JP2576089Y2 - カバー装置 - Google Patents

カバー装置

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JP2576089Y2
JP2576089Y2 JP1993018698U JP1869893U JP2576089Y2 JP 2576089 Y2 JP2576089 Y2 JP 2576089Y2 JP 1993018698 U JP1993018698 U JP 1993018698U JP 1869893 U JP1869893 U JP 1869893U JP 2576089 Y2 JP2576089 Y2 JP 2576089Y2
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JP1993018698U
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JPH0679184U (ja
Inventor
和彦 清水
正雄 森川
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菊水電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、カバー装置に関し、詳
しくは電子機器や電気機器などの筐体外面に配設され設
定条件の微調整に使用される調整部等を外部から遮蔽す
るために用いられる着脱が可能なカバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器などでは多くの場合その
操作にかかわる条件が予め設定されていて、格別にその
条件を変える必要がない通常の使用状態ではその微調整
用の調整部に人手が触れたりすることのないようにして
いる。そのために、かかる調整部は筐体外面から窪ませ
た凹部に配置されていて、着脱可能なカバー部材により
遮蔽されており、調整を要するときにのみカバー部材が
取外される。なお、このようなカバー装置は上述したよ
うな調整部の遮蔽に限らず、特に樹脂系材料などによっ
て成形される筐体を具えた電子機器等にあって、通常の
使用状態では露出させたままにしておきたくないような
箇所に多用されてきた。
【0003】図5はこのような従来のカバー装置の構成
例を示すもので、その(A)において、100は機器の
樹脂系材料等で形成された筐体、101は筐体100の
一部を窪ませて形成し、調整部など覆蓋が要求される不
図示の部品が露出する部分(以下で被覆蓋部という)
02が露出する方形型の凹部である。103はこのよう
な被覆蓋部102を外部から遮蔽するために凹部101
に嵌込まれるカバー部材であり、104はカバー部材1
03の一方の端部裏面側に沿って突設した嵌込み突起、
105はその他方の端部近傍の裏面両側から突設した係
合爪、106はカバー部材103の他方の端部近傍上面
に設けられているつまみ部である。また、凹部101の
底面には前記嵌込み突起104および係合爪105と対
応する位置に嵌込み孔107および係合孔108が設け
られている。
【0004】このように構成されたカバー装置では図5
の(B)に示すようにカバー部材103の嵌込み突起1
04を凹部101底面の嵌込み孔107に差込んだ上、
つまみ部106を矢印で示すように下方に押下げること
でカバー部材103の両側に設けられている係合爪10
5を係合孔108に弾性的に係着させ、被覆蓋部102
をカバー部材103によって遮蔽状態に保つことができ
る。また、カバー部材103の取外し時には、つまみ部
106をつまんで矢印で示すように上方に引上げるよう
にすることで、係合爪105の係合孔108に対する弾
性係着状態を解除し、嵌込み突起104を嵌込み孔10
7から引抜くことによって被覆蓋部102を露出させる
ようにすることができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のようなカバー装置では、その開蓋動作のためにつ
まみに代えて大きな孔を設ける訳にいかず、つまみが筐
体表面から突出するために不用意に手や物に引っ掛かっ
てカバー部材が外れてしまう虞があり、また、体裁上も
好ましくない。
【0006】本考案の目的は、上述したような従来の問
題に鑑みて、表面に突出するつまみを廃止しフラットな
形態でしかも容易に開閉することができ、不用意に外れ
