JPH09322367A - プロテクタレス引留クランプ - Google Patents
プロテクタレス引留クランプInfo
- Publication number
- JPH09322367A JPH09322367A JP16057596A JP16057596A JPH09322367A JP H09322367 A JPH09322367 A JP H09322367A JP 16057596 A JP16057596 A JP 16057596A JP 16057596 A JP16057596 A JP 16057596A JP H09322367 A JPH09322367 A JP H09322367A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- aluminum
- diameter
- horn
- mouth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electric Cable Installation (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 金車通過型引留クランプは金車乗越えの際の
機械的強度を得るため、プロテクタで保護し、電線口元
にはアルミ線の素線切れを防ぐため口元保護カバを装着
する。この両者無しで延線可能な引留クランプを提供す
る。 【解決手段】 鋼スリーブ１とアルミスリーブ２との関
係に於いて、鋼スリーブはその先端が引留クランプの全
長の中央を適当に超える長さとして強度を確保する。ま
たアルミスリーブは口元テーパ部長さの約半分につい
て、電線挿入孔を外広がりラッパ状に形成し、この部分
は非圧縮とする。
機械的強度を得るため、プロテクタで保護し、電線口元
にはアルミ線の素線切れを防ぐため口元保護カバを装着
する。この両者無しで延線可能な引留クランプを提供す
る。 【解決手段】 鋼スリーブ１とアルミスリーブ２との関
係に於いて、鋼スリーブはその先端が引留クランプの全
長の中央を適当に超える長さとして強度を確保する。ま
たアルミスリーブは口元テーパ部長さの約半分につい
て、電線挿入孔を外広がりラッパ状に形成し、この部分
は非圧縮とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は鋼心アルミ撚線のプ
レハブ延線工法に於いて用いる引留クランプに関するも
ので、金車通過のためのプロテクタ使用を不要とし、か
つ口元のアルミ素線の損潰を防止することを目的とす
る。
レハブ延線工法に於いて用いる引留クランプに関するも
ので、金車通過のためのプロテクタ使用を不要とし、か
つ口元のアルミ素線の損潰を防止することを目的とす
る。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】引留クランプは鋼スリ
ーブと、アルミスリーブと、金車通過後に装着するジャ
ンパソケットとから成る。電線端部の鋼心線を鋼スリー
ブへ挿入圧着し、アルミスリーブをその上へかぶせてこ
れも圧着し、電線と両スリーブを一体化する。以上は延
線作業の準備段階における日常のプラクティスである。
これに続く作業に於いては、図５に示すように金車通過
の際の曲げモーメントに耐えるよう円筒形プロテクタＰ
で引留クランプＣの全体を包み、かつその口元にはアル
ミ素線の損潰を避けるためゴム製の口元カバＧを附設す
る。このプロテクタは金車通過後取外しを必要とする
が、そのためには躯を電線に托しての高所宙乗り作業に
頼らねばならない。プロテクタレスの引留ランプの出現
には要望切なるものがあった。
ーブと、アルミスリーブと、金車通過後に装着するジャ
ンパソケットとから成る。電線端部の鋼心線を鋼スリー
ブへ挿入圧着し、アルミスリーブをその上へかぶせてこ
れも圧着し、電線と両スリーブを一体化する。以上は延
線作業の準備段階における日常のプラクティスである。
これに続く作業に於いては、図５に示すように金車通過
の際の曲げモーメントに耐えるよう円筒形プロテクタＰ
で引留クランプＣの全体を包み、かつその口元にはアル
ミ素線の損潰を避けるためゴム製の口元カバＧを附設す
る。このプロテクタは金車通過後取外しを必要とする
が、そのためには躯を電線に托しての高所宙乗り作業に
頼らねばならない。プロテクタレスの引留ランプの出現
には要望切なるものがあった。
【０００３】
【課題を解決するための手段】前記の要望に応えるには
２つの課題を解決せねばならない。第１はプロテクタレ
スで金車の曲げモーメントに耐えられるよう、引留クラ
ンプを短く強靱なものにすることであり、第２は同じく
プロテクタレスで口元アルミ素線の損潰を防ぐことであ
る。第１の課題に対しては特開平８−５１７０９が一つ
の解答を与えている。鋼スリーブの長さが引留クランプ
全長の中央より適当に延出するよう構成したものであ
る。しかし第２の課題は未解決である。図５から分かる
ようにプロテクタレスは同時に口元保護カバの取付手段
を失うこととなり、急激な屈折によって電線の損潰は免
れない。本発明ではアルミスリーブの電線挿入孔口元
を、電線がなじみ易い湾曲面でラッパ状に形成すること
により、この課題の解決を計った。従来は端部の肉厚が
十分で無かったため、このことは発想できなかった。第
１の課題解決のためクランプの全長を短くする努力の中
で、アルミスリーブの外径と肉厚が増し、このためその
発想が実現可能となった。例えば直径４７mmの電線挿入
孔に対し、アルミスリーブの外径は９４mm程度になりテ
ーパ部肉厚は４７mmとなる。ラッパ状口元の形成に問題
はない。このラッパ状部分は当然非圧縮とする。アルミ
スリーブ端部のテーパ部はその長さが挿入孔直径の約２
倍とされているが、実験の結果その半分の長さ部分、即
ち挿入電線直径と同一長さをラッパ状部に引当てれば、
十分損潰を免れることが分かった。
２つの課題を解決せねばならない。第１はプロテクタレ
スで金車の曲げモーメントに耐えられるよう、引留クラ
ンプを短く強靱なものにすることであり、第２は同じく
プロテクタレスで口元アルミ素線の損潰を防ぐことであ
る。第１の課題に対しては特開平８−５１７０９が一つ
の解答を与えている。鋼スリーブの長さが引留クランプ
全長の中央より適当に延出するよう構成したものであ
る。しかし第２の課題は未解決である。図５から分かる
ようにプロテクタレスは同時に口元保護カバの取付手段
を失うこととなり、急激な屈折によって電線の損潰は免
れない。本発明ではアルミスリーブの電線挿入孔口元
を、電線がなじみ易い湾曲面でラッパ状に形成すること
により、この課題の解決を計った。従来は端部の肉厚が
十分で無かったため、このことは発想できなかった。第
１の課題解決のためクランプの全長を短くする努力の中
で、アルミスリーブの外径と肉厚が増し、このためその
発想が実現可能となった。例えば直径４７mmの電線挿入
孔に対し、アルミスリーブの外径は９４mm程度になりテ
ーパ部肉厚は４７mmとなる。ラッパ状口元の形成に問題
はない。このラッパ状部分は当然非圧縮とする。アルミ
スリーブ端部のテーパ部はその長さが挿入孔直径の約２
倍とされているが、実験の結果その半分の長さ部分、即
ち挿入電線直径と同一長さをラッパ状部に引当てれば、
十分損潰を免れることが分かった。
【０００４】
【発明の実施の形態】図面について説明する。鋼スリー
ブ１は引手１ａ、鋼心線圧縮部１ｂ、段付部１ｃ、延伸
部１ｄから成る。アルミスリーブ２はジャンパ部２ａ、
円筒部２ｂ、テーパ部２ｃから成る。図１は両スリーブ
１，２を組込んだ引留クランプである。鋼スリーブの先
端はは引留クランプの全長Ｌの中央線ＭＭを適当に超え
る長さとなっていて、金車による曲げモーメントが最大
のとき鋼スリーブで支持されるようになっている。図４
はアルミスリーブ２のテーパ部２ｃの拡大である。電線
の直径をＤとすると、テーパ部２ｃの長さは２Ｄとなっ
ており、その中出口の半分は内面が半径Ｒの円弧に形成
され、ラッパ状湾曲面となっている。テーパ部２ｃの圧
縮はラッパ状部を除いた残りだけについて行う。もとも
とテーパ部２ｃの外周テーパは、アルミスリーブの圧縮
部全長にわたって均等に６角圧縮を行ってもテーパ部だ
けは圧縮率を小さくして、口元にかかる応力を他に分散
させることを計ったものであるから、テーパ状部を非圧
縮としても電線把持に支障は生じない。ラッパ状湾曲面
の半径Ｒは金車の有効直径、電線の外径、延線時のカテ
ナリ角等に対応して適当値を選ぶが、実験ではカテナリ
角を抑制可能な２連金車を使用し、金車直径６０cm、電
線外径４．３４cmのとき、Ｒを１０cm程度にしたら、素
線切れが全く起こらないことが分かった。
ブ１は引手１ａ、鋼心線圧縮部１ｂ、段付部１ｃ、延伸
部１ｄから成る。アルミスリーブ２はジャンパ部２ａ、
円筒部２ｂ、テーパ部２ｃから成る。図１は両スリーブ
１，２を組込んだ引留クランプである。鋼スリーブの先
端はは引留クランプの全長Ｌの中央線ＭＭを適当に超え
る長さとなっていて、金車による曲げモーメントが最大
のとき鋼スリーブで支持されるようになっている。図４
はアルミスリーブ２のテーパ部２ｃの拡大である。電線
の直径をＤとすると、テーパ部２ｃの長さは２Ｄとなっ
ており、その中出口の半分は内面が半径Ｒの円弧に形成
され、ラッパ状湾曲面となっている。テーパ部２ｃの圧
縮はラッパ状部を除いた残りだけについて行う。もとも
とテーパ部２ｃの外周テーパは、アルミスリーブの圧縮
部全長にわたって均等に６角圧縮を行ってもテーパ部だ
けは圧縮率を小さくして、口元にかかる応力を他に分散
させることを計ったものであるから、テーパ状部を非圧
縮としても電線把持に支障は生じない。ラッパ状湾曲面
の半径Ｒは金車の有効直径、電線の外径、延線時のカテ
ナリ角等に対応して適当値を選ぶが、実験ではカテナリ
角を抑制可能な２連金車を使用し、金車直径６０cm、電
線外径４．３４cmのとき、Ｒを１０cm程度にしたら、素
線切れが全く起こらないことが分かった。
【０００５】
【発明の効果】鋼スリーブを所要長さまでアルミスリー
ブ中へ伸出させているので、プロテクタ無しでも機械的
強度は十分となり、支障なく金車通過が可能である。ア
ルミスリーブをラッパ状にしたため、口元保護カバ無し
でも素線切れを起こさない。プロテクタと口元保護カバ
の双方とも無しで延線作業が可能となる。
ブ中へ伸出させているので、プロテクタ無しでも機械的
強度は十分となり、支障なく金車通過が可能である。ア
ルミスリーブをラッパ状にしたため、口元保護カバ無し
でも素線切れを起こさない。プロテクタと口元保護カバ
の双方とも無しで延線作業が可能となる。
【図１】引留クランプの正面図である。
【図２】鋼スリーブの正面図である。
【図３】アルミスリーブの正面図である。
【図４】アルミスリーブのテーパ部拡大図である。
【図５】プロテクタ使用構造説明図である。
１ 鋼スリーブ ２ アルミスリーブ Ｅ 電線(鋼心アルミ撚線）
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 光亮 東京都品川区南品川６丁目５番19号 三和 テッキ株式会社内 (72)発明者 芝崎 純一 東京都品川区南品川６丁目５番19号 三和 テッキ株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 アルミスリーブへ挿入した鋼スリーブの
先端が引留クランプ全長の中央を超えるようにし、かつ
アルミスリーブのテーパ部の約半分長さに対応して電線
挿入孔を外開きラッパ状曲面に形成し、この部分を非圧
縮部としたことを特徴とするプロテクタレス引留クラン
