JP2707915B2 - 加熱体式こんろの冷却装置 - Google Patents

加熱体式こんろの冷却装置

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JP2707915B2
JP2707915B2 JP13601492A JP13601492A JP2707915B2 JP 2707915 B2 JP2707915 B2 JP 2707915B2 JP 13601492 A JP13601492 A JP 13601492A JP 13601492 A JP13601492 A JP 13601492A JP 2707915 B2 JP2707915 B2 JP 2707915B2
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heating
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治 丹羽
裕 大岩
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株式会社トヨトミ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は加熱体から発生する熱
によって煮炊きするこんろの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】気体燃料や液体燃料の熱によって、また
電気の通電によって加熱される加熱体を用いたこんろ
は、煮炊きする加熱部分から燃焼ガスが排出されず、排
気路によって燃焼ガスを室外へ放出できる構造であるか
ら、煮炊きが狭い室内で行なわれるキャンピングカーや
モービルハウス・小さなコテージに用いるこんろに最適
である。また室内空気を燃焼ガスで汚さないから健康的
にも優れた構造であるため、一般家庭でも使用されてお
り、これら本体はよく知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のこんろをキャ
ンピングカーなどに使用する時は、煮炊きする室内が非
常に狭いために、こんろの上部空間を常時開放しておく
ことは無駄であり、収納空間として使用される場合が殆
どである。
【0004】そして、煮炊きを行なう時はこんろに載せ
た収納物品を移動して行ない、煮炊き終了後は再び収納
物品を戻して食事のためのスペースを確保する必要があ
るが、こんろの加熱体は長時間に亘って高温度を保つか
ら、移動した物品をすぐには戻すことが出来ず、結局こ
んろの自然冷却を待って食事の時間を遅らせたり、収納
物品を移動したままで食事をすることになり、真の空間
の有効利用とはいえなかった。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は煮炊き終了
後、直ちにこんろの上部空間を物品の収納空間として利
用できるようにするもので、こんろ1の上面に熱源によ
って加熱する加熱体2を設け、加熱体2の上に載架する
煮炊具を加熱するこんろにおいて、こんろ1の背部に送
風機3を位置させ、かつ送風機3に連なる送風路4の端
に横長の吹出ノズル5を設け、かつ、こんろ1の上面の
加熱体2の上方に遮熱板6と遮熱ガード7を位置させ、
該遮熱板6と遮熱ガード7は前記吹き出ノズル5に取り
付け、吹き出ノズル5の吹き出方向に遮熱板6と遮熱ガ
ード7とを位置させて遮熱板6と遮熱ガード7を同時に
空冷すると共に、送風路4と吹出ノズル5の取り付け部
に回転軸8を設け、遮熱板6と遮熱ガード7と吹出ノズ
ル5は一体のまま上方に回動自在としたものである。
【0006】また、こんろ1の熱源の付近に感熱素子9
を取り付け、冷却空気を作り出す送風機3は感熱素子9
の信号でON−OFFさせて、特別な手動の操作スイッ
チを不要にしたものである。
【0007】更に、これらの送風機3・送風路4は吹き
出ノズル5と遮熱板6・遮熱ガード7を取り付けたま
ま、こんろ1本体の背部に脱着自在としたから、既に市
販されたこんろ1本体に後から取り付けて使用できるも
のである。
【0008】
【作用】こんろ1内に装置した熱源によって加熱体2を
高温度にし、該加熱体2の上に煮炊具を載置すれば、加
熱体2からの伝導熱と輻射熱及び加熱体2に触れて高温
度になった空気の熱によって煮炊きを行なうことが出来
る。
【0009】この発明は上記の加熱体式こんろに、送風
機3と送風路4と吹出ノズル5と遮熱板6・遮熱ガード
7とで構成する冷却装置を取り付けたもので、煮炊き後
に遮熱板6・遮熱ガード7をこんろ1の加熱体2の上に
回動位置させれば、こんろ1の加熱体2から発する熱は
輻射熱となって遮熱板6を加熱するものの、吹出ノズル
5から吹き出す送風機4の冷風によって遮熱板6が冷却
されるものである。
【0010】また遮熱ガード7は遮熱板6から発する輻
射熱によって加熱されるが、この輻射熱は加熱体2から
発する熱量と比べて格段に少なく、更に送風機4から送
られる空気によって遮熱ガード7も同時に冷却され、結
局遮熱ガード7は低温度に保持されており、遮熱ガード
7の上部空間を煮炊き直後から各種目的に使用できる様
になった。
【0011】また冷却装置の送風機4は、こんろ1の本
体内に取り付けた感熱素子9の信号でON−OFFして
おり、加熱体2が温度上昇すれば送風機4が回転する。
このため、加熱体2の上に遮熱ガード7を下ろせば冷却
空気が加熱体2に吹き付けるので、直ちに冷却効果が得
られると共に、こんろ1が冷却すれば送風機4は自動的
に停止するものである。
【0012】更に冷却装置は脱着自在として各種のこん
ろに取り付けるようにしたもので、既に設置済みのこん
ろであっても必要に応じて冷却装置の取り付けが可能と
なり、使用条件の幅が広がるものである。
【0013】
【実施例】図に示す実施例によってこの発明を説明する
と、1はこんろ、2はこんろ1の上部に設けた発熱体、
10はこんろ1の熱源であり、実施例は石油を燃料とし
ている。11は燃料ポンプ、12は燃焼ファン、13は
加熱体2の下面に形成した加熱ガス流路、14は先端を
室外に開口する排気パイプであり、熱源10部分で発生
した高温の加熱ガスは加熱体2を高温度にしながら少し
ずつ放熱し、排気パイプ14によって排出される。従っ
て加熱体2の上に載架した鍋・釜によって煮炊きを行な
うことが出来る。
【0014】3はこんろ1の背部に取り付けた送風機、
4は送風機3から上方に伸びる送風路、5は送風路4の
端に設けた回転軸8を中心に回動自在に取り付けた吹出
ノズルであり、送風機3で送られる空気は送風路4及び
吹出ノズル5によって誘導され、横長の吹出ノズル5の
開口から、帯状の空気の流れが形成できる。
【0015】6はこんろ1の加熱体と対向して設けた遮
熱板、7は遮熱板6の上方に位置した遮熱ガード、7a
は遮熱ガード7を吹出ノズル5に取り付ける為の金属線
で構成した接続具であり、該接続具7aの先端はこんろ
1の上面に当接しており、加熱板2と遮熱板6との間隙
を一定に保持する。また吹出ノズル5は遮熱板6及び遮
熱ガード7に向けて冷却空気を吹き出しており、遮熱板
6・遮熱ガード7を同時に冷却する。
【0016】尚、遮熱ガード7は多孔板や、金属線を加
工して作られており、また遮熱板6は熱源の直上部だけ
に対応する円板や、加熱体2全体を覆う平板で作られ
る。また、遮熱板6は複数枚で形成したり、多孔体で形
成して冷却空気が間隙や孔を通過するようにすれば遮熱
板6からの放熱効果が更に向上し、遮熱ガード7を低温
度に維持できる。
【0017】9はこんろ1の熱源10の付近に取り付け
た感熱素子であり、該感熱素子9は送風機3のON−O
FF操作を行なっており、吹き出ノズル5の回転軸8を
使って吹き出ノズル5と一体の遮熱ガード7・遮熱板6
を、こんろ1の上面からはね上げた状態での煮炊き作業
中であっても、熱源10が高温になれば送風機3は回転
を開始する。従って加熱体2の上に遮熱板6を下ろした
時には既に冷却風が流れており、遮熱ガード7の温度上
昇を直ちに抑える働きがある。また冷却の必要がなくな
れば送風機は自動的に停止する。
【0018】
【発明の効果】以上の様にこの発明は、予めこんろに組
み込んだ専用の冷却装置ではなく、外付け型の冷却装置
であるから、利用可能のこんろの機種が多くなり、この
装置を使えばキャンピングカー等に最適なこんろが得ら
れたものである。
【0019】また、冷却装置を構成するために、冷却風
をこんろ1の加熱体2方向へ誘導する風路などは不要に
なり、吹出ノズル5によって離れた位置から冷風の吹出
方向を定めたから、送風構造が非常に簡単にコンパクト
になったものである。
【0020】また、吹き出ノズル5から送られる冷却風
によって遮熱板6及び遮熱ガード7が一度に冷却でき、
また風向きは予め吹出ノズルによって定められているか
ら、、遮熱板6及び遮熱ガード7は冷却に最適な位置・
形状に設定できるから、遮熱ガード7の低温度化に寄与
できた。
【0021】更に、送風機3は熱源付近に取り付けた感
熱素子9の制御でON−OFFさせたから、手動操作が
不要になり取扱性が向上したものである。
【0022】従って、こんろ1の煮炊きをやめて遮熱ガ
ード7を下ろせば、熱源の状況に関係なく遮熱ガード7
は低温を維持でき、こんろ1の上部空間が直ぐに有効利
用できるようになり、狭い空間の有効活用が図れる様に
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明の冷却装置の側断面図である。
【図2】本件発明の冷却装置の正面図である。
【図3】本件発明を石油こんろに取り付けた状態の断面
図である。
【符号の説明】
1 こんろ 2 加熱体 3 送風機 4 送風路 5 吹出ノズル 6 遮熱板 7 遮熱ガード 8 回転軸 9 感熱素子

