JP3411512B2 - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP3411512B2
JP3411512B2 JP35643598A JP35643598A JP3411512B2 JP 3411512 B2 JP3411512 B2 JP 3411512B2 JP 35643598 A JP35643598 A JP 35643598A JP 35643598 A JP35643598 A JP 35643598A JP 3411512 B2 JP3411512 B2 JP 3411512B2
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正実 大山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱する電子部品
を固定する放熱部材を筐体の上面から固定できる作業性
のよいものとした電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来パワーダイオードやパワートランジ
スタのような発熱する電子部品を使用するとき、放熱器
により放熱して電子部品の温度上昇を押さえることが行
われている。また放熱器を筐体に固定し、さらに放熱効
果を高めることも行われている。
【0003】従来の放熱構造を図3、図4にもとづき説
明する。図3は従来の放熱構造を示し、図4はその要部
拡大図である。
【0004】パワーダイオードやパワートランジスタの
如き発熱電子部品22を押さえ金具24により固定した
放熱部材23を、基板21の端に配置して、筐体27に
固定する。発熱電子部品22は熱伝導性ゴム26により
覆われており、その端子22−1は基板21の回路にハ
ンダにより固定接続される。また放熱部材23は基板2
1上にねじ25により固定されるとともに、図4に示す
如く、ねじ28により筐体27の外周壁面27−1に固
着されることが多い。なお、筐体27を密閉構造に構成
するためのパッキン29を使用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】基板上の電子部品の実
装効率の向上又は小型化を計るために発熱電子部品は基
板面に対して垂直方向に搭載され、放熱器もそれらと接
するように配置する方法が採用されている。
【0006】このように、従来の電子機器の放熱構造で
は、発熱電子部品22を固定した放熱部材23を筐体2
7の外周壁面27−1に固定されることが多く、従って
側面からねじ28で締め付け固定することになり作業性
で不利となる。
【0007】また放熱部材23を筐体27の外周壁面2
7−1に接触させる必要があるため、発熱電子部品22
を基板21の端に配置することが必要となり、これらを
固定位置に配置するため、回路設計上の制約を受ける。
【0008】さらに筐体27を密閉構造にするために
は、パッキン29等の部品を追加することが必要とな
る。
【0009】従って本発明の目的は、発熱電子部品から
の発熱を筐体に放熱する機能を有する電子機器におい
て、放熱部材を筐体の上面から固定でき、しかも放熱部
材の配置位置が制約されない、作業性のよいものを提供
することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、図1に示す如く、筐体10の内側にこ
れと一体に立設部11を設ける。立設部11の位置につ
いては後述する。基板1には発熱電子部品2が使用され
る電気回路が構成されている。発熱電子部品2は熱伝導
体ゴム6により覆われ、その端子2−1が基板1上の回
路に、他の電子部品と一緒にハンダで固定接続されてい
る。また発熱電子部品2は放熱部材3に対して押さえ具
4により固定されている。
【0011】放熱部材3は、その基板1側部分がねじ5
により基板1に固定されており、反対側部分は立設部1
1の上面11−1と例えばねじ7により固着されてい
る。
【0012】基板1には、この立設部11が挿入される
穴部1−1が設けられているので、この穴部1−1を立
設部11に挿入した後にねじ7により放熱部材3を立設
部11の上面11−1に取付けることにより、基板1を
立設部11に取付けるのみならず、発熱電子部品2を固
定している放熱部材3を上より立設部11に固着するこ
とができる。
【0013】基板1には発熱電子部品2を使用する電気
回路が構成されているが、その回路構成に応じて発熱電
子部品2が位置決めされたあと、その発熱電子部品2の
放熱部材3が固定される立設部11の物理的位置を決め
る。そしてこの位置に基板1では穴部1−1が形勢さ
れ、また筐体10では立設部11が、例えばダイキャス
トにより、筐体10と一体構成される。
【0014】このような立設部を設けることにより、放
熱部材を上面から、作業性よくこれに固定することがで
きる。また基板上に対する発熱電子部品の配置位置が制
約されないので、立設部の配置位置に自由度を持たせる
と同時に放熱部材を筐体に固定するときの支持具として
の機能を持たせることができる。
【0015】またねじ止めのときパッキンを使用するこ
となく、筐体を密封構造とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図2に基
づき、図1を参照して説明する。図2は本発明の一実施
の形態を示し、1は基板、2は発熱電子部品、3は放熱
部材、4は押さえ金具、5はねじ、6は熱伝導性ゴム、
7はねじ、8は穴、10は筐体、11は立設部、11−
1は上面、11−2はねじ穴である。
【0017】基板1は、発熱電子部品2を使用した、例
えば整流回路の如き電子回路が構成されており、図3の
基板21に対応するものである。
【0018】発熱電子部品2は、例えばパワーダイオー
ドやパワートランジスタの如き、大電流用の半導体素子
であり、熱伝導性ゴム6によりおおわれており、押さえ
金具4により放熱部材3に固定されており、図3の発熱
電子部品22に対応するものである。
【0019】放熱部材3は発熱電子部品2において発熱
した熱を立設部11に伝達してこれを冷却したり、発熱
電子部品2を押さえ金具4により固定したり、基板1を
立設部11に取付けたりするものである。このため、放
熱部材3の下方部分にはねじ5により基板1に取付ける
ための取付部3−1が形成される。また放熱部材3は立
設部11に対して上方部分よりねじ7により固定するた
めの取付部3−2が形成されている。さらに放熱部材3
には、押さえ金具4を挿入するための窓部3−3が形成
