JPH0974635A - 引下線用端末キャップ - Google Patents

引下線用端末キャップ

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JPH0974635A
JPH0974635A JP25550295A JP25550295A JPH0974635A JP H0974635 A JPH0974635 A JP H0974635A JP 25550295 A JP25550295 A JP 25550295A JP 25550295 A JP25550295 A JP 25550295A JP H0974635 A JPH0974635 A JP H0974635A
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Koji Kajimoto
光二 梶本
Kiju Inoue
喜重 井上
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Meishin Electric Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電柱上で行なう引下線の配電工事に際して、
引下線の端末が腕金等に接触して起こしていた地絡事故
や感電事故等を防止させる。 【解決手段】 引下線Waを挿通させる有底筒体1の開
口端の長手方向に複数の切り込み6を設けて、分割片7
を形成することによりラッパ状の挿入口3を設けたキャ
ップ本体1を形成すると共に、該挿入口3に所要の長さ
を有するスリーブ8を摺動可能に被着して、引下線Wa
を挿入口3から有底筒体2に挿通した状態でスリーブ8
を挿入口3側へ摺動して引下線Waを締め付けてキャッ
プ本体1を引下線Waの先端に固定させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電柱上で送配電線
から分岐した引下線の配電工事を行なう際に、活線であ
る素線が露出している引下線の先端が腕金等に接触して
地絡事故を発生したり、人に接触して感電させたりする
のを防止させる引下線用端末キャップに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、電柱上で引下線の配電工事を
行なう場合に、引下線の先端に端末キャップを冠着して
地絡事故や感電事故を防止するようにしているが、従来
は専用の引下線用端末キャップがないために送配電線用
端末キャップを流用して使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように送配電線用
端末キャップを引下線に流用した場合は、送配電線が引
下線より大径であるために、送配電線用端末キャップは
引下線には大き過ぎてテープで仮止め等して作業性が悪
い上に、引下線に冠着した端末キャップがしばしば離脱
落下してしまい、地絡事故や感電事故を発生させる危険
がある。そこで本発明は、絶縁ヤットコ等の工具を介し
て間接的に、しかもワンタッチ操作で簡単に引下線に冠
着できて、不用意に離脱することのない、引下線専用の
端末キャップを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明に係わる引下線用端末キャップは、引下線を
挿通させる有底筒体の開口端の長手方向に複数の切り込
みを設けて、分割片を形成するとことによりラッパ状の
挿入口を連設したキャップ本体を形成すると共に、前記
挿入口に設けた複数の切り込みにより形成した分割片は
収縮可能に形成して、該有底筒体挿入口に所要の長さを
有するスリーブを摺動可能に被着すると共に引下線を挿
入口から有底筒体に挿通した状態でスリーブを挿入口側
へ摺動して挿入口に設けた分割片を収縮させることによ
り引下線を締め付けてキャップ本体を引下線の端末にを
固定させるようにする。
【0005】また、有底筒体挿入口を分割した分割片の
内側先端に引下線に食い込ませる係止爪を突設して、こ
れらの係止爪を引下線に食い込ませることで、引下線と
キャップ本体の固定をより確実に行なわせるようにして
いる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わる引下線用端
末キャップの実施の形態を図面と共に説明する。図にお
いて1は引下線が挿入する程度の内径を有する有底筒体
2と先端に挿入口3を設けたキャップ本体である。該キ