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 こんろ1の上面に熱源によって加熱する
    加熱体2を設け、加熱体2の上に載架する煮炊具を加熱
    するこんろにおいて、こんろ1の背部に送風機3を位置
    させ、かつ送風機3に連なる送風路4の端に横長の吹出
    ノズル5を設け、かつ、こんろ1の上面の加熱体2の上
    方に遮熱板6と遮熱ガード7を位置させ、該遮熱板6と
    遮熱ガード7は前記吹き出ノズル5に取り付け、吹き出
    ノズル5の吹き出方向に遮熱板6と遮熱ガード7とを位
    置させて遮熱板6と遮熱ガード7を同時に空冷すると共
    に、送風路4と吹出ノズル5の取り付け部に回転軸8を
    設け、遮熱板6と遮熱ガード7と吹出ノズル5は一体の
    まま上方に回動自在としたことを特徴とする加熱体式こ
    んろの冷却装置。
  2. 【請求項2】 こんろ1の熱源の付近に感熱素子9を取
    り付け、感熱素子9の信号で送風機3をON−OFFす
    る請求項1記載の加熱体式こんろの冷却装置。
  3. 【請求項3】 送風機3と送風路4は、吹き出ノズル5
    と遮熱板6・遮熱ガード7を取り付けたまま、こんろ1
    本体の背部に脱着自在としたことを特徴とする請求項1
    記載の加熱体式こんろの冷却装置。
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