JP2552032Y2 - 作業車輌の昇降制御装置 - Google Patents

作業車輌の昇降制御装置

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JP2552032Y2
JP2552032Y2 JP1990078281U JP7828190U JP2552032Y2 JP 2552032 Y2 JP2552032 Y2 JP 2552032Y2 JP 1990078281 U JP1990078281 U JP 1990078281U JP 7828190 U JP7828190 U JP 7828190U JP 2552032 Y2 JP2552032 Y2 JP 2552032Y2
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芳弘 川村
隆志 門脇
義彦 香川
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、クローラ走行装置等の走行装置を備えたコ
ンバイン、ハーベスタ等の作業車輌に係り、詳しくは走
行装置に対して走行機体を昇降させる昇降制御装置に関
するものである。
(ロ)従来の技術 一般に、作業車輌例えばコンバインでは、手動の操作
レバーを中立位置から上昇又は下降の位置へ切換えるこ
とにより、機体を昇降させており、操作レバーを上昇又
は下降の位置へ操作すると機体が上昇又は下降すると共
に、操作レバーの上昇又は下降の位置への操作を解除す
ると機体の上昇又は下降が停止されるように構成されて
いる。
(ハ)考案が解決しようとする課題 ところで、上述のように操作レバーの操作により上昇
又は下降が選択される作業車輌では、緊急時等に上限ま
で上昇又は下限まで下降が必要な場合にも、オペレータ
は操作レバーを操作し続ける必要があり、その間方向転
換や速度変更等の他の操作ができなかった。
そこで、本考案は、操作レバーを上昇又は下降の位置
へ操作して、その操作を解除しても、機体を上限まで上
昇又は下限まで下降させることが可能なように構成し、
もって上述した課題を解決した作業車輌の昇降制御装置
を提供することを目的とするものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであって、例
えば第1図、第2図及び第3図を参照して示すと、走行
機体(3)を左右1対の走行装置(2,2′)にて支持
し、かつこれら走行装置(2,2′)と前記走行機体
(3)との間に油圧シリンダ(22,22′)を介在して、
走行機体(3)を昇降制御してなる作業車輌(1)にお
いて、少なくとも車高の上昇及び下降位置を有し、これ
ら位置への手動にての操作の間前記油圧シリンダ(22,2
2′)を作動させる手動操作手段(60)と、前記走行機
体(3)をその上限又は下限位置まで上昇又は下降指令
を発する限界操作手段(61)と、前記手動操作手段(6
0)の上昇及び下降位置のいずれか一方の操作と同時に
前記限界操作手段(61)が操作されると、該手動操作手
段(60)の操作解除されても、該手動操作手段(60)の
操作位置に基づく上昇又は下降方向に前記上限又は下限
位置まで前記油圧シリンダ(22,22′)を作動状態に保
持する操作保持手段(69)とを備えることを特徴とする
ものである。
(ホ)作用 上述構成に基づき、オペレータが、手動操作手段(6
0)を車高の上昇位置に操作すると同時に、限界操作手
段(61)を操作すると、左右油圧シリンダ(22,22′)
が作動して走行機体(3)を上昇し、オペレータが該手
動操作手段(60)から手を離しても、操作保持手段(6
9)により上昇位置まで油圧シリンダ(22,22′)は作動
状態に保持され、そして上限位置に達すると油圧シリン
ダ(22,22′)は作動を停止し、これにより走行機体
(3)は上限まで上昇させられる。
一方、オペレータが、手動操作手段(60)を車高の下
降位置に操作すると同時に、限界操作手段(61)を操作
すると、油圧シリンダ(22,22′)が作動して走行機体
