JP2574625Y2 - 縦型ポンプ用のノズル付き押下げヘッド - Google Patents
縦型ポンプ用のノズル付き押下げヘッドInfo
- Publication number
- JP2574625Y2 JP2574625Y2 JP1992025820U JP2582092U JP2574625Y2 JP 2574625 Y2 JP2574625 Y2 JP 2574625Y2 JP 1992025820 U JP1992025820 U JP 1992025820U JP 2582092 U JP2582092 U JP 2582092U JP 2574625 Y2 JP2574625 Y2 JP 2574625Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- press
- extension forming
- forming portion
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本案は、縦型ポンプ用のノズル付
き押下げヘッドに関する。
き押下げヘッドに関する。
【０００２】
【考案が解決しようとする課題】この種押下げヘッドで
は、吐出後、ノズル内面に液体が付着した状態で長時間
放置すると、その液体が乾燥して固化するため、ノズル
孔が狭くなって射出不良となり、又著しい場合には目詰
まりを起こすことがあった。このような不都合は、例え
ば図３が示す実開平１−１２８８５９号記載のノズル付
き押下げヘッドによって解消でき、該押下げヘッドは、
上面開口の皿状基部２０の前部から、ステム嵌合筒２１
と連通するノズル２２を前方突設したヘッド本体２３
と、上記皿状基部２０の上面を閉塞する伏皿状基部２４
の前部２５を皿状基部の前部に枢着させ、かつ伏皿状基
部２４の前部から前方突設した板部の前部を下方へ屈曲
させて、該屈曲部２６でノズル２２の前端面を閉塞させ
た蓋部材２７と、上記皿状基部２７上面と伏皿状基部２
４下面との間に介在させて該伏皿状基部の後部を上方付
勢するばね２８とで形成され、伏皿状基部２４の後部を
ばね２８の弾性に抗して押下げることでノズル孔の前端
面を開口させることが可能に形成している。
は、吐出後、ノズル内面に液体が付着した状態で長時間
放置すると、その液体が乾燥して固化するため、ノズル
孔が狭くなって射出不良となり、又著しい場合には目詰
まりを起こすことがあった。このような不都合は、例え
ば図３が示す実開平１−１２８８５９号記載のノズル付
き押下げヘッドによって解消でき、該押下げヘッドは、
上面開口の皿状基部２０の前部から、ステム嵌合筒２１
と連通するノズル２２を前方突設したヘッド本体２３
と、上記皿状基部２０の上面を閉塞する伏皿状基部２４
の前部２５を皿状基部の前部に枢着させ、かつ伏皿状基
部２４の前部から前方突設した板部の前部を下方へ屈曲
させて、該屈曲部２６でノズル２２の前端面を閉塞させ
た蓋部材２７と、上記皿状基部２７上面と伏皿状基部２
４下面との間に介在させて該伏皿状基部の後部を上方付
勢するばね２８とで形成され、伏皿状基部２４の後部を
ばね２８の弾性に抗して押下げることでノズル孔の前端
面を開口させることが可能に形成している。
【０００３】しかしながら、上記従来例では、押下げヘ
ッドの構造がやや複雑となってコスト高となる不都合が
あった。
ッドの構造がやや複雑となってコスト高となる不都合が
あった。
【０００４】本案は、ノズル前端に簡単な構造の吐出弁
を形成することで、ノズル内面に液体が付着して注出の
妨げとなることを防止し、かつ廉価に作製できるよう設
けた。
を形成することで、ノズル内面に液体が付着して注出の
妨げとなることを防止し、かつ廉価に作製できるよう設
けた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】ヘッド本体１１の前部か
らノズル２を前方突出したノズル付き押下げヘッド１
と、上記ノズル２の前部内面に中空筒４の外面を嵌合さ
せ、かつ該中空筒の前端からノズル２前方へ突出した複
数の支柱部５によって縦板状弁座６を支持させた閉塞部
材１２と、上記ノズル２の外面に嵌着させた嵌合筒部７
をノズル２前方へ延長形成すると共に、該延長形成部２
ａの前部内面を上記縦板状弁座６の外周面に嵌合させて
延長形成部２ａの前端面を閉塞させ、かつその延長形成
部２ａを拡開変形可能に形成した弾性筒１３とで形成し
た。
らノズル２を前方突出したノズル付き押下げヘッド１
と、上記ノズル２の前部内面に中空筒４の外面を嵌合さ
せ、かつ該中空筒の前端からノズル２前方へ突出した複
数の支柱部５によって縦板状弁座６を支持させた閉塞部
材１２と、上記ノズル２の外面に嵌着させた嵌合筒部７
をノズル２前方へ延長形成すると共に、該延長形成部２
