JP2002233798A - トリガースプレーおよびこれを備えたスプレー容器 - Google Patents
トリガースプレーおよびこれを備えたスプレー容器Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数のより少ないトリガースプレー及
びこれを備えたスプレー容器を提供すること。 【解決手段】 ベース体１に対してトリガー２を可動に
装着し、該トリガー２を引くことによりベース体１の一
部に形成されたシリンダ部１３の液体をピストン４によ
り圧縮して容器内の液体をノズルから噴射させるトリガ
ースプレーであって、容器本体の口部Ｂに取り付けられ
たキャップ７と、該キャップ７に支持固定されたベース
体１と、ベース体１の一部である第１バルブケース部１
１に装着されたチューブ１０と、第１バルブケース部１
１に内挿された１次バルブ８と、ベース体１に嵌め込ま
れたカバー５及びノズル６と、ベース体１のシリンダ内
を摺動するピストン４と、該ピストン４を押圧するため
にベース体１に取り付けられたトリガー２と、該トリガ
ー２をベース体１に弾圧支持するバネ体３と、ノズル６
とベース体１との間に装着された２次バルブ９とよりな
る。
びこれを備えたスプレー容器を提供すること。 【解決手段】 ベース体１に対してトリガー２を可動に
装着し、該トリガー２を引くことによりベース体１の一
部に形成されたシリンダ部１３の液体をピストン４によ
り圧縮して容器内の液体をノズルから噴射させるトリガ
ースプレーであって、容器本体の口部Ｂに取り付けられ
たキャップ７と、該キャップ７に支持固定されたベース
体１と、ベース体１の一部である第１バルブケース部１
１に装着されたチューブ１０と、第１バルブケース部１
１に内挿された１次バルブ８と、ベース体１に嵌め込ま
れたカバー５及びノズル６と、ベース体１のシリンダ内
を摺動するピストン４と、該ピストン４を押圧するため
にベース体１に取り付けられたトリガー２と、該トリガ
ー２をベース体１に弾圧支持するバネ体３と、ノズル６
とベース体１との間に装着された２次バルブ９とよりな
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプディスペン
サに関し、更に詳しくは、シリンダ内の液体をトリガー
の回動力によって圧縮し、ノズルから噴出させる構造の
トリガースプレーに関するものである。
サに関し、更に詳しくは、シリンダ内の液体をトリガー
の回動力によって圧縮し、ノズルから噴出させる構造の
トリガースプレーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から薬剤等の液体を吹き付けるため
にスプレー容器が使用されている。スプレー容器に取り
付けられた吹き付け機構であるポンプディスペンサに
は、例えば、トリガースプレーが使用されている。これ
は、ベース体に対して翼片状のトリガーを可動に装着
し、該トリガーを引くことによりポンプ（シリンダ及び
ピストンよりなる）を作動させ、その圧縮力によりノズ
ルから容器内の液体を外に噴射させる方式のものであ
る。
にスプレー容器が使用されている。スプレー容器に取り
付けられた吹き付け機構であるポンプディスペンサに
は、例えば、トリガースプレーが使用されている。これ
は、ベース体に対して翼片状のトリガーを可動に装着
し、該トリガーを引くことによりポンプ（シリンダ及び
ピストンよりなる）を作動させ、その圧縮力によりノズ
ルから容器内の液体を外に噴射させる方式のものであ
る。
【０００３】図８は、その従来のトリガースプレーの例
を具体的に示したものである。すなわち、図から分かる
ように、トリガースプレー１００は、容器本体の口部に
取り付けられたキャップ１０１と、該キャップを螺着す
ることで容器本体の口部にパッキン１０２を介して支持
固定され且つ１次バルブ１０４を備えたバルブケース１
０３と、該バルブケース１０３に内挿固定されたチュー
ブ１０５と、該バルブケース１０３に外挿固定されるハ
ウジング１０６と、該ベース体に圧入固定されるノズル
１０７と、ベース体に形成されたシリンダ内を摺動する
ピストン１０８を備えたプランジャー１０９と、該プラ
ンジャーを押圧するトリガー１１０と、該トリガーを前
記ベース体に対して弾発支持するスプリング１１１と、
前記ベース体のバルブケースに内挿された２次バルブ１
１２とよりなる。
を具体的に示したものである。すなわち、図から分かる
ように、トリガースプレー１００は、容器本体の口部に
取り付けられたキャップ１０１と、該キャップを螺着す
ることで容器本体の口部にパッキン１０２を介して支持
固定され且つ１次バルブ１０４を備えたバルブケース１
０３と、該バルブケース１０３に内挿固定されたチュー
ブ１０５と、該バルブケース１０３に外挿固定されるハ
ウジング１０６と、該ベース体に圧入固定されるノズル
１０７と、ベース体に形成されたシリンダ内を摺動する
ピストン１０８を備えたプランジャー１０９と、該プラ
ンジャーを押圧するトリガー１１０と、該トリガーを前
記ベース体に対して弾発支持するスプリング１１１と、
前記ベース体のバルブケースに内挿された２次バルブ１
１２とよりなる。
【０００４】このような構造のトリガースプレーにおい
て、ノズル１０７から容器本体内の液体を噴射させるに
は、まず、シリンダー内に液体が充填されている初期状
態から指を使ってトリガー１１０を引き込む。それによ
りプランジャー１０９が押されて、ピストン１０８がハ
ウジング１０６のシリンダー内にある液体を圧縮する。
圧縮された液体は、ハウジング１０６とそれに内挿され
たバルブケース１０３との間隙を通り２次バルブ１１２
を通過してノズル先端より外に噴射されるのである。ト
リガー１１０から指を開放すると、スプリング１１１の
弾圧力によりトリガー１１０は元の状態に復帰すること
になる。この時、容器本体内の液体はチューブ１０５及
び１次バルブ１０４を通過して逆にシリンダ内に充填さ
れて初期状態となる。
て、ノズル１０７から容器本体内の液体を噴射させるに
は、まず、シリンダー内に液体が充填されている初期状
態から指を使ってトリガー１１０を引き込む。それによ
りプランジャー１０９が押されて、ピストン１０８がハ
ウジング１０６のシリンダー内にある液体を圧縮する。
圧縮された液体は、ハウジング１０６とそれに内挿され
たバルブケース１０３との間隙を通り２次バルブ１１２
を通過してノズル先端より外に噴射されるのである。ト
