JP2575688Y2 - 走行車輌における機体傾斜制御装置 - Google Patents

走行車輌における機体傾斜制御装置

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JP2575688Y2
JP2575688Y2 JP1992036742U JP3674292U JP2575688Y2 JP 2575688 Y2 JP2575688 Y2 JP 2575688Y2 JP 1992036742 U JP1992036742 U JP 1992036742U JP 3674292 U JP3674292 U JP 3674292U JP 2575688 Y2 JP2575688 Y2 JP 2575688Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、左右1対の走行装置に
て支持された走行機体を有する走行車輌に係り、特にコ
ンバインに使用して好適であり、詳しくはその走行機体
の傾斜を制御する傾斜制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンバインの傾斜制御は、オペ
レータが手動の操作レバーを操作して左右の走行装置に
対して機体を昇降させて、機体を走行装置に平行状態で
昇降するか、または傾斜検知センサに基づき機体を自動
的に水平状態または設定ダイヤルにより設定された傾斜
角度を保つように制御している(自動傾斜制御)。
【0003】そして、従来、機体を手動の操作レバーを
操作して傾斜制御する場合、機体の両側をそれぞれ上昇
・下降させる油圧シリンダの位置を検知しているストロ
ークセンサが、上限または下限に達したときに油圧シリ
ンダの出力を停止したり、機体の一方の側の傾きが下限
に達したときに他方の側を上昇させる背反的な作動によ
って、機体を水平状態に移行させていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、機体の上昇
・下降を制御している油圧シリンダの位置を検知してい
るストロークセンサが、断線等により故障した場合、例
えば、既に機体が油圧シリンダの制御により上限または
下限位置に達しているにもかかわらず、ストロークセン
サが上限または下限を検出できないために、油圧シリン
ダの出力を停止させることができなかったり、機体の一
方の側の傾きが下限位置に達したときに、他方の側を上
昇させるという背反的な作動に移れないという問題があ
った。
【0005】そこで、本考案は、断線等によりストロー
クセンサが故障し、油圧シリンダの伸縮位置を検知する
ことができない場合でも、機体の傾斜制御を所定時間行
い終了した時点で、次の傾斜制御の作動に移るようにし
たことにより、上述の課題を解決した走行車輌における
傾斜制御装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述事情に鑑
みなされたものであって、左右走行装置(2,2′)と
機体(3)との間にそれぞれ油圧シリンダ(22,2
2′)を介在し、前記走行装置(2,2′)を前記油圧
シリンダ(22,22′)にて昇降作動して、前記機体
(3)を昇降及び傾斜制御してなる、走行車輌(1)に
おける機体傾斜制御装置において、前記油圧シリンダ
(22,22′)の伸縮を検知する検知手段(65,6
5′)と、傾斜制御指令及び前記検知手段(65,6
5′)からの信号に基づき、前記油圧シリンダ(22,
22′)の作動中における該検知手段(65,65′)
の異常を判断するセンサ故障判断手段(69,70)
と、前記検知手段(65,65′)の異常時に、前記油
圧シリンダ(22,22′)の作動時間をカウントする
タイマ(71)と、前記センサ故障判断手段(69,7
0)からの信号に基づき、前記検知手段(65,6
5′)の異常を判断したときは、前記タイマ(71)に
て予め設定された所定時間だけ前記油圧シリンダ(2
2,22′)の作動を続行する駆動制御手段(72)
と、を備えてなることを特徴とする。
【0007】
【作用】以上の構成に基づき、機体(3)を走行装置
(2,2′)により支持して、圃場等を走行する場合、
