JPH1194265A - ガスグリル - Google Patents

ガスグリル

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JPH1194265A
JPH1194265A JP27390897A JP27390897A JPH1194265A JP H1194265 A JPH1194265 A JP H1194265A JP 27390897 A JP27390897 A JP 27390897A JP 27390897 A JP27390897 A JP 27390897A JP H1194265 A JPH1194265 A JP H1194265A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grill
gas
exhaust
flame
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP27390897A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Aoki
豊 青木
Takumi Yoshino
卓己 吉野
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Paloma Kogyo KK
Original Assignee
Paloma Kogyo KK
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームトラップによる消炎性能を向上させ
る。 【解決手段】 万が一グリル庫11内で発火した場合に
は、火炎が排気口15側にも広がるが、整流板18によ
り誘導された空気が排ガスの上昇流により空気孔17か
ら排気流路に吸入されて、排気流路内の未燃ガスをフレ
ームトラップ16の上流側で燃焼させるため、フレーム
トラップ16から外部に流れ出す未燃ガスが減少する。
更に、整流板18により誘導された冷気がフレームトラ
ップ16の一部にも流れることによりフレームトラップ
16の温度上昇が抑えられるため、未燃ガスはフレーム
トラップ16を通過する際に吸熱されて温度が低下す
る。従って、フレームトラップ16の上方で未燃ガスが
再着火することなく消炎させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はグリル庫内で魚等の
調理物を加熱するガスグリルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、グリル庫内で魚等の調理物を
加熱調理するガスグリルが知られている。こうしたガス
グリルは、図4に示すように、グリル庫1内で魚等の調
理物Fを載置するための焼き網2と、調理物Fから出る
油脂分即ち焼き油Yを受ける受皿3とを備え、焼き網2
の下部には調理物Fを加熱するためのガスバーナ4を備
える。また、グリル庫1上部には燃焼により発生した排
ガスを外部に排出する排気口5を形成し、排気口5には
複数の孔を形成した多孔板であるフレームトラップ6を
備える。そして、調理の際には前もって受皿3に一定量
の水を入れてから加熱を開始し、焼き網2上で焼かれた
魚等の調理物Fから出る油脂分即ち焼き油Yを水面に落
とすことによって、焼き油Yや調理物Fの発火を防止す
る。そして、加熱された調理物Fから発生した排ガスは
フレームトラップ6の複数の孔を通って排気口5から排
出される。
【0003】このようなガスグリルにおいて、受皿3に
水がない状態で長時間燃焼が継続されると、受皿3に溜
まった焼き油Yが異常加熱されて発火することがある。
こういったことは通常使用においてはまずあり得ない
が、万が一発火すると炎が排気口5から溢れ出してしま
う恐れがあるため、排気口5にフレームトラップ6を設
け、炎を分割することにより消炎させる構成であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、グリル
庫1内の発火によりフレームトラップ6が高温となる
と、フレームトラップ6を通過した高温の未燃ガスが外
部の酸素と反応して再着火し、炎が形成されてしまう恐
れがあった。本発明のガスグリルは上記課題を解決し、
グリル排気口からの発火を確実に防止することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載のガスグリルは、ガスの燃焼熱により
グリル庫内の調理物を加熱するバーナと、上記グリル庫
内で発生した排ガスを排気口に流す流路となる排気流路
と、上記排気口もしくは上記排気流路で、上記排ガスを
分割して通過させる多孔板,金網等の分割手段とを備え
たガスグリルにおいて、上記グリル庫外の空気を上記分
割手段に供給して冷却する冷却手段を備えたことを要旨
とする。
【0006】上記課題を解決する本発明の請求項2記載
のガスグリルは、ガスの燃焼熱によりグリル庫内の調理
物を加熱するバーナと、上記グリル庫内で発生した排ガ
スを排気口に流す流路となる排気流路と、上記排気口も
しくは上記排気流路で、上記排ガスを分割して通過させ
る多孔板,金網等の分割手段とを備えたガスグリルにお
いて、上記グリル庫外の空気を上記分割手段の上流側の
上記排気流路内に供給する空気供給手段を備えたことを
要旨とする。