ａの前部内面を上記縦板状弁座６の外周面に嵌合させて
延長形成部２ａの前端面を閉塞させ、かつその延長形成
部２ａを拡開変形可能に形成した弾性筒１３とで形成し
た。
【０００６】
【実施例】１はノズル付き押下げヘッドであり、該ノズ
ル付き押下げヘッドは、ヘッド本体１１の周壁前部から
ノズル２を前方突出して、該ノズルの後部外面に係合突
条９を周設している。
ル付き押下げヘッドは、ヘッド本体１１の周壁前部から
ノズル２を前方突出して、該ノズルの後部外面に係合突
条９を周設している。
【０００７】１２は、閉塞部材であり、該閉塞部材は、
上記ノズル２の前部内面に中空筒４を螺合させて、該中
空筒の前端に付設した外向きフランジ状壁８の後面をノ
ズル２の前端面へ係合させると共に、その外向きフラン
ジ状壁８の前面からノズル２前方へ突出した複数の支柱
部５によって縦板状弁座６を支持させている。
上記ノズル２の前部内面に中空筒４を螺合させて、該中
空筒の前端に付設した外向きフランジ状壁８の後面をノ
ズル２の前端面へ係合させると共に、その外向きフラン
ジ状壁８の前面からノズル２前方へ突出した複数の支柱
部５によって縦板状弁座６を支持させている。
【０００８】１３は弾性筒であり、該弾性筒は、上記ノ
ズル２の外面に嵌着させた嵌合筒部７を前方へ延長形成
すると共に、該延長形成部２ａの前部内面を上記縦板状
弁座６の外周面に嵌合させて延長形成部２ａの前端面を
閉塞させ、かつその延長形成部２ａを拡開変形可能に形
成し、又上記嵌合筒部７の後部内面に周設した係合凹部
内へ上記係合突条９を係合させて嵌合筒部７を抜け止め
している。この場合、図１が想像線で示すように、上記
係合凹部後方の嵌合筒部分１０を厚肉に形成して該部分
の剛性を高めることにより、嵌合筒部７を一層抜けにく
い構造とすることもできる。当該弾性筒は、合成ゴム或
いは軟質合成樹脂等で成形する。
ズル２の外面に嵌着させた嵌合筒部７を前方へ延長形成
すると共に、該延長形成部２ａの前部内面を上記縦板状
弁座６の外周面に嵌合させて延長形成部２ａの前端面を
閉塞させ、かつその延長形成部２ａを拡開変形可能に形
成し、又上記嵌合筒部７の後部内面に周設した係合凹部
内へ上記係合突条９を係合させて嵌合筒部７を抜け止め
している。この場合、図１が想像線で示すように、上記
係合凹部後方の嵌合筒部分１０を厚肉に形成して該部分
の剛性を高めることにより、嵌合筒部７を一層抜けにく
い構造とすることもできる。当該弾性筒は、合成ゴム或
いは軟質合成樹脂等で成形する。
【０００９】本案押下げヘッドを公知の縦型ポンプのス
テムに取付け、かつ該状態で本案押下げヘッドを押下げ
ると、ノズル２内に加圧液体が流入して、図１が想像線
で示すように弾性筒１３の延長形成部２ａが拡開変形す
るため、該延長形成部の前端面が開口して加圧液体が射
出され、かつ注出が終了すると、延長形成部２ａが弾性
復元して縦板状弁座６の外周面に嵌合するため、延長形
成部２ａの前端面が閉塞される。
テムに取付け、かつ該状態で本案押下げヘッドを押下げ
ると、ノズル２内に加圧液体が流入して、図１が想像線
で示すように弾性筒１３の延長形成部２ａが拡開変形す
るため、該延長形成部の前端面が開口して加圧液体が射
出され、かつ注出が終了すると、延長形成部２ａが弾性
復元して縦板状弁座６の外周面に嵌合するため、延長形
成部２ａの前端面が閉塞される。
【００１０】
【考案の効果】本案は上記構成とするものであり、ノズ
ル２の前部内面に嵌合させた中空筒４の前端から支柱部
５を複数突設して、これ等支柱部で縦板状弁座６を支持
させ、又上記ノズル２の外面に嵌着させた嵌合筒部７を
前方へ延長形成して、該延長形成部２ａの前部内面を縦
板状弁座６の外周面に嵌合させ、かつその延長形成部２
ａを拡開変形可能に形成したから、非射出時には、延長
形成部２ａの前端を縦板状弁座６で閉塞してノズル２内
へ外気が流入することを阻止して、ノズル２内面に付着
した液体が乾燥ないし固化して射出の妨げとなることを
防止することができ、又上記構成としたから、射出時
に、延長形成部２ａ内に加圧液体を流入させると、延長
形成部２ａが拡開変形して該延長筒部の前端面が開口
し、かつ射出が終了すると、延長形成部２ａが弾性復元
して該延長形成部の前端面が閉塞することとなり、よっ
て、延長形成部２ａの前端面を何ら面倒なく開閉するこ
とができ、更に、構造が簡易であるから廉価に作製でき
る。
ル２の前部内面に嵌合させた中空筒４の前端から支柱部
５を複数突設して、これ等支柱部で縦板状弁座６を支持
させ、又上記ノズル２の外面に嵌着させた嵌合筒部７を
前方へ延長形成して、該延長形成部２ａの前部内面を縦
板状弁座６の外周面に嵌合させ、かつその延長形成部２
ａを拡開変形可能に形成したから、非射出時には、延長
形成部２ａの前端を縦板状弁座６で閉塞してノズル２内