傾斜制御指令及び検知手段(65,65′)からの信号
に基づき作動する油圧シリンダ(22,22′)により
前記機体(3)を左右に傾斜制御する。この際、前記油
圧シリンダ(22,22′)の作動を検知している検知
手段(65,65′)の値が、該油圧シリンダ(22,
22′)の作動に伴い変化しているかをセンサ故障判断
手段(69,70)にて判断し、もし検知手段(65,
65′)の値に異常があれば、タイマ(71)にて設定
してある所定時間のあいだ、油圧シリンダ(22,2
2′)の作動を駆動制御手段(72)にて続行する。
【0008】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によると、
傾斜制御指令及び検知手段(65,65′)からの信号
に基づく油圧シリンダ(22,22′)の作動に伴い、
該検知手段(65,65′)の値が変化しているかをセ
ンサ故障判断手段(69,70)にて判断し、検知手段
(65,65′)の値に異常があった場合には、タイマ
(71)にて設定した所定時間のあいだ油圧シリンダ
(22,22′)の作動を続行させるので、故障等で検
知手段(65,65′)の値が固定してしまい、油圧シ
リンダ(22,22′)の伸縮位置を検知することがで
きず、次の傾斜制御作動に移ることができない事態が発
生した場合でも、左右の傾斜制御を続行させることがで
きる。
【0009】なお、上述したカッコ内の符号は図面を参
照するためのものであって、何等構成を限定するもので
はない。
【0010】
【実施例】以下、図面に沿って、本考案による実施例に
ついて説明する。
【0011】コンバイン1は図3に示すように、左右1
対のクローラ走行装置2,2′に昇降可能に支持されて
いる機体フレーム3を有しており、該機体フレーム3の
前方にはトランスミッション4が配置されている。更
に、該機体フレーム3の前方には前処理部5が昇降自在
に支持されている。前記クローラ走行装置2,2′は同
一構成であるので、左側のクローラ走行装置2のみの要
部の構成について説明する。
【0012】前記クローラ走行装置2は、そのほぼ全長
に亘ってトラックフレーム6を有しており、該トラック
フレーム6には前方から第1転輪7、前部スイング転輪
9,9′、後部スイング転輪10,10′、及び固定転
輪11,12が取付けられている。該前部スイング転輪
9と9′はスイングアーム13を介してトラックフレー
ム6に取付けられており、後部スイング転輪10と1
0′はスイングアーム15を介してトラックフレーム6
に取付けられており、前部スイング転輪9,9′及び後
部スイング転輪10,10′は圃場面に応じて揺動する
ように構成されている。更に、トラックフレーム6の後
部にはガイドパイプ16が固定されており、該ガイドパ
イプ16にはアイドラホルダ17が挿通されている。該
アイドラホルダ17はトラックフレーム6後方に延出し
ており、その後端部にはアイドラホイール19が回転自
在に軸支されている。
【0013】そして、前記トランスミッション4下方で
機体フレーム3前方には駆動スプロケット20が回転自
在に軸支されており、機体フレーム3下部のほぼ中央部
位には、上転輪21が回転自在に軸支されている。
【0014】また、機体フレーム3の中央部位には昇降
用油圧シリンダ22の一端がピン23により回転可能に
支持されており、該昇降用油圧シリンダ22のピストン
ロッド22aの先端部位にはピン24を介してレバー2
5が回動可能に支持されている。機体フレーム3の前記
昇降用油圧シリンダ22の下方部位には連結ロッド26
が配置されており、該連結ロッド26の一端はピン29
を介して前記レバー25に回動可能に支持されており、
その他端はピン30を介してレバー31に回動可能に支
持されている。
【0015】そして、前記レバー25の下端部はスイン
グアーム支軸32を介して機体フレーム3の下部に回動
可能に取付けられており、該スイングアーム支軸32に
はスイングアーム33の一端が前記レバー25の下端に
固定されている。該スイングアーム33の他端にはピン
35を介してスイングアーム36の上端が回動可能に支
持されており、該スイングアーム36の下端はスイング
アーム支軸37を介して前記トラックフレーム6に回動
可能に取付けられている。
【0016】また、前記レバー31の下端部位はスイン
グアーム支軸41を介して機体フレーム3の下部に回動
可能に取付けられており、該スイングアーム42の一端
が前記レバー31の下端に固定されている。該スイング
アーム42の他端にはピン43を介してスイングアーム
45の上端が回動可能に支持されており、該スイングア
ーム45の下端はスイングアーム支軸46を介して前記
トラックフレーム6に回動可能に取付けられている。更
に、前記スイングアーム42のスイングアーム支軸41
側の先端にはピン47を介してアイドラ連結リンク49
の一端が回動可能に支持されており、該アイドラ連結リ
ンク49の他端は前記アイドラホルダ17にピン50を
介して回動可能に取付けられている。
【0017】また、前記駆動スプロケット20、第1転
輪7、前部スイング転輪9,9′、後部スイング転輪1
0,10′、固定転輪11,12、アイドラ19及び上
転輪21にはクローラ51が巻掛けられている。
【0018】また、図2に示すように、運転席の操作パ
ネルには、操作レバー61、ランプ62aを内蔵した傾
斜自動メインスイッチ62、及び傾斜設定ダイヤル63
等が配設されている。操作レバー61を矢印方向に操
作すると機体フレーム3が下降し(昇降用油圧シリンダ
22,22′(図1参照)共に機体フレーム3を下降さ
せるように作動)、矢印方向に操作すると機体フレー
ム3が上昇し(昇降用油圧シリンダ22,22′共に機
体フレーム3を上昇させるように作動)、矢印方向に
操作すると機体フレーム3が左下がりし(左昇降用油圧
シリンダ22が下降方向に作動して下方限界に達する
と、右昇降用油圧シリンダ22′が上昇降方向に作
動)、矢印方向に操作すると機体フレーム3が右下が
り(右昇降用油圧シリンダ22′が下降方向に作動し、
下方限界に達すると、左昇降用油圧シリンダ22が上昇
方向に作動)するように構成されている。
【0019】そして、図1は、上述した操作手段及び手
動手段並びに各種センサ等を接続した制御ブロック図で
あり、制御部60には、上述した傾斜自動メインスイッ
チ62、操作レバー61により作動される4個のスイッ
チ及び傾斜設定ダイヤル63により操作されるポテンシ
ョメータ63aの信号が入力されている。更に、左右油
圧シリンダ22,22′のストローク位置を検知する左
右ストロークセンサ65,65′のポテンショメータ6
5a,65′a、そして、走行機体3の左右傾斜を検知
する傾斜センサ66のポテンショメータ66aからの信
号が制御部60に入力されている。一方、制御部60の
出力信号が傾斜自動メインスイッチ62のランプ62
a、左右油圧シリンダ22,22′を操作するソレノイ
ドバルブ67,67′に出力されるようになっている。
【0020】そして、制御部60内には、操作レバー6
1の左下げスイッチ及び左ストロークセンサ65から
の信号に基づき、左油圧シリンダ22の作動中における
左ストロークセンサ65の異常を判断するための左セン
サ故障判断手段69と、操作レバー61の右下げスイッ
チ及び右ストロークセンサ65′からの信号に基づ
き、右油圧シリンダ22′の作動中における右ストロー
クセンサ65′の異常を判断するための右センサ故障判
断手段70と、左右ストロークセンサ65,65′のい
ずれかが故障等による異常時に、所定時間のあいだ駆動
制御手段72を作動させるためのタイマ71と、左セン
サ故障判断手段69または右センサ故障判断手段70か
らの信号、そしてタイマ71からの信号に基づき、左右
油圧シリンダ22,22’の作動を続行すべく左右ソレ
ノイドバルブ67,67′を所定時間のあいだ作動させ
るための駆動制御手段72と、が内蔵されている。
【0021】次に、図4ないし図8に沿って、本実施例
の作用について説明する。
【0022】傾斜制御は、図4に示すように、手動制御
S1、センサチェックS2、自動制御S3からなり、自
動制御S3は、操作レバー61による手動操作がない状
態でかつ傾斜自動メインスイッチ62がオンの場合に作
動するが、詳細なフローチャートは省略する。
【0023】ついで、図8に沿ってセンサチェックS2
について説明する。
