JP2577308Y2 - ベルトフック - Google Patents

ベルトフック

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JP2577308Y2
JP2577308Y2 JP1991076383U JP7638391U JP2577308Y2 JP 2577308 Y2 JP2577308 Y2 JP 2577308Y2 JP 1991076383 U JP1991076383 U JP 1991076383U JP 7638391 U JP7638391 U JP 7638391U JP 2577308 Y2 JP2577308 Y2 JP 2577308Y2
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修平 谷口
一浩 榎戸
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Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばカメラ一体型ビ
デオテープレコーダのようなポータブル電子機器等にシ
ョルダーベルトを装着する場合に用いて好適なベルトフ
ックに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ある程度以上の重量または体積
のあるポータブル電子機器は、携帯に適するようにショ
ルダーベルトを装着している。しかし、使用時にはその
ベルトも邪魔になることがあるので、着脱できるように
しているものが多い。これは図5に示すように、ベルト
1を装着するベルト装着部2から延びる挿入部3の両側
から、ベルト1の方向に折曲げられた弾性を有する係合
部4、5の両側端に係合用の爪6、7を有している。装
着時は挿入部3をポータブル機器に設けられた所定部分
に挿入することによって係合部4、5が内側に撓み、爪
6、7がポータブル機器の被係合部に係合して装着され
る。
【0003】そして、このベルトを外すときは係合部
4、5を内側方向に押さえて撓ませ、爪6、7をポータ
ブル機器側の係合部から外して抜き去る構造になってい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら爪6、7
を係合部から外すために係合部4、5を撓ませても、そ
れがベルト装着部2に当接するとそれ以上の撓みを与え
ることができない。ところが爪6、7を係合部から外す
ためには所定量以上の撓み量が必用であるため、この撓
み量を確保するためには係合部4、5をベルト装着部1
2から離しておく必要があり、このため係合部4、5が
ベルトから大きくはみ出すので、ベルトフックを小形に
構成することができなかった。
【0005】本考案はこのような状況に鑑みてなされた
もので、ベルト装着部を分割して帯状部材と一体に構成
することによって大きな撓み量を確保し、横幅の小さな
ベルトフックを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本考案のベルトフックは、軟質なベルトの先端
に設けられ被係合部と係合することでベルトを被係合部
側に装着するベルトフックにおいて、帯状部材が弾性を
有する状態で折り返され形成された挿入部と、挿入部の
外側両側面に設けられた係合用爪と、折り返された帯状
部材の一方の端末付近から内側に延びるベルト装着用の
第1の突起と、折り返された帯状部材の他方の端末付近
から内側に延びるベルト装着用の第2の突起とからな
り、挿入部は少なくとも係合用爪の部分が被係合部の間
口よりも幅広であり、第1および第2の突起はベルトの
幅より短くかつ前記帯状部材の端末部分が押圧されたと
き相互に当接しない位置に、ベルトが掛けられるように
設けられていることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成のベルトフックにおいては、帯状部材
の両端末部が押圧されることによって帯状部材全体が撓
み、かつベルト装着用の突起は双方の帯状部材がずれた
位置に設けられていることから、当接せず撓み量が大き
くとれる。
【0008】
【実施例】図1は本考案のベルトフックの一実施例を示
す斜視図であり、全体が合成樹脂により一体成型されて
いる。挿入部10は、帯状部材11が先端部で折り返さ
れて形成されている。その先端部は挿入部10が挿入し
易いように略円弧状に形成されるとともに、挿入部10
に弾性を与えるために2回折り返えされており、帯状部
材11に対して内側方向に撓む力が加えられたとき、帯
状部材11を元の位置に押し戻す復原力が作用するよう
になっている。
【0009】挿入部10を構成する帯状部材11の両外
側面に、先端部側面から末端部方向に向けて所定の傾斜
で徐々に外側面から立上がり、折返し部垂下点14付近
において外側面に直角な状態で立下がる係合用爪12、
13が設けられている。また帯状部材11の末端部は略
直角に折り曲げられ、当接部15を形成した後、その末
端は帯状部材11と同一方向にさらに折り曲げられ、挿
圧部16に接続している。その挿圧部16は指で触れる
部分が略円形とされ、また、末端部の厚みが若干厚く形
成され、内側方向に押圧力が加え易くなっている。
【0010】双方の挿圧部16の内側であって、その周
縁部付近から帯状部材11の折返し部垂下点14付近ま
で、他方は反対側の周縁部付近から帯状部材11の折り
返し部垂下点14付近まで、第1の突起17aおよび第