(3)を下降し、オペレータが該手動操作手段(60)か
ら手を離しても、操作保持手段(69)により下限位置ま
で油圧シリンダ(22,22′)は作動状態に保持され、そ
して下限位置に達すると油圧シリンダ(22,22′)は作
動を停止し、これにより走行機体(3)は下限まで下降
させられる。
(ヘ)考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、オペレータが
手動操作手段(60)と同時に限界操作手段(61)を操作
すると、手動操作手段(60)を操作解除しても、走行機
体(3)は自動的に上限まで上昇または下限まで下降さ
せられるので、緊急時に走行機体(3)を上限まで上昇
又は下限まで下降させる必要がある場合には、オペレー
タは手動操作手段(60)を操作し続ける必要はなく、オ
ペレータは方向転換や速度変更等の他の操作を自由に行
うことができ、操作性が向上すると共に、安全性を向上
させることができる。
なお、カッコ内の符号は、図面を参照するためのもの
であって、何等構成を限定するものではない。
(ト)実施例 以下、図面に沿って、本考案による実施例について説
明する。
コンバイン1は、第2図に示すように、左右一対のク
ローラ走行装置2,2′に昇降可能に支持されている機体
フレーム3を有しており、該機体フレーム3の前方には
トランスミッション5が配置されている。該クローラ走
行装置2,2′は同一の構成であるので、左側のクローラ
走行装置2のみの構成について説明する。
前記クローラ走行装置2は、その略々全長に亘ってト
ラックフレーム6を有しており、該トラックフレーム6
には前方から第1転輪7、前部スイング転輪9,9′、後
部スイング転輪10,10′、及び固定転輪11,12が取付けら
れている。該前部スイング転輪9と9′はスイングアー
ム13を介してトラックフレーム6に揺動可能に取付けら
れており、後部スイング転輪10と10′はスイングアーム
15を介してトラックフレーム6に揺動可能に取付けられ
ており、前部スイング転輪9,9′及び後部スイング転輪1
0,10′は圃場面に応じて揺動するように構成されてい
る。更に、トラックフレーム6の後部にはガイドパイプ
16が固定されており、該ガイドパイプ16にはアイドラホ
ルダ17が摺動可能に挿通されている。該アイドラホルダ
17はトラックフレーム6後方に延出しており、その後端
部位にはアイドラ19が回転自在に軸支されている。
そして、前記トランスミッション5下方で機体フレー
ム3前方には駆動スプロケット20が回転自在に軸支され
ており、機体フレーム3下部の略々中央部位には、上転
輪21が回転自在に軸支されている。
また、機体フレーム3の中央部位には昇降用油圧シリ
ンダ22の一端がピン23により回動可能に支持されてお
り、該昇降用油圧シリンダ22のピストンロッド22aの先
端部位にはピン24を介してレバー25が回動可能に支持さ
れている。機体フレーム3の前記昇降用油圧シリンダ22
の下方部位には連結ロッド26が配置されており、該連結
ロッド26の一端はピン29を介して前記レバー25に回動可
能に支持されており、その他端はピン30を介してレバー
31に回動可能に支持されている。
そして、前記レバー25の下端部位はスイングアーム支
軸32を介して機体フレーム3の下部に回動可能に取付け
られており、該スイングアーム支軸32にはスイングアー
ム33の一端が回動可能に挿通されると共に、前記レバー
25の一端に固定されている。該スイングアーム33の他端
にはピン35を介してスイングアーム36の一端が回動可能
に支持されており、該スイングアーム36の他端はスイン
グアーム支軸37を介して前記トラックフレーム6に回動
可能に取付けられている。更に、トラックフレーム6の
上部には前後動用油圧シリンダ39の一端がピン38を介し
て回動可能に支持されており、該前後動用油圧シリンダ
39のピストンロッド39aの先端部位はピン40を介して前
記スイングアーム33に回動可能に取付けられている。
また、前記レバー31の下端部位はスイングアーム支軸
