JP2574227Y2 - 光ケーブルのけん引端部 - Google Patents

光ケーブルのけん引端部

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JP2574227Y2
JP2574227Y2 JP1992028642U JP2864292U JP2574227Y2 JP 2574227 Y2 JP2574227 Y2 JP 2574227Y2 JP 1992028642 U JP1992028642 U JP 1992028642U JP 2864292 U JP2864292 U JP 2864292U JP 2574227 Y2 JP2574227 Y2 JP 2574227Y2
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optical fiber
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裕之 五月女
敏伸 松尾
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は複数の光ファイバユニッ
トを収納したマルチユニットテープスロット型光ケーブ
ルのけん引端部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4はマルチユニットテープスロット型
光ケーブルの一例の横断面図である。図面において、1
は光ファイバユニットで、中心に抗張力体5を具えたス
ペーサ2の外周には複数の光ファイバテープ4の収納溝
3が形成されており、上記収納溝3内に光ファイバテー
プ4を収納して構成されている。このような光ファイバ
ユニット1の複数が、外部被覆7を有する中心抗張力体
6の外周上に撚合され、その外側に抑え巻テープ8、外
部被覆層9を順次設けて光ケーブルが構成されている。
【0003】上述したマルチユニットテープスロット型
光ケーブルの従来のけん引端部は、中心抗張力体のみを
把持して構成されていた。図5は従来のけん引端部の一
例の縦断面図である。ケーブル本体10より突出した中心
抗張力体6は断面台形状の把持具31の外周上に添わせ、
その外側の押え治具32との間にはさみ込む。そして上記
中心抗張力体6の間に頭部34を有する連結棒33に螺合し
た固定ナット35によって固定されている。37は上記連結
軸33にガスケット36を介して設けたキャップで、その端
部37a はケーブル本体10上にかしめられている。又連結
軸33の自由端側にはアイナット38が固着されている。39
はコッターピンである。
【0004】このように、マルチユニット型光ケーブル
では、光ファイバテープを収納する光ファイバユニット
を直接けん引することはなかったため、ケーブルのけん
引端側のユニット内光ファイバテープ及び抗張力体は固
定されることなく、開放されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のけん引端部では、ケーブル全体の張力を中心抗張力体
のみで支えているため、ケーブルの許容張力に制限があ
った。従って、それ以上の張力を得るためには、中心抗
張力体のサイズを大きくする必要があり、ケーブルの外
径増加及びコスト増加につながるという問題があった。
特に、抗張力体としてFRP、ケブラーFRP等を用い
る場合は、その弾性率が鋼線や鋼撚線に比して劣るた
め、上記の問題が顕著となる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、中心抗張力体と光ファイバユニット内抗張力体
とを同時に把持することにより、中心抗張力体の細径
化、ひいてはケーブルの細径化、コストダウンをはかっ
た光ケーブルのけん引端部を提供するもので、その特徴
は、ユニット内抗張力体を抗張力体把持具と押え治具で
挟み込んで固定し、中心抗張力体を上記抗張力体把持部
に突出して一体に形成した中心抗張力体挿入孔をもった
連結軸に挿入し、かしめることにより固定し、光ファイ
バテープを上記かしめ部の外表面上に添わせて固定した
ことにある。
【0007】
【実施例】図1は本考案の光ケーブルのけん引端部の具
体例の縦断面図、図2はそれに用いる抗張力体把持具の
具体例の斜視図である。本考案において用いる抗張力体
把持具11は図2に示すように、円錐台形をなしており、
その中心部には連結軸15が突出して一体に形成されてい
る。抗張力体把持具11の上記連結軸15の周りには、光フ
