JP3254047B2 - 農作物用注液ノズル - Google Patents

農作物用注液ノズル

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JP3254047B2
JP3254047B2 JP16132093A JP16132093A JP3254047B2 JP 3254047 B2 JP3254047 B2 JP 3254047B2 JP 16132093 A JP16132093 A JP 16132093A JP 16132093 A JP16132093 A JP 16132093A JP 3254047 B2 JP3254047 B2 JP 3254047B2
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兼三 山本
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ヤマホ技研株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は農作物の培地中に水、
養分液、エアー等を注入する注液ノズルに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】農作物に水、養分液、エアー等を補給す
る場合に、蒸発や流出を防ぐために、その培地中の毛根
付近に直接これらを供給することをこの発明者は従来か
ら提案している(特願平3−256625号)。
【0003】この場合に用いるノズルは、図12及び図
13に示すように、ノズル本体1に設けた弁室2に筒状
突起3を連通せしめ、その筒状突起3を給液ホース4の
孔に差込み、その内部と弁室2とを連通させている。上
記弁室2に圧力調整弁5を組入れ、該弁室2の閉塞部材
6に設けた噴口7に柔軟な注液パイプ8を取付けてい
る。
【0004】上記の弁室2内にはメッシュフィルター9
及び圧力調整弁5に所要の押圧力を及ぼすスプリング1
2が収納され、閉塞部材6の噴口7の内端面にオリフィ
ス板13が一体成形される。また、閉塞部材6とノズル
本体3はユニオンナット14により一体化される。
【0005】上記のノズル本体1は、給液ホース4の弁
室2側の半周を囲む弁室側抱持部材15と、その反対側
の半周を囲む外側抱持部材16の二分割体により構成さ
れ、両方の抱持部材15、16はそれぞれ給液ホース4
の両側へ突出した取付部17、17’、18、18’を
有し、それぞれ2本のビス19、20により固定され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のごとき注液ノズ
ルは、培地中に水等を供給するという所期の目的を達成
することができるが、ノズル本体1が弁室側抱持部材1
5と外側抱持部材16の二部材に分かれているので、こ
れらを給液ホース4に取付ける際は、両方の取付部1
7、17’及び18、18’を均等に締付けなければな
らない。従って取付のための手数がかかり、またその取
付けのために2本のビス19、20が必要となる欠点が
ある。
【0007】また、メッシュフィルター9が目詰りした
際には、弁室2を開放してこれを取出して掃除しなけれ
ばならない不便があった。更に、圧力調整弁5、そのス
プリング12、オリフィス板13等が必要となり、弁構
造が複雑になる問題もあった。
【0008】そこで、この発明はこれらの問題点を解消
した注液ノズルを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの第1の手段は、給液ホースに取付けられるホルダー
と、上記ホルダーに装着されるノズル及び該ノズルに接
続される注液パイプとから成り、上記ホルダーは、上記
ホースのノズル側半周を囲むと共に該ホース内部と連通
されるノズル側抱持部と、上記ホースの残り半周を囲む
可撓性抱持部とから成り、上記ノズル側抱持部の周方向
の一端に締結部を設けると共に、他端に上記可撓性抱持
部を連成し、上記可撓性抱持部の周方向の端部に上記締
結部と対向した可動側締結部を設け、上記両方の締結部
相互を締結具により連結し、上記ノズルを上記ノズル側
抱持部の噴口に装着し、該ノズルのノズル穴のまわりを
柔軟な素材により形成し、上記注液パイプを上記ノズル
に連結した構成としたものである。
