JP3597004B2 - 放熱器の取付構造 - Google Patents
放熱器の取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3597004B2 JP3597004B2 JP35553496A JP35553496A JP3597004B2 JP 3597004 B2 JP3597004 B2 JP 3597004B2 JP 35553496 A JP35553496 A JP 35553496A JP 35553496 A JP35553496 A JP 35553496A JP 3597004 B2 JP3597004 B2 JP 3597004B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiator
- heat
- circuit board
- printed circuit
- intermediate plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パワートランジスタ等の発熱部品の放熱器をプリント回路基板に取り付けるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来使用されていた放熱器の取付構造を示し、図5(a)は平面図、図5(b)は正面図、図5(c)は右側面図を示す。また図6は放熱器をプリント回路基板から外した分解斜視図を示す。
【0003】
従来の構造において、電気回路を構成するトランジスタ、コンデンサ、抵抗等の各部品14はプリント回路基板13に搭載され、裏面のプリント配線に半田づけされる。パワートランジスタ等の発熱部品2も同様にプリント回路基板13に搭載され、裏面のプリント配線に半田づけされる。プリント回路基板上に取り付けられた各部品の殆どを覆う大きさの放熱器11は、断面がコ字形に折り曲げられ、その先端の取付片11aをプリント回路基板13と平行に折り曲げて配置する。この取付片11aの取付孔11bとプリント回路基板13の取付孔13aにネジ12を通して締め付けることにより、プリント回路基板13と放熱器11とを一体的に固定する。そして、この放熱器11に発熱部品2がそれぞれネジ6により密着させられる。この従来例においては、放熱器11の平面部分が本体ケース7にネジ8により取り付けられ、電気回路は本体ケースに固定される。
【0004】
以上のようにして、プリント回路基板に取り付けられたパワートランジスタ等の発熱部品が発生する熱は放熱器により放熱され、パワートランジスタの動作を安定にする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記図5、図6に示す放熱器の取付構造は、放熱器11をプリント回路基板13にネジ止めする構造であるから、放熱器11に取付片11aを用意する必要があり、かつプリント回路基板13にはネジ12が挿通する面積を空けておかなければならないとともに、取付孔13aを加工する必要があり、更にはネジ止め作業が必要になる。その上、パワートランジスタ2を放熱器11に密着させるためネジ止め作業が必要になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の放熱器の取付構造は、ほぼ四角形のプリント回路基板の4ヶ所のコーナー付近に、熱伝導性が良好で、半田づけ可能な金属板よりなる中間板を半田づけして取り付け、この中間板の一方の面にパワートランジスタ等の発熱部品を密着して配し、他方の面に前記4ヶ所で固定される前記プリント基板と同程度の大きさを有する放熱器を配し、前記発熱部品、中間板、放熱器をとも締めすることを特徴とする。
【0007】
この特徴により本発明によれば、プリント回路基板と同程度の大きさの放熱器が、ほぼ四角形のプリント回路基板の4ヶ所のコーナー付近に半田づけされた中間板及び発熱部品とともにとも締めされるから、強固に固定することができ、しかも発熱部品は熱伝導性が良好な中間板を介して放熱器と密着しているから、放熱効果が優れている。そして、中間板は他の電気部品と同様に半田づけによりプリント回路基板に固定することができ、例えば、自動搭載機(オートマウンタ)、自動半田づけ装置(ディッピング装置)を使用すれば、作業工程は非常に省力化することができる。また中間板、発熱部品、放熱器をとも締めするから作業性がよい。更に放熱器に取付片を設ける必要がなくなり、放熱器のコストダウンを行える。またプリント回路基板にネジの挿通する面積を設ける必要がなく、取付孔を加工する必要がなくなる。
【0008】
本発明の請求項2記載の放熱器の取付構造は、前記中間板と発熱部品をそれぞれプリント回路基板に半田づけしたことを特徴とする。
【0009】
この特徴を有することにより、放熱器は周囲4ヶ所でプリント回路基板にそれぞれ半田づけされた中間板と発熱部品により取り付けられるので、強固に固定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は、例えばショルダ型メガホンのアンプ回路に使用される放熱器の取付構造を示し、図1(a)は平面図、図1(b)は正面図、図1(c)は右側面図を示す。図2は中間板とパワートランジスタの配置を示す斜視図である。図3は中間板の取り付け状態を説明する図である。図4は本発明の放熱器の取り付け構造を分解して示す斜視図である。
【0011】
メガホンの電気回路を構成するトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の各部品14がプリント回路基板4に搭載され、裏面のプリント配線に半田づけされる。同時に、熱伝導性が良好で、半田づけ可能な金属板(例えば、銅板、リン青銅板等)よりなる中間板1の脚1a及びパワートランジスタのような発熱部品2のリード2bをプリント回路基板4のリード孔に挿通して搭載し、裏面のプリント配線に半田づけして取り付けられる。中間板1の脚1aがプリント回路基板4の取付孔4aに挿通され、半田づけ9により固定された状態を図3に示す。中間板1と発熱部品2は図2に示すように、ほぼ密着するよう非常に近接した状態に配置され、ほぼ四角形のプリント回路基板4の4カ所のコーナー付近にそれぞれ取り付けられる。上記各部品14、発熱部品2、中間板1は自動搭載機(オートマウンタ)、自動半田づけ装置(ディッピング装置)により自動的にプリント回路基板に搭載され、プリント配線面に半田づけされ、固定される。
【0012】
以上のようにして、プリント回路基板4に各部品14、発熱部品2、中間板1を取り付けた後、プリント回路基板4とほぼ同程度で各部品14の殆どを覆う大きさの断面をコ字形に折り曲げた放熱器3を、発熱部品2、中間板1とネジ6によりとも締めする。この実施例では放熱器3にネジ穴3aが形成されており、中間板1の一方の面に発熱部品2を配し、他方の面に放熱器3を配して、中間板1のネジ穴1c、発熱部品2のネジ穴2aにネジ6を挿通してとも締めし、密着させる。ネジ6はスピードネジのようなネジを使用するのが望ましい。前記放熱器3は本体ケース7にネジ8により取り付けられ、本体ケース7に固定される。
【0013】
本発明は以上のような構造であるから、発熱部品2の発熱は、中間板1を通して放熱器3に伝導され、放熱される。これにより、発熱部品2の動作を安定にする。本発明においては、放熱器3をプリント回路基板4に直接固定する構造ではないが、放熱器3は中間板1と発熱部品2にネジ止めされ、中間板1と発熱部品2がプリント回路基板4に半田づけされているから、結局放熱器3は中間板1、発熱部品2を介して半田づけされていることになり、強固に固定することができる。