41を介して機体フレーム3の下部に回動可能に取付けら
れており、該スイングアーム支軸41にはスイングアーム
42の一端が回動可能に挿通されると共に、前記レバー31
の一端に固定されている。該スイングアーム42の他端に
はピン43を介してスイングアーム45の一端が回動可能に
支持されており、該スイングアーム45の他端はスイング
アーム支軸46を介して前記トラックフレーム6に回動可
能に取付けられている。更に、前記スイングアーム42の
スイングアーム支軸41側の先端にはピン47を介してアイ
ドラ連結リンク49の一端が回動可能に支持されており、
該アイドラ連結リンク49の他端は前記アイドラホルダ17
にピン50を介して回動可能に取付けられている。
また、前記駆動スプロケット20、第1転輪7、前部ス
イング転輪9,9′、後部スイング転輪10,10′、固定転輪
11,12、アイドラ19及び上転輪21にはクローラ51が巻掛
けられている。
また、第1図に示すように、運転席の操作パネルに
は、操作レバー60、押しボタンスイッチ61、機体水平メ
インスイッチ62、及び傾斜設定ダイヤル63が設けられて
いる。前記操作レバー60は、操作レバー60を矢印方向
に操作するとその操作の間機体フレーム3が下降し(昇
降用油圧シリンダ22,22′共に機体フレーム3を下降さ
せるように作動)、矢印方向に操作するとその操作の
間機体フレーム3が上昇し(昇降用油圧シリンダ22,2
2′共に機体フレーム3を上昇させるように作動)、矢
印方向に操作するとその操作の間機体フレーム3が左
下がりし(左昇降用油圧シリンダ22が下降方向に作動、
右昇降用油圧シリンダ22′が上昇方向に作動)、矢印
方向に操作するとその操作の間機体フレーム3が右下が
り(右昇降用油圧シリンダ22′が下降方向に作動、左昇
降用油圧シリンダ22が上昇方向に作動)するように構成
されている。
そして、前記操作レバー60を矢印方向又は矢印方
向に操作すると同時に前記押しボタンスイッチ61を押す
と、操作レバー60を操作解除しても、機体フレーム3は
自動的に上限まで上昇又は下限まで下降するように構成
されている。
また、第3図に示すように、左昇降用油圧シリンダ22
用のストロークセンサ65、右昇降用油圧シリンダ22′用
のストロークセンサ66、傾斜センサ67が設けられてお
り、操作レバー60、押しボタンスイッチ61、機体水平メ
インスイッチ62、傾斜設定ダイヤル63、ストロークセン
サ65,66、及び傾斜センサ67からの信号が、制御装置68
に入力され、制御される。更に、操作レバー60、押しボ
タンスイッチ61、及びストロークセンサ65,66からの信
号は、制御装置68の操作保持手段69に入力され、制御さ
れる。
また、制御装置68からの出力により、機体フレーム3
が自動で水平状態にある場合には機体水平自動パイロッ
ト70が点灯される。更に、操作保持手段69からの出力に
より、ソレノイドバルブ71が前記左昇降用油圧シリンダ
22を作動させて機体フレーム3を上昇又は下降させ、ソ
レノイドバルブ72が前記右昇降用油圧シリンダ22′を作
動させて機体フレーム3を上昇又は下降させる。
本実施例は以上のような構成よりなるので、操作レバ
ー60を機体フレーム3を上昇させる矢印方向に操作す
るとその操作の間、その信号が制御装置68に入力され
て、制御装置68からの出力により、ソレノイドバルブ71
が左昇降用油圧シリンダ22を作動させると、ピストンロ
ッド22aが前方に延出する。該ピストンロッド22aに連動
して、レバー25及びスイングアーム33がスイングアーム
支軸32を支点として回動してスイングアーム36を下方向
へ押し下げると共に、連結ロッド26を介してレバー31及
びスイングアーム42がスイングアーム支軸41を支点とし
て回動してスイングアーム45を下方向へ押し下げるの
で、トラックフレーム6は下方向へ押し下げられ、即ち
機体フレーム3が上昇させられる。そして、スイングア
ーム42の回動に連動して、アイドラ連動リンク49がアイ
ドラホルダ17及びアイドラ19を前方に移動させて、固定
