JP3839109B2 - ケーブル牽引端治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はケーブル牽引端治具に係り、ケーブルを架設するに際してケーブルの端部牽引に用いるのに好適な牽引端治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
電柱間に張り渡された支持線や既設ケーブルに沿って新設光ケーブルを架渉する作業は、電柱支持線に平行に新設ケーブルを敷設するために、電柱支持線に架渉用移動金車を複数懸吊しておき、この移動金車の中央に形成される孔内に光ケーブルを挿通するようにしている。そして、金車同士を一定長のロープで連結しておき、複数の金車に挿通させた光ケーブルの端部に牽引治具を取り付けておき、これを牽引することによって、光ケーブルを金車内部を滑走させつつ支持線に沿って新設光ケーブルを架渉させる。
【0003】
このような光ケーブルの架渉作業において、光ケーブルを牽引する際、光ケーブルには牽引用の光ケーブル抗張力線が内蔵あるいは平行に取り付けられており、光ケーブル保護心線の観点からこの光ケーブル抗張力線を直接牽引するようにしている。
【0004】
従来の抗張力線を牽引できるように処理する作業は、抗張力線を光ケーブル先端部から比較的長く剥き出してリング状に形成し、先端を結着するようにしている。そして、このリング部を牽引端としてロープ等を結び付けて牽引をなしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の牽引治具を用いた方法では、時間が掛かるとともに、大きな牽引張力が加わるために、牽引端処理に特殊な技術力が要求され、このような特殊技能者にしか作業ができないものであった。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に着目し、ケーブル、特に光ケーブルの心線への悪影響を与えることなく、特殊な技能を要することなく、短時間で簡単に牽引端作成作業をなすことができるケーブル牽引端治具を得ることを目的としている。また、牽引端治具を繰返し使用できるようにして経済性が高く、確実に牽引張力を得るように誤操作が生じないように工夫したケーブル牽引端治具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るケーブル牽引端治具は、ケーブルの抗張力線の端部にカシメスリーブを取付けて牽引する治具であって、牽引端治具本体の端部に前記ケーブル抗張力線の挿通溝穴とカシメスリーブとの嵌入溝穴を段差を付けて連続形成し、前記牽引端治具本体には少なくとも前記カシメスリーブの嵌入溝穴の開口部を開閉する閉鎖カバーを常閉方向に付勢して取付けたことを特徴とするものである。
【0008】
この場合において、前記牽引端治具本体には牽引ロープ等の連結用ブラケットを取付けてなり、このブラケットを治具本体に対してボール継手により回転自在とすればよい。また、前記牽引治具本体を保護する防護カバーを有するとともに、当該防護カバーへのケーブル差込み端部にはケーブル抗張力線を挿通してケーブルの先端部を嵌入保持し前記防護カバー内に差込み装着されるプラグを有する構造とすることが望ましい。
【0009】
【作用】
上記構成によれば、ケーブル抗張力線にカシメスリーブを取付けることによりこれを係止することでケーブル把持力を発生させることができる。このため、治具本体にはケーブル抗張力線の挿通溝穴とカシメスリーブとの嵌入溝穴を段差を付けて形成しているので、抗張力線より大径のカシメスリーブは段差面に係合して牽引力を支持することができる。カシメスリーブとの嵌入溝穴は常閉方向に付勢された閉鎖カバーにより覆われているので、牽引作業中に離脱することが防止される。また、防護カバーとプラグを用いてケーブルの端部を保護する構成とすることで、牽引作業時にケーブルの心線に悪影響を与えることがない。また、カシメスリーブを抗張力線にカシメる際にスリーブが正しく圧着されたかをその刻印により目視確認することができる。カシメスリーブは各種ケーブルの抗張力線のサイズに対応するものを任意に用いることができるので、適用範囲が広い牽引端治具となる。また、牽引端治具は繰返しの使用が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係るケーブル牽引端治具の具体的実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は実施形態に係る光ケーブル牽引端治具の使用状態説明図と牽引対象の光ケーブルの先端部斜視図を示し、図2に牽引端治具の縦断面図および横断面図を示す。