【0014】
【発明の効果】
本発明の放熱器の取付構造は、放熱器がプリント回路基板に半田付けされた中間板及び発熱部品とともにとも締めされるから、強固に固定することができ、しかも発熱部品は熱伝導性が良好な中間板を介して放熱器と密着しているから、放熱効果が優れている。そして、中間板は他の電気部品と同様に半田づけによりプリント回路基板に固定することができ、例えば、自動搭載機(オートマウンタ)、自動半田づけ装置(ディッピング装置)を使用すれば、作業工程は非常に省力化することができる。また中間板、発熱部品、放熱器をとも締めするから、作業性がよい。更に放熱器に取付片を設ける必要がなくなり、放熱器のコストダウンを行える。またプリント回路基板にネジの挿通する面積を設ける必要がなく、取付孔を加工する必要がなくなる。
【0015】
また本発明によれば、放熱器は周囲4カ所で中間板及びパワートランジスタを介してプリント回路基板に取り付けられるので、強固に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放熱器の取付構造を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図を示す。
【図2】中間板とパワートランジスタの配置を説明する斜視図である。
【図3】中間板の取り付け状態を説明する図である。
【図4】本発明の放熱器の取付構造を分解して示す斜視図である。
【図5】従来の放熱器の取付構造を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は右側面図を示す。
【図6】従来の放熱器の取付構造を分解して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 中間板
2 発熱部品(パワートランジスタ)
3 放熱器
4 プリント回路基板
6 ネジ
7 本体ケース
8 ネジ
9 半田付け
11 放熱器
12 ネジ
13 プリント回路基板
14 各部品
Claims (2)
- ほぼ四角形のプリント回路基板の4ヶ所のコーナー付近に、熱伝導性が良好で、半田づけ可能な金属板よりなる中間板を半田づけして取り付け、この中間板の一方の面にパワートランジスタ等の発熱部品を密着して配し、他方の面に前記4ヶ所で固定される前記プリント基板と同程度の大きさを有する放熱器を配し、前記発熱部品、中間板、放熱器をとも締めすることを特徴とする放熱器の取付構造。
- 前記中間板と発熱部品をそれぞれプリント回路基板に半田づけしたことを特徴とする請求項1に記載の放熱器の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35553496A JP3597004B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 放熱器の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35553496A JP3597004B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 放熱器の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10163658A JPH10163658A (ja) | 1998-06-19 |
JP3597004B2 true JP3597004B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=18444496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35553496A Expired - Fee Related JP3597004B2 (ja) | 1996-12-02 | 1996-12-02 | 放熱器の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3597004B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103329186A (zh) * | 2011-07-01 | 2013-09-25 | 松下电器产业株式会社 | 散热板、电路基板、以及图像显示装置 |
-
1996
- 1996-12-02 JP JP35553496A patent/JP3597004B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10163658A (ja) | 1998-06-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6643135B2 (en) | On board mounting electronic apparatus and on board mounting electric power supply | |
JP4165045B2 (ja) | 電子機器 | |
JP3597004B2 (ja) | 放熱器の取付構造 | |
JPH11307968A (ja) | 電子制御装置の放熱構造 | |
US4833569A (en) | Plug-in power supply module | |
JP3411512B2 (ja) | 電子機器 | |
JP3858311B2 (ja) | プリント配線板の放熱構造 | |
JPH09307033A (ja) | パワーモジュール | |
JPS6023996Y2 (ja) | 発熱部品取付装置 | |
JP2001185882A (ja) | 電気部品の取付構造 | |
JPH09321467A (ja) | 発熱電子部品の放熱構造 | |
JPH03177095A (ja) | 電子部品の放熱方法 | |
JP3621602B2 (ja) | 発熱電子部品の放熱装置 | |
JPS6320089Y2 (ja) | ||
JP2558396Y2 (ja) | 電子部品の取付構造 | |
JPH0316314Y2 (ja) | ||
KR200256593Y1 (ko) | 파워소자의 방열구조 | |
JP2570630Y2 (ja) | 放熱板 | |
KR200157480Y1 (ko) | 방열판을 이용한 인쇄회로기판 고정구조물 | |
JPH0536890U (ja) | 集積回路用放熱構造 | |
JPH054577U (ja) | 集積回路放熱実装構造 | |
JP2000138483A (ja) | プリント配線板ユニット | |
JP2005158830A (ja) | 終端抵抗の放熱取付構造 | |
KR920008837Y1 (ko) | 전기, 전자 제품의 방열판 | |
JP2830686B2 (ja) | 電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040601 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040729 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070917 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |