JP2525027Y2 - 光フアイバ複合架空地線の引つ張り端構造 - Google Patents

光フアイバ複合架空地線の引つ張り端構造

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JP2525027Y2 JP1987065820U JP6582087U JP2525027Y2 JP 2525027 Y2 JP2525027 Y2 JP 2525027Y2 JP 1987065820 U JP1987065820 U JP 1987065820U JP 6582087 U JP6582087 U JP 6582087U JP 2525027 Y2 JP2525027 Y2 JP 2525027Y2
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昌範 海住
英行 細谷
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Chubu Electric Power Co Inc
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Fujikura Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、光ファイバ複合架空地線を架線する際に、
その引っ張り端を補強して把持を容易にするための構造
に関する。
「従来の技術」 第2図は光ファイバ複合架空地線の一例を示してお
り、該光ファイバ複合架空地線1は、光ファイバユニッ
ト2を収納したアルミニウム製の金属パイプ3の回り
に、鋼線にアルミニウム被覆を施してなる複数本の架空
地素線4を撚り合わせた構成とされている。
従来、このような光ファイバ複合架空地線1を架線す
る場合、その引っ張り端を第3図例に示すような構造と
することが行なわれている。すなわち、光ファイバ複合
架空地線1をゴムカバー11および保護カバー12に通すと
ともに、その端部に牽引金具13と一体の鋼スリーブ14を
被せて圧着し、該鋼スリーブ14に鎖線で示すように前記
保護カバー12を被せて固定する構造である。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、このような光ファイバ複合架空地線1を鉄
塔等の間に延線した後は、光ファイバユニット2を鉄塔
付属の接続箱で他の光ファイバに接続することが行なわ
れるが、この場合、鋼スリーブ14の圧着力によって光フ
ァイバユニット2が傷付けられてしまっているため、該
鋼スリーブ14が被せられている部分を切り落とし、か
つ、先端部の架空地素線4および金属パイプ3を取り除
いて光ファイバユニット2を突出状態に露出させ、その
露出端部にコネクタを連結するという作業が必要であ
り、延線後の接続作業が繁雑になるという問題点があ
る。
本考案は、延線時の把持力等から光ファイバユニット
を有効に保護するとともに、延線後の接続作業を容易に
することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本考案の引っ張り端構造は、金属パイプの中に光ファ
イバユニットが収納され、さらにこの金属パイプの外側
に複数本の架空地素線が撚り合わされてなる光ファイバ
複合架空地線であって、前記光ファイバユニットは金属
パイプの端部から所定の長さだけ突出され、かつ該光フ
ァイバユニットの端末にはコネクタがあらかじめ取り付
けられてなる光ファイバ複合架空地線の端末部分をけん
引するための引っ張り端構造であって、 前記光ファイバ複合架空地線の端末における架空地素
線と金属パイプとの間には、一部にわたって内部把持ス
リーブが挿入され、 かつ架空地素線の外側には圧縮スリーブが装着され、
この圧縮スリーブは前記内部把持スリーブの前後におい
て圧縮形成される縮径部を備え、 さらに該圧縮スリーブの一方の端部には可とう性を有
する中空の保護チューブが螺合され、該保護チューブは
前記金属パイプの端部から所定の長さだけ突出されると
共に端末にはコネクタがあらかじめ取り付けられてなる
前記光ファイバユニットが収納され、 かつこの保護チューブの端部には牽引金具が取り付け
られてなることを特徴としている。
「作用」 本考案の引っ張り端構造においては、金属パイプに外
嵌した内部把持スリーブと架空地素線の回りの圧縮スリ
ーブとの間で架空地素線が把持されて、光ファイバユニ
ットに把持力が作用されないようになっているととも
に、圧縮スリーブの縮径部によって架空地素線が屈曲状
態とされて、該架空地素線に強固な把持力が作用し、か
つ、光ファイバユニットが露出していることにより延線
後の接続作業が容易になり、延線時には、その露出端部
が着脱可能な保護チューブに収納されて保護されるもの
である。
また、金属パイプによって光ファイバユニットが保護
