JP2754360B2 - 引下線用クランパー - Google Patents

引下線用クランパー

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JP2754360B2
JP2754360B2 JP20646695A JP20646695A JP2754360B2 JP 2754360 B2 JP2754360 B2 JP 2754360B2 JP 20646695 A JP20646695 A JP 20646695A JP 20646695 A JP20646695 A JP 20646695A JP 2754360 B2 JP2754360 B2 JP 2754360B2
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光二 梶本
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Meishin Electric Co Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引下線縁回し部に
おいて、引下線本線から分岐した分岐引下線が高圧カッ
トアウト碍子との間で断線し、断線した分岐引下線が腕
金等に接触して発生する地絡事故を防止する引下線用ク
ランパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の引下線縁回し部で、引下線本線1
00から分岐した分岐引下線101は、図11に示すよ
うに引下線本線100を電柱に固設された腕金102に
取り付けた碍子103に支持させ、引下線本線100と
分岐引下線101をバインド線104で縛り付け、分岐
引下線101を引下線本線100に数回捲回してから分
離させ、その先端を腕金102に取り付けた高圧カット
アウト碍子105に圧着接続させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の引下
線縁回し部では、分岐引下線を鳥がつついたり、強風で
煽られたりする衝撃で劣化させることにより、高圧カッ
トアウト碍子105での圧着接続部で断線を生じ、断線
した分岐引下線106が鎖線で示すように腕金102に
接触したりして地絡事故を発生させることがある。そこ
で本発明は、分岐引下線101がよしんば断線しても、
大きな弧を描く状態に分岐引下線を支持して断線した分
岐引下線106が腕金102に接触するのを防止するよ
うに装着する引下線用クランパーを提供することを目的
としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明に係わる引下線用クランパーは、引下線本線
を碍子を介して支持させて分岐した分岐引下線を引下線
本線に捲回した終端で両者を一括挟持させる挟持部本体
をヒンジ部の対向個所で分割した半割り円筒体で全体を
形成し、該挟持部本体は連続させて前記ヒンジ部を起点
にして引下線本線と分岐引下線をそれぞれ単独に挟持さ
せる本線挟持部と分岐線挟持部を連続した半割り円筒体
と分割された円筒体とで形成し、さらに前記挟持部本体
と本線挟持部の表面に跨がらせてホットスティック工具
の先端に設けられる一対をなす挟着爪部をそれぞれ挿入
させる挿入枠を挟持部本体の分割端に合わせて一対に設
け、これらの挿入枠の対向する先端に雌雄係合する係止
部を対設して形成し、そして、該引下線用クランパーの
一対をなす挿入枠にホットスティック工具の挟着爪部を
挿入させ、該ホットスティック工具を操作して各挟着部
の分割端を拡開させた状態で、分岐引下線を分岐線挟持
部に、引下線本線を本線挟持部に、それぞれ挟ませ、ホ
ットスティック工具の挟着爪部を挟み付けて、前記各挟
持部の分割端を閉じさせ、さらに、挿入枠先端に設けた
係止部を係合させることでワンタッチ的に取り付けが完
了する。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わる引下線用ク
ランパーの実施の形態を図面と共に説明する。図におい
て1は引下線本線Wと、該引下線本線に捲回した分岐引
下線W′とを一括して挟持させる挟持部本体であり、該
挟持部本体1はヒンジ部2で連結して挟持部本体1が中
央で分割するようにヒンジ部2の分割端3で開閉自在と
なるよに形成される。そして、挟持部本体1のヒンジ部
2を起点にして分岐引下線W′と引下線本線Wをそれぞ
れ単独に挟持させる分岐線挟持部4と本線挟持部5とを
連続した半割り円筒体と、分割された円筒体とで形成す
る。前記分岐線挟持部4及び本線挟持部5の各分割端3
a,3bはそれぞれ挟持部本体1の分割端3と一直線を
なすようにしている。
【0006】さらに、前記挟持部本体1と本線挟持部5
の表面に跨がらせて、ホットスティック工具Tの先端に
設けられる一対をなす挟着爪部S,Sをそれぞれ挿入さ
せる挿入枠6,6を前記分割端3及び3aに合わせて一