転輪12とアイドラ19の間隔を縮めるので、クローラ51の
周長は変わらず一定に保たれる。また、右昇降用油圧シ
リンダ22′側も同様に作動する。
次に、第4図のフローチャートに基づいて本実施例の
作用を説明する。
先ず、手動保持フラグが判別されて(S1)、手動保持
フラグが0の場合には、操作レバー60の下降用手動スイ
ッチがONか否かが判別される(S2)。手動スイッチ
がONの場合には、押しボタンスイッチ61がONか否かが判
別される(S3)。押しボタンスイッチ61がONの場合に
は、手動保持フラグが1となり(S4)、左右昇降用油圧
シリンダ(以降左右シリンダと略す)22,22′共下限か
否かが判別されており(S5)、押しボタンスイッチ61が
OFFの場合には、前記ステップS5に移行する。左右シリ
ンダ22,22′共下限ではない(NO)の場合には、右シリ
ンダ22′が下限か否かが判別され(S6)、右シリンダ2
2′が下限でない場合には、右シリンダ22′は機体フレ
ーム3が下降するように作動され(S7)、左シリンダ22
が下限か否かが判別され(S8)、左シリンダ22が下限で
はない場合には、左シリンダ22は機体フレーム3が下降
するように作動され(S9)、従って右シリンダ22′下降
と左シリンダ22下降を同時に行い、復帰(S10)へ移行
してステップS1に戻る。
そして、ステップS1において、手動保持フラグが1の
場合には、押しボタンスイッチ61操作の立上がりの有無
が判別され(S11)、押しボタンスイッチ61操作の立上
がりが無い場合には、前記ステップS5に移行して、押し
ボタンスイッチ61操作の立上がりが有る場合には、手動
保持フラグが0となり(S12)、復帰(S10)へ移行して
ステップS1に戻る。そして、右シリンダ22′下限がYES
となると右シリンダ22′は下降を停止して、左シリンダ
22下限がYESとなると左シリンダ22は下降を停止して、
ステップS5において左右シリンダ22,22′共下限がYESと
なると、手動保持フラグが0となり(S12)、復帰(S1
0)へ移行してステップS1に戻る。
また、前記ステップS2において、操作レバー60の下降
用手動スイッチがOFFの場合には、上昇用手動スイッ
チがONか否かが判別され(S13)、上昇用手動スイッ
チがONの場合には、押しボタンスイッチ61がONか否か
が判別される(S14)。押しボタンスイッチ61がONの場
合には、手動保持フラグが2となり(S15)、左右シリ
ンダ22,22′共上限か否かが判別されており(S16)、押
しボタンスイッチ61がOFFの場合には、前記ステップS16
に移行する。左右シリンダ22,22′共上限ではない(N
O)の場合には、右シリンダ22′が上限か否かが判別さ
れ(S17)、右シリンダ22′が上限ではない場合には、
右シリンダ22′は機体フレーム3が上昇するように作動
され(S18)、左シリンダ22が上限か否かが判別され(S
19)、左シリンダ22が上限ではない場合には、左シリン
ダ22は機体フレーム3が上昇するように作動され(S2
0)、従って右シリンダ22′上昇と左シリンダ22上昇を
同時に行い、復帰(S10)へ移行してステップS1に戻
る。
そして、ステップS1において、手動保持フラグが2の
場合には、押しボタンスイッチ61操作の立上がりの有無
が判別され(S21)、押しボタンスイッチ61操作の立上
がりが無い場合には、前記ステップS14に移行し、押し
ボタンスイッチ61操作の立上がりが有る場合には、手動
保持フラグが0となり(S22)、復帰(S10)へ移行して
ステップS1に戻る。そして、右シリンダ22′上限がYES
となると右シリンダ22′は上昇を停止して、左シリンダ
22上限がYESとなると左シリンダ22は上昇を停止して、
ステップS16において左右シリンダ22,22′共上限がYES
となると、手動保持フラグが0となり(S22)、復帰(S
10)へ移行してステップS1に戻る。
また、前記ステップS13において操作レバー60の上昇
用手動スイッチがOFFの場合には、左下がり用手動ス
イッチがONか否かが判別され(S23)、左下がり用手
