JPH01122576A - 配電線へのアレスタ用ｐｄ線取付け部品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、架空配電線にアレスタ用のＰＤ線（高圧引下
げ線）を取り付ける部品に関するものである。

〔従来技術とその問題点〕

従来の配電線へのアレスタ用ＰＤ線取付は部品を第３図
に示す。１１ａは配電線の導体、１２はＰＤ線、１２ａ
はＰＤ線１２の導体、１３は電柱のアーム上に取り付け
られるアレスタ（避雪器）、１４ば従来のＰＤ線取付は
部品である。

従来のＰＤ線取付は部品１４は、二つ割のクランプ１５
ａ・１５ｂで配電線の導体１１ａとＰＤ線の導体１２ａ
とを挟み、ボルト１６とナツト１７で締め付ける構造と
なっている。これにより配電線の導体１１ａとＰＤ線の
導体１２ａを導通させ、雷により配電線に発生した高電
圧をアレスタ１３を通してアースに落とす働きをする。

しかし従来のＰＤｖＡ取付は部品は、配電線の導体を把
持する構造であるから、配電線の絶縁被覆を剥がないと
取付けができず、取付は作業が面倒であり、また導体サ
イズ毎に品揃えする必要があるため品種が多くなるとい
う欠点がある。さらにＰＤ線の細い導体（直径３ｍｍ程
度）を直接把持する構造であるため、ＰＤ線の先端が損
傷しやすく、かつアレスタの性能試験の際にＰＤｖＡを
取り外したり、取り付けたりする作業がきわめて面倒で
ある。

〔問題点の解決手段とその作用〕

本発明の目的は、上記のような従来技術の問題点を解決
する配電線へのアレスタ用ＰＤ線取付は部品を提供する
ことにある。

この目的を達成するため本発明では、配電線を絶縁被覆
の上から締め付ける絶縁物製のバンドを用いる。そして
このバンドに、先端が配電線の絶縁被覆を貫通して導体
に接触する金属針を、そのバンドを厚さ方向に貫通する
ように一体に取り付ける。さらにアレスタ用ＰＤ線の先
端には金属スリーブを圧着するものとし、この金属スリ
ーブと前記金属針の後端側とを着脱可能に接続する構造
とする。

バンドと金属針を組み合わせたのは、絶縁被覆の剥ぎ取
りを不要とし、かつ各種サイズの配電線への適用を可能
にするためである。またＰＤ線の先端に金属スリーブを
圧着し、それと金属針とを着脱可能に接続するのは、Ｐ
Ｄ線の導体の損傷をなくし、かつアレスタ試験時の作業
性を良好にするためである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。

第１図および第２図は本発明の一実施例を示す。

図において、２１は配電線１１を絶縁被覆１１ｂの上か
ら締め付けるプラスチック製のバンドである。このバン
ド２１はその先端部２１ａを基端口部２１ｂに挿入する
と、ギザギザの噛み合いにより抜けなくなる通常の結束
バンドタイプのものである。このバンド２１の基端口部
２１ｂ付近には、そのバンド２１を厚さ方向に貫通する
ように金属針２２が一体に取り付けられている。つまり
金属針２２は先端側がバンド２１の内面に突出し、後端
側がバンド２１の外面に突出するように取り付けられて
いる。金属針２２の後端側には雄ネジ２３が一体に取り
付けられている。

この雄ネジ２３は金属製でもプラスチック製でもよい。

また、２４は金属スリーブで、アレスタ用ＰＤ線１２の
先端の絶縁被覆１２ｂを剥いで露出させた導体１２ａに
圧着されている。金属スリーブ２４の先端には、自由に
回転はできるが抜は出すことのないようにナツト２５が
取り付けられている。ナツト２５はプラスチック製にす
ることが好ましいが、金属製でもよい。金属スリーブ２
４のＰＤ線１２への圧着は予め工場で行われ、ＰＤ線１
２から金属スリーブ２４にかけての外周には保護テープ
２６が巻き付けられる。また図示してないがＰＤ線１２
の基端部のアレスタへの接続も予め工場で行われ、接続
部には樹脂モールド加工が施される。

以上のような構成のＰＤ！ａ取付は部品は次のようにし
て配電線１１に取り付けられる。まず金属針２２を配電
線１１に突き刺し、その先端を絶縁被覆ｌｌｂを貫通さ
せて導体ａに接触させる。次いで配電線１１にバンド２
１を巻いて締め付は固定する。その後、ナツト２５を雄
ネジ２３に螺着し、締め付ける。

すると第１図に示すように金属針２２と金属スリーブ２
４が接触しく雄ネジ２３が金属の場合は金属針２２と金
属スリーブ２４が直接接触しなくとも、謹ネジ２３と金
属スリーブ２４が接触すればよい）、配電線の導体１１
ａとＰＤ線の導体１２ａの導通がとれることになる。こ
のように取付は作業はきわめて簡単である。

またアレスタの試験を行う場合は、ナツト２５を雄ネジ
２３から外せば、ＰＤｍ１２の先端がフリーになる（金
属スリーブ２４は付いたまま）から、容易に試験を行う
ことができる。また試験終了後は取付は時と同様、ナツ
ト２５を雄ネジ２３に螺着して締め付けるだけでよい。

以上は本発明の一実施例であり、本発明はこれに限定さ
れるものではない。例えば金属針と金属スリーブの着脱
接続は、上記実施例とは逆に、金属スリーブに雄ネジを
形成し、金属針の後端側にナツトを取り付けることによ
り行うこともできるし、あるいは差込み接続により行う
こともできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係るＰＤ線取付は部品は、
金属針を配電線に突き刺してバンドで締め付ける構造で
あるから、配電線の絶縁被覆を剥がずに簡単に取付けを
行うことができ、しかも各種サイズの配電線に共通に使
用できるという利点がある。またＰＤ線の先端に圧着し
た金属スリープを、金属針と着脱可能に接続する構造で
あるから、ＰＤ線の先端が損傷するおそれがなく、かつ
アレスタの試験は金属スリーブを金属針から取り外すこ
とにより簡単に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るＰＤ線取付は部品を配
電線に取り付けた状態を示す断面図、第２図は同部品を
配電線に取り付ける前の状態を示す正面図、第３図は従
来のＰＤ線取付は部品を示す正面図である。 １１〜配電線、１ｌａ−導体、１１ｂ〜絶縁被覆、１２
〜アレスタ用ＰＤＮＩＡ、１２ａ−導体、１２ｂ〜絶縁
被覆、１３〜アレスタ、２１〜バンド、２２〜金属針、
２３〜誰ネジ、２４〜金属スリーブ、２５〜ナンド。 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 配電線を絶縁被覆の上から締め付ける絶縁物製のバンド
   に、先端が配電線の絶縁被覆を貫通して導体に接触する
   金属針を、そのバンドを厚さ方向に貫通するように一体
   に取り付け、この金属針の後端側とアレスタ用ＰＤ線の
   先端に圧着される金属スリーブとを着脱可能に接続した
   ことを特徴とする配電線へのアレスタ用ＰＤ線取付け部
   品。