されているので、この光ファイバユニットの外部からの
衝撃等による破損、損傷が防止され、また、予め余長部
が引き出されてこの余長部の先端部にコネクタが接続さ
れているので、布設後の他の装置あるいは他の光ファイ
バユニット等のコネクタとの接続の作業が容易に行なえ
る。
また、余長部とコネクタとを保護チューブ内に収納し
て保護した状態にて延線されるので、これら余長部及び
コネクタの、延線時における破損、損傷が防止され、さ
らに、保護チューブが可とう性を有しているので、光フ
ァイバユニットを延線する際に、この保護チューブが、
案内等のためのプーリに沿って確実に湾曲され、このプ
ーリを良好に通過される。
「実施例」 以下、本考案における光ファイバ複合架空地線の引っ
張り端構造の一実施例を第1図に基づいて説明する。
この光ファイバ複合架空地線1は、その端部の光ファ
イバユニット2が架空地素線4および金属パイプ3より
も突出状態に露出されて、該光ファイバユニット2の露
出端部にコネクタ20が連結されている。
そして、架空地素線4と金属パイプ3との間に、これ
らの先端よりも引き込んだ途中位置の金属パイプ3に外
嵌状態に鋼製の内部把持スリーブ21が挿入されており、
該内部把持スリーブ21は、その両端部外周面がテーパ面
21aとされている。
また、撚り合わせ状態の架空地素線4の回りには、内
部把持スリーブ21よりも長尺な鋼製の圧縮スリーブ22が
外嵌されている。該圧縮スリーブ22は、内部把持スリー
ブ21の前後に延びるように設けられて、該内部把持スリ
ーブ21との間で架空地素線4を把持しているとともに、
内部把持スリーブ21の前後に延びる部分が先端部を除き
縮径されて、該縮径部22aによって架空地素線4を内部
把持スリーブ21および金属パイプ3の外周面に沿って屈
曲させた状態に保持している。また、該圧縮スリーブ22
の先端外周部にはおねじ23が形成されて、該おねじ23
に、牽引金具24と一体の保護チューブ25が着脱可能に取
り付けられるようになっている。即ち、保護チューブ25
に形成されたためねじ26へ圧縮スリーブ21に形成された
めねじ23を螺合させることにより、これら圧縮スリーブ
21と保護チューブ25とが一体的に連結されるようになっ
ている。
該保護チューブ25は、ステンレス鋼線等の編組構造と
されて、自由に屈曲し得る可撓性を有し、その一端部
に、圧縮スリーブ22のおねじ23に螺合されるめねじ26を
有する筒状口金27が一体に設けられているとともに、他
端部に、牽引用のワイヤが係止される前記牽引金具24が
連結された構造とされ、内部空間28に前記コネクタ20お
よび露出状態の光ファイバユニット2が収納されるよう
になっているものである。
このような構造の引っ張り端を組み立てる場合は、光
ファイバ複合架空地線1の先端部における架空地素線4
の撚りを解いて、金属パイプ3に内部把持スリーブ21を
取り付けた後再度架空地素線4を撚り合わせ、その上
に、直管状のままの圧縮スリーブ22を被せる。次いで、
該圧縮スリーブ22をおねじ23の部分を除きプレス加工等
によって圧迫することにより、内部把握スリーブ21との
間で架空地素線4を把持させるとともに、該内部把持ス
リーブ21の前後を第1図に示すように縮径し、該縮径部
22aによって架空地素線4を屈曲させた状態に保持させ
る。そして、光ファイバユニット2および先端のコネク
タ20を保護チューブ25の内部空間28に収納した状態で該
保護チューブ25と一体の口金27を鎖線矢印で示すように
前記圧縮スリーブ22のおねじ23に螺合するものである。
このように引っ張り端を組み立てた後、光ファイバ複
合架空地線1を架線する場合は、牽引金具24にワイヤを
巻回して牽引することにより行なわれ、この場合、保護
チューブ25は、延線途中に配設されている金車を通過す
るときに該金車に合わせて屈曲し得て、円滑な牽引を行
なわせるとともに、そのときの外力から光ファイバユニ
ット2およびコネクタ20を有効に保護することができ
る。そして、延線後は、圧縮スリーブ22から保護チュー
ブ25および牽引金具24を取り外し、該保護チューブ25内
に収納されていたコネクタ20を鉄塔等に付属の接続箱内
で他の光ファイバに接続することが行なわれる。
すなわち、この引っ張り端構造によれば、延線時に
は、内部把持スリーブ21と圧縮スリーブ22とによって架
空地素線4を把持して、光ファイバユニット2に把持力
を作用させないようにするとともに、該光ファイバユニ
ット2およびコネクタ20を可とう性を有する保護チュー
ブ25内に収納しているので、延線時における金車(プー
リ)等の通過時に、金属パイプ3の端部から露出させた
光ファイバユニット2の余長部と、この余長部の先端に
接続したコネクタ20とを、摩擦等の外力から確実に保護
することができるとともに、保護チューブ25を金車に沿
って湾曲させて良好に通過させることができ、さらに、