対に形成し、これらの挿入枠6,6の対向する先端面に
雌雄係合する係止爪7,7と該係止爪7,7を係止させ
る係合孔8,8を対設している。そして、ホットスティ
ック工具Tの挟着爪部S,Sを挿入する挿入枠6,6を
除く個所で挟持部本体1,本線挟持部5及び分岐線挟持
部4の各分割端3a,3bの外側に補強突出片9,9を
対設している。
【0007】次にこのように形成した引下線用クランパ
ーの使用について説明する。図9に示すように、電柱上
部に水平に架設された腕金aの先端に取着された補助腕
金a′に間隔を隔て固定した各碍子Dにそれぞれ引下線
本線Wを支持させ、バインド線bで縛り付け、分岐した
分岐引下線W′を引下線本線Wに数回捲回してから引下
本線Wから分離させる。そして、分離させた各分岐引下
線W′の先端は腕金aに固設させた高圧カットアウト碍
子Gに圧着接続させている。
【0008】そして、図6に示すように、引下線クラン
パーCの各分割端3,3a,3bを拡開させた状態で、
ホットスティック工具Tの先端の挟着爪部S,Sを挟持
部本体1に設けた各挿入枠6,6に挿入して挟持部本体
1を保持して、引下線本線Wと分岐引下線W′の捲回し
た上端個所に挟持部本体1を挟ませた後、分岐引下線
W′を分岐線挟持部4に挟ませ、さらに引下線本線Wを
本線挟持部5に挟ませる。そこで、ホットスティック工
具Tを操作して図7に示すようにホットスティック工具
Tの挟着爪部S,Sを閉じると挟持部本体1の挿入枠
6,6内側に対設した係止爪7,7が係合孔8,8に係
止されて引下線クランパーCの取り付けは完了する。
【0009】このようにして、引下線用クランパーCで
クランプさせた分岐引下線W′は図10に示すように高
圧カットアウト碍子Gに圧着接続した個所で断線して
も、断線した分岐引下線W′は鎖線で示すように引下線
用クランパーCによって大きく弧を描いた状態に支持さ
れ続けて、断線した分岐引下線W′の先端が腕金aに接
触することなく宙吊りとなっているので、地絡事故を発
生させることは全くない。
【0010】
【発明の効果】以上に述べたように本発明に係わる引下
線用クランパーは、ホットスティック工具を利用する遠
隔操作で引下線縁回し部に対しワンタッチ的に簡単かつ
安全に取り付けできて、引下線本線と、分岐引下線の双
方をそれぞれ確実にクランプさせることができる。そし
て、分岐引下線が高圧カットアウト碍子に圧着接続した
個所でよしんば断線した場合でも、分岐引下線の先端は
大きく弧を描いて宙吊りの状態となり腕金に接触するの
を防止させ、地絡事故を発生させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる引下線用クランパーの斜視図。
【図2】同側面図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】図2のC−C線断面図。
【図6】本発明の取り付け状態の斜視図。
【図7】図6に引き続き、引下線縁回し部に取り付けた
状態の斜視図。
【図8】図7の正面図。
【図9】使用状態の全体正面図。
【図10】図9の状態で分岐引下線が断線した状態を示
す正面図。
【図11】従来例を示す全体正面図。
【符号の説明】 1 挟持部本体 2 ヒンジ部 3,3a,3b 分割端 4 分岐線挟持部 5 本線挟持部 6,6 挿入枠 7,7 係止爪 8,8 係合孔 D,G 碍子 T ホツトステイック工具 S,S 挟着爪部 W 引下線本線 W′ 分岐引下線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引下線本線を碍子を介して支持させて分
    岐した分岐引下線を引下線本線に捲回した終端で両者を
    一括挟持させる挟持部本体をヒンジ部の対向個所で分割
    した半割り円筒体で形成し、該挟持部本体に連続させて
    前記ヒンジ部を起点にして引下線本線と分岐引下線をそ
    れぞれ単独に挟持させる本線挟持部と分岐線挟持部を連
    続した半割り円筒体と分割された円筒体とで形成し、さ
    らに前記挟持部本体と本線挟持部の表面に跨がらせてホ
    ットスティック工具の先端に設けられる一対をなす挟着
    爪部をそれぞれ挿入させる挿入枠を挟持部本体の分割端
    に合わせて一対に設け、これらの挿入枠の対向する先端
    に雌雄係合する係止部を対設して一体に形成された引下
    線用クランパー。
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JP5405644B1 (ja) * 2012-11-20 2014-02-05 中国電力株式会社 引下げ線係止具
JP2017225281A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 中国電力株式会社 縁線断線復旧工法および仮復旧用バイパス工具

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