たりすることのないカバー装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案は、機器筺体外面の凹部に配設され、着脱
自在なカバー部材の閉蓋による被覆が要求される被覆蓋
部のカバー装置において、前記凹部の一方の端部近傍お
よび他方の端部近傍に嵌込み孔および係着孔をそれぞれ
穿設し、前記カバー部材を弾性体で形成すると共に該カ
バー部材の裏面側に、前記嵌込み孔および係着孔にそれ
ぞれ嵌合ないし係合可能な係合片および係合爪と、前記
凹部に当接可能な支点部とを配設し、前記カバー部材に
よる前記被覆蓋部の閉蓋状態で、該カバー部材の一方の
端部近傍を外部から押圧することにより前記係合片の外
れ止め部が嵌込み孔に対して回動自在に支持されるもと
で、前記支点部を支点として該カバー部材を反らせ、前
記他方の端部を係着解除可能な状態にまで引上げ可能と
し、該カバー部材を開閉自在にしたことを特徴とするも
のである。
【0008】
【作用】本考案によれば、凹部の一方の端部近傍に設け
た嵌込み孔にカバー部材の裏面側に設けた係合片を嵌合
わせ弾性を利用して係合させた状態で、さらにカバー部
材の他方の端部に設けた係合爪を凹部の係着孔に弾性を
利用して係着させ、以て、簡単にカバー部材を凹部に装
着することができる。
【0009】また、上述のような被覆蓋部の閉蓋状態
で、カバー部材の一方の端部近傍を外部から押圧するだ
けで支点部を介してカバー部材全体を反らせることがで
き、その反りに応じて他方の端部が持上げられることに
よりその方の係合爪と係着孔との係着状態を解除するか
若しくは人手等による助勢で解除可能な状態とすること
ができ、従来のようにつまみをカバー部材上面に設けな
くて済むので、誤ってつまみをひっかけてカバー部材が
外れたりすることがない。
【0010】
【実施例】以下に、図面を参照しつつ本考案の実施例を
具体的に説明するが、その説明に先立ち本考案の原理的
な構成およびその動作を図2に従って述べておくことと
する。
【0011】図2において、筐体100の方の構造につ
いては図5として先に示した従来例と大方変わるところ
はない。すなわち、筐体100には凹部101が、ま
た、凹部101底面には被覆蓋部102が設けられてい
るが、カバー部材1の一方の端部裏面側から突設する嵌
込み突起2にはその先端部にふたまたの弾性係合片3が
形成されていて、さらに弾性係合片3の双方の先端部外
側には外れ止めの半球型突部4が設けてある。また、5
はカバー部材1の他方端部近傍の裏面両側から突設した
弾性係合爪、6はカバー部材1の裏面側に設けた支点部
である。
【0012】そこで、かかる支点部6をカバー部材1の
裏面側に設けることによって、図2の(B)に示すよう
に開蓋時にカバー部材1の一方の端部近傍側を押圧する
ことで、カバー部材1の有する弾性を利用しつつ支点部
6を中心としてのシーソー動作を行わせることができ
る。そして、他方の端部側が跳ね上げられることによっ
てその方に設けられている弾性係合爪5の係合孔108
への弾性係着状態を解除する。なお、カバー部材1は樹
脂系材料等弾性のある材料で形成されるもので、上記の
シーソー動作により他端部側が筐体100の表面から浮
き上がったあとは図3の(B)に示すように、他端部に
裏面側にかけて形成した切欠き部7に指先をかけるな
り、ピンなどの道具を利用して引き上げ、上述の弾性係
着状態を助成するようにしてもよい。
【0013】図1は本考案の一実施例を示す。ここで、
10は上述するようにして開蓋動作時に押圧される箇所
(押圧部)であり、また、本例では支点部6および押圧
部10がそれぞれ押圧部10の押圧時にたわみ易いよう
な形状に形成されている。このようなカバー部材1の被
覆蓋部102への閉蓋動作時には、図4の(A)に示す
ようにカバー部材1を筐体100に対し、たてるように
してその弾性係合片3を凹部101底面の嵌込み孔10
7に挿入する。その結果、図4の(B)に示すように半
球型突部4が底面の裏側で嵌込み孔107の縁部に弾性
的に係合し、この係合により嵌込み突起2がカバー部材
1を回動自在に支持するヒンジのように機能する。よっ
て、上記の係合後、カバー部材1を半球型突部4を支点
に図1で反時計回りの方向に回動させることで、他方の
係合爪5を凹部101底面の係合孔108に係着させて
閉蓋状態とすることができる。
【0014】また、その開蓋にあたっては、図3の
(A)に示すようにカバー部材1の表面の押圧部10を
指先等で押圧することによって(B)ないし(C)の状
態とすることができ、(C)の状態からカバー部材1を
