JP2572872Y2 - 傾斜窓用のカーテン装置及びこの装置に用いるカーテン - Google Patents

傾斜窓用のカーテン装置及びこの装置に用いるカーテン

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JP2572872Y2
JP2572872Y2 JP1991094127U JP9412791U JP2572872Y2 JP 2572872 Y2 JP2572872 Y2 JP 2572872Y2 JP 1991094127 U JP1991094127 U JP 1991094127U JP 9412791 U JP9412791 U JP 9412791U JP 2572872 Y2 JP2572872 Y2 JP 2572872Y2
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薫治 唐沢
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株式会社三陽
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、傾斜窓用のカーテン装置
及びこの装置に用いるカーテンに関し、更に詳しくは取
り付け作業にかかる手間暇の軽減化等を図ることができ
るよう形成した傾斜窓用のカーテン装置及びこの装置に
用いるカーテンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置は、通常、窓枠の上下
位置に夫々横架される案内レールと、この案内レール間
に装架されるカーテンと、このカーテンを開閉する開閉
機構とを備えて形成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来品では、上記の如
く、案内レールを窓枠の上下位置に夫々横架する必要が
あったから、案内レールを窓の上枠だけではなく下枠に
も取り付けなければならない分、施工作業上、手間暇が
かかるという問題点があった。
【0004】又従来品を、例えば自動車のリアウインド
ーに取り付ける場合は、この種の取付箇所の場合、通
常、リアシート後部のリアピラー間にスピーカー等の音
響設備などが配置されていることから、案内レールを窓
の下枠に沿って横架する作業が困難になり易いものであ
った。
【0005】本案は、このような従来品の問題点を解消
しようとするものである。従って本案の技術的課題は、
案内レールの配設作業にかかる手間暇を軽減化でき、又
取付箇所の制約をも受けないよう形成した傾斜窓用のカ
ーテン装置を提供することにあり、更には窓ガラスに沿
って傾斜姿勢を維持できると共に、遮蔽時に一定の間隔
でひだを配列できるよう形成した上記装置に用いるカー
テンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本案は、上記の課題を解
決するために次のような技術的手段を採る。即ち本案の
装置は、窓枠1に横架される案内レール2と、この案内
レール2に案内されて窓3を遮蔽するカーテン4と、こ
のカーテン4を開閉する開閉機構5とを備えた傾斜窓用
のカーテン装置において、上記の案内レール2が窓3の
上枠1aに取り付けられる上枠取付用の案内レールのみ
で形成され、又上記のカーテン4がひだの稜線4aを形
作る芯材7を有してひだ付き状に形成されると共に、窓
遮蔽時にひだを一定の間隔に配列させるひだ配列手段8
を備えて形成され、且つこのカーテン4の引出側の側端
部4bが硬質材4cで直線状に形成され、この側端部4
bの上部に杆状の短片9が側端部4bに沿って上方に突
設され、この短片9をカーテン4の開閉動作時に係止す
るストッパー10が、案内レール2の室 内側の側面位置
に設けられたことを特徴とするものである。
【0007】又本案の装置に用いるカーテン4として
は、ひだの稜線4aを形作る芯材7を有してひだ付き状
に形成されると共に、窓遮蔽時にひだを一定の間隔に配
列させるひだ配列手段8を備えて形成され、且つこのカ
ーテン4の引出側の側端部4bが硬質材4cで直線状に
形成され、この側端部4bの上部に杆状の短片9が側端
部4bに沿って上方に突設されたことを特徴とするもの
がある。
【0008】
【実施例】以下、本案の好適な一実施例を添付図面に従
って説明する。本案のカーテン装置は、窓枠1に横架さ
れる例えば硬質樹脂製の案内レール2と、この案内レー
ル2に案内されて窓3を遮蔽する例えば両開き式のカー
テン4と、又このカーテン4を開閉する開閉機構5とを
備えて形成されている。
【0009】而して本案の場合、上記の案内レール2
は、窓3の上枠1aに取り付けられる上枠取付用の案内
レールのみで形成されているものである。尚案内レール
2は、カーテン4がこの実施例では両開き式であるた
め、図7に示される如く、ランナー6を案内する溝2a
