JPH0412960Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0412960Y2
JPH0412960Y2 JP1986072541U JP7254186U JPH0412960Y2 JP H0412960 Y2 JPH0412960 Y2 JP H0412960Y2 JP 1986072541 U JP1986072541 U JP 1986072541U JP 7254186 U JP7254186 U JP 7254186U JP H0412960 Y2 JPH0412960 Y2 JP H0412960Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
net
locking member
locking
guide rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986072541U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62187097U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986072541U priority Critical patent/JPH0412960Y2/ja
Publication of JPS62187097U publication Critical patent/JPS62187097U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0412960Y2 publication Critical patent/JPH0412960Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、防虫網戸、窓や冷凍シヨウケース等
の断熱遮蔽装置などに適用される巻取式スクリー
ン装置に関するものである。
[従来の技術] 例えば、巻取式スクリーン装置の一種である防
虫網戸として、コイルばねの捩りに伴う弾性復元
力等を駆動源とする巻取軸にネツトを巻付け、該
ネツトを、その両側のガイドレールに端部を挿入
した状態で開閉自在としたものが従来より知られ
ている。
かかる防虫網戸においては、ネツトの側端部に
抜脱防止用の係止部材を取付け、該係止部材を上
記ガイドレール内にスリツトを通じて挿入係合さ
せることにより、風などによつて該ネツトが橈ん
でガイドレールから外れるのを防止しており、そ
の際、上記係止部材として、紐状をなすもの(実
開昭59−140695号公報)や、テープ状素材の先端
を折返すことにより片面側のみに係止片を設けた
鈎形のもの(実開昭60−4197号公報)、両面側に
同様の係止片を設けた矢印形のもの(実開昭59−
177699号公報)など、種々の構造のものが使用さ
れている。
しかしながら、係止部材が紐状をなすものは、
ネツトを巻取つった際の巻厚が大きくなるため、
巻取りボツクスを大形化する必要があり、設置場
所が制限されるという問題がある。従つて、ネツ
トの巻厚を小さくする必要があるような場合に
は、係止部材が鈎形や矢印形をなすものを使用す
るのが好ましく、ガイドレールへの係止性と巻取
り時の巻厚との両方を考慮した場合には、矢印形
のものを使用するのがより好ましい。
ところが、この矢印形の係止部材の場合も、そ
の巻取り時には2つの係止片と基体部分とが3重
に重合することになり、しかも、それが巻取軸上
に多重に巻取られるため、全体としての巻厚はか
なり大きくならざるを得ず、それを更に小さくす
ることが必要になる。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の課題は、上記係止部材として矢印形の
ものを使用したスクリーン装置において、該係止
部材による巻厚を可及的に小さくすることにあ
る。
[問題点を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案においては、
巻取軸に巻付けたスクリーンの両側端部に係止部
材を取付け、該係止部材をガイドレールのスリツ
トに挿入係合させると共に、上記スクリーンを該
ガイドレールに沿つて開閉自在としたものにおい
て、上記係止部材を、テープ状をなす基体の端部
両面にそれぞれ係止片を折返し状態に備えた断面
矢印状に形成し、該係止片をスリツトに係止し得
る範囲内で小幅に形成すると共に、スクリーンの
巻取り時に係止片同士の巻重なりが生じないよう
にスクリーンの幅方向に傾斜させたことを特徴と
するものである。
[作用] スクリーンの開閉は、該スクリーンをガイドレ
ールに沿つて移動させることにより公知のスクリ
ーン装置と同様にして行われる。このとき、スク
リーンの側端部に連結された係止部材は、その先
端に設けた係止片がスリツトの内縁に係合した状
態で該スリツトに沿つて摺動する。
また、上記スクリーンの巻取り時には、係止部
材における係止片が小幅に形成されると共に、ス
クリーンの幅方向に傾斜して設けられているた
め、該係止片同士の巻重なりが生じにくく、それ
らがスクリーンの幅方向に位置ずれした状態で順
次巻取られることになり、従つてスクリーンの巻
厚は小さくなる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図に示すものは、本考案の巻取式スクリー