【0011】
牽引対象の光ケーブル10は心線部に光ケーブル抗張力線12を有しており、端末処理として光ケーブル10の外皮を取り除いて抗張力線12の先端を所定長だけ露出させる。そして、図1(2)に示しているように、この抗張力線12の先端にカシメスリーブ14を圧着結合させている。実施形態に係る光ケーブル牽引端治具16は前記カシメスリーブ14を利用して牽引するようにしている。
【0012】
牽引端治具16は円柱体から構成される治具本体18を有し、この治具本体18の端部側には前記光ケーブル抗張力線12の挿通溝穴20とカシメスリーブ14との嵌入溝穴22を段差を付けて連続形成している。すなわち、治具本体18の最端部側には、外周面から中心部に至る半径方向に沿った溝穴20を形成しており、この溝穴20の幅は抗張力線12の直径より若干大きい寸法とされ、抗張力線12を治具本体18に平行にした状態で挿入できるように形成している。そして、この抗張力線12の挿入溝穴20に連接して、治具本体18には前記カシメスリーブ14を嵌入し得るサイズの幅寸法を有する拡幅された嵌入溝穴22がやはり治具本体18の半径方向に沿って、抗張力線挿入溝穴20と同一方向に形成されている。これにより抗張力線挿入溝穴20とこれに連接されたカシメスリーブ嵌入溝穴22との間に段差面24が形成され、カシメスリーブ14を取付けた抗張力線12を装着したとき、カシメスリーブ14の端面が段差面24に係合して光ケーブル10の抜け止めが図られている。
【0013】
このような治具本体18の外周面には、少なくとも前記カシメスリーブ14の嵌入溝穴22の開口部を開閉する閉鎖カバー26を常閉方向に付勢して取付けている。これは具体的には、図2に示すように、カシメスリーブ14の嵌入溝穴22の開口部を覆うスリーブ状の閉鎖カバー26を治具本体18の外周面に軸方向摺動可能に装着したもので、その一端面をスプリング28によって弾圧付勢している。スプリング28による付勢方向は光ケーブル10側に向けられており、付勢力に抗して閉鎖カバー26を開放したとき、抗張力線挿入溝穴20とカシメスリーブ嵌入溝穴22とが同時に開口するようにしている。閉鎖カバー26のストッパ段部30が前記穴の段差面24より抗張力線挿入溝穴20側寄りに位置して形成されている。
【0014】
一方、光ケーブル10の装着側と反対側の治具本体端部には雄ねじ32が形成されており、またこれに螺合する雌ねじ34が内周面に形成されたコップ容器状の端面スリーブ36が螺着結合されている。この端面スリーブ36の開口先端縁は前記スプリング28の支承面とされている。また、当該端面スリーブ36の内部にはボール継手38が内挿されている。このボール継手38は、一対の円盤38A、38Bの間にボール38Cを介在させたもので、両円盤38A、38Bが相対回転できるようにしている。一方の円盤38Aにはロッド40が固着され、このロッド40は端面スリーブ36の端面板を貫通して外部に突出され、突出端に連結ブラケット42を取付けている。連結ブラケット42には牽引ロープ等が連結される。これにより、治具本体18に対し、連結ブラケット42が独立回転可能となり、光ケーブルの撚りによる影響がブラケット42側に伝達されない構成となっている。なお、連結ブラケット42の回転が円滑に行われるように、前記円盤38Aと端面スリーブ36の内端面との間にメタルが装着されている。
【0015】
上述した牽引治具16は抗張力線12の端部に連結された状態で、光ケーブル10に損傷を与えないようにカバーを取付けるようにしている。これは図3および図4に示すように、牽引治具16の全体を覆ってこれを保護する防護カバー44を有するとともに、当該防護カバー44の一端は円錐形状とするとともに、光ケーブル差込み端部側は光ケーブル10の先端部が同時に嵌入できるように開口させている(図3)。そして、この開口部には、光ケーブル10の防護用のプラグ46を差込み挿入するようにしている。防護プラグ46は光ケーブル抗張力線12の貫通孔48を形成するとともに、この貫通孔48に続いて光ケーブル10の端部挿入孔50が形成されている。また、防護プラグ46の後端部は円錐形状に形成されている。