リガー１１０から指を開放すると、スプリング１１１の
弾圧力によりトリガー１１０は元の状態に復帰すること
になる。この時、容器本体内の液体はチューブ１０５及
び１次バルブ１０４を通過して逆にシリンダ内に充填さ
れて初期状態となる。
【０００５】このような構造のトリガースプレーは、部
品点数が、キャップ１０１、パッキン１０２、１次バル
ブ１０４、バルブケース１０３、チューブ１０５、ハウ
ジング１０６、ノズル１０７、ピストン１０８、プラン
ジャー１０９、トリガー１１０、スプリング１１１と、
および２次バルブ１１２の計１２個が必要となってい
る。そのため、これを製造するための組み付け工程が複
雑であり工数が増加する欠点がある。また、このような
トリガースプレーにおいては、液密性を保持することが
極めて重要であり、その点からも部品点数を少なくする
ことが必要である。またトリガースプレーという小さな
容積内で計１２点の部品が集積されており、故障を回避
するためにも、極力、部品点数は少ないことが好まし
い。
品点数が、キャップ１０１、パッキン１０２、１次バル
ブ１０４、バルブケース１０３、チューブ１０５、ハウ
ジング１０６、ノズル１０７、ピストン１０８、プラン
ジャー１０９、トリガー１１０、スプリング１１１と、
および２次バルブ１１２の計１２個が必要となってい
る。そのため、これを製造するための組み付け工程が複
雑であり工数が増加する欠点がある。また、このような
トリガースプレーにおいては、液密性を保持することが
極めて重要であり、その点からも部品点数を少なくする
ことが必要である。またトリガースプレーという小さな
容積内で計１２点の部品が集積されており、故障を回避
するためにも、極力、部品点数は少ないことが好まし
い。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる実状を
背景に、上記の問題点を克服するとともに、部品点数の
より少ないトリガースプレー及びこれを備えたスプレー
容器を提供することを目的とする。
背景に、上記の問題点を克服するとともに、部品点数の
より少ないトリガースプレー及びこれを備えたスプレー
容器を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明者は、
このような課題背景に対して、鋭意研究を重ねた結果、
組み立てた状態で一体となっていても十分機能を発揮で
きる部品を極力一体化することにより、上記の諸問題点
を解決できることを見い出し、この知見に基づいて本発
明を完成させたものである。
このような課題背景に対して、鋭意研究を重ねた結果、
組み立てた状態で一体となっていても十分機能を発揮で
きる部品を極力一体化することにより、上記の諸問題点
を解決できることを見い出し、この知見に基づいて本発
明を完成させたものである。
【０００８】即ち、本発明は、（１）、ベース体１に対
してトリガー２を可動に装着し、該トリガー２を引くこ
とによりベース体１の一部に形成されたシリンダ部１３
の液体をピストン４により圧縮して容器内の液体をノズ
ルから噴射させるトリガースプレーであって、容器本体
の口部Ｂに取り付けられたキャップ７と、該キャップ７
に支持固定されたベース体１と、ベース体１の一部であ
る第１バルブケース部１１に装着されたチューブ１０
と、第１バルブケース部１１に内挿された１次バルブ８
と、ベース体１に嵌め込まれたカバー５及びノズル６
と、ベース体１のシリンダ内を摺動するピストン４と、
該ピストン４を押圧するためにベース体１に取り付けら
れたトリガー２と、該トリガー２をベース体１に弾圧支
持するバネ体３と、ノズル６とベース体１との間に装着
された２次バルブ９とよりなるトリガースプレーに存す
る。
してトリガー２を可動に装着し、該トリガー２を引くこ
とによりベース体１の一部に形成されたシリンダ部１３
の液体をピストン４により圧縮して容器内の液体をノズ
ルから噴射させるトリガースプレーであって、容器本体
の口部Ｂに取り付けられたキャップ７と、該キャップ７
に支持固定されたベース体１と、ベース体１の一部であ
る第１バルブケース部１１に装着されたチューブ１０
と、第１バルブケース部１１に内挿された１次バルブ８
と、ベース体１に嵌め込まれたカバー５及びノズル６
と、ベース体１のシリンダ内を摺動するピストン４と、
該ピストン４を押圧するためにベース体１に取り付けら
れたトリガー２と、該トリガー２をベース体１に弾圧支
持するバネ体３と、ノズル６とベース体１との間に装着
された２次バルブ９とよりなるトリガースプレーに存す
る。
【０００９】そして、（２）、ベース体１に対してトリ
ガー２を可動に装着し、該トリガー２を引くことにより
ベース体１の一部に形成されたシリンダ部１３の液体を
ピストン４により圧縮して容器内の液体をノズルから噴
射させるトリガースプレーであって、容器本体の口部Ｂ
に取り付けられたキャップ７と、該キャップ７に支持固
定されたベース体１と、ベース体１の一部である第１バ
ルブケース部１１に装着されたチューブ１０と、第１バ
ルブケース部１１に内挿された１次バルブ８と、ベース
体１に嵌め込まれたカバー５及びノズル６と、ベース体
１のシリンダ内を摺動するピストン４と、該ピストン４
を押圧するためにベース体１に取り付けられたトリガー
２と、該トリガー２をベース体１に弾圧支持するバネ体
３と、ノズル６とベース体１との間に装着された２次バ
ルブ９とよりなり、カバーに対してノズルが一体にヒン
ジ結合されているトリガースプレーに存する。
ガー２を可動に装着し、該トリガー２を引くことにより
ベース体１の一部に形成されたシリンダ部１３の液体を
ピストン４により圧縮して容器内の液体をノズルから噴
射させるトリガースプレーであって、容器本体の口部Ｂ
に取り付けられたキャップ７と、該キャップ７に支持固
定されたベース体１と、ベース体１の一部である第１バ
ルブケース部１１に装着されたチューブ１０と、第１バ
ルブケース部１１に内挿された１次バルブ８と、ベース
体１に嵌め込まれたカバー５及びノズル６と、ベース体
１のシリンダ内を摺動するピストン４と、該ピストン４
を押圧するためにベース体１に取り付けられたトリガー
２と、該トリガー２をベース体１に弾圧支持するバネ体
３と、ノズル６とベース体１との間に装着された２次バ
ルブ９とよりなり、カバーに対してノズルが一体にヒン
ジ結合されているトリガースプレーに存する。
【００１０】そしてまた、（３）、ベース体１に対して