が、案内レール2の長手方向に延びてその下面に平行一
対状に形成されているものである。又ランナー6は、同
図及び図8等に示される如く、カーテン4に取り付ける
取付片6aがひだの幅Wとほぼ同等の長さに形成され、
この実施例ではカーテン4の上部裏側(室外側)に一定
の間隔をおいて取り付けられている。
【0010】又カーテン4は、ひだの稜線4aを形作る
芯材7を有してひだ付き状に形成されると共に、窓遮蔽
時にひだを一定の間隔に配列させるひだ配列手段8を備
えて形成されている。このひだ配列手段8は、図2等に
示される如く、この実施例では止め具8aが一定の間隔
で固着された糸等の線条材で形成されている。ひだ配列
手段8としてのこの線条材は、この実施例では止め具8
aを室外側に配置した状態で、カーテン4の左右方向の
一端部から他端部にわたってその上部に挿通され、且つ
その端部8bはカーテン4の各端部に夫々固定されてい
る。
【0011】又この実施例では、図1等に示される如
く、カーテン4の引出側の側端部4bが、例えばシート
状の樹脂製の硬質材4cで直線状に形成されている。又
9は杆状の短片であり、この短片9は側端部4bの上部
に、側端部4bに沿って上方に突設されている。
【0012】10は上記の短片9をカーテン4の開閉動
作時に係止するストッパーであり、このストッパー10
は案内レール2の室内側の側面位置に設けられている。
即ちこの実施例では、カーテン4が上記の如く両開き式
であることから、このストッパー10は、図3等に示さ
れる如く、案内レール2の中央部に左右一対及び案内レ
ール2の各端部の近傍位置に夫々設けられている。
【0013】又カーテン4を開閉する上記の開閉機構5
は、この実施例では図9に示される如く可逆モータ11
を備えて形成されている。同図において、12は車両1
3(図4参照)に搭載されたバッテリー、14は操作ス
イッチである。15は案内レール2内に配設されたタイ
ミングベルトであり、このベルト15は案内レール2の
左右端に配設されたプーリ16に張架されている。又1
7はタイミングベルト15の所定位置に固着された一対
のカーテン取付金具であり、この金具17にカーテン4
の側端部4b・4bが夫々固着されている。又この金具
17の対向する先端部17a・17aは吸着自在に形成
され、カーテン4の遮蔽時に、この先端部17a・17
aが対向する案内レール2の内部位置には、磁気センサ
18が配設されている。又19は、案内レール2の一方
の端部近傍位置に配設された磁気センサである。更に2
0は、モータ11の運転を制御するコントローラであ
る。尚この例では、カーテン4を開ける場合、バックチ
ェンジレバー21の操作によっても可能になるよう構成
されている。
【0014】次にこの実施例の作用を説明する。先ずス
イッチ14が入れられるとモータ11が回転し、このモ
ータ11が、図9において、プーリ16を反時計方向に
回転させる。従ってタイミングベルト15が、同図上、
反時計方向に回動し、窓3(図3等参照)の左右端部に
配置されていたカーテン4を、夫々中央部に移動させ
る。そして上記の金具17の先端部17a・17aが吸
着すると、磁気センサ18がONになり、その結果モー
タ11の駆動が停止する。
【0015】尚この場合上記のセンサ18は、図1に示
される如く、案内レール2の中央部に配置されたストッ
パー10・10の間に配置されている。従ってカーテン
4の側端部4b・4bは、ストッパー10の位置より案
内レール2の中央部側に夫々引き寄せられることにな
る。而してこの場合この牽引力は、上記の短片9がスト
ッパー10に係止されるため側端部4b・4bの下部に
加わり、又上記の如く側端部4b・4bは硬質材4cで
直線状に形成されているから、結局この実施例の場合は
図示される如く、側端部4b・4bはストッパー10・
10の箇所を支点にして互いに交叉するよう斜交状に配
置されるものである。
【0016】又この状態で例えばバックチェンジレバー
21をバックに入れると、モータ11が、図9におい
て、プーリ16を時計方向に回転させる。従ってタイミ
ングベルト15が、同図上、時計方向に回動し、その結
果上記の金具17も案内レール2の各端部側に移動す
る。そして磁気センサ19が金具17の先端部17aを
検知すると、モータ11の運転が停止し、この結果カー
テン4が開けられる。尚この場合この実施例では、図5
等に示される如く、上記のセンサ19はストッパー10
よりも案内レール2の端部側に配置されている。従って
ストッパー10を過ぎて側端部4bに加わる牽引力は、
側端部4bの上部の移動がストッパー10で阻止される
ため、その下部に加わるものである。その結果側端部4
bの下部は、ストッパー10の箇所を支点にして案内レ
ール2の端部側に引かれ、従ってカーテン4は窓3の側
枠1bに沿って傾斜状に配置される。尚この場合本案で