へ外気が流入することを阻止して、ノズル２内面に付着
した液体が乾燥ないし固化して射出の妨げとなることを
防止することができ、又上記構成としたから、射出時
に、延長形成部２ａ内に加圧液体を流入させると、延長
形成部２ａが拡開変形して該延長筒部の前端面が開口
し、かつ射出が終了すると、延長形成部２ａが弾性復元
して該延長形成部の前端面が閉塞することとなり、よっ
て、延長形成部２ａの前端面を何ら面倒なく開閉するこ
とができ、更に、構造が簡易であるから廉価に作製でき
る。
【図１】 本案押下げヘッドの一実施例を示す縦断面図
である。
である。
【図２】 同実施例要部の分解斜視図である。
【図３】 従来例を示す縦断面図である。
１…押下げヘッド １２…閉塞部材 １３…弾性筒
Claims (1)
- 【請求項１】 ヘッド本体１１の前部からノズル２を前
方突出したノズル付き押下げヘッド１と、 上記ノズル２の前部内面に中空筒４の外面を嵌合させ、
かつ該中空筒の前端からノズル２前方へ突出した複数の
支柱部５によって縦板状弁座６を支持させた閉塞部材１
２と、 上記ノズル２の外面に嵌着させた嵌合筒部７をノズル２
前方へ延長形成すると共に、該延長形成部２ａの前部内
面を上記縦板状弁座６の外周面に嵌合させて延長形成部
２ａの前端面を閉塞させ、かつその延長形成部２ａを拡
開変形可能に形成した弾性筒１３とからなる縦型ポンプ
用のノズル付き押下げヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992025820U JP2574625Y2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 縦型ポンプ用のノズル付き押下げヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992025820U JP2574625Y2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 縦型ポンプ用のノズル付き押下げヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0577049U JPH0577049U (ja) | 1993-10-19 |
| JP2574625Y2 true JP2574625Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=12176503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992025820U Expired - Fee Related JP2574625Y2 (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 縦型ポンプ用のノズル付き押下げヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2574625Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2902675B1 (fr) * | 2006-06-21 | 2008-09-12 | Lvmh Rech | Buse de distribution de produit de fluide et dispositif de distribution de produit de fluide comprenant une telle buse |
| JP5305339B2 (ja) * | 2008-11-27 | 2013-10-02 | 株式会社吉野工業所 | ポンプの押下げヘッド |
| JP6556498B2 (ja) * | 2015-05-29 | 2019-08-07 | 株式会社吉野工業所 | ポンプ式注出器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3616198A1 (de) * | 1986-05-14 | 1987-11-19 | Henkel Kgaa | Verstreichkopf |
| JPH0298554A (ja) * | 1988-09-22 | 1990-04-10 | Atsushi Tada | 手動式トリガータイプディスペンサー |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP1992025820U patent/JP2574625Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0577049U (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |