JP2574462B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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良治 島田
康 平田
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は都市ガス、液化石油ガス等の気体燃料を用い
たテーブルコンロあるいは据置型コンロに装備された燃
焼用の加熱調理器に関する。
従来の技術 従来の加熱調理器で、加熱室の上部に熱源を有するも
のに於ては、(a)第2図に示す様に加熱室1の上部に
セラミックス多孔板あるいは金網、パンチングメタルを
燃焼板とした上部バーナ2を備え、加熱室1の内底面に
載置された油受皿3に被調理物を載置する焼網4を備
え、加熱室1の外底面に一定の空隙を設けて防熱板5を
備えたもの、あるいは(b)第3図に示した実開昭62−
47812号公報によるものの如く、本体6の内部に設けた
加熱室7の上部にシーズヒータ等による発熱体8を設
け、本体6の底面および油受皿8を載置した加熱室7の
底面の双方に、外気と流通する複数の空気流通孔(6
a),(7b)を設けたものがある。
発明が解決しようとする課題 第2図に示したものでは、上部バーナ2の燃焼で放射
される赤外線によって被調理物を加熱調理するが、同時
に、油受皿3自身も赤外線を吸収し高温化し、調理中に
被調理物から落下するタンパク質、油分等が油受皿3の
底面部で焼き付きを起こす場合が多々有り、調理後の油
受皿3の清掃に多大な苦労を要するのが現状であり、通
常は油受皿3上での上記成分の焼き付きを防止するた
め、冷却用の水を200〜300cc程度前もって油受皿3に入
れて使用することが原則とされていた。これは、加熱室
1の外底面と防熱板5によって形成された空隙が、単に
空気断熱層としての働きで、加熱室1を載置してある底
面の温度を低下させる効果しかなく、油受皿3の底面部
を冷却する作用はなかったためである。その結果、上部
バーナ2の火力は、油受皿3内に水を入れた状態で被調
理物が加熱調理できる様に高い状態に設定されていた。
また、第3図に示したものでは、本体6の底面および
加熱室7の底面の双方に設けた空気流通孔(6a),(7
b)から外気を自然的に流入させて油受皿8の底面を冷
却する構成であるが、調理中に加熱室7内の温度が上昇
することによって、加熱室7内の雰囲気が膨張するた
め、外気の流入速度は低下する。また、本体6を載置し
た底面には、空気流通孔(6a),(7b)を通じて熱輻射
が起こるため、底面の温度上昇をきたすという欠点があ
る。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するため本発明の加熱調理器は、一
端に排気口を有する加熱室の上部にバーナ等の熱源を有
し、加熱室の内底面と一定の空隙を設けて油受皿を載置
することにより第1の空気通路を形成し、かつ加熱室の
外底面に一定の空隙を設けて板状成型体を配設すること
により第2の空気通路を形成し、各々第1の空気通路、
第2の空気通路を前記排気口と連通したものである。
作用 本発明は上記の構成により、上部熱源からの熱排気流
により形成されるエジェクター効果によって、第1の空
気通路内および第2の空気通路内を冷却空気が排気口に
向って吸引され、半ば強制的な形で空気が通過する。そ
の結果、油受皿底面と第1の空気通路内の空気流(以
下、第1の空気流と呼称)、第1の空気流と加熱室の底
面、加熱室の底面と第2の空気通路内の空気流(以下、
第2の空気流と呼称)、第2の空気流と板状成型体とい
う形が熱交換作用が伝達され、油受皿の温度は低く保持
できる。従って油受皿に水を入れずに使用しても被調理
物からの落下成分の焼き付きは起こらず、調理後の油受
皿の清掃作業は極めて簡便化できる。さらに、油受皿は
常時水なしで使用できるため、上部熱源の火力もそれに
応じて低下でき、省エネルギー性も向上する。一方、板
状成型体は防熱板としても働き、結果的に加熱室を載置
する底面温度も低く保持できる。
実施例 以下、本発明の加熱調理器の一実施例を添付の図面に
基づいて説明する。
加熱室9の上部には、セラミックス多孔板を燃焼板と
する上部熱源10が配設され、加熱室9の一端は排気口11
として開口している。加熱室9の内底面上には、引出し
式の扉と一体に固定された油受皿12を、一定の空隙をも
って載置するため突起13が設けられ、加熱室9の内底面
と油受皿12の外底面との間に第1の空気通路14を形成し
