JP2574194Y2 - メタルコア基板の取付構造 - Google Patents

メタルコア基板の取付構造

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JP2574194Y2
JP2574194Y2 JP1992070957U JP7095792U JP2574194Y2 JP 2574194 Y2 JP2574194 Y2 JP 2574194Y2 JP 1992070957 U JP1992070957 U JP 1992070957U JP 7095792 U JP7095792 U JP 7095792U JP 2574194 Y2 JP2574194 Y2 JP 2574194Y2
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環 川村
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ネミック・ラムダ株式会社
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【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、金属製基板の前面に導
電パターンを設けたメタルコア基板を、絶縁物を介在し
て導電性取付ケースの前面に固定し、かつこの導電性ケ
ースに前記金属基板を導通するようにしたメタルコア基
板の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のメタルコア基板を導電性
取付ケースに取付ける場合、図4に示すように、メタル
コア基板1は、アルミなどからなる金属製基板2の前面
に絶縁層3を介して導電パターン4を形成し、そのメタ
ルコア基板1に導電性の筒状ナット5を圧入固定し、導
電性取付ケース6の後面から挿通した導電ねじ7を前記
筒状ナット5に螺着して固定するとともに、前記筒状ナ
ット5を介して金属製基板2と取付ケース6との導通を
行うようにしている。しかしながらこのような筒状ナッ
ト5を用いた場合、メタルコア基板1の固定と同時に、
取付ケース6への金属製基板2の導通を行うことができ
るものの、その導電ねじ7の取付方向が取付ケースの後
面側からのみに限定されるため、メタルコア基板1の取
付作業に制約を受け易く、また、金属製基板2を取付ケ
ース6から離して取付ける構造であるため、金属製基板
2を取付ケース6に密着して取付ける場合に比べて、金
属製基板2の放熱効果に劣るという欠点があった。そこ
でこのような問題を考慮して、図5に示すように、金属
製基板2の後面と取付ケース6との間にシリコンシート
8を設け、このシリコンシート8により金属製基板2後
面から取付ケース6への熱伝導率を高めるようにしてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、金属製基板2と取付ケース6間にシリコンシート8
を介在することにより、金属製基板2の放熱効果を高め
ることができるものの、その金属性基板2を取付ケース
6に導通してアースを行う場合には、その後面に設けた
絶縁物であるシリコンシート8により金属製基板2と取
付ケース6との導通を直接的に行うことができないとい
う問題があった。
【0004】そこで、本考案は上記問題点を解決し、メ
タルコア基板の固定とその金属製基板のアースとを行う
メタルコア基板の取付構造において、取付作業が容易
で、しかもこの取付作業によりメタルコア基板の冷却効
果を同時に向上できるメタルコア基板の取付構造を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は金属製基板の前
面に導電パターンを設けたメタルコア基板を、絶縁物を
介在して導電性取付ケースの前面に固定し、かつこの導
電性取付ケースに前記金属製基板を導通するようにした
メタルコア基板の取付構造において、前記導電パターン
にアースパターンを形成し、このアースパターンに導通
する導電ピンを前記金属製基板に挿通し、前記アースパ
ターンと金属製基板とを貫通する貫通部を形成し、前記
絶縁物を介して前記金属製基板と前記取付ケースが密着
するように、前記貫通部に挿通した導電性取付部材によ
り前記メタルコア基板を前記取付ケースに導通固定する
ものである。
【0006】
【作用】上記構成により、導電性取付部材によってメタ
ルコア基板を取付ケースに固定すると、その取付部材を
介して取付ケースとアースパターンが導通し、このアー
スパターンは導電ピンを介して金属製基板に導通し、こ
れにより金属製基板と取付ケースが導通される。また、
この取付作業により、絶縁物を介して金属製基板と取付
ケースが密着して、メタルコア基板の冷却効果の向上も
同時に図れる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例につき、添付図面を参
照して説明する。図1ないし図3は本考案一実施例を
示し、メタルコア基板11は、アルミなどからなる金属製
基板12の前面に絶縁層13を介して導電パターン14を形成
してなり、そのメタルコア基板11の後面に設けた絶縁物
である絶縁シート15を介して導電性取付ケース16に取付
けられる。また、前記絶縁シート15はシリコンシートな
どの熱伝導性に優れ、かつ弾性を有するものが用いられ
る。前記メタルコア基板11の導電パターン14には、例え
ば角部に位置して導電性のアースパターン17が部分的に
形成され、このアースパターン17と金属製基板12を挿通
する圧入孔18が穿設され、この圧入孔18に導電ピンであ
る圧入ピン19が打つ込み等により圧入固定されている。
この圧入ピン19の外周には縦溝が複数形成され、また、
その圧入ピン19の上部には鍔部19Aが一体形成され、こ
の鍔部19Aをアースパターン17に半田付け部20により導
通し、これにより圧入ピン19を介して金属製基板12とア
ースパターン17とが導通している。この場合、半田付け
部20を設けずに鍔部19Aとアースパターン17とを接触さ
せて導通することもできる。さらに、メタルコア基板11
の角部には、前記アースパターン17と金属製基板12と絶
縁シート15とを貫通する貫通部である切欠孔21が形成さ
れている。22は導電性取付部材である導電ねじであり、
メタルコア基板11の前面側から前記切欠孔21を挿通して
前記取付ケース16に螺着される。23は導電性取付部材で
あるナット23A付き導電ねじ23であり、このナット23A
付き導電ねじ23は取付ケース16の後面側から前記切欠孔
21を挿通して螺合される。
【0008】そして、図1に示すようにメタルコア基板
11と取付ケース16との間に絶縁シート15を介在し、導電
ねじ22をメタルコア基板11の前面側から切欠孔21に挿通
して取付ケース16に螺着する。これにより、メタルコア
基板11が取付ケース16に固定され、さらに、導電ねじ22
を介して取付ケース16とアースパターン17が導通し、こ
のアースパターン17は圧入ピン18を介して金属製基板12
に導通し、これにより金属製基板12と取付ケース16が導
通される。また、導電ねじ22を螺着することにより、弾
性を有する絶縁シート15が金属製基板12の後面と取付ケ
ース16の前面に密着して、熱伝導性に優れた絶縁シート
15を介して金属製基板12から取付ケース16に良好に熱が
吸収される。一方、ナット23A付き導電ねじ23を用いる
場合は、図3に示すように、その導電ねじ23を取付ケー
スの後面側から切欠孔21に挿通し、ナット23Aに螺合す
ることにより、メタルコア基板11が取付ケース16に固定
され、さらに、ナット23A付き導電ねじ23を介して取付
ケース16とアースパターン17が導通し、このアースパタ
ーン17は圧入ピン19を介して金属製基板12に導通し、こ
れにより金属製基板12と取付ケース16が導通される。
【0009】以上のように上記実施例によれば、金属製
基板12の前面に導電パターン14を設けたメタルコア基板
11を、絶縁物である絶縁シート15を介在して導電性取付
ケース16の前面に固定し、かつこの導電性取付ケース16
に金属製基板12を導通するようにしたメタルコア基板11
の取付構造において、導電パターン14にアースパターン
17を形成し、このアースパターン17に導通する導電ピン
である圧入ピン19を金属製基板12に挿通し、アースパタ
ーン17と金属製基板12とを貫通する貫通部たる切欠孔21
を形成し、この切欠孔21に挿通した導電性取付部材であ
る導電ねじ22,23によりメタルコア基板11を取付ケース
16に導通固定するものであるから、メタルコア基板11の
取付ケース16への固定と同時に、金属性基板12と取付ケ
ース16との導通を図ることができ、取付作業性に優れ、
また、メタルコア基板11と取付ケース16との間に絶縁シ
ート15を介在することにより、この絶縁シート15を介し
て金属製基板12と取付ケース16とが密着し、金属製基板
12の熱が良好に取付ケース16に吸収されてメタルコア基
板11の冷却効果が向上する。つまり、導電ねじ22,23に
よってメタルコア基板11を取付ケース16に固定する取付
作業を行なうと、金属製基板12と取付ケース16との導通
を図れるとともに、絶縁シート15を介して金属製基板12
と取付ケース16が密着して、メタルコア基板11の冷却効
果の向上も同 時に図れる。また、導電性取付部材である
導電ねじ22およびナット23A付き導電ねじ23を用いて、
メタルコア基板11の前面側と取付ケース16の後面側との
両方向から導電ねじ22,23を挿通して固定を行うことが
できるため、メタルコア基板11の取付作業性が向上す
る。
【0010】また、実施例上の効果として、貫通部を長
孔状の切欠孔21に形成したことにより、取付ケース16側
の取付孔の寸法誤差などを、導電ねじ22,23の螺合位置
を切欠孔21の範囲内で調整して吸収することができる。
【0011】尚、本考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えば、絶縁物はシリコンシートに限
らず各種材質のものを用いることができ、そのシリコン
シートは金属製基板の後面に接着などにより設けたり、
あるいは金属製基板の後面にシリコン層を形成して構成
するようにしてもよい。また、実施例においては、貫通
部は切欠孔を示したが、長孔でもよく、あるいは円形の
孔でもよい。
【0012】
【考案の効果】本考案は金属製基板の前面に導電パター
ンを設けたメタルコア基板を、絶縁物を介在して導電性
取付ケースの前面に固定し、かつこの導電性取付ケース
に前記金属製基板を導通するようにしたメタルコア基板
の取付構造において、前記導電パターンにアースパター
ンを形成し、このアースパターンに導通する導電ピンを
前記金属製基板に挿通し、前記アースパターンと金属製
基板とを貫通する貫通部を形成し、前記絶縁物を介して
前記金属製基板と前記取付ケースが密着するように、前
貫通部に挿通した導電性取付部材により前記メタルコ
ア基板を前記取付ケースに導通固定するものであり、取
付作業が容易で、しかもこの取付作業によりメタルコア
基板の冷却効果を同時に向上できるメタルコア基板の固
定構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
12 金属製基板 14 導電パターン 15 絶縁シート(絶縁物) 16 導電性取付ケース 17 アースパターン 19 圧入ピン(導電ピン) 21 切欠孔(貫通部) 22,23 導電ねじ(導電性取付部材) 23A ナット(導電性取付部材)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製基板の前面に導電パターンを設け
    たメタルコア基板を、絶縁物を介在して導電性取付ケー
    スの前面に固定し、かつこの導電性取付ケースに前記金
    属製基板を導通するようにしたメタルコア基板の取付構
    造において、前記導電パターンにアースパターンを形成
    し、このアースパターンに導通する導電ピンを前記金属
    製基板に挿通し、前記アースパターンと金属製基板とを
    貫通する貫通部を形成し、前記絶縁物を介して前記金属
    製基板と前記取付ケースが密着するように、前記貫通部
    に挿通した導電性取付部材により前記メタルコア基板を
    前記取付ケースに導通固定することを特徴とするメタル
    コア基板の取付構造。
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JP6354845B2 (ja) 2014-07-30 2018-07-11 富士電機株式会社 半導体モジュール
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