は、芯材7によってカーテン4が形崩れを生じないか
ら、カーテン4を特に紐等で束ねる必要はない。
【0017】なお本案の場合、カーテン4は上例のよう
な両開き式に限定されるものではなく、片開き式であっ
ても良いことは勿論であり、又上記の開閉機構5は例え
ば手動式でも良く、その構成に関しても任意である。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本案の装置は、案内
レールを上枠取付用だけで形成し、カーテンを芯材でひ
だ付き状に、且つひだ配列手段を備えて形成し、更には
このカーテンの引出側の側端部を硬質材で直線状に形成
し、この側端部の上部に杆状の短片を側端部に沿って上
方に突設し、この短片をカーテンの開閉動作時に係止す
るストッパーを、案内レールの室内側の側面位置に設け
たことを特徴とするものである。
【0019】従って本案装置の場合は、案内レールの配
設作業の際、窓の上枠にだけ案内レールを取り付ければ
済むことから、この種作業の手間暇を軽減化でき、又取
付箇所の床面等に障害物があっても、取付上、支障や制
約を受けないという実用上優れた効果を奏する。
【0020】又本案装置の場合は、カーテンを開けたと
き、このカーテンの下部を、下方に末広がり状に傾斜し
た側枠に沿って外側方へ配置できるものである。従って
これを使用すれば、例えば自動車のリアウインドーのよ
うに下枠が上枠に比べて長く形成された、下方に末広が
り状に傾斜した傾斜窓の場合に、後方視界を広く確保で
きるという利点がある。
【0021】更にカーテンが、請求項記載の如く形成
される場合は、芯材によって形崩れを防止できるから、
窓の遮蔽時等に、カーテンが撓むことを防止でき、又ひ
だ配列手段によってひだを一定の間隔で形成でき、しか
も請求項1に記載の後方視界を広く確保できるカーテン
装置を提供できる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案装置の好適な一例を示す一部を切欠した要
部の正面図である。
【図2】カーテンを平面から見た要部横断面図である。
【図3】本案装置の使用状態を示す正面図である。
【図4】図3のIV−IV線における断面図である。
【図5】カーテンが開けられた状態を示す一部を切欠し
た要部の正面図である。
【図6】図5の状態における本案装置の平面図である。
【図7】案内レールを示す要部縦断面図である。
【図8】ランナーを示す要部斜視図である。
【図9】開閉機構を示す構成図である。
【符号の説明】
1 窓枠 1a 上枠 2 案内レール 3 窓 4 カーテン 4a ひだの稜線 4b 引出側の側端部 4c 硬質材 5 開閉機構 7 芯材 8 ひだ配列手段 9 杆状の短片 10 ストッパー

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓枠に横架される案内レールと、この案
    内レールに案内されて窓を遮蔽するカーテンと、このカ
    ーテンを開閉する開閉機構とを備えた傾斜窓用のカーテ
    ン装置において、上記の案内レールが窓の上枠に取り付
    けられる上枠取付用の案内レールのみで形成され、又上
    記のカーテンがひだの稜線を形作る芯材を有してひだ付
    き状に形成されると共に、窓遮蔽時にひだを一定の間隔
    に配列させるひだ配列手段を備えて形成され、且つこの
    カーテンの引出側の側端部が硬質材で直線状に形成さ
    れ、この側端部の上部に杆状の短片が側端部に沿って上
    方に突設され、この短片をカーテンの開閉動作時に係止
    するストッパーが、案内レールの室内側の側面位置に設
    けられたことを特徴とする傾斜窓用のカーテン装置。
  2. 【請求項2】 ひだの稜線を形作る芯材を有してひだ付
    き状に形成されると共に、窓遮蔽時にひだを一定の間隔
    に配列させるひだ配列手段を備えて形成され、且つこの
    カーテンの引出側の側端部が硬質材で直線状に形成さ
    れ、この側端部の上部に杆状の短片が側端部に沿って上
    方に突設されたことを特徴とする請求項1記載の傾斜窓
    用のカーテン装置に用いるカーテン。
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JPH0534987U JPH0534987U (ja) 1993-05-14
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JPS4927518U (ja) * 1972-06-13 1974-03-09
JPS6023418U (ja) * 1983-07-26 1985-02-18 豊田通商株式会社 車両窓の遮蔽体保持装置

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