JPH0583414U - ベルトクランプ - Google Patents

ベルトクランプ

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JPH0583414U
JPH0583414U JP3399792U JP3399792U JPH0583414U JP H0583414 U JPH0583414 U JP H0583414U JP 3399792 U JP3399792 U JP 3399792U JP 3399792 U JP3399792 U JP 3399792U JP H0583414 U JPH0583414 U JP H0583414U
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belt
engaging
buckle
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晴久 神谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 径の小さい被結合物でもその外周に帯部を密
着させた状態で結束でき、また被結束物の径の大小にか
かわらず安定した結束を可能とする。 【構成】 ベルトクランプの帯部10はその表面に形成
された係合歯列12を備え、バックル部20は前記帯部
10を挿通可能な挿通孔22と、この挿通孔22内で前
記係合歯列12に係合する係合突起32が形成された係
合舌片30と、前記バックル部20の上板28の一部か
ら前記挿通孔22の入口側に向けて可撓性を有する片持
ち梁状に突出させた巻込み舌片40とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ワイヤハーネスや電線等の被結束物を結束状態で保持するために使 用されるベルトクランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のベルトクランプは帯部とバックル部とから構成されている。そ してこの帯部はその表面に形成された複数の係合歯列を備え、またバックル部は 帯部の挿通可能な挿通孔と、この挿通孔の内部において前記係合歯列に係合可能 な係合突起が形成された係合舌片とを備えている。このベルトクランプは本来、 径の大きいワイヤハーネス等の被結束物を結束するのに適した構造になっている 。つまりこのようなワイヤハーネス等に対しては、その外周面に前記帯部を隙間 なく密着させた状態で結束できる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
図7で示されているように、従来のベルトクランプによって径の小さい電線W 1等の被結束物を一本(あるいは2,3本)結束した場合には、帯部10の弾性 変形が前記バックル部20の上板28に拘束されて電線W1の径に対応しきれな い。したがってこの電線W1と帯部10との間に隙間が生じることとなり、良好 な結束状態が得られないこととなる。
【0004】 この対策案としてバックル部20の上板28のうち、帯部10との結合箇所の 近くから挿通孔22の入口側端部までの部分を除去することにより、帯部10を 前記電線W1の径に対応して変形させれるようにすることが考えられる。しかし この対策案において被結束物が大径のワイヤハーネス等の場合は、その外周面の 円周方向に関するほとんどの範囲が帯部10だけで結束されることとる。このた め特にワイヤハーネス等を結束したときには、帯部10がバックル部20との結 合箇所を支点としてワイヤハーネス等と共にぐらつく場合がある。 このように従来は、一種類のベルトクランプで電線やワイヤハーネスといった 極端に径の異なる被結束物に対応することは困難であった。
【0005】 本考案の技術的課題は、径の小さい被結合物でもその外周に帯部を密着させた 状態での結束を可能とし、また被結束物の径の大小にかかわらず安定した結束を 可能とすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案のベルトクランプは次のように構成されて いる。 すなわち帯部とバックル部とからなるベルトクランプであって、この帯部はそ の表面に形成された係合歯列を備え、前記バックル部は前記帯部を挿通可能な挿 通孔と、この挿通孔内で前記係合歯列に係合する係合突起が形成された係合舌片 と、前記バックル部の上板の一部から前記挿通孔の入口側に向けて可撓性を有す る片持ち梁状に突出させた巻込み舌片とを備えている。
【0007】
【作用】
前記構成によれば、被結束物が径の小さい電線等の場合は前記帯部をバックル 部の挿通孔に通して締付けると、これに伴って前記巻込み舌片が被結束物の外周 と帯との間に巻き込まれた状態に変形する。つまり帯部は他の部材に何ら拘束さ れることなく被結束物の径に対応した湾曲状に弾性変形する。したがってこの帯 部が被結束物の外周に隙間なく密着し、確実な結束保持を行える。
【0008】 また被結束物が径の大きいワイヤハーネス等の場合、この被結束物はその外周 面に前記帯部と前記巻込み舌片とのそれぞれが接触した状態で結束される。この 巻込み舌片は前記バックル部の上板と一体であることから、帯部がバックル部と の結合箇所を支点としてぐらつくことが少なく、特にワイヤハーネス等の大径の 被結束物を結束したときの安定性が良くなる。
【0009】
【実施例】
次に本考案の一実施例を図1〜図6にしたがって説明する。 実施例1 まず図1にベルトクランプ全体が外観斜視図で示され、図2のベルトクランプ の一部が断面図で示され、図3に図2のA−A矢視断面図が示されている。これ らの図面で明らかなようにベルトクランプは、基本的に帯部10とバックル部2 0とによって構成されている。この帯部10の基端部はバックル部20の上板2 8に対し一体に結合されているとともに、帯部10の片面(表面)には、係合歯 列12が長手方向に沿って連続して形成されている。
【0010】 前記バックル部20は基板24、両側板26及び前記上板28によって構成さ れ、その内部は前記帯部10の挿通可能な挿通孔22となっている。そしてこの 挿通孔22の内部には、図2で示すように前記基板24と一体に形成された係合 舌片30が突出している。この係合舌片30は挿通孔22の入口側から出口側に 向かって延び、全体として可撓性を備えている。またこの係合舌片30の先端部 分には、前記帯部10の係合歯列12に係合可能な係合突起32が形成されてい る。