【0007】上記課題を解決する本発明の請求項3記載
のガスグリルは、請求項1又は2記載のガスグリルにお
いて、上記供給する空気を上記グリル庫外面に沿って流
れるように案内する整流板を備えたことを要旨とする。
【0008】上記課題を解決する本発明の請求項4記載
のガスグリルは、請求項1又は2記載のガスグリルにお
いて、上記供給する空気を強制的に送風するファンを備
えたことを要旨とする。
【0009】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
ガスグリルは、排気口もしくは排気流路で排ガスを分割
して通過させる多孔板,金網等の分割手段と、グリル庫
外の空気を分割手段に供給して冷却する冷却手段とを備
える。このような構成により、万が一グリル庫内で発火
した場合にも、分割手段で消炎させると共に、分割手段
を通過する排ガスから吸熱して温度を低下させるため、
分割手段を通過した未燃ガスが外部の酸素と反応して再
着火してしまうことを防ぐことができる。
【0010】また、上記構成を有する本発明の請求項2
記載のガスグリルは、排気口もしくは排気流路で排ガス
を分割して通過させる多孔板,金網等の分割手段と、グ
リル庫外の空気を分割手段の上流側の排気流路内に供給
する空気供給手段とを備える。このような構成により、
万が一グリル庫内で発火した場合にも、分割手段で消炎
させると共に、排ガス中の未燃ガスを分割手段の上流側
で燃焼させることで、外部に流れる未燃ガスを減少させ
て再着火を防止することができる。
【0011】更に、上記構成を有する本発明の請求項3
記載のガスグリルは、請求項1又は2記載の作用に加
え、供給する空気を整流板によりグリル庫外面に沿って
流すため、グリル庫外面の熱によるドラフト力を利用し
て空気を供給することができる。
【0012】更に、上記構成を有する本発明の請求項4
記載のガスグリルは、請求項1又は2記載の作用に加
え、供給する空気をファンにより強制的に送風すること
で、十分な量の空気を供給することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明のガスグリルの
好適な実施例について説明する。図1は、本発明の一実
施例としてのガスグリルの概略構成図である。このガス
グリルはグリル庫11内で魚等の調理物Fを加熱するも
ので、調理物Fを載置するための焼き網12と、調理物
Fから出る焼き油Yを受ける受皿13とを備え、焼き網
12下部には調理物Fを加熱するためのガスバーナ14
を備える。また、グリル庫11上部には燃焼により発生
した排ガスを外部に排出する排気口15を形成し、排気
口15には複数の孔を形成した多孔板であるフレームト
ラップ16を備える。また、グリル庫11から排気口1
5への排気流路には、排気口15の手前にグリル庫11
外の空気を吸入するための空気孔17を形成し、更にグ
リル庫11外面に沿って空気孔17に空気を誘導するた
めの整流板18を備える。
【0014】フレームトラップ16は、セラミック製
(例えば、アルミナ,シリカ等)の多孔板で、格子状の
孔(一辺1.5mmの正方形)を複数形成したものであ
る。
【0015】整流板18は、グリル庫11外の冷気をグ
リル庫11の外面に沿って誘導するように設けられる。
このようにグリル庫11の外面に沿って流路を形成する
ことで、グリル庫11壁面の熱によるドラフト力を利用
して外気を供給することができる。供給された外気は空
気孔17から排気流路に流入すると共にフレームトラッ
プ16の孔を通って外部に排出される。この空気孔17
は小径孔とするか或いは金網を付けることで火炎溢れを
防止することができる。
【0016】このような構成のガスグリルにおいて、ガ
スバーナ14の燃焼により焼き網12上の調理物Fが加
熱されると、排ガスが発生すると共に焼き油Yが受皿1
3に落下する。そして、調理物Fから発生した排ガスは
フレームトラップ16の複数の孔を通って外部に排出さ
れる。
【0017】そして、万が一受皿13に水がない状態で
長時間燃焼が継続され、受皿13に溜まった焼き油Yが
異常加熱されて発火した場合には、グリル庫11内の火
炎が排気口15側にも広がるが、整流板18により誘導
された空気が排ガスの上昇流により空気孔17から排気
流路に吸入されて、排気流路内の未燃ガスをフレームト
ラップ16の上流側で燃焼させるため、フレームトラッ
プ16から外部に流れ出す未燃ガスが減少する。しか
も、火炎の温度は燃焼用空気の比率が高いほど低くなる
ため、フレームトラップ16の加熱量を低減させる効果
も得られる。更に、整流板18により誘導された冷気が
フレームトラップ16の一部にも流れることによりフレ
ームトラップ16の温度上昇が抑えられるため、未燃ガ
スはフレームトラップ16を通過する際に吸熱されて温
度が低下する。従って、フレームトラップ16の上方で
未燃ガスが再着火することなく消炎させることができ
る。
【0018】以上説明したように、本実施例のガスグリ
ルによれば、排気流路に外気を流入させることにより、
フレームトラップ16の上流側で未燃ガスを燃焼させて
外部に流れ出る未燃ガスを減少させるため、外部で再着
火することを防ぐことができる。また、フレームトラッ
プ16の一部にも冷気を流すことにより、フレームトラ
ップ16の温度を下降させて未燃ガスの温度を低下させ