【0010】また、第2の手段は、上記噴口の先端部分
外周にリブを形成し、該噴口に装着されるノズルを上記
リブの上下にわたり被せ、該リブの部分のノズルの外周
面に膨出部を形成し、上記注液パイプを該膨出部の上下
にわたり圧入した構成としたものである。
【0011】
【作用】上記第1の手段に係る注液ノズルを給液ホース
に取付けるには、ホルダーの可撓性抱持部を外方に撓ま
せ、ノズル側抱持部と可撓性抱持部との間で給液ホース
を挾むと共に、ノズル側抱持部と給液ホースの内部と連
通させ、しかるのちに、両方の抱持部の締結部相互を締
結具で締付け、ホルダーを給液ホースに取付ける。
【0012】注液パイプを培地中に差込み、給液ホース
に水等を供給すると、水等はノズルのノズル穴から注液
パイプを経て培地中に注入される。給液ホースに供給さ
れる液圧を一時的に上げると、ノズル穴が拡径されるの
で目詰りが解消される。
【0013】上記第2の手段に係る注液ノズルは、上記
第1の手段に係るものと同一の作用をなす。また、この
場合は、注液パイプがノズルの膨出部のまわりに圧入さ
れているので、液圧が上った場合でも注液パイプが外れ
にくい。
【0014】
【実施例】図1乃至図3に示すように、第1実施例の注
液ノズルは、給液ホース21の周りに取付けられるホル
ダー22、そのホルダー22に装着されるノズル23、
そのノズル23に接続される注液パイプ24とにより構
成される。
【0015】上記ホルダー22は、ホース21のノズル
側半周を囲むノズル側抱持部25と、その残り半周を囲
む可撓性抱持部26とから成る。ノズル側抱持部25の
周方向の一端には締結部27が突設され、その抱持部2
5の内周面に筒状突起28が形成される。該筒状突起2
8のまわりには溝29が形成され、その溝29にOリン
グ31が装着される。上記筒状突起28の反対側にはそ
の内部穴と連通した噴口32が突設される。
【0016】上記ノズル側抱持部25の周方向の他端に
は、上記の可撓性抱持部26が一体に連成され、その連
成部分の反対側に、前記ノズル側抱持部25の締結部2
7と対向した締結部27’が設けられる。可撓性抱持部
26の中央部分には、四角形の開口部33が設けられ、
これによって剛性を低くして撓みやすくしてある(図3
参照)。上記両方の締結部27、27’はビス34によ
り締結される。
【0017】上記噴口32に装着されるノズル23は、
ゴム等の柔軟な材料により形成され、上端開口、下端閉
塞の筒状をなし、その下端閉塞面にノズル穴35(図4
参照)が設けられ、噴口32の外周面に形成した抜止め
用リブ30に係合される。該ノズル32のノズル穴35
は給液ホース21に供給する液圧上昇させると、材料が
柔軟であることから拡径される。
【0018】次に、上記注液ノズルの作用について説明
する。この注液ノズルを給液ホース21に取付ける際
は、図1に一点鎖線で示すように、可撓性抱持部26を
外方に撓ませて両抱持部25、26の間で給液ホース2
1を挾むと共に、ノズル側抱持部25の筒状突起28を
ホース21の穴に差込んでホース21の内部と噴口32
とを連通させる。また、両方の締結部27、27’を対
向させ、ビス34により両者を締結し、ホルダー22を
ホース21のまわりに装着する。筒状突起28のまわり
は、Oリング31によりシールされる。
【0019】上記注液ノズルの注液パイプ24を培地中
に差込み、ホース21に所要圧力の液を供給すると、そ
の圧力に応じてノズル穴35が拡径され、注液パイプ2
4を経て培地中に液が供給される。
【0020】ノズル穴35にゴミ等が詰ったときは、ホ
ース21に供給する液圧を一時的に上昇させると、拡径
されるので、ゴミ等が押し出され、目詰りが解消され
る。このように、目詰りの解消が容易であるので、図5
に示すように地中に全体を埋め込むこともできる。
【0021】図6に示した第2の実施例は締結具として
のビスの代わりに、ら旋を切ったリベット36を用いた
ものである。このリベット36は図7に示すごとき締結
工具37によりワンタッチで締結されるので、ビスを用
いる場合に比べ作業性がよい。
【0022】図8乃至図10に示した第3実施例は、ノ
ズル23’がゴム等の柔軟な材料により形成されること
は前述の場合と同じであるが、上半部41を若干肉厚に
形成して腰をもたせ、噴口32に挿入しやすくしてあ
る。下半部42は比較的薄いので、該ノズル23’を噴