ャップ本体1には有底筒体2の外周面の後端寄りに鍔部
4,4を周設し、挿入口3の先端外周にリブ5を周設し
ている。そして、挿入口3の先端外周のリブ5より長手
方向に所定間隔で複数のV形状の切り込み6を設けて分
割片7を形成することにより、挿入口3の直径をラッパ
状に開口させて収縮可能にしている。
【0007】8は有底筒体2に摺動可能な内径で所定の
長さを有するスリーブであり、両端の外周に鍔部9,9
を周設している。このスリーブ8は、有底筒体2の中央
より先端側の複数の分割片に分割形成された挿入口3側
の外周を摺動するように嵌着させ、該スリーブ8の一端
に設けた鍔部9を有底筒体2の鍔部4に衝止させ、他端
の鍔部9は有底筒体2の先端のリブ5に衝止するように
位置させて、スリーブ8の一端の鍔部9が、有底筒体2
の鍔部4に衝止している時は、有底筒体2の挿入口3側
を形成している各分割片7が図1及び図2に示すように
ラッパ条に拡開している。
【0008】このように形成した引下線用端末キャップ
Cは、図3に示すようにキャップ本体1の有底筒体2を
絶縁ヤットコPで挟み付けた状態で、キャップ本体1の
挿入口3に引下線Waの先端を挿入させ、さらに押し込
んで、引下線Waの先端を有底筒体2の底に到達させ
る。そして、次に図4に示すように絶縁ヤットコPでス
リーブ8を挟み付けて、スリーブ8を挿入口3側の方へ
摺動させて、スリーブ8の先端の鍔9を挿入口3先端の
リブ5に衝止させて固定させると、挿入口3を分割形成
した各分割片7の外周面が、スリーブ8の内周面で締め
付けられて引下線Waを挟着するため、キャップ本体1
は引下線Waに固定される。このように、キャップ本体
1を引下線Waに装着する場合、キャップ本体1の挿入
口3側が各分割片7に分割されてラッパ状に開口されて
いるため絶縁ヤットコPによる遠隔操作が容易で、引下
線Waの端末に引下線端末キャップCを容易に装着する
ことができる。
【0009】また、キャップ本体1の挿入口3を形成し
ている各分割片7のうちの互いに対向する先端内側にそ
れぞれ係止爪10を突設することにより、これらの各係
止爪10がスリーブ8で圧迫され、引下線Waの外周面
で絶縁被覆層に食い込んで咬止し、引下線Waにキャッ
プ本体1をより確実に固定することができる。
【0010】次に、引下線Waに固定されたキャップ本
体1を取り外ずす時は、絶縁ヤットコPでキャップ本体
1に被着したスリーブ8を挟み付けて、開口側と反対方
向へ摺動させるとスリーブ8で圧迫されていた挿入口3
の各分割片7は解放されてラッパ状に開口するため、キ
ャップ本体1は簡単に引下線Waより抜脱することがで
きる。
【0011】このように構成された本発明に係わる引下
線用端末キャップCの使用例を説明する。図8において
電柱間に架設された各送配電線より分岐された分岐線W
は、それぞれ電柱上に固設された腕金aに取り付けた碍
子Gに巻回し、バインド線bで縛り付け、分岐した引下
線Waを送配電線より分岐された分岐線Wに数回周回さ
せてから引き下げ、その先端を前記腕金a上に取り付け
たカットアウト碍子G1に接続させる。
【0012】先ず、一般用カットアウト碍子G1aの素
線用端子Tと引下線Waの接続の方法を図9により説明
する。作業中は接触による事故を防止するために前記し
た要領で図9(a)に示すように引下線Waの端末に引
下線用端末キャップCを冠着しておく。そして一般用カ
ットアウト碍子G1aの素線用端子Tには、碍子キャッ
プGCを冠着しておく。そこで、引下線Waの端末から
引下線用端末キャップCを取り外して図9(b)のよう
に一般用カットアウト碍子G1aの先端で素線用端子T
に冠着していた碍子キャップGCを取り外して碍子キャ
ップGCを引下線Waに通しておく。次に、引下線Wa
の先端に露出させている素線を図9(c)のように素線
用端子Tに挿入し、固定用ねじSnを締め付けて引下線
Waを素線用端子Tに固定させ、図9(b)のように引
下線Waに通しておいた碍子キャップGCを図9(d)
のように一般用カットアウト碍子G1aの先端に冠着し
て固定させることにより接続作業は終了する。
【0013】次に、主に海岸近く等で使用される耐塩用
カットアウト碍子G1bのリード線Rと引下線Waの接
続の方法を説明する。先ず、引下線Waに図10(a)
のようにスリーブカバーScを挿通しておき、引下線W
aの端末には接触による事故を防止するために前記した
要領で引下線用端末キャップCを冠着しておく。そし
て、図10(b)のように引下線用端末キャップCを引
