JP2573420B2 - 接続端子の半田付け方法 - Google Patents

接続端子の半田付け方法

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JP2573420B2
JP2573420B2 JP40133090A JP40133090A JP2573420B2 JP 2573420 B2 JP2573420 B2 JP 2573420B2 JP 40133090 A JP40133090 A JP 40133090A JP 40133090 A JP40133090 A JP 40133090A JP 2573420 B2 JP2573420 B2 JP 2573420B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半田コテを用いて、比
較的大径の柱状接続端子の周面部をターミナルの上部に
半田付けする接続端子の半田付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の半田付け方法としては、例えば
全体として円柱状を成す調整抵抗を、電子回路の基板上
の専用ターミナルに半田付けする方法があり、この場合
は、その調整抵抗の端部に形成された接続端子を専用タ
ーミナルの上部に嵌合させて、その嵌合箇所を半田付け
箇所としている。
【0003】従来、このような半田付け箇所に対する半
田付けは、半田コテを上方から1度だけ押付け、その際
に半田を所定量だけ供給して、その半田を半田付け箇所
に溶着させている。したがって、半田コテが1度上下す
る間に半田付けが終了することになる。
【0004】ここで調整抵抗とは、電子回路の調整後に
抵抗値が決定されてから、基板上の専用ターミナルに半
田付けされるものであり、全体として円柱状を成す調整
抵抗の場合は、その端部に形成された接続端子が他の電
子部品の接続端子よりも比較的大径の円柱状になってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記調整抵
抗の接続端子のような大径の接続端子を確実に半田付け
するためには、溶かした半田を接続端子とターミナルと
の接触面間に充分に流し込み、かつ接続端子の上部に適
量の半田を盛り付けることが必要となる。
【0006】しかし、上述した従来の半田付け方法の場
合は、半田付け箇所に半田コテを1度押付けるだけで半
田付けを行なっているため、その1度の押付けの際に、
半田の充分な流し込みと半田の適量の盛り付けとを行な
うことが難しく、確実な半田付けができないという問題
があった。
【0007】本発明の目的は、上記従来の問題を解消
し、比較的大きい柱状の接続端子を確実に半田付けする
ことができる接続端子の半田付け方法を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の接続端子の半田付け方法は、半田コテを用
いて、柱状の接続端子の周面部をターミナルの上部に半
田付けする接続端子の半田付け方法において、前記接続
端子とターミナルとの半田付け箇所に対して前記半田コ
テを上方から少なくとも3回繰り返して押付け、前記半
田付けコテの1回目の押付けの際に、前記半田付け箇所
に所定量の半田を供給して1回目の半田付けを行ない、
前記半田コテの2回目の押付けの際に、前記半田付け箇
所に前記1回目の半田付けのときよりも多くの半田を供
給して2回目の半田付けを行ない、前記半田コテの3回
目以降の押付けの際に、前記半田付け箇所に前記2回目
の半田付けのときよりも少しの半田を供給して3回目以
降の半田付けを行なうことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の接続端子の半田付け方法は、適量の半
田を供給しつつ少なくとも3回の半田付けを繰り返すこ
とにより、1回目の半田付けによって特に半田付け箇所
の下部に半田を流し込み、2回目の半田付けによって特
に半田付け箇所の上部に半田を盛り付け、3回目以降の
半田付けによって特に半田の盛り付け箇所を成形する。
【0010】そして、このことにより比較的大径の柱状
の接続端子を確実に半田付けする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0012】本実施例は、半田コテ1と糸半田Sの供給
機構等を組み込んだ自動半田付け装置によって、全体と
して円柱状を成す2つの調整抵抗11および12を対の
ターミナル21,21に半田付けするための半田付け方
法としての適用例である。
【0013】調整抵抗11および12は、それぞれ両端
部に電極11aおよび12aが形成されて、その電極1
1aおよび12aの部分が円柱状の接続端子となってい
る。一方、対を成すターミナル21,21のそれぞれ
は、中央の周面ガイド部22,左右の周面ガイド部2