ン装置の一つである防虫網戸の一実施例であつ
て、この防虫網戸は、コイルばねの捩りに伴う弾
性復元力等を駆動源とする巻取軸10にスクリー
ンとしてのネツト11を巻付け、該ネツト11の
側端部に係止部材14を取付けると共に、該係止
部材14をガイドレール12内にスリツト13を
通じて挿入係合させ、ネツト11の先端部には開
閉操作のための横桟15を取付け、該ネツト11
を上記ガイドレール12に沿つて摺動させること
により開閉自在としたものである。
上記係止部材14は、第2図及び第4図に具体
的に示すように、合成樹脂からなるテープ状の基
体14aの端部両面に、それぞれ係止片14b,
14bを折返し状態に連設することにより、全体
として断面矢印形をなすように形成したもので、
上記係止片14bの幅をスリツト13に係止し得
る範囲内で小幅に形成すると共に、該係止片14
bをネツト11の幅方向に規則的または不規則的
に傾斜させることにより、ネツト11の巻取り時
に該係止片14b同士の巻重なりが生じにくくな
るようになし、而して、該係止片14bがネツト
11の幅方向に位置ずれした非重合の状態で順次
巻取られるように構成している。
また、上記ガイドレール12は、他方のガイド
レールとの対向面に上記スリツト13を軸線方向
に備えた中空の抜止部材12aと、該抜止部材1
2aをネツト11の軸方向に変位可能に支持する
溝形の支持部材12bとからなつており、これら
合成樹脂や金属型材などによつて形成したもの
で、上記支持部材12bにおける他方のガイドレ
ールとの対向面には、横桟15の移動を案内する
案内溝20を軸線方向に設け、これらの抜止部材
12aと支持部材12bとの間には、ばねやスポ
ンジ状物質、繊維状物質等からなる適宜の弾性体
21を介装し、この弾性体21によつて抜止部材
12aを外方、即ち、左右のガイドレール12,
12における抜止部材12a,12aが互いに離
間する方向へ付勢さえることにより、ネツト11
に適度の張力を保持させている。この場合、ネツ
ト11に適度の張力が保持された位置で両部材1
2a,12bをねじ等により互いに固定するよう
に構成することもできる。
上記支持部材材12bは、ネツト11の端部を
被うカバーをも兼ねており、これでネツト11と
係止部材14との接合部分を被隠することによ
り、スクリーン装置としての体裁を高めている。
ネツト11の先端に取付けられた上記横桟15
の両端部には、支持部材12bの案内溝20内に
嵌合する嵌合部15aを設け、この嵌合部15a
を案内溝20への嵌合させることによつて、該横
桟15が傾いたり位置ずれすることのないように
それを支持させると共に、その摺動を案内させて
いる。
上記構成を有する防虫網戸は、横桟15をガイ
ドレール12,12に沿つて移動させることによ
り、従来の防虫網戸と同様にして開閉される。こ
のとき、ネツト11の側端部に取付けられた係止
部材14は、その係止片14b,14bがスリツ
ト13の内縁に係合し、抜止状態のまま該スリツ
ト13に沿つて摺動する。
また、上記ネツト11の巻取り時には、該ネツ
ト11が巻取軸10上に順次巻取られていくが、
係止部材14における係止片14b,14bが小
幅に形成されていて、しかもネツト11の幅方向
に傾斜しているため、該係止片同士の巻重なりが
生じにくく、第3図に示すように、それらがネツ
ト11の幅方向に位置ずれを生じて非重合状態で
順次巻取られることになり、従つて、ネツト11
の巻厚は小さくなる。
上記係止片14bの幅を小幅に形成すると同時
に、それをネツトの幅方向に傾斜させる場合に、
その小幅の程度は、スリツト13に係止し得る範
囲内にする必要があることは勿論であるが、係止
片14bの巻重なりが生じないでネツト11を巻
取れるように係止片14bを傾斜させたときに、
ネツト11の全長にわたつて、そのネツト11の
幅の変動が使用上問題のない範囲に収まるように
設定することが必要である。
なお、上記巻取軸10における係止部材14の
巻取り位置を細径に形成し、この細径部によつて
係止部材14の巻厚を吸収させるようにすること
もできる。
上記ネツト11の張力は、弾性体21の選定に
より防虫網戸の構造などに応じて適宜な大きさに
設定することができ、例えば、巻取軸10にコイ
ルばねを内蔵した上記タイプの網戸においては、
ネツト11の張力を少し大きく設定して係止部材
14の摺動抵抗を高めておくことにより、該ネツ
ト11を任意の開閉位置に停止させることが可能
となり、横桟15の重量を利用してネツト11の
開閉を行うタイプのものにおいては、ネツト11
の張力を小さくして係止部材14の摺動抵抗を小
さくしておくことにより、ネツト11の開閉操作
を円滑且つ軽快に行うことができる。
なお、上記ガイドレールとして、第2図に示す
構成のものに限らず、係止部材が係合するスリツ
トを備えた他の任意の構成のものを使用すること
ができることや、上述した本考案の構成が、防虫
網戸だけでなく、窓や冷凍シヨウケース等の断熱
遮蔽装置など任意のスクリーン装置に適用できる
ことはいうまでもない。
[考案の効果] このように、本考案によれば、ガイドレールの
スリツトへ係合する係止部材を、テープ状をなす
基体の端部両面にそれぞれ係止片を折返し状態に
備えた矢印状に形成すると共に、該係止片をスリ
ツトに係止し得る範囲内で小幅に形成すると共
に、ネツトの幅方向に傾斜させてあるので、該係
止片がスクリーンの巻取り時に互いに重ならない
ように位置ずれした状態に巻取られることにな
り、これによつてスクリーンの巻厚が非常に小さ
くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分破断正面
図、第2図はその要部拡大断面図、第3図はスク
リーンの巻取り状態の説明図、第4図は係止部材
の取付け例を示す部分正面図である。 10……巻取軸、11……ネツト、12……ガ
イドレール、13……スリツト、14……係止部
材、14a……基体、14b……係止片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 巻取軸に巻付けたスクリーンの両側端部に係止
    部材を取付け、該係止部材をガイドレールのスリ
    ツトに挿入係合させると共に、上記スクリーンを
    該ガイドレールに沿つて開閉自在としたものにお
    いて、上記係止部材を、テープ状をなす基体の端
    部両面にそれぞれ係止片を折返し状態に備えた断
    面矢印状に形成し、該係止片をスリツトに係止し
    得る範囲内で小幅に形成すると共に、スクリーン
    の巻取り時に係止片同士の巻重なりが生じないよ
    うにスクリーンの幅方向に傾斜させたことを特徴
    とする巻取式スクリーン装置。
JP1986072541U 1986-05-14 1986-05-14 Expired JPH0412960Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986072541U JPH0412960Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986072541U JPH0412960Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62187097U JPS62187097U (ja) 1987-11-28
JPH0412960Y2 true JPH0412960Y2 (ja) 1992-03-26

Family

ID=30916078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986072541U Expired JPH0412960Y2 (ja) 1986-05-14 1986-05-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0412960Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2518825Y2 (ja) * 1990-11-28 1996-11-27 ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 テラス用網戸
JP2533604Y2 (ja) * 1991-02-28 1997-04-23 株式会社アミックス 建物用網戸

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6123197Y2 (ja) * 1980-03-10 1986-07-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62187097U (ja) 1987-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH057514B2 (ja)
JPH0412960Y2 (ja)
JPH0650639Y2 (ja) 巻取式スクリーン装置
JPH0128236Y2 (ja)
JPH0828160A (ja) 横引き伸縮開閉網戸
JP6952324B2 (ja) 車両用防虫ネット
IT201900002879A1 (it) Dispositivo di tensionamento per zanzariere e tende avvolgibili
JPH01295987A (ja) 巻取式スクリーン装置
JP2999685B2 (ja) ロールスクリーン装置
KR930019973A (ko) 조립망 창문장치
JP3809947B2 (ja) 巻取式スクリーン装置
JP3965260B2 (ja) 可動框用平行移動機構を備えたスクリーン装置
JP2554173Y2 (ja) 巻取式スクリーン装置
US5862849A (en) Sunshade anti-theft window
JPH0137552B2 (ja)
JPH0336716Y2 (ja)
JP2781831B2 (ja) 横引き式伸縮開閉スクリーン装置
JP3855226B2 (ja) 巻取自在の面体装置
US5921308A (en) Barricade apparatus and method for a joint in a sectional door
JPH0632414Y2 (ja) スクリ−ン式カ−テン
KR930018126A (ko) 조립망창문장치
JPH0447354Y2 (ja)
JP2558692Y2 (ja) 折り畳み式網戸
JP2504409Y2 (ja) ロ―ルスクリ―ン装置
JPH0596393U (ja) ロールスクリーン装置用ガイドレール