2の突起18aが延びている。そして、突起17aの先
端部は突起18a方向に折曲げられ、係合部17bを形
成し、突起18aの先端部は突起17a方向に折曲げら
れ、係合部18bを形成している。これらの係合部17
bおよび18bは、挿圧部16に外側方向へ向かう力が
加えられたとき当接するように折返し量が決められてい
る。この突起17aおよび18aは、図2に示すよう
に、その取付の位置が上下逆方向にずれているので、挿
圧部16に内側方向へ向かう力が加えられたとき、相互
に当接しないようになっている。即ち、図2および図3
に示すように、係合部17bおよび18bを係合させる
と、両方の挿圧部16の間が突起17aと18aで接続
されたベルト掛け19が形成される。そこで、図1に示
すように、係合部17bと18bを係合させる前に、両
者の間からベルト21を挿通し、そのベルト掛け19と
当接部15の間の空間20に配置する。そして図2に示
すように、係合部17bと18bを係合させる。空間2
0にベルト21を通し、ベルト掛け19にベルト21を
掛けるために、係合部17bおよび18bを係合して形
成されるベルト掛け19の長さはベルトの横幅より若干
長くなるように、すなわち幅広に決められている。
【0011】このように構成されたベルトフック22に
用いられるベルト21は例えば織った材質など、軟性を
有するものが使用され、図4に示すように幅方向に押さ
えることによってつぶれる必要がある。
【0012】この様に構成されたベルトフック22は、
図3に示すように空間20にベルト21を通し、そのベ
ルト21をベルト掛け19に掛けることによってベルト
21に取り付けられる。そしてベルトフック22の挿入
部10をポータブル機器側に設けられている被係合部で
ある嵌合部23に挿入すると、当接部15が嵌合部23
の入り口に当接するとともに、挿入部10の係合用の爪
6、7が嵌合部23の係合穴23a,23bに係合して
装着される。
【0013】この装着を解除するときは、図4に示すよ
うに、ベルトフック22の両側の挿圧部16を内側方向
に押さえる。これによって、挿圧部16の内側部分がベ
ルト21を幅方向に変形させる。一方、挿圧部16の内
側に設けられた突起17a、18aおよび係合部17
b,18bは当接しないように配設されているので、挿
圧部16は十分内側に押し込むことができる。このため
爪6および7が設けられている帯状部材11も十分内側
に撓み、爪6および7が係合穴23aから外れるので、
容易に引き抜くことができる。
【0014】また、帯状部材11は弾性を有する状態で
折曲げられて挿入部10を形成しているので、ベルトフ
ック22の係合が外れ、挿圧部16に力が加えられなく
なるとその弾性力によって復元動作が始まる。そして、
挿圧部16の内側に設けられた突起17a、18aの係
合部17b、18bが係合する位置で復元動作が終了す
る。
【0015】なお、以上の実施例は挿入部10の挿入量
を規制するため、当接部15を設けたが、挿入量を規制
する必要がなければ当接部15は不要となる。また、十
分な弾性力を確保するため、挿入部10の先端を2回折
返しているが、折返しただけでその弾性力を確保できれ
る材料(合成樹脂)を使用すればこの折返しは1度で良
くなる。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案のベルトフックは、
ベルト装着部を帯状部材と一体に構成することによって
大きな撓み量を確保するようにしたので、横幅を小さく
する事ができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のベルトフックの一実施例の構成を示す
斜視図である。
【図2】図1のベルトフックの係合部17bと18bを
係合させた状態を示す側面図である。
【図3】図1におけるベルトフックにベルトを通してい
る状態を示す図である。
【図4】図1におけるベルトフックに撓みを与えている
状態を示す図である。
【図5】従来のベルトフックの一例の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ベルト 2 ベルト装着部 3 挿入部 4、5 係合部 6、7 爪 10 挿入部 11 帯状部材 12、13 爪 14 垂下点 15 当接部 16 挿圧部 17a、18a 突起 17b、18b 係合部 19 ベルト掛け 20 空間 21 ベルト 22 ベルトフック 23 嵌合部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟質なベルトの先端に設けられ被係合部
    と係合することによってベルトを被係合部側に装着する
    ベルトフックにおいて、 帯状部材が弾性を有する状態で折り返されて形成された
    挿入部と、 前記挿入部の外側両側面に設けられた係合用爪と、 前記折り返された帯状部材の一方の端末付近から内側に
    延びるベルト装着用の第1の突起と、 前記折り返された帯状部材の他方の端末付近から内側に
    延びるベルト装着用の第2の突起とからなり、 前記挿入部は少なくとも前記係合用爪の部分が前記被係
    合部の間口よりも幅広であり、 前記第1および第2の突起は前記ベルトの幅より短くか
    つ前記帯状部材の端末部分が押圧されたとき相互に当接
    しない位置に、前記ベルトが掛けられるように設けられ
    ていることを特徴とするベルトフック。
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