動スイッチがONの場合には、左シリンダ22が下限か否
かが判別される(S24)。左シリンダ22下限がNOの場合
には、左シリンダ22は下降させられ(S25)、右シリン
ダ22′が上限か否かが判別され(S26)、右シリンダ2
2′上限がNOの場合には、右シリンダ22′は上昇させら
れ(S27)、従って左シリンダ22下降と右シリンダ22′
上昇を同時に行い、復帰(S10)へ移行してステップS1
に戻る。そして、左シリンダ22下限がYESとなると左シ
リンダ22は下降を停止して、右シリンダ22′上限がYES
となると右シリンダ22′は上昇を停止して、復帰(S1
0)へ移行してステップS1に戻る。
また、前記ステップS23において操作レバー60の左下
がり用手動スイッチがOFFの場合には、右下がり用手
動スイッチがONか否かが判別され(S28)、右下がり
用手動スイッチがONの場合には、右シリンダ22′が下
限か否かが判別され(S29)、右下がり用手動スイッチ
がOFFの場合には、復帰(S10)へ移行してステップS1
に戻る。右シリンダ22′下限がNOの場合には、右シリン
ダ22′は下降させられ(S30)、左シリンダ22が上限か
否かが判別され(S31)、左シリンダ22上限がNOの場合
には、左シリンダ22は上昇させられ(S32)、従って右
シリンダ22′下降と左シリンダ22上昇を同時に行い、復
帰(S10)へ移行してステップS1に戻る。そして、右シ
リンダ22′下限がYESとなると右シリンダ22′は下降を
停止して、左シリンダ22上限がYESとなると左シリンダ2
2は上昇を停止して、復帰(S10)へ移行してステップS1
に戻る。
従って、操作レバー60を方向に操作すると同時に、
押しボタンスイッチ61を押してONにすると、操作レバー
60を操作解除しても、左右シリンダ22,22′共下限まで
下降させられる。途中で押しボタンスイッチ61を再度押
して立上げてOFFにすると、保持状態が解除されて左右
シリンダ22,22′共に下降を停止する。
また、操作レバー60を方向に操作すると同時に、押
しボタンスイッチ61を押してONにすると、操作レバー60
を操作解除しても、左右シリンダ22,22′共上限まで上
昇させられる。途中で押しボタンスイッチ61を再度押し
て立上げてOFFにすると、保持状態が解除されて左右シ
リンダ22,22′共に上昇を停止する。
また、操作レバー60を方向に操作すると、方向に
操作している間だけ、左シリンダ22は下降し右シリンダ
22′は上昇し機体フレーム3は左下がりとなり、操作レ
バー60を操作解除すると、左シリンダ22は下降を停止し
右シリンダ22′は上昇を停止する。そして、操作レバー
60を方向に操作し続けても、左シリンダ22が下限に達
すると下降を停止し、右シリンダ22′が上限に達すると
上昇を停止する。
また、操作レバー60を方向に操作すると、方向に
操作している間だけ、右シリンダ22′は下降し左シリン
ダ22は上昇し機体フレーム3は右下がりとなり、操作レ
バー60を操作解除すると、右シリンダ22′は下降を停止
し左シリンダ22は上昇を停止する。そして、操作レバー
60を方向に操作し続けても、右シリンダ22′が下限に
達すると下降を停止し、左シリンダ22が上限に達すると
上昇を停止する。
また、オペレータが操作レバー60を機体フレーム3の
上昇位置又は下降位置に操作すると同時に、押しボタン
スイッチ61を押すと、操作レバー60を操作解除しても、
機体フレーム3は自動的に上限まで上昇又は下限まで下
降させられるので、緊急時に機体フレーム3を上限まで
上昇又は下限まで下降させる必要がある場合には、オペ
レータは操作レバー60を操作し続ける必要はなく、オペ
レータは前処理部の操作や方向転換や速度変更等の他の
操作を自由に行うことができ、操作性が向上すると共
に、安全性を向上させることができる。
また、押しボタンスイッチ61の再度の操作により、操
作レバー60の機体フレーム3の上昇位置又は下降位置へ
の操作の保持状態が解除されるので、オペレータの好む
位置で機体フレーム3を停止させることができる。