筐体100の面とはほぼ直角方向に軽く引抜くようにす
るだけで嵌込み突起2の嵌込み孔107に対する弾性係
合を解除することができる。
【0015】なお、以上の説明では、筐体の少なくとも
凹部まわりおよびカバー部材自体が好適例として弾性の
樹脂系材料で形成されるものとしたが、これらは必ずし
も樹脂系材料に限られるものではなく、開閉動作のため
に適切な弾性を有する材料であれば、どのような材料で
あってもよい。また、カバー部材の形状やその形成され
る位置についても筐体に収容される機器の用途や被覆蓋
部設置の目的に応じて自在に設定されてよい。
【0016】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案によれ
ば、凹部の一方の端部近傍および他方の端部近傍に嵌込
み孔および係着孔をそれぞれ穿設し、カバー部材を弾性
体で形成すると共にカバー部材の裏面側に、嵌込み孔お
よび係着孔にそれぞれ嵌合ないし係合可能な係合片およ
び係合爪と、凹部に当接可能な支点部とを配設し、カバ
ー部材による被覆蓋部の閉蓋状態で、カバー部材の一方
の端部近傍を外部から押圧することにより係合片の外れ
止め部が嵌込み孔に対して回動自在に支持されるもと
で、支点部を支点としてカバー部材を反らせ、他方の端
部を係着解除可能な状態にまで引上げ可能とし、カバー
部材を開閉自在にしたので、筺体表面からつまみ等を突
出させることなくフラットにカバー部材を筺体外面の凹
部に設けることができるとともに、カバー部材が開状態
のとき、カバー部材の係合片が凹部の一方の端部近傍に
支持されてカバー部材の脱落の虞がなく、しかも、簡単
容易にカバー部材の開閉、および、取り外しを行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案カバー装置の一実施例の構成を示す斜視
図である。
【図2】本考案の基本的構成およびその動作を斜視図
(A)、断面図(B)によって示す説明図である。
【図3】本考案によるカバー部材の開蓋動作を(A),
(B)および(C)の斜視図によって示す説明図であ
る。
【図4】本考案にかかる弾性係合片の係合動作を(A)
および(B)の斜視図によって示す説明図である。
【図5】従来例の構成およびその動作を斜視図(A)、
断面図(B)によって示す説明図である。
【符号の説明】
1 カバー部材 2 嵌込み突起 3 弾性係合片 4 半球型突部 5 弾性係合爪 6 支点部 7 切欠き部 10 押圧部 100 筐体 101 凹部102 被覆蓋部 107 嵌込み孔 108 係合孔
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05K 5/03

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器筺体外面の凹部に配設され、着脱自
    在なカバー部材の閉蓋による被覆が要求される被覆蓋部
    のカバー装置において、 前記凹部の一方の端部近傍および他方の端部近傍に嵌込
    み孔および係着孔をそれぞれ穿設し、 前記カバー部材を弾性体で形成すると共に該カバー部材
    の裏面側に、前記嵌込み孔および係着孔にそれぞれ嵌合
    ないし係合可能な係合片および係合爪と、前記凹部に当
    接可能な支点部とを配設し、 前記カバー部材による前記被覆蓋部の閉蓋状態で、該カ
    バー部材の一方の端部近傍を外部から押圧することによ
    前記係合片の外れ止め部が嵌込み孔に対して回動自在
    に支持されるもとで、前記支点部を支点として該カバー
    部材を反らせ、前記他方の端部を係着解除可能な状態に
    まで引上げ可能とし、該カバー部材を開閉自在にした
    とを特徴とするカバー装置。
JP1993018698U 1993-04-13 1993-04-13 カバー装置 Expired - Lifetime JP2576089Y2 (ja)

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JPH0679184U JPH0679184U (ja) 1994-11-04
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JP2002124780A (ja) * 2000-10-18 2002-04-26 Idec Izumi Corp 電気機器
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