JP2007218186A - 携帯型送風作業機のエンジン冷却構造 - Google Patents

携帯型送風作業機のエンジン冷却構造 Download PDF

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悦男 木島
Toshiyuki Yamazaki
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Abstract

【課題】送風ファンにより起風される大容量の送風により冷却能力を高めつつ、送風へのダストの混入を低減することにより、送風量を確保し冷却能力を維持することができる携帯型送風作業機のエンジン冷却構造を提供する。
【解決手段】空冷小型エンジンにより遠心式送風ファン22を回転駆動するとともに、この遠心式送風ファン22を覆う送風ファンカバー17の内部から空冷小型エンジン側に冷却風を流入させる導風孔27を送風ファンカバー内の旋回流路26に面して形成し、この導風孔の旋回流路風上側直近に位置して凸部28を設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は携帯型の送風作業機に関し、詳しくは携帯型送風作業機を回転駆動するエンジンの冷却構造に関する。
小型エンジン等を駆動動力源とする携帯型の作業機が多種開発・市販されており、これらの携帯型作業機を駆動する小型エンジンは、軽量小型である等の理由から空冷式のものが主として採用されている。携帯型作業機用の小型空冷エンジンは、一般的にクランクシャフトの一方の端部に始動装置であるリコイルスタータが取り付けられるとともに、他端側にフライホイールマグネトが取り付けられ、さらにそのフライホイールマグネトの外側突出端から作業機駆動用の回転動力が取り出される。
一般的に小型空冷エンジンの冷却は、フライホイールマグネトと一体的に形成された冷却フィンによって動力取出側の開口部やクランクケース底部側の開口部から吸引された冷却風を、シリンダやシリンダヘッドの方向に流出させることにより行われている。
一方、いわゆるエンジンブロワと呼ばれる携帯型送風作業機にあっては、小型空冷エンジンにより送風ファンを回転駆動させて落ち葉や刈り草を吹き寄せたり、吸引作用を利用して落ち葉を捕集バッグ内に回収する等の作業に使用されている。
携帯型送風作業機においては、フライホイールマグネトの冷却フィンよりも大径の送風ファンの回転を利用して、エンジンのシリンダヘッド方向に冷却風を送風するように構成した技術(特許文献1参照)や、逆に送風ファンによりシリンダヘッド側から吸引するように構成した技術(特許文献2参照)が開示されている。このように大径の送風ファンを利用することによって送風量(吸引風量)を増大させてエンジンの冷却能力を高めることが可能となるため、大排気量(高出力)エンジンの採用や排気ガス規制対策による高発熱への対応が容易となる。
特開平9−209753公報 特開2001−140800号公報
しかしながら、携帯型送風作業機の大径送風ファンによる冷却風を利用することによって高い冷却能力を得ることができる反面、吸引作業においては落ち葉くずや細かな草等のダストを大量に吸い込むことになり、これらのダストがエンジンシリンダの冷却フィン隙間やマフラ部分に詰まることによって、冷却能力の大幅低下や発火等が生じるという問題点がある。
本発明は、前記問題点を解決するためになされたものであって、送風ファンにより起風される大容量の送風により冷却能力を高めつつ、この送風へのダストの混入を低減することにより送風量を確保し冷却能力を維持することができる携帯型送風作業機のエンジン冷却構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、空冷小型エンジンにより遠心式送風ファンを回転駆動するとともに、この遠心式送風ファンを覆う送風ファンカバーの内部から空冷小型エンジン側に冷却風を流入させる導風孔を送風ファンカバー内の旋回流路に面して形成し、この導風孔の旋回流路風上側直近に位置して凸部を設けた。
本発明によれば、空冷小型エンジンにより回転駆動される遠心式送風ファンの送風もしくは吸引風を利用して各種の作業を行う携帯型送風作業機において、遠心式送風ファンを覆う送風ファンカバーの内部と空冷小型エンジン側とを導風孔にて連通せしめて、遠心式送風ファンにより起風される強力な風をエンジン冷却風として利用しつつ、シリンダヘッドに対する冷却能力の低下やマフラ部での発火を引き起こすようなダストの進入を、比較的簡易な機構にて確実に達成することができる。
本発明の実施の形態を図1ないし図3に基づいて説明する。携帯型送風作業機1は送風機本体2と駆動源となる空冷小型エンジン3とから構成される。空冷小型エンジン3のシリンダヘッド4には冷却フィン5が一体的に形成されており、さらにこのシリンダヘッド4内部にはピストン6が摺動自在に嵌装されるとともに、点火プラグ(図示せず)が取付けられている。シリンダヘッド4と連結一体化されたクランクケース7には、クランクシャフト8が軸支され、このクランクシャフト8とピストン6のピストンピン(図示せず)とがコネクティングロッド9により連結されている。
クランクシャフト8の一端には、手動始動装置であるリコイルッスタータ10が取り付けられ、他端側にはフライホイールマグネト11が固定されている。クランクケース7の底部側には燃料タンク12が取り付けられているとともに、フライホイールマグネト11と一体成形された冷却フィン13と対向するクランクケース7の底部分の一部を切り欠いて、冷却風導入孔14が形成されている。