次に、第5図及び第6図に沿って、他の実施例を説明
する。
運転席の操作パネルには、第5図に示すように、操作
レバー80、押しボタンスイッチ61、機体水平メインスイ
ッチ62、傾斜設定ダイヤル63、及び前後バランスメイン
スイッチ81が設けられている。前記操作レバー80は、操
作レバー80を矢印方向に操作するとその操作の間機体
フレーム3が右下げ、左下げし、矢印方向に操作する
とその操作の間右上げ、左上げし、矢印方向に操作す
るとその操作の間左下げ、右上げし、矢印方向に操作
するとその操作の間右下げ、左上げし、矢印との中
間の方向に操作するとその操作の間左下げし、矢印と
の中間の方向に操作するとその操作の間右下げし、矢
印との中間の方向に操作するとその操作の間左上げ
し、矢印との中間の方向に操作するとその操作の間
右上げするように構成されている。
そして、操作レバー80及び前後バランスメインスイッ
チ81以外は、第1図と同様の構成となっている。
また、第6図のフローチャートに示すように、操作レ
バー80の手動スイッチがONか否かが判別され(S10
1)、手動スイッチがONの場合には、手動スイッチ
がONか否かが判別される(S102)。手動スイッチがON
の場合には、機体フレーム3は左下げとなり(S103)、
復帰(S104)へ移行してステップS101に戻り、手動スイ
ッチがOFFの場合には、手動スイッチがONか否かが
判別される(S105)。手動スイッチがONの場合には、
右下げとなり(S106)、復帰(S104)へ移行してステッ
プS101に戻り、手動スイッチがOFFの場合には、右下
げ及び左下げとなり(S107)、復帰(S104)へ移行して
ステップS101に戻る。
また、前記ステップS101において手動スイッチがOF
Fの場合には、手動スイッチがONか否かが判別され(S
108)、手動スイッチがOFFの場合には、手動スイッチ
がONか否かが判別される(S109)。手動スイッチが
ONの場合には、左下げ及び右上げとなり(S110)、復帰
(S104)へ移行してステップS101に戻り、手動スイッチ
がOFFの場合には、手動スイッチがONか否かが判別
される(S111)。手動スイッチがONの場合には、右下
げ及び左上げとなり(S112)、復帰(S104)へ移行して
ステップS101に戻り、手動スイッチがOFFの場合に
は、復帰(S104)へ移行してステップS101に戻る。
また、前記ステップS108において、手動スイッチが
ONの場合には、手動スイッチがONか否かが判別され
(S113)、手動スイッチがONの場合には、左上げとな
り(S114)、復帰(S104)へ移行してステップS101に戻
り、手動スイッチがOFFの場合には、手動スイッチ
がONか否かが判別される(S115)。手動スイッチがON
の場合には、右上げとなり(S116)、復帰(S104)へ移
行してステップS101に戻り、手動スイッチがOFFの場
合には、右上げ及び左上げとなり(S117)、復帰(S10
4)へ移行してステップS101に戻る。
また、操作レバー80の動作点が8点設けられており、
左右の上げ下げが単独で行えるので、傾斜速度の調節が
でき、オペレータの感覚にマッチして作動させることが
できる。
次に、第7図及び第8図に沿って、他の実施例を説明
する。
運転席の操作パネルには、第7図に示すように、操作
レバー90、押しボタンスイッチ61、機体水平メインスイ
ッチ62、傾斜設定ダイヤル63、及び前後バランスメイン
スイッチ81が設けられている。前記操作レバー90は、操
作レバー90を矢印方向に操作するとその操作の間機体
フレーム3が右下げ、左下げし、矢印方向に操作する
とその操作の間右上げ、左上げし、矢印との中間の
方向に操作するとその操作の間左下げし、矢印との
中間の方向に操作するとその操作の間右下げし、矢印
との中間の方向に操作するとその操作の間左上げし、
矢印との中間の方向に操作するとその操作の間右上
げするように構成されている。
そして、操作レバー90及び前後バランスメインスイッ