3,23および左右の端面ガイド部24,24を有し、
これらのガイド部によって、図2に示すように中央の周
面ガイド部22の左右位置に2つの調整抵抗11および
12の接続端子つまり電極11aおよび12aの部分を
弾性的に挾持できるようになっている。このターミナル
21,21は図示しない電子回路の基板上の定位置に取
付けられており、その基板は自動半田付け装置の図示し
ない搬送機構によって所定のタイミングで水平方向に搬
送されるようになっている。
【0014】半田コテ1は、その基端部(図2中の上端
部)が自動半田付け装置の昇降機構に取付けられてい
て、所定のタイミングで上下移動されるようになってい
る。また、その半田コテ1の基端部には図示しない加熱
手段が備えられており、コテの先端部が半田付け作業部
となっている。そのコテの先端部には、調整抵抗11お
よび12の両端部の電極11aおよび12aの周面と面
接触する2つの湾曲凹部1aおよび1bと、ターミナル
21の左右の周面ガイド23,23の内面23a,23
aと面接触する切欠き部1cおよび1dが形成されてい
る。また、半田コテ1の裏面(図3中紙面の裏側の面)
の先端寄りの中央には三角形状の凹部1eが形成されて
おり、その凹部1eの底面がターミナル21の中央の周
面ガイド部22の外面22aと面接触し、またその凹部
1eの左右の内側面が前記中央の周面ガイド部22の左
右の側面22b,22bと面接触するようになってい
る。
【0015】糸半田Sは、自動半田付け装置の図示しな
い供給機構によって左右2つの供給パイプ2,2の先端
から所定のタイミングで送り出されるようになってい
る。これらの供給パイプ2,2は、半田コテ1の先端と
所定の位置関係をもって設けられており、図3(a)に
示すように下方に移動してくる半田コテ1の切欠き部1
cおよび1dの表面に向って糸半田Sを送り出すように
なっている。
【0016】次に、半田付けの作業手順について説明す
る。
【0017】まず、自動半田付け装置の搬送機構によっ
て、ターミナル21,21が取付けられている基板を半
田コテ1の下方位置に搬送して位置決めする。そのター
ミナル21,21には、予め、図2に示すように2つの
調整抵抗11および12を挾持させておく。その後、半
田コテ1を調整抵抗11および12の電極11aおよび
12aの真上に位置させる。
【0018】その後、図1中の(a)に示すように半田
コテ1を繰り返して3回下降させて、調整抵抗11およ
び12の電極11aおよび12aとターミナル21との
嵌合箇所(以下、「半田付け箇所」という)の上部にコ
テの先端を計3回押付け、その計3回の押付けの際のそ
れぞれにおいて、計3回の半田付けを行なう。そこで、
以下においては、「1回目の半田付け」,「2回目の半
田付け」および「3回目の半田付け」に分けて説明す
る。
【0019】「1回目の半田付け」まず、半田コテ1の
1回目の下降開始前に、半田供給機構によって所定量の
糸半田Sを供給管2,2のそれぞれから送り出す。半田
供給機構は所定の速度で糸半田Sを供給するようになっ
ており、その供給動作時間を図1中の(b)に示すよう
に所定時間T1 (例えば0.3秒)とすることによっ
て、所定量(例えば長さ3mm)の糸半田Sを供給するこ
とになる。なお図1中の(b)においては、半田の供給
動作時を“ON”とし、半田の供給動作の停止時を“O
FF”として表わしている。
【0020】そして、このような半田の1回目の供給後
に半田コテ1の下降を開始する。その際、供給管2,2
のそれぞれは図3(a)に示すようにターミナル21の
所定距離上方に位置し、その位置にて半田コテ1の左右
の切欠き部1cおよび1dのそれぞれと接触することに
なる。このとき半田コテ1は、すでに糸半田Sの溶解に
充分な温度にまで加熱されている。したがって、糸半田
Sは、半田コテ1と接触して図3(a)に示すように溶
けて半田付け箇所に流れ落ち、そして半田コテ1が半田
付け箇所に押付けられると図3(b)に示すように半田
付け箇所の内部に流れ込む。半田コテ1を半田付け箇所
に押付けている間は半田コテ1を加熱する。その加熱時
間は、この1回目の半田付けによって失われる半田コテ
1の熱量を補うためであり、図1中の(c)に示すよう
に、1回目の糸半田Sの供給量に応じた時間TA (例え
ば0.3秒)とする。
【0021】その後、半田コテ1を上昇させて、1回目
の半田付けを終える。
【0022】「2回目の半田付け」まず、半田1の2回
目の下降開始前から糸半田Sを供給し、そして糸半田S
を供給しつつ半田コテ1を下降させて、図4(a)に示
すように糸半田Sを溶かす。その溶けた半田は、半田コ
テ1が半田付け箇所に押付けられると図4(b)に示す
ように半田付け箇所の上部に盛り付けられる。
【0023】この2回目の半田付けの際の糸半田Sの供
給動作時間は、図1中の(b)に示すように先の1回目
のときの時間T1 よりも長い所定時間T2 (例えば0.