【0011】 さらに前記バックル部20の上面には、前記上板28の一部から挿通孔22の 入口側に向かって片持ち梁状に突出させた巻込み舌片40が形成されている。こ の巻込み舌片40は上板28と一体であるものの肉厚が薄く、充分な可撓性を有 している。しかもこの巻込み舌片40とバックル部20の両側板26とのそれぞ れの上面は、ほぼ面一状態に設定されている。なおバックル部20における前記 基板24の下面には、係止脚34と皿ばね形状のスタビライザー36とがそれぞ れ一体に形成されている。
【0012】 次に前記構成のベルトクランプの使用につき、まず図4で示されているように 被結束物が径の小さい一本(あるいは2,3本)の電線W1である場合の結束に ついて説明する。この場合は電線W1の被結束部分を前記バックル部20の巻込 み舌片40の上面及び両側板26の上面にわたって載置した後、前記帯部10を バックル部20の挿通孔22に通して締付ける。これに伴って前記巻込み舌片4 0が図4で示すように電線W1の外周と帯部10との間に巻き込まれた状態に変 形し、このため帯部10は電線W1の径に対応した湾曲状に弾性変形する。この 結果、電線W1はその外周に帯部10が隙間なく密着した状態で結束される。そ してこのときには帯部10の前記係合歯列12の一部が前記係合舌片30の係合 突起32に係合し、帯部10による電線W1の結束状態が保持される。
【0013】 また図5で示すように被結束物が径の大きいワイヤハーネスW2である場合の 結束にあたっては、前記電線W1の場合と同様にワイヤハーネスW2の被結束部 分を前記巻込み舌片40の上面及び両側板26の上面にわたって載置した後、前 記帯部10をバックル部20の挿通孔22に通して締付ける。これにより図5で 示すようにワイヤハーネスW2はその外周面に帯部10と巻込み舌片40とのそ れぞれが接触した状態で結束され、かつ前記の場合と同様に帯部10の係合歯列 12が係合舌片30の係合突起32に係合してワイヤハーネスW2の結束状態が 保持される。この図5の結束状態において前記巻込み舌片40が前記バックル部 20の上板28と一体であることから、帯部10がバックル部20との結合箇所 を支点としてぐらつくことが少なく、このワイヤハーネスW2の結束状態が安定 する。
【0014】 なお図4及び図5で示すようにベルトクランプにより電線W1あるいはワイヤ ハーネスW2を結束した後は、バックル部20の下面に形成されている前記係止 脚34を、図示されていない車両ボディなどの取付けパネルにあけられている取 付け孔に差し込む。これにより係止脚34が取付け孔に係合するとともに、前記 スタビライザー36がパネルの表面に押し付けられて弾性変形し、その保有弾力 により取付け孔に対する係止脚34の係合状態が安定する。
【0015】 また前記巻込み舌片40の上面、つまり被結束物である電線W1あるいはワイ ヤハーネスW2の外周面と接触する面に滑り止め用のリブ等を形成しておけば、 特に電線W1の結束時においてこの電線W1が軸線方向へずれ動くのを防ぐ機能 が高められる。
【0016】 実施例2 図6に実施例2のベルトクランプが図2と対応させた断面図で示されている。 この実施例では、バックル部20の基板24の一端部(挿通孔22の出口側の端 部)において、この基板24の両側板26寄りの箇所にそれぞれスリット等を形 成することにより可撓性を有する係合舌片30が形成されている。この係合舌片 30の上面には、実施例1と同様に帯部10の係合歯列12に係合可能な係合突 起32が形成されている。
【0017】 さてこの実施例2では係合舌片30の係合突起32のみをバックル部20の挿 通孔22内に突出させている。このため挿通孔22の高さは、前記帯部10の肉 厚とほぼ同寸法でよいこととなる。このことはベルトクランプにより前述したよ うに被結束物を結束した後、係止脚34を取付けパネルに装着した状態での被結 束物と取付けパネル上面との間の寸法が小さくなり、被結束物の装着スペースが 少なくて済む。
【0018】 なおこの実施例2の図6において前記実施例1と同一もしくは均等構成と考え られる部材には図面に同一符号を付して重複する説明は省略する。
【0019】
【考案の効果】
このように本考案は、径の小さい被結合物でもその外周に帯部を密着させた状 態で確実に結束保持でき、また被結束物の径の大小にかかわらず、ぐらつき等の 少ない安定した結束状態が得られるので、一種類のベルトクランプで電線やワイ ヤハーネスといった極端に径の異なる被結束物に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のベルトクランプ全体を表した外観斜
視図である。
【図2】そのベルトクランプの一部を表した断面図であ
る。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【図4】被結束物として径の小さい一本の電線を結束し
た状態の断面図である。
【図5】被結束物として径の大きいワイヤハーネスを結
束した状態の断面図である。
【図6】実施例2のベルトクランプの一部を表した断面
図である。
【図7】従来のベルトクランプによる一本の電線の結束
状態を表した断面図である。
【符号の説明】
10 帯部 12 係合歯列 20 バックル部 22 挿通孔 28 上板 30 係合舌片 32 係合突起 40 巻込み舌片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯部とバックル部とからなるベルトクラ
    ンプであって、 前記帯部はその表面に形成された係合歯列を備え、 前記バックル部は前記帯部を挿通可能な挿通孔と、この
    挿通孔内で前記係合歯列に係合する係合突起が形成され
    た係合舌片と、前記バックル部の上板の一部から前記挿
    通孔の入口側に向けて可撓性を有する片持ち梁状に突出
    させた巻込み舌片とを備えていることを特徴としたベル
    トクランプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003028111A (ja) * 2001-07-13 2003-01-29 Daiwa Kasei Ind Co Ltd ベルトクランプ
JP5629357B1 (ja) * 2013-06-21 2014-11-19 ナシモト工業株式会社 作業装置

Cited By (3)

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WO2014203578A1 (ja) * 2013-06-21 2014-12-24 ナシモト工業株式会社 作業装置

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