の
要部を示す斜視図である。
【図2】図1の裏面を示す一部切欠斜視図である。
【図3】エンジンケースのドアを取り外したクリーナー
の全体縦断側面図である。
【図4】クリーナーの全体概略斜視図である。
【符号の説明】
9 送風機 11 内燃機関 13 エンジンケース 21 排気口 35 シリンダ 43 排風口 51 マフラテールパイプ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関11によって作動する送風
    により吸気を創出せしめる機構において、該
    風機)に唯一設けられた排気口(21)から排出さ
    れる排風を前記内燃機関11のシリンダ35
    向けて吐出せしめてなる内燃機関の冷却構造。
  2. 【請求項2】 内燃機関11によって作動する送風
    により吸気を創出せしめる機構において、少な
    くとも前記内燃機関11をエンジンケース13
    内に収容し、前記送風機の排気口21から排
    出される排風を前記内燃機関11のシリンダ
    に向けて吐出するとともに、前記内燃機関11
    のマフラテールパイプ51を、前記エンジンケース
    13に設けられた排風口43に向けて若干延び
    出させて設けてなる内燃機関の冷却構造。
JP1991063091U 1991-07-15 1991-07-15 内燃機関の冷却構造 Expired - Lifetime JP2577389Y2 (ja)

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