下線Waから取り外し、引下線Waの先端に露出させた
素線と耐塩用カットアウト碍子G1bのリード線Rに圧
着スリーブSを挿入し、圧着スリーブSを圧縮させて引
下線Waとリード線Rを接続する。次に、スリーブカバ
ーScを図10の矢示する方向に移動させて圧着スリー
ブSに被着させ、該スリーブカバーScの両端を中心に
して図10(d)に示す各A部に絶縁テープを巻き付け
てスリーブカバーScを固定させることにより接続作業
は終了する。
【0014】
【発明の効果】以上に述べたように本発明に係わる引下
線用端末キャップは、送配電線より分岐した引下線の配
電工事を行なう際に引下線の端末の素線に引下線用端末
キャップの有底筒体を絶縁ヤットコで挟み付けた状態で
キャップ本体内に引下線の端末を挿入させ、有底筒体に
被着したスリーブを挿入口へ移動させることにより、キ
ャップ本体に挿入した引下線の素線を確実に固定して引
下線の端末を被覆保護することができると共にキャップ
本体を引下線より取り外ずす場合も、スリーブを移動さ
せることによりキャップ本体の抜脱が、ワンタッチで遠
隔操作により安全かつ簡単に行なうことができる。そし
て、キャップ本体は、不用意に脱落することがないため
に引下線の先端に露出させた素線が腕金等に接触して起
こす地絡事故を確実に防止することができる。また、引
下線に引下線用端末キャップを冠着する作業は、間接工
法でワンタッチで行なえるので感電等の事故を防止す
る。従って、引下線の配線工事に際して地絡事故、成電
等の事故を防止して安全に作業をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる引下線用端末キャップの斜視
図。
【図2】引下線用端末キャップの正面断面図。
【図3】引下線の端末を引下線用端末キャップに挿入さ
せる過程の斜視図。
【図4】引下線の端末を引下線用端末キャップに固定さ
せる過程の斜視図。
【図5】引下線の端末を引下線用端末キャップに挿入さ
せた状態の斜視図。
【図6】図5の正面断面図。
【図7】スリーブを挿入口に摺動させた状態の引下線用
端末キャップの側面図。
【図8】引下線の配電工事の状態を示す図。
【図9】一般カットアウト碍子の端子と引下線の接続の
説明図。
【図10】塩害用カットアウト碍子のリード線と引下線
の接続の説明図。
【符号の説明】
1 キャップ本体 2 有底筒体 3 挿入口 4 把持部材 6 切り込み 7 分割片 8 スリーブ 10 係止爪 Wa 引下線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引下線を挿通させる有底筒体の開口端の
    長手方向に複数の切り込みを設けて、分割片を形成する
    ことによりラッパ状の挿入口を連設したキャップ本体を
    形成すると共に、前記挿入口に設けた複数の切り込みに
    より形成した分割片は収縮可能に形成して、該有底筒体
    の挿入口に所要の長さを有するスリーブを摺動可能に被
    着すると共に引下線を挿入口から有底筒体に挿通した状
    態でスリーブを挿入口側へ摺動して挿入口に設けた分割
    片を収縮させることにより引下線を締め付けてキャップ
    本体を引下線の端末に固定させるように構成したことを
    特徴とする引下線用端末キャップ。
  2. 【請求項2】 挿入口を分割した分割片の内側先端に引
    下線に食い込ませる係止爪を突設した請求項1記載の引
    下線用端末キャップ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008099495A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Chugoku Electric Power Co Inc:The 建柱用仮覆部材
JP2008125292A (ja) * 2006-11-14 2008-05-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The スリーブ保持アダプタ
WO2013096662A1 (en) * 2011-12-20 2013-06-27 Tri State Generation Fastener attachment system and methods of use

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