【0016】
このように構成された光ケーブル牽引端治具16を用いた作業は次のようになる。牽引端治具16の取付け作業は、まず、光ケーブル10の抗張力線12の外皮被覆を取り除き、抗張力線12の先端部にカシメスリーブ14を圧着工具によりカシメて取付ける。一方、牽引端治具16の閉鎖カバー26をスプリング28に抗して開け、開放された抗張力線挿入溝穴20とカシメスリーブ嵌入溝穴22内にカシメスリーブ14が取付けられた抗張力線12を落とし込み、閉鎖カバー26を離す。閉鎖カバー26はカシメスリーブ嵌入溝穴22を閉鎖し、カシメスリーブ14が脱落することを防止する。取り外す作業は上述と逆の操作を行うことにより簡単にできる。
【0017】
なお、上記実施形態ではカシメスリーブ14を交換することによって集合ドロップケーブルや幹線系ケーブル等各種ケーブルサイズに適応できる。牽引張力は抗張力線12にのみ加わり、かつ光ケーブル10の先端と牽引端部分は防護カバー44と防護プラグ46により保護されているため、光ケーブル心線に悪影響を与えることが防止される。また、光ケーブルのみならず、一般のケーブル牽引をなす場合に適用できるのはいうまでもない。
【0018】
このような実施形態では、光ケーブル牽引治具16の着脱ができ、作業性が大幅に向上するとともに、防護カバー44、防護プラグ46により形成される防護体の両端が円錐形状となっており、光ケーブル先端の金車内通過が円滑に行われ、牽引作業性が非常に良好となる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、牽引端作成作業に特殊な施行技術を要することなく、誰でも簡単に短時間で牽引端を作成することができ、作業時間を大幅に短縮することができる。また、牽引端本体の繰返し使用が可能であり、また、ケーブル抗張力線へのカシメスリーブの刻印を目視確認することができるため、所定の把持力が得られたかを間違いなく確認できる。また、光ケーブルへの影響がないため、光ケーブル架設後の光ケーブル心線品質を向上できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る光ケーブル牽引端治具の使用状態斜視図と光ケーブル端部の説明用斜視図である。
【図2】実施形態に係る光ケーブル牽引端治具の縦断面図および横断面図である。
【図3】防護カバーの取付け状態の側面図である。
【図4】防護カバー着脱前後の光ケーブル牽引治具の斜視図である。
【符号の説明】
10 光ケーブル
12 抗張力線
14 カシメスリーブ
16 牽引端治具
18 治具本体
20 抗張力線挿入溝穴
22 カシメスリーブ嵌入溝穴
24 段差面
26 閉鎖カバー
28 スプリング
30 ストッパ段部
32 雄ねじ
34 雌ねじ
36 端面スリーブ
38 ボール継手
38A 円盤
38B 円盤
38C ボール
40 ロッド
42 連結ブラケット
44 防護カバー
46 防護プラグ
48 貫通孔

Claims (3)

  1. ケーブルの抗張力線の端部にカシメスリーブを取付けて牽引する治具であって、牽引端治具本体の端部に前記ケーブル抗張力線の挿通溝穴とカシメスリーブとの嵌入溝穴を段差を付けて連続形成し、前記牽引端治具本体には少なくとも前記カシメスリーブの嵌入溝穴の開口部を開閉する閉鎖カバーを常閉方向に付勢して取付けたことを特徴とするケーブル牽引端治具。
  2. 前記牽引端治具本体には牽引ロープ等の連結用ブラケットを取付けてなり、このブラケットを治具本体に対してボール継手により回転自在としたことを特徴とする請求項1に記載のケーブル牽引端治具。
  3. 前記牽引治具本体を保護する防護カバーを有するとともに、当該防護カバーへのケーブル差込み端部にはケーブル抗張力線を挿通してケーブルの先端部を嵌入保持し前記防護カバー内に差込み装着されるプラグを有してなることを特徴とする請求項1に記載のケーブル牽引端治具。
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