されている。なお放熱部材3は、アルミニウムあるいは
アルミニウム合金が推奨されるが、銅や銅合金でもよ
く、熱伝導性ゴム6に比べて熱伝導率の高いものであれ
ばよい。
【0020】筐体10はその内部に基板1を密封配置し
て基板1が埃塵等で外部から汚染されることを防止する
とともに、基板1に配置した発熱電子部品2からの発熱
を放熱するものであって、例えばアルミニウム合金が推
奨されるが熱伝導性ゴム6に比べて熱伝導率が高い材料
でダイカストされるものである。筐体10の内部には立
設部11が形成されている。この立設部11は筐体10
とダイカストにより一体形成されている。
【0021】ところで基板1には電子回路が構成される
が、電子回路の種類により、例えば整流回路か、制御回
路か、充電制御回路か等により回路構成が異なり、パワ
ートランジスタ等の発熱電子部品2の基板上の配置位置
も異なる。したがってこれに応じて発熱電子部品2を固
定する放熱部材3の取付け位置も異なり、これに応じて
基板1に形成される穴部1−1の位置も異なる。
【0022】従って立設部11はこの穴部1−1の位置
と整合するように筐体10内に形成されることになる。
【0023】このように構成することにより基板1に構
成する電子回路において使用される発熱電子部品2の配
置位置が、電子回路の種類において最適位置にすること
ができ、これに応じて穴部1−1や立設部11を設けれ
ばよいので、基板1に構成する電子回路に関する設計上
の自由度が向上し、電子回路をもっとも作成し易い状態
で構成することができる。
【0024】基板1の穴部1−1の形は矩形の他、半円
形でも正方形でもよく、切欠き形状でもよく、立設部1
1に対応した形状であればよい。
【0025】電子回路は、図2に示す基板1の右側部分
1−0にも形成することができるが、この右側部分1−
0に電子回路が存在しない場合には、図2の点線Aの部
分で切断して切欠部分を構成して立設部と係合させるこ
ともできる。勿論このような場合に図2の点線Bの部分
より基板1を切断して立設部と放熱部材とを固定するこ
とができる。
【0026】基板1に搭載する発熱電子部品2を、この
基板1に例えばねじ5により固定された放熱部材3に対
し押さえ金具4により密着保持させ、ねじ5により放熱
部材3を基板1に固定する。この状態で他の電子部品と
一緒に発熱電子部品2を半田付けする。
【0027】それから基板1の穴部1−1に、筐体10
の立設部11を挿入し、放熱部材3をこの立設部11の
上面11−1のねじ穴11−2に、穴8を通るねじ7に
より確実に固定して発熱電子部品2からの熱を放熱させ
る。立設部11は放熱部材3を固定するための支持具の
役割を兼ねている。
【0028】筐体10内に基板1を配置し、前記の如
く、これを立設部11で支持固定したあと、筐体10に
図示省略した蓋部を、通常の場合と同様にOリングを介
して密封し、基板1を汚染から保護する。
【0029】筐体10内の発熱電子部品2からの発熱
は、放熱部材3及び立設部11を経由して筐体10に伝
達され、外部に広く放熱される。筐体10に放熱用の段
付部を形成すれば更に放熱効果を高めることができる。
【0030】本発明では、従来の如く、筐体の外周壁面
に放熱部材を固定するためのパッキングを使用した密閉
構造を使用する必要がないので、作業性、部品点数の面
から有利な、安価な密閉構造が可能となる。
【0031】なお、特開平10−98286号公報に立
設部に回路基板上に配置した発熱電子部品を固着された
ものが示されているが、これは回路基板が筐体の外部に
配置されており、筐体内部の立設部に回路基板が支持さ
れているものではないので、埃塵に汚れ易い。しかもハ
ンダ付けされるとき回路基板に大きな発熱電子部品がそ
のまま保持されているので、治具を使用しない限りこれ
を垂直に保持してハンダ付けすることが難しい。本発明
では発熱電子部品を固定する放熱部材を使用しているの
で、このような問題はなく、しかも埃塵に汚染されるこ
とはない。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば下記の効果を奏すること
ができる。
【0033】(1)筐体の内部に設けた立設部の上面に
発熱電子部品を固定する放熱部材を固着したので作業性
のよい、しかも電子部品が埃塵に汚染されることの非常
に少ない電子機器を構成することができる。
【0034】(2)基板に穴部や切欠部を設けてこれに
立設部を挿入係合させたので、立設部の配置位置に自由
度を持たせたので、基板上に構成される電子回路の種別
に応じた最適の位置に発熱電子部品を配置させることが
でき、設計の効率性を向上させるのみならず、放熱部材
を支えるための固定箇所を減らすことが可能となる。
【0035】(3)筐体の外周壁面にパッキンを使用し
て放熱部材を固定する必要がないので、作業性、部品点
数で有利な、安価な密閉構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施の形態である。
【図3】従来例説明図である。
【図4】従来例の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 基板 2 発熱電子部品 3 放熱部材 4 押さえ金具 5 ねじ 6 熱伝導性ゴム 7 ねじ 8 穴 10 筐体 11 立設部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 7/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板が配置される筐体の内部に立設部を設
    け、前記立設部に固着される部分と、前記基板に固着される
    部分との中間に 基板に搭載された発熱電子部品を固定す
    発熱電子部品固定部分を有する放熱部材を設けて、こ
    の発熱電子部品固定部分を前記立設部の側面に接触させ
    前記立設部の上面に前記放熱部材を固着し、 前記発熱電子部品の発熱を前記放熱部材および立設部を
    経由して前記筐体へ放熱することを特徴とする電子機
    器。
  2. 【請求項2】前記基板に穴又は切欠部を設けて前記立設
    部をこれに挿入したことを特徴とする請求項1記載の電
    子機器。
  3. 【請求項3】前記内部に立設部が一体的に設けられた筐
    体に、蓋部を設け、密閉構造としたことを特徴とする請
    求項1記載の電子機器。
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