【0024】センサチェックS2は、先ず、操作レバー
61の操作による右油圧シリンダ22′の右上げ出力が
オンか否かが判断され(S4)、右上げ出力がオンであ
れば、更に右ストロークセンサ65′の値が上限か否か
が判断され(S5)、上限に達していればエラーフラグ
をセットする必要がないので、そのまま左上げ出力に移
行する。そして、右ストロークセンサ65′の値が上限
でない場合、右ストロークセンサ65′の値が右油圧シ
リンダ22′の作動に伴い動いているか否かが判断され
(S6)、動いていない場合は前述の右センサ故障判断
手段70が異常時として作動し、右エラーフラグがセッ
トされ(S7)、動いていればそのまま左上げ出力に移
行する。また、右上げ出力がオフであるとき、操作レバ
ー61の操作による右油圧シリンダ22の右下げ出力が
オンか否かが判断され(S8)、右下げ出力がオンであ
れば、更に右ストロークセンサ65′の値が下限か否か
が判断され(S9)、下限に達していればエラーフラグ
をセットする必要がないので、そのまま左上げ出力に移
行する。そして、右ストロークセンサ65′の値が下限
でない場合は、上述したように右ストロークセンサ6
5′の値が右油圧シリンダ22′の作動に伴い動いてい
るか否かが判断され(S6)、動いていない場合は右セ
ンサ故障判断手段70が異常時として作動し、右エラー
フラグがセットされ(S7)、動いていればそのまま左
上げ出力に移行する。
【0025】そして次に、左上げ出力がオンか否かが判
断され(S10)、左上げ出力がオンであれば、更に左
ストロークセンサ65の値が上限か否かが判断され(S
11)、上限に達していればエラーフラグをセットする
必要がないのでそのままリターンする。そして、左スト
ロークセンサ65の値が上限でない場合、左ストローク
センサ65の値が左油圧シリンダ22の作動に伴い動い
ているか否かが判断され(S12)、動いていない場合
は左センサ故障判断手段69が異常時として作動し、左
エラーフラグがセットされ(S13)、動いていればそ
のままリターンする。また、左上げ出力がオフであると
き、操作レバー61の操作による左油圧シリンダ22の
左下げ出力がオンか否かが判断され(S14)、左下げ
出力がオンであれば、更に左ストロークセンサ65の値
が下限か否かが判断され(S15)、下限に達していれ
ばエラーフラグをセットする必要がないので、そのまま
リターンする。そして、左ストロークセンサ65の値が
下限でない場合は、上述したように左ストロークセンサ
65の値が左油圧シリンダ22の作動に伴い動いている
か否かが判断され(S12)、動いていない場合は左セ
ンサ故障判断手段69が異常時として作動し、左エラー
フラグがセットされ(S13)、動いていればそのまま
リターンする。
【0026】次に、図5、図6、図7に沿って手動制御
について説明する。
【0027】手動制御S1は、先ず、操作レバー61の
操作による右下げ操作(右下げスイッチON)が有る
か無いかが判断され(S14)、右下げ操作が有る場合
は、後述するように右下げ作動が行われるが、無い場合
には更に左下げ操作(左下げスイッチON)が有るか
無いかが判断され(S16)、左下げ操作が有るときに
は、後述するように左下げ作動が行われる(S17)。
そして、左下げ操作が無いときには、左右油圧シリンダ
22,22′が作動したかの標識である左右の停止フラ
グ、及びストロークセンサ65,65’が異常時のとき
に所定の時間作動させるためのタイマ71がリセットさ
れる(S18)。そして次に、操作レバー61の操作に
よる両上げ操作(上昇スイッチON)が有るか無いか
が判断され(S19)、両上げ操作が有れば、右上げ出
力及び左上げ出力が作動する(S20)。無い場合は、
更に両下げ操作(下降スイッチON)が有るか無いか
が判断され(S21)。両下げ操作が有れば、右下げ出
力及び左下げ出力が作動し(S22)、両下げ操作が無
ければ、傾斜制御の出力は停止する(S23)。
【0028】次に、右下げ作動は(S15)、先ず、右
油圧シリンダ22′の右下げ出力が作動した後に停止し
たかの標識である右停止フラグがセットされているか否
かが判断され(S24)、後述するステップ28にて既