るため、確実に消炎させることができる。更に、ドラフ
ト力を利用して外気を供給する構成のため、構造が簡単
となり低コストで実現できる。加えて、フレームトラッ
プ16自体の温度を低くする構成のため、フレームトラ
ップ16に付着したほこりや油等の発火も防ぐことがで
きる。
【0019】尚、本実施例では、フレームトラップ16
に外気を通過させて冷却したが、これに限ったものでは
なく、フレームトラップ16に外気を通過させず排気流
路にのみ吸入させる構成であってもよい。また、整流板
18を設けない構成であってもよい。
【0020】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実施例
ではドラフト力により外気を供給したが、これに限った
ものではなく、例えば図2に示すように、ファン19に
より強制的に外気を供給するようにしてもよい。このよ
うな構成において、グリル庫11内に熱発電素子を設
け、熱発電素子の発生する熱起電力によりファン19を
駆動する構成にすれば電源が不要となり、しかも排気温
度が上昇して冷却する必要が生じた時にファン19の回
転数が自動的に上昇するため制御回路も不要となり、構
造が簡単になるといった効果がある。また、本実施例で
は空気孔17から排気流路に外気を流入させたが、これ
に限ったものではなく、図3に示すように、外気により
フレームトラップ16を冷却するだけの構成にしてもよ
い。このような構成では、フレームトラップ16の冷却
効果を高くすることができるため、フレームトラップ1
6が熱伝導性の高いもの(例えば金属製のもの)であれ
ばより高い消炎効果を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のガスグリルによれば、分割手段により炎を消炎さ
せると共に、分割手段を通過する排ガスから吸熱して温
度を低下させることで再着火を防止するため、確実に消
炎させることができる。
【0022】更に、本発明の請求項2記載のガスグリル
によれば、分割手段により炎を消炎させると共に、外部
に流れる未燃ガスを減少させることで再着火を防止する
ため、確実に消炎させることができる。
【0023】更に、本発明の請求項3記載のガスグリル
によれば、ドラフト力を利用して外気を供給する簡単な
構成により、低コストで実現できる。
【0024】更に、本発明の請求項4記載のガスグリル
によれば、グリル庫外から十分な量の空気を供給するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としてのガスグリルの概略構成図であ
る。
【図2】別例としてのガスグリルの概略構成図である。
【図3】別例としてのガスグリルの概略構成図である。
【図4】従来例としてのガスグリルの概略構成図であ
る。
【符号の説明】
11…グリル庫、 12…焼き網、 13…受皿、 1
4…ガスバーナ、15…排気口、 16…フレームトラ
ップ、 17…空気孔、 18…整流板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの燃焼熱によりグリル庫内の調理物
    を加熱するバーナと、 上記グリル庫内で発生した排ガスを排気口に流す流路と
    なる排気流路と、 上記排気口もしくは上記排気流路で、上記排ガスを分割
    して通過させる多孔板,金網等の分割手段とを備えたガ
    スグリルにおいて、 上記グリル庫外の空気を上記分割手段に供給して冷却す
    る冷却手段を備えたことを特徴とするガスグリル。
  2. 【請求項2】 ガスの燃焼熱によりグリル庫内の調理物
    を加熱するバーナと、 上記グリル庫内で発生した排ガスを排気口に流す流路と
    なる排気流路と、 上記排気口もしくは上記排気流路で、上記排ガスを分割
    して通過させる多孔板,金網等の分割手段とを備えたガ
    スグリルにおいて、 上記グリル庫外の空気を上記分割手段の上流側の上記排
    気流路内に供給する空気供給手段を備えたことを特徴と
    するガスグリル。
  3. 【請求項3】 上記供給する空気を上記グリル庫外面に
    沿って流れるように案内する整流板を備えたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のガスグリル。
  4. 【請求項4】 上記供給する空気を強制的に送風するフ
    ァンを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載のガ
    スグリル。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6912095B2 (en) 2002-10-03 2005-06-28 Tamron Co., Ltd. Projection lens system
JP2008304110A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Rinnai Corp グリル
CN104296219A (zh) * 2014-11-07 2015-01-21 郭军 一种具有整流功能的抽油烟机

Cited By (6)

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