トリガー２を可動に装着し、該トリガー２を引くことに
よりベース体１の一部に形成されたシリンダ部１３の液
体をピストン４により圧縮して容器内の液体をノズルか
ら噴射させるトリガースプレーであって、容器本体の口
部Ｂに取り付けられたキャップ７と、該キャップ７に支
持固定されたベース体１と、ベース体１の一部である第
１バルブケース部１１に装着されたチューブ１０と、第
１バルブケース部１１に内挿された１次バルブ８と、ベ
ース体１に嵌め込まれたカバー５及びノズル６と、ベー
ス体１のシリンダ内を摺動するピストン４と、該ピスト
ン４を押圧するためにベース体１に取り付けられたトリ
ガー２と、該トリガー２をベース体１に弾圧支持するバ
ネ体３と、ノズル６とベース体１との間に装着された２
次バルブ９とよりなり、トリガーに対してバネ体が一体
成形されているトリガースプレーに存する。
トリガー２を可動に装着し、該トリガー２を引くことに
よりベース体１の一部に形成されたシリンダ部１３の液
体をピストン４により圧縮して容器内の液体をノズルか
ら噴射させるトリガースプレーであって、容器本体の口
部Ｂに取り付けられたキャップ７と、該キャップ７に支
持固定されたベース体１と、ベース体１の一部である第
１バルブケース部１１に装着されたチューブ１０と、第
１バルブケース部１１に内挿された１次バルブ８と、ベ
ース体１に嵌め込まれたカバー５及びノズル６と、ベー
ス体１のシリンダ内を摺動するピストン４と、該ピスト
ン４を押圧するためにベース体１に取り付けられたトリ
ガー２と、該トリガー２をベース体１に弾圧支持するバ
ネ体３と、ノズル６とベース体１との間に装着された２
次バルブ９とよりなり、トリガーに対してバネ体が一体
成形されているトリガースプレーに存する。
【００１１】そしまた、（４）、ベース体１に対してト
リガー２を可動に装着し、該トリガー２を引くことによ
りベース体１の一部に形成されたシリンダ部１３の液体
をピストン４により圧縮して容器内の液体をノズルから
噴射させるトリガースプレーであって、容器本体の口部
Ｂに取り付けられたキャップ７と、該キャップ７に支持
固定されたベース体１と、ベース体１の一部である第１
バルブケース部１１に装着されたチューブ１０と、第１
バルブケース部１１に内挿された１次バルブ８と、ベー
ス体１に嵌め込まれたカバー５及びノズル６と、ベース
体１のシリンダ内を摺動するピストン４と、該ピストン
４を押圧するためにベース体１に取り付けられたトリガ
ー２と、該トリガー２をベース体１に弾圧支持するバネ
体３と、ノズル６とベース体１との間に装着された２次
バルブ９とよりなり、カバーに対してノズルが一体にヒ
ンジ結合され且つトリガーに対してバネ体が一体成形さ
れているトリガースプレーに存する。
リガー２を可動に装着し、該トリガー２を引くことによ
りベース体１の一部に形成されたシリンダ部１３の液体
をピストン４により圧縮して容器内の液体をノズルから
噴射させるトリガースプレーであって、容器本体の口部
Ｂに取り付けられたキャップ７と、該キャップ７に支持
固定されたベース体１と、ベース体１の一部である第１
バルブケース部１１に装着されたチューブ１０と、第１
バルブケース部１１に内挿された１次バルブ８と、ベー
ス体１に嵌め込まれたカバー５及びノズル６と、ベース
体１のシリンダ内を摺動するピストン４と、該ピストン
４を押圧するためにベース体１に取り付けられたトリガ
ー２と、該トリガー２をベース体１に弾圧支持するバネ
体３と、ノズル６とベース体１との間に装着された２次
バルブ９とよりなり、カバーに対してノズルが一体にヒ
ンジ結合され且つトリガーに対してバネ体が一体成形さ
れているトリガースプレーに存する。
【００１２】そしまた、（５）、ノズルは、ノズルベー
スと該ノズルベースに回転自在に嵌合されたノズルキャ
ップよりなるトリガースプレーに存する。
スと該ノズルベースに回転自在に嵌合されたノズルキャ
ップよりなるトリガースプレーに存する。
【００１３】そしまた、（６）、ベース体は、容器本体
の口部に対してその口部内壁面及び口部上壁面でシール
される構造となっているトリガースプレーに存する。
の口部に対してその口部内壁面及び口部上壁面でシール
される構造となっているトリガースプレーに存する。
【００１４】そしまた、（７）、ノズルが、ノズルベー
ス６Ａと該ノズルベース６Ａに取り付けられた２ウエイ
ノズルキャップ６Ｂとよりなり、該２ウエイノズルキャ
ップ６Ｂは、選択的にセット可能なフォーム用蓋部材６
Ｂ１と閉鎖用蓋部材と備えていることを特徴とする請求
項１記載のトリガースプレーに存する。
ス６Ａと該ノズルベース６Ａに取り付けられた２ウエイ
ノズルキャップ６Ｂとよりなり、該２ウエイノズルキャ
ップ６Ｂは、選択的にセット可能なフォーム用蓋部材６
Ｂ１と閉鎖用蓋部材と備えていることを特徴とする請求
項１記載のトリガースプレーに存する。
【００１５】そしまた、（８）、カバー体は、ベース体
に対して２か所にて嵌合結合されていることを特徴とす
る請求項１記載のトリガースプレーに存する。
に対して２か所にて嵌合結合されていることを特徴とす
る請求項１記載のトリガースプレーに存する。
【００１６】そしまた、（９）、カバー体とノズルとは
ポリオレフィン系樹脂よりなり一体成形されているトリ
ガースプレーに存する。
ポリオレフィン系樹脂よりなり一体成形されているトリ
ガースプレーに存する。
【００１７】そしまた、（１０）、トリガーとバネ体と
はポリオレフィン系樹脂よりなり一体成形されているト
リガースプレーに存する。
はポリオレフィン系樹脂よりなり一体成形されているト
リガースプレーに存する。
【００１８】そしまた、（１１）、上記１〜１０のいず
れか１に記載のトリガースプレーを備えたスプレー容器
に存する。
れか１に記載のトリガースプレーを備えたスプレー容器
に存する。
【００１９】本発明はこの目的に沿ったものであれば、
上記１〜９の中から選ばれた２つ以上を組み合わせた構
成も当然採用可能であり、そのようなトリガースプレー
を備えたスプレー容器も同様に採用可能である。本発明
によれば、カバーとノズルが、及び又は、トリガーとバ
ネ体とが一体化されているために、製造時の組付け工数
が少なくなり、故障も少なく、液密性にも優れている。
上記１〜９の中から選ばれた２つ以上を組み合わせた構
成も当然採用可能であり、そのようなトリガースプレー
を備えたスプレー容器も同様に採用可能である。本発明