延線後は、圧縮スリーブ22から保護チューブ25および牽
引金具24を取り外すだけで、何ら端末加工を施すことな
くコネクタ20を他の光ファイバに接続することができる
ものである。なお、圧縮スリーブ22および内部把持スリ
ーブ21は、架線後においてもそのまま取り付けた状態と
しておけばよい。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案における光ファイバ複合
架空地線の引っ張り端構造によれば、次のような効果を
奏することができる。
(i)金属パイプに外嵌した内部把持スリーブと架空地
素線の回りの圧縮スリーブとの間で架空地素線を把持し
ているから、光ファイバユニットに把持力を作用させな
いようにし得るとともに,金属パイプの端部から引き出
した光ファイバユニットの余長部と、この余長部の先端
に接続したコネクタとが、保護チューブに収納されて保
護されるので、延線時の外力から光ファイバユニットの
余長部及びコネクタを確実に保護することができる。
(ii)内部把持スリーブの前後で圧縮スリーブの縮径部
によって架空地素線を屈曲させた状態としているから、
該架空地素線に強固な把持力を作用させることができ
る。
(iii)架空地素線および金属パイプから露出させた光
ファイバユニットの余長部と、この余長部の先端部に接
続したコネクタとを、保護チューブに収納した状態で延
線させるようにしているから、延線時は、牽引金具と保
護チューブとを圧縮スリーブから取り外して、余長部の
先端のコネクタを、他の装置あるいは他の光ファイバユ
ニット等のコネクタへ接続することにより、延線後の接
続作業を極めて容易に行なうことができる。
(iv)保護チューブが可とう性を有しているので、光フ
ァイバユニットの延線時に、この保護チューブが、延線
時の案内等のために巻回されるプーリに沿って確実に変
形して通過するので、光ファイバユニットの延線を、極
めて容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における光ファイバ複合架空地線の引っ
張り端構造の一実施例を示す一部を断面にした正面図、
第2図は光ファイバ複合架空地線の一例を示す断面図、
第3図は従来構造例を示す斜視図である。 1……光ファイバ複合架空地線、2……光ファイバユニ
ット、3……金属パイプ、4……架空地素線、20……コ
ネクタ、21……内部把持スリーブ、21a……テーパ面、2
2……圧縮スリーブ、22a……縮径部、23……おねじ、24
……牽引金具、25……保護チューブ、26……めねじ、27
……口金、28……内部空間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 海住 昌範 名古屋市東区東新町1番地 中部電力株 式会社内 (72)考案者 細谷 英行 佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式会社 佐倉工場内 (72)考案者 横須賀 洋 佐倉市六崎1440番地 藤倉電線株式会社 佐倉工場内

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属パイプ(3)の中に光ファイバユニッ
    ト(2)が収納され、さらにこの金属パイプ(3)の外
    側に複数本の架空地素線(4)が撚り合わされてなる光
    ファイバ複合架空地線であって、前記光ファイバユニッ
    ト(2)は金属パイプ(3)の端部から所定の長さだけ
    突出され、かつ該光ファイバユニット(2)の端末には
    コネクタ(20)があらかじめ取り付けられてなる光ファ
    イバ複合架空地線(1)の端末部分をけん引するための
    引っ張り端構造であって、 前記光ファイバ複合架空地線(1)の端末における架空
    地素線(4)と金属パイプ(3)との間には、一部にわ
    たって内部把持スリーブ(21)が挿入され、 かつ架空地素線(4)の外側には圧縮スリーブ(22)が
    装着され、この圧縮スリーブ(22)は前記内部把持スリ
    ーブ(21)の前後において圧縮形成される縮径部(22
    a)を備え、 さらに該圧縮スリーブ(22)の一方の端部には可とう性
    を有する中空の保護チューブ(25)が螺合され、該保護
    チューブ(25)は前記金属パイプ(3)の端部から所定
    の長さだけ突出されると共に端末にはコネクタ(20)が
    あらかじめ取り付けられてなる前記光ファイバユニット
    (2)が収納され、 かつこの保護チューブの端部には牽引金具(24)が取り
    付けられてなることを特徴とする光ファイバ複合架空地
    線の引っ張り端構造。
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