チ81以外は、第1図と同様の構成となっている。
また、第8図のフローチャートに示すように、操作レ
バー90の手動スイッチがONか否かが判別され(S20
1)、手動スイッチがONの場合には、手動スイッチ
がONか否かが判別される(S202)。手動スイッチがON
の場合には、機体フレーム3は左下げとなり(S203)、
復帰(S204)へ移行してステップS201に戻り、手動スイ
ッチがOFFの場合には、手動スイッチがONか否かが
判別される(S205)。手動スイッチがONの場合には、
右下げとなり(S206)、復帰(S204)へ移行してステッ
プS201に戻り、手動スイッチがOFFの場合には、右下
げ及び左下げとなり(S207)、復帰(S204)へ移行して
ステップS201に戻る。
また、前記ステップS201において、手動スイッチが
OFFの場合には、手動スイッチがONか否かが判別され
る(S208)。手動スイッチがONの場合には、手動スイ
ッチがONか否かが判別され(S209)、手動スイッチ
がOFFの場合には、復帰(S204)へ移行してステップS20
1に戻る。手動スイッチがONの場合には、左上げとな
り(S210)、復帰(S204)へ移行してステップS201に戻
り、手動スイッチがOFFの場合には、手動スイッチ
がONか否かが判別される(S211)。手動スイッチがON
の場合には、右上げとなり(S212)、復帰(S204)へ移
行してステップS201に戻り、手動スイッチがOFFの場
合には、右上げ及び左上げとなり(S213)、復帰(S20
4)へ移行してステップS201に戻る。
また、操作レバー90の動作点が6点設けられており、
左右の上げ下げが単独で行えるので、傾斜速度の調節が
でき、オペレータの感覚にマッチして作動させることが
できる。
更に、右下げ左上げ、及び左下げ右上げの操作を行わ
ないので、それだけ操作を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による操作パネル斜視図、第2図は本考
案を適用したコンバインの側面図、第3図は本考案によ
るシステムブロック図、第4図は本考案によるフローチ
ャート、第5図は他の実施例を示す第1図と同様な操作
パネル斜視図、第6図は他の実施例のフローチャート、
第7図は他の実施例を示す第1図と同様な操作パネル斜
視図、第8図は他の実施例のフローチャートである。 1……作業車輌(コンバイン)、2……走行装置(左ク
ローラ走行装置)、2′……走行装置(右クローラ走行
装置)、3……走行機体(機体フレーム)、22……油圧
シリンダ(左昇降用油圧シリンダ)、22′……油圧シリ
ンダ(右昇降用油圧シリンダ)、60……手動操作手段
(操作レバー)、61……限界操作手段(押しボタンスイ
ッチ)、69……操作保持手段。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行機体を左右一対の走行装置にて支持
    し、かつこれら走行装置と前記走行機体との間に油圧シ
    リンダを介在して、走行機体を昇降制御してなる作業車
    両において、 少なくとも車高の上昇及び下降位置を有し、これら位置
    への手動にての操作の間前記油圧シリンダを作動させる
    手動操作手段と、 前記走行機体をその上限又は下限位置まで上昇又は下降
    指令を発する限界操作手段と、 前記手動操作手段の上昇及び下降位置のいずれか一方の
    操作と同時に前記限界操作手段が操作されると、該手動
    操作手段の操作解除されても、該手動操作手段の操作位
    置に基づく上昇又は下降方向に前記上限又は下限位置ま
    で前記油圧シリンダを作動状態に保持する操作保持手段
    と、 を備えることを特徴とする作業車両の昇降制御装置。
JP1990078281U 1990-07-23 1990-07-23 作業車輌の昇降制御装置 Expired - Lifetime JP2552032Y2 (ja)

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