によれば、カバーとノズルが、及び又は、トリガーとバ
ネ体とが一体化されているために、製造時の組付け工数
が少なくなり、故障も少なく、液密性にも優れている。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明によ
るトリガースプレーの好適な実施の形態を説明する。
るトリガースプレーの好適な実施の形態を説明する。
【００２１】〔第１の実施の形態〕図１は、第１の実施
の形態におけるトリガースプレーを示した外観図であ
る。また図２は、構成を示す断面図である。トリガース
プレーＡは、ベース体１に対してトリガー２を可動に装
着し、該トリガー２を引くことによりベース体１の一部
であるシリンダ部１３内の液体をピストン４により圧縮
してノズル６から容器内の液体を外に噴射させることが
できる構造である。
の形態におけるトリガースプレーを示した外観図であ
る。また図２は、構成を示す断面図である。トリガース
プレーＡは、ベース体１に対してトリガー２を可動に装
着し、該トリガー２を引くことによりベース体１の一部
であるシリンダ部１３内の液体をピストン４により圧縮
してノズル６から容器内の液体を外に噴射させることが
できる構造である。
【００２２】すなわち、トリガースプレーＡは、容器本
体の口部Ｂに取り付けられたキャップ７と、該キャップ
７に支持固定されたベース体１と（詳しくは、キャップ
７と容器本体口部Ｂとの間で圧接されて支持固定されて
いるベース体１と）、ベース体１の一部である第１バル
ブケース部１１に装着されたチューブ１０と、第１バル
ブケース部１１に内挿された１次バルブと、ベース体１
に嵌め込まれたカバー５及びノズル６と、ベース体１の
一部であるシリンダ部１３内を摺動するピストン４と、
該ピストン４を押圧するためにベース体１に取り付けら
れたトリガー２と、該トリガー２をベース体１に弾圧支
持するためのバネ体３と、前記ノズル６とベース体１と
の間に装着された２次バルブ９とを備える。
体の口部Ｂに取り付けられたキャップ７と、該キャップ
７に支持固定されたベース体１と（詳しくは、キャップ
７と容器本体口部Ｂとの間で圧接されて支持固定されて
いるベース体１と）、ベース体１の一部である第１バル
ブケース部１１に装着されたチューブ１０と、第１バル
ブケース部１１に内挿された１次バルブと、ベース体１
に嵌め込まれたカバー５及びノズル６と、ベース体１の
一部であるシリンダ部１３内を摺動するピストン４と、
該ピストン４を押圧するためにベース体１に取り付けら
れたトリガー２と、該トリガー２をベース体１に弾圧支
持するためのバネ体３と、前記ノズル６とベース体１と
の間に装着された２次バルブ９とを備える。
【００２３】更に、それら相互の取り付け構造について
いうと、ベース体１は、キャップ７によってスプレー容
器本体に取り付けられている。ここでは、ベース体１は
キャップ７を容器本体の口部Ｂに螺着することで、容器
本体に固定される。この場合、ベース体１は、その下端
部１６及びフランジ部１７にて容器本体の口部の口部内
壁面Ｂ１及び口部上壁面Ｂ２とシールされる構造となっ
ており、そのため液密性が的確に保証される。特に、ベ
ース体１の下端部１６はシールリンク状に形成されてお
り容器口部の内壁面に密着することで液密性はより確実
となる。
いうと、ベース体１は、キャップ７によってスプレー容
器本体に取り付けられている。ここでは、ベース体１は
キャップ７を容器本体の口部Ｂに螺着することで、容器
本体に固定される。この場合、ベース体１は、その下端
部１６及びフランジ部１７にて容器本体の口部の口部内
壁面Ｂ１及び口部上壁面Ｂ２とシールされる構造となっ
ており、そのため液密性が的確に保証される。特に、ベ
ース体１の下端部１６はシールリンク状に形成されてお
り容器口部の内壁面に密着することで液密性はより確実
となる。
【００２４】またベース体１には垂直方向に形成された
第１バルブケース部１１と水平方向に形成された第２バ
ルブケース部１２とを備えており、第１バルブケース部
１１には第１バルブ８が、また第２バルブケース部１２
には第２バルブ９が内挿される。第１バルブケース部１
１にはチューブ１０が外挿されて取り付けられ、該チュ
ーブ１０は容器本体内に垂下されている。なお、容器本
体内の液体はチューブを通して吸い上げられる。またベ
ース体１には、カバー５及びノズル６とが嵌合固定され
る。
第１バルブケース部１１と水平方向に形成された第２バ
ルブケース部１２とを備えており、第１バルブケース部
１１には第１バルブ８が、また第２バルブケース部１２
には第２バルブ９が内挿される。第１バルブケース部１
１にはチューブ１０が外挿されて取り付けられ、該チュ
ーブ１０は容器本体内に垂下されている。なお、容器本
体内の液体はチューブを通して吸い上げられる。またベ
ース体１には、カバー５及びノズル６とが嵌合固定され
る。
【００２５】カバー５は、前方と後方の２つの取付用突
部を備えており、前方取付用突部５１が第２バルブケー
ス部１２の延長上に形成された前方取付用受部１４に取
り付けられ、また後方取付用突部５２は、同様にベース
後部に形成された後方取付用受部１５に取り付けられて
いる。カバー５の先端にはノズル６が薄肉部４Ａを介し
てヒンジ結合されており、この薄肉部４Ａを起点として
カバー５は上下方向に回動可能である（図６参照）。こ
の場合、カバー５とノズル６は、両者がポリオレフィン
系樹脂、例えばポリプロピレンで一体成形されることが
好ましい。
部を備えており、前方取付用突部５１が第２バルブケー
ス部１２の延長上に形成された前方取付用受部１４に取
り付けられ、また後方取付用突部５２は、同様にベース
後部に形成された後方取付用受部１５に取り付けられて
いる。カバー５の先端にはノズル６が薄肉部４Ａを介し
てヒンジ結合されており、この薄肉部４Ａを起点として
カバー５は上下方向に回動可能である（図６参照）。こ
の場合、カバー５とノズル６は、両者がポリオレフィン
系樹脂、例えばポリプロピレンで一体成形されることが
好ましい。
【００２６】ベース体１の一部にシリンダー部１３が形
成されており、このシリンダー内をピストン４が摺動し
ながら往復する。このピストン４を押圧するためにベー
ス体１にはトリガー２が取り付けられている。このトリ
ガー２は、指を掛けることが容易なように翼片状の構造
を有し、上端にてベース体１に形成された支軸部１８に
枢着され、その下方にてピストンが嵌合により取り付け