5秒)となっている。したがって、半田の供給量は1回
目の半田付けの際よりも多量(例えば長さ5mm)とな
り、その比較的多量の半田は、半田付け箇所の上部に充
分に盛り付けられることになる。
【0024】そして、半田コテ1を半田付け箇所に押付
けている間において、糸半田Sの供給量に応じた時間T
B (例えば0.5秒)だけ半田コテ1を加熱して、2回
目の半田付けによって失われる熱量を補う。
【0025】その後、半田コテ1を上昇させて2回目の
半田付けを終える。
【0026】「3回目の半田付け」2回目の半田付けと
同様に、まず、半田コテの下降開始前から糸半田Sを供
給し、そして糸半田Sを供給しつつ半田コテ1を下降さ
せて、図5(a)に示すように糸半田Sを溶かす。その
溶けた半田は、半田コテ1が半田付け箇所に押付けられ
ると図5(b)に示すように半田付け箇所の上部に溶着
される。
【0027】この3回目の半田付けの際の糸半田Sの供
給動作時間は、図1中の(b)に示すように先の2回目
のときの時間T2 よりも短い所定時間T3 (例えば0.
2秒)となっている。したがって、半田の供給量は2回
目の半田付けの際よりも少量(例えば長さ2mm)とな
り、その比較的少量の半田は、2回目の半田付けによっ
て盛り付けられた半田の上部を成形して、その起状を小
さくすることになる。
【0028】そして、半田コテ1を半田付け箇所に押付
けている間において、糸半田Sの供給量に応じた時間T
C (例えば0.2秒)だけ半田コテ1を加熱して、3回
目の半田付けによって失われた熱量を補う。
【0029】その後、半田コテ1を上昇させて3回目の
半田付けを終える。
【0030】以上の計3回の半田付けによって、図6に
示すように調整抵抗11および12がターミナル21に
確実に半田付けされる。
【0031】なお、図1中の(d)は、1回目の半田付
け作業の開始から、3回目の半田付け作業が終了するま
で出力される動作指令信号を示す。
【0032】また上記実施例の3回目の半田付けの後に
さらに4回目、5回目…の半田付けを実施してもよい。
その場合には、4回目以降の半田付けのときの半田の供
給量を3回目のときよりも少なくする。これは、それま
で半田付け箇所に盛り付けられて成形された半田の形状
を崩さないように、また必要以上の半田を盛り付けない
ようにするためである。
【0033】また、半田コテ1としては、上記実施例の
ように2つの調整抵抗11および12の計2箇所を同時
に半田付けするものの他、1箇所ずつ半田付けするも
の、あるいは3箇所以上を同時に半田付けするものを用
いてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の接続端子
の半田付け方法は、適量の半田を供給しつつ少なくとも
3回の半田付けを繰り返すから、1回目の半田付けによ
って特に半田付け箇所の下部に半田を流し込み、2回目
の半田付けによって特に半田付け箇所の上部に半田を盛
り付け、3回目以降の半田付けによって特に半田の盛り
付け箇所を成形することができる。
【0035】この結果、比較的大径の柱状の接続端子を
確実に半田付けすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による半田付けの作業手順を
示すタイムチャートである。
【図2】図1に示す作業手順の中途状況を示す要部の斜
視図である。
【図3】図3(a)および(b)のそれぞれは、図2に
示す半田コテによる1回目の半田付け作業時の異なる状
況を示す側面図である。
【図4】図4(a)および(b)のそれぞれは、図2に
示す半田コテによる2回目の半田付け作業時の異なる状
況を示す側面図である。
【図5】図5(a)および(b)のそれぞれは、図2に
示す半田コテによる3回目の半田付け作業時の異なる状
況を示す側面図である。
【図6】図2に示す半田コテによる半田付け作業終了後
の半田付け箇所の側面図である。
【符号の説明】
1 半田コテ 2 供給管 11,12 調整抵抗 21 ターミナル S 糸半田

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半田コテを用いて、柱状の接続端子の周
    面部をターミナルの上部に半田付けする接続端子の半田
    付け方法において、前記接続端子とターミナルとの半田
    付け箇所に対して前記半田コテを上方から少なくとも3
    回繰り返して押付け、前記半田付けコテの1回目の押付
    けの際に、前記半田付け箇所に所定量の半田を供給して
    1回目の半田付けを行ない、前記半田コテの2回目の押
    付けの際に、前記半田付け箇所に前記1回目の半田付け
    のときよりも多くの半田を供給して2回目の半田付けを
    行ない、前記半田コテの3回目以降の押付けの際に、前
    記半田付け箇所に前記2回目の半田付けのときよりも少
    しの半田を供給して3回目以降の半田付けを行なうこと
    を特徴とする接続端子の半田付け方法。
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