口32に挿入すると、噴口32のリブ30の部分に、図
10で示すように膨出部43が生じる。
【0023】注液パイプ24はその膨出部43を圧迫し
てノズル23’まわりに挿入される。従って、注液パイ
プ24は相当大きな力でノズル23’のまわりに保持さ
れるので、液圧が上昇しても外れにくい。
【0024】次に図11は前記の各実施例の場合の使用
の一例を示すものであり、ポンプ44の近くのホース4
5に切替弁46を設け、その切替弁46の一方の出口4
7と他方の出口48間に前記の注液ノズル49又は噴霧
ノズル49’を設けたホース50の両端を接続し、その
ホース50を農作物の一つの畝に沿って延ばしたもので
ある。切替弁46の操作により一方の出口47を開いた
とき、その出口47に近い程圧力が高く、遠い程圧力が
低くなるので各ノズル49、49’から噴出される液体
の量に差を生じる。このため、適当な時間が経過すると
切替弁46を操作して、他方の出口48から液体を供給
して、農作物に供給される液体の量の均等化を図る。
【0025】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び2に記載の
発明は、従来二部材により構成されていた注液ノズルの
給液ホースの装着部分を一部材のホルダーにより構成し
たことにより、給液ホースに装着する作業が容易にな
り、締結具も1本でよい利点がある。また圧力調整弁を
構成する弁部材やスプリング等が不要になり弁機構が簡
単になる。更に、ノズル穴の目詰りは供給液圧を上昇さ
せるだけで自動的に除去されるので、メンテナンスが容
易になる。
【0026】また、請求項2に記載の発明は、注液パイ
プが外れにくい効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の使用状態における一部省略縦断正
面図
【図2】同上の一部省略縦断側面図
【図3】同上のホルダー斜視図
【図4】同上のノズルの一部拡大断面図
【図5】同上の使用状態の断面図
【図6】第2実施例の一部省略縦断正面図
【図7】図6の場合の締結状態を示す一部省略断面図
【図8】第3実施例の使用状態における一部省略縦断正
面図
【図9】同上の分解縦断正面図
【図10】同上のノズルの断面図
【図11】各実施例のホースの布設状態を示す概略図
【図12】従来例の使用状態の一部省略断面図
【図13】図12の場合の一部省略側面図
【符号の説明】
21 給液ホース 22 ホルダー 23、23’ ノズル 24 注液パイプ 25 ノズル側抱持部 26 可撓性抱持部 27、27’ 締結部 28 筒状突起 29 溝 31 Oリング 32 噴口 33 開口 34 ビス 35 ノズル穴 37 リベット 38 締結工具 41 上半部 42 下半部 43 膨出部 44 ポンプ 45 ホース 46 切替弁 47、48 出口 49、49’ ノズル 50 ホース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給液ホースに取付けられるホルダーと、
    上記ホルダーに装着されるノズル及び該ノズルに接続さ
    れる注液パイプとから成り、上記ホルダーは、上記ホー
    スのノズル側半周を囲むと共に該ホース内部と連通され
    るノズル側抱持部と、上記ホースの残り半周を囲む可撓
    性抱持部とから成り、上記ノズル側抱持部の周方向の一
    端に締結部を設けると共に、他端に上記可撓性抱持部を
    連成し、上記可撓性抱持部の周方向の端部に上記締結部
    と対向した可動側締結部を設け、上記両方の締結部相互
    を締結具により連結し、上記ノズルを上記ノズル側抱持
    部の噴口に装着し、該ノズルを柔軟な素材により形成
    し、上記注液パイプを上記ノズルに連結したことを特徴
    とする農作物用注液ノズル。
  2. 【請求項2】 上記噴口の先端部分外周にリブを形成
    し、該噴口に装着されるノズルを上記リブの上下にわた
    り被せ、該リブの部分のノズルの外周面に膨出部を形成
    し、上記注液パイプを該膨出部の上下にわたり圧入した
    ことを特徴とする請求項1に記載の農作物用注液ノズ
    ル。
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