られる。そのため、トリガー２に指等を掛けて図でいう
右に引くことにより、ピストン４の頭部４１が押圧され
てピストン４はシリンダ内を摺動する。
成されており、このシリンダー内をピストン４が摺動し
ながら往復する。このピストン４を押圧するためにベー
ス体１にはトリガー２が取り付けられている。このトリ
ガー２は、指を掛けることが容易なように翼片状の構造
を有し、上端にてベース体１に形成された支軸部１８に
枢着され、その下方にてピストンが嵌合により取り付け
られる。そのため、トリガー２に指等を掛けて図でいう
右に引くことにより、ピストン４の頭部４１が押圧され
てピストン４はシリンダ内を摺動する。
【００２７】トリガー２には、図３に示すように、バネ
体３が一体成形されており、このバネ体３の弾圧力によ
り（特に、バネ体とトリガーとの結合部の弾力性に起因
している）、引かれた後のトリガー２は確実に元の位置
に復帰することができる。トリガー２とバネ体３とはポ
リオレフィン系樹脂、好ましくはポリプロピレンで一体
成形されることが好ましい。図４は、トリガー２がベー
ス体１に取り付けられた状態を示す。図４及び図２から
も分かるように、トリガー２がベース体１に取り付けら
れた状態では、バネ体の一端３１は、ベース体の後部立
壁１９とカバー５に形成された後方取付用突部５２との
間で支持固定される状態となる。
体３が一体成形されており、このバネ体３の弾圧力によ
り（特に、バネ体とトリガーとの結合部の弾力性に起因
している）、引かれた後のトリガー２は確実に元の位置
に復帰することができる。トリガー２とバネ体３とはポ
リオレフィン系樹脂、好ましくはポリプロピレンで一体
成形されることが好ましい。図４は、トリガー２がベー
ス体１に取り付けられた状態を示す。図４及び図２から
も分かるように、トリガー２がベース体１に取り付けら
れた状態では、バネ体の一端３１は、ベース体の後部立
壁１９とカバー５に形成された後方取付用突部５２との
間で支持固定される状態となる。
【００２８】トリガースプレーは以上のような構造を備
えているが、次に液体を噴射するための操作を示す。ま
ず、初期状態はシリンダー内に液体が充填されている状
態とする。いま、容器本体の口部に親指の腹を当て他の
指をトリガーに掛けて、強くトリガーを引き込む。引き
込まれたトリガー２は、ベース体の支軸部を支点として
回動しピストン４を押圧する。ピストン４は、押圧され
てシリンダー内を摺動し充填されている液体を圧縮す
る。圧縮圧を受けた液体は、開口部２０から第２バルブ
ケース部１２を通ってノズル先端より外に噴射される
（図５参照）。
えているが、次に液体を噴射するための操作を示す。ま
ず、初期状態はシリンダー内に液体が充填されている状
態とする。いま、容器本体の口部に親指の腹を当て他の
指をトリガーに掛けて、強くトリガーを引き込む。引き
込まれたトリガー２は、ベース体の支軸部を支点として
回動しピストン４を押圧する。ピストン４は、押圧され
てシリンダー内を摺動し充填されている液体を圧縮す
る。圧縮圧を受けた液体は、開口部２０から第２バルブ
ケース部１２を通ってノズル先端より外に噴射される
（図５参照）。
【００２９】今度は、トリガー２から指の力を解放する
と、トリガー２はバネ体３の弾発力により初期状態に復
帰する。この時、トリガー２に取り付けられたピストン
４は同時に元の位置に復帰するため、シリンダー内に負
圧が生じて容器本体内の液体はチューブ１０及び開口部
２０を通過して逆にシリンダー内に充填される。ところ
で、この実施の形態のトリガースプレーは部品点数が８
個であるために極めて組み付けが容易である。
と、トリガー２はバネ体３の弾発力により初期状態に復
帰する。この時、トリガー２に取り付けられたピストン
４は同時に元の位置に復帰するため、シリンダー内に負
圧が生じて容器本体内の液体はチューブ１０及び開口部
２０を通過して逆にシリンダー内に充填される。ところ
で、この実施の形態のトリガースプレーは部品点数が８
個であるために極めて組み付けが容易である。
【００３０】次にその組み付け手順を説明する。 １．最初にベース体にキャップを押し込んで装着する。 ２．ベース体の一部であるシリンダー部にピストンを内
挿する。 ３．ベース体にトリガーを取り付け、同時に、トリガー
とピストンを嵌め込んで取り付ける。なお、トリガーを
取り付ける際は、トリガーと一体となっているバネ体も
同時に取り付けられる。 ４．ベース体の第１バルブケースに１次バルブを挿入す
る。 ５．ベース体の第２バルブケースに２次バルブを挿入す
る。 ６．ノズルをベース体の第２バルブケースに外挿する
〔図６（Ａ）参照〕。 ７．ノズルとヒンジ結合しているカバーをヒンジ部を起
点として回動させ、前方取付用突部５１及び後方取付用
突部５２をそれぞれベース部の前方取付用受部１４及び
後方取付用受部１５に嵌入して取り付ける〔図６（Ｂ）
参照〕。 ８．最後にベース体の第１のバルブケースの下端にチュ
ーブを外挿圧入して取り付ける。
挿する。 ３．ベース体にトリガーを取り付け、同時に、トリガー
とピストンを嵌め込んで取り付ける。なお、トリガーを
取り付ける際は、トリガーと一体となっているバネ体も
同時に取り付けられる。 ４．ベース体の第１バルブケースに１次バルブを挿入す
る。 ５．ベース体の第２バルブケースに２次バルブを挿入す
る。 ６．ノズルをベース体の第２バルブケースに外挿する
〔図６（Ａ）参照〕。 ７．ノズルとヒンジ結合しているカバーをヒンジ部を起
点として回動させ、前方取付用突部５１及び後方取付用
突部５２をそれぞれベース部の前方取付用受部１４及び
後方取付用受部１５に嵌入して取り付ける〔図６（Ｂ）
参照〕。 ８．最後にベース体の第１のバルブケースの下端にチュ
ーブを外挿圧入して取り付ける。
【００３１】以上でトリガースプレーの組付けが完了す
る。このように本発明のトリガースプレーは、従来に比
べ部品点数が少ないために組付けが極めて簡単となる。
トリガーとバネ体とは一体化しているために、組み付け
た後のバネ体とトリガーとの間のガタ付きが生じない。
る。このように本発明のトリガースプレーは、従来に比
べ部品点数が少ないために組付けが極めて簡単となる。
トリガーとバネ体とは一体化しているために、組み付け
た後のバネ体とトリガーとの間のガタ付きが生じない。
【００３２】また、噴射の際にノズルが第２バルブケー
スから離脱する力を受けるが、本発明ではノズルがベー
ス体と一体化されているためにその離脱力が弱まる。ま