にセットされている場合は左上げ出力側に移行するが、
セットされていない場合は、前述したステップ7にてエ
ラーフラグがセットされている否かが判断される(S2
5)。そして、該エラーフラグがセットされていない場
合は、更に右ストロークセンサ65′の値が下限に達し
ているか否かが判断され(S26)、下限に達していな
い場合は下限に達するまで右下げ出力が作動し続け(S
27)、下限に達していれば右停止フラグがセットされ
ると共に右下げ出力は停止する(S28)。また、右ス
トロークセンサ65′の値が故障等で動かず、右エラー
フラグがセットされている場合(S25)、更にタイマ
フラグがセットされているか否かが判断され(S2
9)、セットされていない場合は、タイマフラグがセッ
トされると共に所定時間のあいだ右油圧シリンダ22′
を作動させるためのタイマ71が作動開始する(S3
0)。そして、タイマフラグがセットされている場合
は、タイマ71が予め設定してある時間をカウントアッ
プしたか否かが判断され(S31)、カウントアップ中
の場合は(タイマ≠θ)、更に右下げ出力が作動し続け
(S27)、所定のカウントアップが完了した場合は
(タイマ=θ)、右油圧シリンダ22′の右下げ出力が
作動した後に停止したかの標識である右停止フラグがセ
ットされると共にタイマフラグは解除され、右下げ出力
も停止する(S28)。
【0029】そして、右停止フラグがセットされている
場合は(S24)、左油圧シリンダ22の左上げ出力が
作動した後に停止したかの標識である左停止フラグがセ
ットされているか否かが判断され(S32)、後述する
ステップ36にて既にセットされている場合はそのまま
リターンし、セットされていない場合は、前述したステ
ップ13にてエラーフラグがセットされているか否かが
判断される(S33)。そして、該エラーフラグがセッ
トされていない場合は、更に左ストロークセンサ65の
値が上限に達しているか否かが判断され(S34)、上
限に達していない場合は上限に達するまで左上げ出力が
作動し続け(S35)、上限に達していれば左停止フラ
グがセットされると共に左上げ出力は停止する(S3
6)。また、左ストロークセンサ65の値が故障等で動
かず、左エラーフラグがセットされている場合(S3
3)、更にタイマフラグがセットされているか否かが判
断され(S37)、セットされていない場合は、タイマ
フラグがセットされると共に所定時間のあいだ左油圧シ
リンダ22を作動させるためのタイマ71が作動開始す
る(S38)。そして、タイマフラグがセットされてい
る場合は、タイマ71が予め設定してある時間をカウン
トアップしたか否かが判断され(S39)、カウントア
ップ中の場合は(タイマ≠θ)、更に左上げ出力が作動
し続け(S35)、所定のカウントアップが完了した場
合は(タイマ=θ)、左油圧シリンダ22の左上げ出力
が作動した後に停止したかの標識である左停止フラグが
セットされると共にタイマフラグは解除され、左上げ出
力も停止する(S36)。
【0030】次に、左下げ作動は(S17)、先ず、左
油圧シリンダ22の左下げ出力が作動した後に停止した
かの標識である左停止フラグがセットされているか否か
が判断され(S37)、後述するステップ41にて既に
セットされている場合は右上げ出力側に移行するが、セ
ットされていない場合は、前述したステップ13にてエ
ラーフラグがセットされているか否かが判断される(S
38)。そして、該エラーフラグがセットされていない
場合は、更に左ストロークセンサ65の値が下限に達し
ているか否かが判断され(S39)、下限に達していな
い場合は下限に達するまで左下げ出力が作動し続け(S
40)、下限に達していれば左停止フラグがセットされ
ると共に左下げ出力は停止する(S41)。また、左ス
トロークセンサ65の値が故障等で動かず、左エラーフ
ラグがセットされている場合(S38)、更にタイマフ
ラグがセットされているか否かが判断され(S42)、
セットされていない場合は、タイマフラグがセットされ
ると共に所定時間のあいだ左油圧シリンダ22を作動さ
せるためのタイマ71が作動開始する(S43)。そし
て、タイマフラグがセットされている場合は、タイマ7