プ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16057596A JPH09322367A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | プロテクタレス引留クランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16057596A JPH09322367A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | プロテクタレス引留クランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09322367A true JPH09322367A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15717937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16057596A Pending JPH09322367A (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | プロテクタレス引留クランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09322367A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100457498C (zh) * | 2006-11-15 | 2009-02-04 | 舒文琛 | 接触线及承力索终端锚固线夹 |
| US20190020185A1 (en) * | 2017-07-14 | 2019-01-17 | Sumiden Transmission And Distribution System Products, Ltd. | Assembly component of compression joint member, compression joint structure of power-transmission line and method of constructing compression joint member |
| US20190288497A1 (en) * | 2016-01-25 | 2019-09-19 | Sumiden Transmission And Distribution System Products, Ltd. | Assembly component of compression type anchor clamp, anchor structure of power-transmission line and method of constructing compression type anchor clamp |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP16057596A patent/JPH09322367A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100457498C (zh) * | 2006-11-15 | 2009-02-04 | 舒文琛 | 接触线及承力索终端锚固线夹 |
| US20190288497A1 (en) * | 2016-01-25 | 2019-09-19 | Sumiden Transmission And Distribution System Products, Ltd. | Assembly component of compression type anchor clamp, anchor structure of power-transmission line and method of constructing compression type anchor clamp |
| US10833498B2 (en) * | 2016-01-25 | 2020-11-10 | Sumiden Transmission And Distribution System Products, Ltd. | Assembly component of compression type anchor clamp, anchor structure of power-transmission line and method of constructing compression type anchor clamp |
| US20190020185A1 (en) * | 2017-07-14 | 2019-01-17 | Sumiden Transmission And Distribution System Products, Ltd. | Assembly component of compression joint member, compression joint structure of power-transmission line and method of constructing compression joint member |
| US10700504B2 (en) * | 2017-07-14 | 2020-06-30 | Sumiden Transmission And Distribution System Products, Ltd. | Assembly component of compression joint member, compression joint structure of power-transmission line and method of constructing compression joint member |
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