たカバーは、ベース体と２か所で嵌合固定されている
が、特に前方取付用突部ではベース体の液圧により外れ
る力を受ける。しかし、カバーはノズルとヒンジ結合し
ているために直接外れる方向とは傾斜した方向に分力が
作用するために外れ難い。
スから離脱する力を受けるが、本発明ではノズルがベー
ス体と一体化されているためにその離脱力が弱まる。ま
たカバーは、ベース体と２か所で嵌合固定されている
が、特に前方取付用突部ではベース体の液圧により外れ
る力を受ける。しかし、カバーはノズルとヒンジ結合し
ているために直接外れる方向とは傾斜した方向に分力が
作用するために外れ難い。
【００３３】一方、トリガースプレーの部分において、
従来は、組み込んだ後のブレを無くし収まりを良くする
ために、バネ体の材質としてポリアセタール樹脂を採用
したが、本発明では、トリガーと一体化して取り付けの
安定性を確保できるため、ポリプロピレン樹脂の採用が
可能となった。また、ベース体の下端部の特有の構造に
より容器本体の口部に対する液密性を確保したため、従
来のように独立したパッキン（通常、エチレン酢酸ビニ
ル重合体製）を使う必要がなくなった。このようなこと
から、本発明のトリガースプレーは、バルブとピストン
をポリエチレン樹脂とし、それ以外の部品をポリプロピ
レン樹脂とすることができるため、いわゆるポリオレフ
ィン系樹脂での製造が可能となり、リサイクルに対応で
きる。
従来は、組み込んだ後のブレを無くし収まりを良くする
ために、バネ体の材質としてポリアセタール樹脂を採用
したが、本発明では、トリガーと一体化して取り付けの
安定性を確保できるため、ポリプロピレン樹脂の採用が
可能となった。また、ベース体の下端部の特有の構造に
より容器本体の口部に対する液密性を確保したため、従
来のように独立したパッキン（通常、エチレン酢酸ビニ
ル重合体製）を使う必要がなくなった。このようなこと
から、本発明のトリガースプレーは、バルブとピストン
をポリエチレン樹脂とし、それ以外の部品をポリプロピ
レン樹脂とすることができるため、いわゆるポリオレフ
ィン系樹脂での製造が可能となり、リサイクルに対応で
きる。
【００３４】〔第２の実施の形態〕図７は、第２の実施
の形態におけるトリガースプレーを示した図である。こ
の場合は、第１の実施の形態とノズル以外の部分の構造
は同じである。この実施の形態においては、ノズル６が
ノズルベース６Ａとノズルキャップ６Ｂとよりなり、該
ノズルキャップ６Ｂがノズルベース６Ａに対して回転自
在に嵌合により取り付けられている点が異なる。ノズル
キャップを回転することによりノズルの開閉を行うもの
である。この場合、部品点数は、ノズルキャップが増え
て９点となり第１の実施の形態とは一つ多くなるが、従
来よりも部品点数は少なくなっており、組み付け工数や
故障率の低減、また液密性の点でも優れている。また、
ノズルキャップもポリプロピレン樹脂で製造できるた
め、同様にリサイクル性があり、且つ環境問題にも対応
できるメリットがある。
の形態におけるトリガースプレーを示した図である。こ
の場合は、第１の実施の形態とノズル以外の部分の構造
は同じである。この実施の形態においては、ノズル６が
ノズルベース６Ａとノズルキャップ６Ｂとよりなり、該
ノズルキャップ６Ｂがノズルベース６Ａに対して回転自
在に嵌合により取り付けられている点が異なる。ノズル
キャップを回転することによりノズルの開閉を行うもの
である。この場合、部品点数は、ノズルキャップが増え
て９点となり第１の実施の形態とは一つ多くなるが、従
来よりも部品点数は少なくなっており、組み付け工数や
故障率の低減、また液密性の点でも優れている。また、
ノズルキャップもポリプロピレン樹脂で製造できるた
め、同様にリサイクル性があり、且つ環境問題にも対応
できるメリットがある。
【００３５】図８は、第３の実施の形態におけるトリガ
ースプレーを示した図である。この場合は、第１の実施
の形態とノズル以外の部分の構造は同じである。この実
施の形態においては、ノズル６が、ノズルベース６Ａと
２ウエイノズルキャップ６Ｂとよりなり、該２ウエイノ
ズルキャップ６Ｂがノズルベース６Ａに対して嵌合によ
り取り付けられている点が異なる。
ースプレーを示した図である。この場合は、第１の実施
の形態とノズル以外の部分の構造は同じである。この実
施の形態においては、ノズル６が、ノズルベース６Ａと
２ウエイノズルキャップ６Ｂとよりなり、該２ウエイノ
ズルキャップ６Ｂがノズルベース６Ａに対して嵌合によ
り取り付けられている点が異なる。
【００３６】２ウエイノズルキャップ６Ｂは、フォーム
用蓋部材６Ｂ１と閉鎖用蓋部材６Ｂ２とを備えている。
ここで、フォーム用蓋部材６Ｂ１は薄肉部Ｐ１を介して
ヒンジ結合し、また閉鎖用蓋部材６Ｂ２も薄肉部Ｐ２を
介してヒンジ結合しており、適宜選択して噴射口にセッ
トすることができる。すなわち、フォーム用蓋部材６Ｂ
１をセットすることにより液体をフオーム状に噴射する
ことができ、このフォーム用蓋部材６Ｂ１をセットしな
い場合は、通常のスプレー状の噴射が可能となる。
用蓋部材６Ｂ１と閉鎖用蓋部材６Ｂ２とを備えている。
ここで、フォーム用蓋部材６Ｂ１は薄肉部Ｐ１を介して
ヒンジ結合し、また閉鎖用蓋部材６Ｂ２も薄肉部Ｐ２を
介してヒンジ結合しており、適宜選択して噴射口にセッ
トすることができる。すなわち、フォーム用蓋部材６Ｂ
１をセットすることにより液体をフオーム状に噴射する
ことができ、このフォーム用蓋部材６Ｂ１をセットしな
い場合は、通常のスプレー状の噴射が可能となる。
【００３７】図８（Ａ）は、通常のスプレーによる噴射
を行う場合を示しており、閉鎖用蓋部材６Ｂ２とフォー
ム用蓋部材６Ｂ１とは、それぞれノズルキャップの上側
及び下側に仮固定されている。図８（Ｂ）は、フオーム
状に噴射を行う場合を示しており、フォーム用蓋部材６
Ｂ１がセットされ、閉鎖用蓋部材６Ｂ２は、上側に仮固
定される。図８（Ｃ）は、閉鎖用蓋部材６Ｂ２が噴射口
を閉鎖した場合を示しており、またフォーム用蓋部材６
Ｂ１は下側に仮固定される。このような２ウエイノズル
キャップ６Ｂを備えることにより液体をフオーム状にし
て噴射したり、またスプレー状にして噴射する（通常
時）することができて極めて便利である。
を行う場合を示しており、閉鎖用蓋部材６Ｂ２とフォー
ム用蓋部材６Ｂ１とは、それぞれノズルキャップの上側
及び下側に仮固定されている。図８（Ｂ）は、フオーム