1が予め設定してある時間をカウントアップしたか否か
が判断され(S44)、カウントアップ中の場合は(タ
イマ≠θ)、更に左下げ出力が作動し続け(S40)、
所定のカウントアップが完了した場合は(タイマ=
θ)、左油圧シリンダ22の左下げ出力が作動した後に
停止したかの標識である左停止フラグがセットされると
共にタイマフラグは解除され、左下げ出力も停止する
(S41)。
【0031】そして、左停止フラグがセットされている
場合は(S37)、右油圧シリンダ22′の右下げ出力
が作動した後に停止したかの標識である右停止フラグが
セットされているか否かが判断され(S45)、後述す
るステップ49にて既にセットされている場合はそのま
まリターンし、セットされていない場合は、前述したス
テップ7にてエラーフラグがセットされているか否かが
判断される(S46)。そして、該エラーフラグがセッ
トされていない場合は、更に右ストロークセンサ65′
の値が上限に達しているか否かが判断され(S47)、
上限に達していない場合は上限に達するまで右上げ出力
が作動し続け(S48)、上限に達していれば右停止フ
ラグがセットされると共に右上げ出力は停止する(S4
9)。また、右ストロークセンサ65′の値が故障等で
動かず、右エラーフラグがセットされている場合(S4
6)、更にタイマフラグがセットされているか否かが判
断され(S50)、セットされていない場合は、タイマ
フラグがセットされると共に所定時間のあいだ右油圧シ
リンダ22′を作動させるためのタイマ71が作動開始
する(S51)。そして、タイマフラグがセットされて
いる場合は、タイマ71が予め設定してある時間をカウ
ントアップしたか否かが判断され(S52)、カウント
アップ中の場合は(タイマ≠θ)、更に右上げ出力が作
動し続け(S48)、所定のカウントアップが完了した
場合は(タイマ=θ)、右油圧シリンダ22′の右上げ
出力が作動した後に停止したかの標識である右停止フラ
グがセットされると共にタイマフラグは解除され、右下
げ出力も停止する(S49)。
【0032】なお、上述実施例は、手動操作において説
明したが、これに限らず、自動操作にも同様に適用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す制御ブロック図。
【図2】その操作パネルに配設されている機器の斜視
図。
【図3】そのコンバインを示す側面図。
【図4】そのメインフローチャート。
【図5】その手動制御のフローチャート。
【図6】その手動制御のフローチャート。
【図7】その手動制御のフローチャート。
【図8】そのセンサチェックのフローチャート。
【符号の説明】
1 走行車輌(コンバイン) 2,2′ 走行装置(クローラ走行装置) 3 機体(機体フレーム) 22,22′ 油圧シリンダ 65,65′ 検知手段(ストロークセンサ) 69 左センサ故障判断手段 70 右センサ故障判断手段 71 タイマ 72 駆動制御手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 55/116 A01B 63/10 A01D 67/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右走行装置と機体との間にそれぞれ油
    圧シリンダを介在し、前記走行装置を前記油圧シリンダ
    にて昇降作動して、前記機体を昇降及び傾斜制御してな
    る、走行車輌における機体傾斜制御装置において、 前記油圧シリンダの伸縮を検知する検知手段と、 傾斜制御指令及び前記検知手段からの信号に基づき、前
    記油圧シリンダの作動中における該検知手段の異常を判
    断するセンサ故障判断手段と、 前記検知手段の異常時に、前記油圧シリンダの作動時間
    をカウントするタイマと、 前記センサ故障判断手段からの信号に基づき、前記検知
    手段の異常を判断したときは、前記タイマにて予め設定
    された所定時間だけ前記油圧シリンダの作動を続行する
    駆動制御手段と、 を備えてなる走行車輌における機体傾斜制御装置。
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