空冷小型エンジン3と一体に構成される送風機本体2は、二つ割部品としての内側ファンカバー15と外側ファンカバー16とからなる送風ファンカバー17と、作業者によって把持されるハンドル部18とから構成される。送風ファンカバー17には、外周に沿って吹き出し口19が形成されているとともに、吸い込み口20を有し外側ファンカバー16の外側面に対して開閉及び固定自在な側面カバー21が設けられている。
送風ファンカバー17内に配置された遠心式送風ファン22は、複数枚の起風フィン23が放射状に一体形成されてなり、前記フライホイールマグネト11の外側に位置して前記クランクシャフト8外端部に固定されている。遠心式送風ファン22とフライホイールマグネト11との間に位置する前記内側ファンカバー15はシリンダヘッド4とクランクケース7とに取付ボルト24によって固定され、さらに内側ファンカバー15に連接してシリンダヘッド4を覆うヘッドカバー25が設けられている。
前記送風ファンカバー17の内部には、遠心式送風ファン22により起風される空気の旋回流路26が形成され、この旋回流路26が吹き出し口19に連接している。内側ファンカバー15には、シリンダヘッド4と向かい合う位置に旋回流路26と空冷小型エンジン3側とを連通する導風孔27が開孔されている。そして、この導風孔27の旋回流路26風上側直近に位置して凸部28が内側ファンカバー15に形成されている。この凸部28の位置は、遠心式送風ファン22外周よりわずかに外側とし、かつ遠心式送風ファン22の翼端面以下としている。
このように構成された携帯型送風作業機1において、空冷小型エンジン3をリコイルスタータ10により始動させると、クランクシャフト8が回転してフライホイールマグネト11及び遠心式送風ファン22が回転駆動される。これにより起風フィン23が図2の半時計方向に回転して外気を側面カバー21の吸い込み口20から吸引する。起風フィン23により増速された冷却風は旋回流路26から導風孔27に入り、シリンダヘッド4方向へ流入し冷却フィン5及びマフラを冷却して吹き抜ける。
また一方では、フライホイールマグネト11の冷却フィン13の回転により、クランクケース7底部の冷却風導入孔14からも冷却風が取り込まれ、前記導風孔27からの冷却風とともにシリンダヘッド4を冷却する。
側面カバー21の吸い込み口20から外気とともに吸い込まれた落ち葉くずや細かな草等のダストは、導風孔27の旋回流路26風上側直近に位置して設けられた凸部28により生じる渦流に沿って旋回流路26の外周方向へ流れ、導風孔27からシリンダヘッド4方向へ侵入することなく送風ファンカバー17の吹き出し口19から排出される。ここにおいて、細かな軽いダストは冷却風に混じって導風孔27から侵入し、シリンダヘッド4方向に流れる可能性が大きいが、これらの小さなダストはシリンダヘッド4の冷却フィン5の間に詰まって冷却能力を低下させる恐れは低い。
なお、図4に示すように携帯型送風作業機1として送風ファンカバー17の吹き出し口19に送風パイプ29を装着することにより、先端から風を強力に噴出して落ち葉等の吹き飛ばし作業を行う。また、図5に示すように送風ファンカバー17の側面カバー21を開いて吸入パイプ30を装着するとともに空冷小型エンジン3背面側に補助ハンドル31を取り付けることによって、吸入パイプ30先端から落ち葉等を吸い込み、吹き出し口19に取り付けたバッグ内へ捕集する作業を行うことができる。
以上説明したように本発明によれば、空冷小型エンジン3により回転駆動される遠心式送風ファン22の送風もしくは吸引風を利用して各種の作業を行う携帯型送風作業機1において、遠心式送風ファン22を覆う送風ファンカバー17の内部と空冷小型エンジン3側とを導風孔27にて連通せしめて、遠心式送風ファン22のより起風される強力な風をエンジン冷却風として利用しつつ、シリンダヘッド4に対する冷却能力の低下やマフラ部での発火を引き起こすようなダストの進入を、比較的簡易な機構にて確実に達成することができる。
本発明の実施の形態の携帯型送風作業機を示す縦断面図である。 同じく外側ファンカバーを取り外し送風羽根の一部を切り欠いて示す携帯型送風作業機の側面図である。 同じく外側ファンカバー及び送風フィンを取り外した状態を示す携帯型送風作業機の側面図である。 送風作業状態を示す携帯型送風作業機の側面図である。 吸引作業状態を示す携帯型送風作業機の側面図である。
符号の説明
3 空冷小型エンジン
17 送風ファンカバー
22 遠心式送風ファン
26 旋回流路
27 導風孔
28 凸部

Claims (1)

  1. 空冷小型エンジンにより遠心式送風ファンを回転駆動するとともに、この遠心式送風ファンを覆う送風ファンカバーの内部から空冷小型エンジン側に冷却風を流入させる導風孔を送風ファンカバー内の旋回流路に面して形成し、この導風孔の旋回流路風上側直近に位置して凸部を設けたことを特徴とする携帯型送風作業機のエンジン冷却構造。
JP2006040314A 2006-02-17 2006-02-17 携帯型送風作業機のエンジン冷却構造 Withdrawn JP2007218186A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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