状に噴射を行う場合を示しており、フォーム用蓋部材６
Ｂ１がセットされ、閉鎖用蓋部材６Ｂ２は、上側に仮固
定される。図８（Ｃ）は、閉鎖用蓋部材６Ｂ２が噴射口
を閉鎖した場合を示しており、またフォーム用蓋部材６
Ｂ１は下側に仮固定される。このような２ウエイノズル
キャップ６Ｂを備えることにより液体をフオーム状にし
て噴射したり、またスプレー状にして噴射する（通常
時）することができて極めて便利である。
【００３８】この実施の形態の場合も、部品点数は、２
ウエイノズルキャップが増えて９点となり第１の実施の
形態とは一つ多くなるが、従来よりも部品点数は少なく
なっており、組み付け工数や故障率の低減、また液密性
の点でも優れている。また、２ウエイノズルキャップも
ポリプロピレン樹脂で製造できるため、同様にリサイク
ル性があり、且つ環境問題にも対応できるメリットがあ
る。
ウエイノズルキャップが増えて９点となり第１の実施の
形態とは一つ多くなるが、従来よりも部品点数は少なく
なっており、組み付け工数や故障率の低減、また液密性
の点でも優れている。また、２ウエイノズルキャップも
ポリプロピレン樹脂で製造できるため、同様にリサイク
ル性があり、且つ環境問題にも対応できるメリットがあ
る。
【００３９】以上、本発明を説明してきたが、本発明は
実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質から
逸脱しない範囲で、他の色々な変形例が可能であること
は言うまでもない。ノズルとカバーとを一体化した点、
及びトリガーとバネ体とを一体化した点の両方を備えた
実施の形態で説明したが、何方か一方を備えることも当
然可能である。各部品の形状は、実施の形態に限らず、
本発明のトリガースプレーの機能を達成できるものであ
るかぎり変形は自由に可能である。
実施形態にのみ限定されるものではなく、その本質から
逸脱しない範囲で、他の色々な変形例が可能であること
は言うまでもない。ノズルとカバーとを一体化した点、
及びトリガーとバネ体とを一体化した点の両方を備えた
実施の形態で説明したが、何方か一方を備えることも当
然可能である。各部品の形状は、実施の形態に限らず、
本発明のトリガースプレーの機能を達成できるものであ
るかぎり変形は自由に可能である。
【００４０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種のトリガースプレーにおいて、製造時の組み付け工
数がより少なくなり、生産性が向上する。部品点数が少
なくなったため、従来に比べ気密性が良く且つ故障も少
ない。また、ポリオレフィン系樹脂で全部品の製造が可
能であるために、リサイクル性があり環境問題にも適応
できる。
の種のトリガースプレーにおいて、製造時の組み付け工
数がより少なくなり、生産性が向上する。部品点数が少
なくなったため、従来に比べ気密性が良く且つ故障も少
ない。また、ポリオレフィン系樹脂で全部品の製造が可
能であるために、リサイクル性があり環境問題にも適応
できる。
【図１】図１は、本発明のトリガースプレーを示した外
観図である。
観図である。
【図２】図２は、本発明のトリガースプレーの第１の実
施の形態における構成を示す断面図である。
施の形態における構成を示す断面図である。
【図３】図３は、トリガーの外観図である。
【図４】図４は、ベース体にバネ体を含むトリガーを取
り付けた状態を示す平面図である。
り付けた状態を示す平面図である。
【図５】図５は、本発明のトリガースプレーのトリガー
を引き込んだ後の状態を示す図である。
を引き込んだ後の状態を示す図である。
【図６】図６は、カバーのベース体に対する取り付け操
作を示す図であり、（Ａ）は、ノズルをベース体に前方
で取り付けた状態、 （Ｂ）は、カバーがベース体に完
全に取り付けられた後の状態を示す。
作を示す図であり、（Ａ）は、ノズルをベース体に前方
で取り付けた状態、 （Ｂ）は、カバーがベース体に完
全に取り付けられた後の状態を示す。
【図７】図７は、本発明のトリガースプレーの第２の実
施の形態における構成を示す断面図である。
施の形態における構成を示す断面図である。
【図８】図８は、本発明のトリガースプレーの第２の実
施の形態における構成を示す断面図である。
施の形態における構成を示す断面図である。
【図９】図９は、従来のトリガースプレーにおける構成
を示す断面図である。
を示す断面図である。
１…ベース体 ２…トリガー ３…バネ体 ４…ピストン ４１…頭部 ４Ａ…薄肉部 ５…カバー ５１…前方取付用突部 ５２…後方取付用突部 ６…ノズル ６Ａ…ノズルベース ６Ｂ…２ウエイノズルキャップ ６Ｂ１…フォーム用蓋部材 ６Ｂ２…閉鎖用蓋部材 ７…キャップ ８…１次バルブ ９…２次バルブ １０…チューブ １１…第１バルブケース部 １２…第２バルブケース部 １３…シリンダ部 １４…前方取付用受部 １５…後方取付用受部 １６…下端部 １７…フランジ部 １８…支軸部 １９…後部立壁 ２０…開口部 Ａ…トリガースプレー Ｐ１…薄肉部 Ｐ２…薄肉部
Claims (11)
- 【請求項１】 ベース体１に対してトリガー２を可動に
装着し、該トリガー２を引くことによりベース体１の一
部に形成されたシリンダ部１３の液体をピストン４によ
り圧縮して容器内の液体をノズルから噴射させるトリガ
ースプレーであって、 容器本体の口部Ｂに取り付けられたキャップ７と、該キ
ャップ７に支持固定されたベース体１と、ベース体１の
一部である第１バルブケース部１１に装着されたチュー
ブ１０と、第１バルブケース部１１に内挿された１次バ
ルブ８と、ベース体１に嵌め込まれたカバー５及びノズ
ル６と、ベース体１のシリンダ内を摺動するピストン４
と、該ピストン４を押圧するためにベース体１に取り付
けられたトリガー２と、該トリガー２をベース体１に弾
圧支持するバネ体３と、ノズル６とベース体１との間に
装着された２次バルブ９とよりなることを特徴とするト
リガースプレー。 - 【請求項２】 ベース体１に対してトリガー２を可動に
装着し、該トリガー２を引くことによりベース体１の一
部に形成されたシリンダ部１３の液体をピストン４によ
り圧縮して容器内の液体をノズルから噴射させるトリガ
ースプレーであって、 容器本体の口部Ｂに取り付けられたキャップ７と、該キ
ャップ７に支持固定されたベース体１と、ベース体１の
一部である第１バルブケース部１１に装着されたチュー
ブ１０と、第１バルブケース部１１に内挿された１次バ