ァイバテープ4挿通用の孔12及び光ファイバユニット内
抗張力体5挿通用の孔13を有し、側面には上記ユニット
内抗張力体用溝14を有している。又連結軸15の内部には
中心抗張力体6の挿入孔15b を有し、外周部には、基部
に固定ナット用ねじ部16、先端部にはアイナット装着用
ねじ部17を有し、中心抗張力体6の挿入孔15b の外側は
かしめ部15a が形成されている。
【0008】光ケーブル内の光ファイバユニット内抗張
力体5は、抗張力体把持具11の貫通孔13を通って側面の
溝14に折り返され、押え治具18及び前記連結軸15のねじ
部16に螺合した固定ナット19によって固定される。中心
抗張力体6は抗張力体把持具18の後部孔より連結軸15の
中心抗張力体挿入孔15b に挿入され、かしめ部15a にお
いてかしめることにより固定される。又光ファイバテー
プ4は抗張力体把持具11の貫通孔12及び押え金具18に形
成した同様の孔を通って、中心抗張力体6をかしめた後
の連結軸15に添わせ、光ファイバテープ固定材20によっ
て固定される。光ファイバテープ固定材20としては粘着
テープや熱収縮チューブ等が用いられる。その後、連結
軸15にはガスケット21を介してケーブル本体10上にわた
ってキャップ22を装着し、該キャップ22より外方に突出
した連結軸15のねじ部17にはアイナット23を螺合し、コ
ッターピン24を取付け、けん引端部が形成される。
【0009】図3は本考案のけん引端部の他の具体例の
縦断面図である。本具体例においては、抗張力体把持具
11として内側が外方に向って拡大したテーパを有する凵
形をなしており、ユニット内抗張力体5はそのテーパに
沿って外方に向って間隔が拡大され、上記把持具11のテ
ーパに係合するテーパを有する押え具18によって上記ユ
ニット内抗張力体をはさみ込み、連結軸15に螺合した固
定ナット19により固定したものである。この構造は抗張
力体にFRP、ケブラーFRP等許容曲げ半径の大きな
材料を用いている場合に有効である。
【0010】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の光ケーブ
ルのけん引端部によれば、光ファイバユニット内の抗張
力体を中心抗張力体と同時に把持することにより、中心
抗張力体の細径化が可能になり、ケーブルの細径化、コ
ストダウン、可撓性の改善に効果がある。又光ファイバ
ユニットに直接荷重をかけると、ユニットの伸びによっ
てユニット内に配置されている光ファイバテープが引込
むおそれがあるが、本考案においてはユニット内抗張力
体と同時に光ファイバテープも把持するので、光ファイ
バテープの引込みを防止することが出来るとともに、光
ファイバテープの固定部が連結部のかしめ部の1ヶ所に
設けられているため、光ファイバユニットの各溝毎に光
ファイバテープを固定するのに比して作業性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の光ケーブルのけん引端部の具体例の縦
断面図である。
【図2】図1のけん引端部に用いる抗張力体把持具の具
体例の斜視図である。
【図3】本考案の光ケーブルのけん引端部の他の具体例
の縦断面図である。
【図4】マルチユニットテープスロット型光ケーブルの
一例の横断面図である。
【図5】従来の光ケーブルのけん引端部の一例の縦断面
図である。
【符号の説明】
1 光ファイバユニット 3 光ファイバテープ収納溝 4 光ファイバテープ 5 光ファイバユニット内抗張力体 6 中心抗張力体 10 光ケーブル本体 11 抗張力体把持具 12 光ファイバテープ挿通孔 13 ユニット内抗張力体挿通孔 14 ユニット内抗張力体溝 15 連結軸 15a かしめ部 18 ユニット内孔張力体押え具 19 固定ナット 20 光ファイバテープ固定材 21 ガスケット 22 キャップ 23 アイナット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニット内抗張力体を抗張力体把持具と
    押え治具で挟み込んで固定し、中心抗張力体を上記抗張
    力体把持部に突出して一体に形成した中心抗張力体挿入
    孔をもった連結軸に挿入し、かしめることにより固定
    し、光ファイバテープを上記かしめ部の外表面上に添わ
    せ固定したことを特徴とする光ケーブルのけん引端部。
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