ている。さらに、加熱室9の外底面には板状成型体15が
一定の空隙を保つ様に設けられ、板状成型体15の終端と
排気口11とは接続され、加熱室9の外底面と板状成型体
15の内底面との間に形成された空隙は、排気口11と連通
した第2の空気通路16を形成する。その結果、第1の空
気通路14および第2の空気通路16は、共に排気口11と連
通した構成となる。また、加熱室9の底面には、冷却効
果促進用の空気孔17が一定の数だけ設けられている。ま
た、被調理物18は、油受皿12上に載置された焼網19上に
置かれている。
次に前記の構成に於ける作用を説明する。
上部熱源10に点火されると、上部熱源10から輻射線が
被調理物18の上面に放射され加熱調理が開始される。こ
の時油受皿12上には冷却用の水は全くない状態に保つ。
上部熱源10から排出される熱排気流20は、加熱室9の上
部に沿って斜め上方に流れ、排気口11から外気へ放散す
る。この時、排気口11近傍の熱排気流20の周辺では負圧
が発生し、いわゆるエジェクター効果によって上昇流が
誘引される。そのため、第1の空気通路14および第2の
空気通路16内には、各々矢印方向の第1の空気流21およ
び第2の空気流22が発生し、排気口11で熱排気流20によ
って外気へ吸引される。このため、油受皿12の底面は、
直接的には第1の空気流21で常時冷却され、また第1の
空気流21の温度も、第1の空気流21と加熱室9の内底
面、加熱室9の内底面と第2の空気流22、第2の空気流
22と板状成型体15といった熱交換の伝達によって単に低
温に保たれるため、油受皿12の底面の温度は、被調理物
18の落下成分が焼き付く温度には至らない。また、加熱
室9の底面に設けられた空気孔17からは第2の空気流22
の一部が第1の空気流21内に混入するため、油受皿12の
底面温度を低減する効果を促進する。さらに板状成型体
15は、加熱室9内からの熱輻射が前記空気孔17を通して
底面を加熱するのを防止する効果があり、油受皿12上に
水を張らない状態で発生する可能性のある温度的な障害
を抑制することができる。この様にして、油受皿12上に
水を張らない状態で被調理物18を加熱調理するため、上
部熱源10の発熱量を従来の水を張って使用するのに比べ
て1〜2割低減することができ、かつ調理結果はカラッ
と仕上がり、良好な結果を確保することができると共
に、油受皿12上の被調理物18の落下成分も焼き付くこと
がなく、簡単に洗浄することができる。
発明の効果 一端に排気口を有する加熱室の上部にバーナ等の熱源
を設け、加熱室の内底面と一定の空隙を設けて油受皿を
載置することにより第1の空気通路を形成し、かつ加熱
室の外底面に一定の空隙を設けて板状成型体を配設する
ことにより第2の空気通路を形成し、第1の空気通路お
よび第2の空気通路を前記排気口と連通したことによ
り、排気口でのエジェクター効果を誘引し、第1の空気
流および第2の空気流を排気口へ吸引することができ、
その結果、油受皿、第1の空気流、加熱室の底面、第2
の空気流、板状成型体の順に熱交換がなされ、油受皿の
温度は低下できるため、油受皿に水を張らない状態で被
調理物の落下成分の焼き付きは起こらず、調理結果もカ
ラッとした良好な状態が得られるだけでなく、従来油受
皿に水を張って使用していた場合の上部熱源の発熱量よ
りも10〜20%程度低い状態で使用できるため、省エネ性
も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の加熱調理器の側面縦断面
図、第2図、第3図は従来の加熱調理器の側面縦断面図
である。 9……加熱室、10……上部熱源、11……排気孔、12……
油受皿、14……第1の空気通路、15……板状成型体、16
……第2の空気通路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端を排気口とした開口部を有する加熱室
    と、前記加熱室の上部に設けた上部熱源と、前記加熱室
    の内底面に載置した油受皿と、前記加熱室の外底面に設
    けた板状成型体からなり、前記加熱室の内底面と前記油
    受皿との間に一定の空隙を設けて第1の空気通路とする
    と共に、前記第1の空気通路を前記排気口と連通し、前
    記加熱室の外底面と前記板状成型体との間に一定の空隙
    を設けて第2の空気通路とし、前記第2の空気通路と前
    記排気口を連通した加熱調理器。
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