ルブ８と、ベース体１に嵌め込まれたカバー５及びノズ
ル６と、ベース体１のシリンダ内を摺動するピストン４
と、該ピストン４を押圧するためにベース体１に取り付
けられたトリガー２と、該トリガー２をベース体１に弾
圧支持するバネ体３と、ノズル６とベース体１との間に
装着された２次バルブ９とよりなり、カバーに対してノ
ズルが一体にヒンジ結合されていることを特徴とするト
リガースプレー。 - 【請求項３】 ベース体１に対してトリガー２を可動に
装着し、該トリガー２を引くことによりベース体１の一
部に形成されたシリンダ部１３の液体をピストン４によ
り圧縮して容器内の液体をノズルから噴射させるトリガ
ースプレーであって、 容器本体の口部Ｂに取り付けられたキャップ７と、該キ
ャップ７に支持固定されたベース体１と、ベース体１の
一部である第１バルブケース部１１に装着されたチュー
ブ１０と、第１バルブケース部１１に内挿された１次バ
ルブ８と、ベース体１に嵌め込まれたカバー５及びノズ
ル６と、ベース体１のシリンダ内を摺動するピストン４
と、該ピストン４を押圧するためにベース体１に取り付
けられたトリガー２と、該トリガー２をベース体１に弾
圧支持するバネ体３と、ノズル６とベース体１との間に
装着された２次バルブ９とよりなり、トリガーに対して
バネ体が一体成形されていることを特徴とするトリガー
スプレー。 - 【請求項４】 ベース体１に対してトリガー２を可動に
装着し、該トリガー２を引くことによりベース体１の一
部に形成されたシリンダ部１３の液体をピストン４によ
り圧縮して容器内の液体をノズルから噴射させるトリガ
ースプレーであって、 容器本体の口部Ｂに取り付けられたキャップ７と、該キ
ャップ７に支持固定されたベース体１と、ベース体１の
一部である第１バルブケース部１１に装着されたチュー
ブ１０と、第１バルブケース部１１に内挿された１次バ
ルブ８と、ベース体１に嵌め込まれたカバー５及びノズ
ル６と、ベース体１のシリンダ内を摺動するピストン４
と、該ピストン４を押圧するためにベース体１に取り付
けられたトリガー２と、該トリガー２をベース体１に弾
圧支持するバネ体３と、ノズル６とベース体１との間に
装着された２次バルブ９とよりなり、カバーに対してノ
ズルが一体にヒンジ結合され且つトリガーに対してバネ
体が一体成形されていることを特徴とするトリガースプ
レー。 - 【請求項５】 ノズルは、ノズルベースと該ノズルベー
スに回転自在に嵌合されたノズルキャップよりなること
を特徴とする請求項１記載のトリガースプレー。 - 【請求項６】 ベース体は、容器本体の口部に対してそ
の口部内壁面及び口部上壁面でシールされる構造となっ
ていることを特徴とする請求項１記載のトリガースプレ
ー。 - 【請求項７】 ノズルが、ノズルベース６Ａと該ノズル
ベース６Ａに取り付けられた２ウエイノズルキャップ６
Ｂとよりなり、該２ウエイノズルキャップ６Ｂは、選択
的にセット可能なフォーム用蓋部材６Ｂ１と閉鎖用蓋部
材と備えていることを特徴とする請求項１記載のトリガ
ースプレー。 - 【請求項８】 カバー体は、ベース体に対して２か所に
て嵌合結合されていることを特徴とする請求項１記載の
トリガースプレー。 - 【請求項９】 カバー体とノズルとはポリオレフィン系
樹脂よりなり一体成形されていることを特徴とする請求
項２記載のトリガースプレー。 - 【請求項１０】 トリガーとバネ体とはポリオレフィン
系樹脂よりなり一体成形されていることを特徴とする請
求項３記載のトリガースプレー。 - 【請求項１１】 請求項１〜１０のいずれか１項に記載
のトリガースプレーを備えたスプレー容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000385932A JP2002233798A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-19 | トリガースプレーおよびこれを備えたスプレー容器 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000370649 | 2000-12-05 | ||
| JP2000-370649 | 2000-12-05 | ||
| JP2000385932A JP2002233798A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-19 | トリガースプレーおよびこれを備えたスプレー容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002233798A true JP2002233798A (ja) | 2002-08-20 |
Family
ID=26605297
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000385932A Pending JP2002233798A (ja) | 2000-12-05 | 2000-12-19 | トリガースプレーおよびこれを備えたスプレー容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002233798A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2008526487A (ja) * | 2005-01-10 | 2008-07-24 | アーファ・ポリテック・べスローテン・フェンノートシャップ | 一体的にモールドされた引き金とばねとを有する薄壁の分注装置及びその組み立て方法 |
| JP2009202157A (ja) * | 2003-01-07 | 2009-09-10 | Kao Corp | トリガー式液体噴出器 |
| WO2012105424A1 (en) | 2011-02-04 | 2012-08-09 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Pesticidal composition and method for controlling pests |
| CN113581642A (zh) * | 2021-08-19 | 2021-11-02 | 余姚市奥洪塑业有限公司 | 新型全塑微型喷枪 |
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