JPH0650639Y2 - 巻取式スクリーン装置 - Google Patents

巻取式スクリーン装置

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JPH0650639Y2
JPH0650639Y2 JP1987014049U JP1404987U JPH0650639Y2 JP H0650639 Y2 JPH0650639 Y2 JP H0650639Y2 JP 1987014049 U JP1987014049 U JP 1987014049U JP 1404987 U JP1404987 U JP 1404987U JP H0650639 Y2 JPH0650639 Y2 JP H0650639Y2
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JP
Japan
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screen
net
guide rail
engaging
spring
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JP1987014049U
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JPS63122597U (ja
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守 守谷
精三 林口
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Seiki Hanbai Co Ltd
Original Assignee
Seiki Hanbai Co Ltd
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、防虫網戸、窓や冷凍ショウケース等の断熱遮
蔽装置などに適用される巻取式スクリーン装置に関する
ものである。
[従来の技術] 防虫網戸等に用いられる巻取式スクリーン装置として、
特開昭61−179989号公報に開示されているように、スプ
リングによって巻取り方向に付勢された巻取軸にスプリ
ングを巻付け、該スクリーンの左右両側端縁に沿って、
中空のガイドレール内にスリットを通じて挿入係合され
る抜脱防止用の係止部材を取付け、該スクリーンを上記
ガイドレールに沿って開閉自在としたものが既に知られ
ている。
かかる巻取式スクリーン装置においては、左右のガイド
レール間の間隔とスクリーンの幅とを、係止部材がスリ
ット内縁に正しく係合するように正確に規定することは
非常に難しく、例えばスクリーンの側端縁に沿って係止
部材を縫製等によって取付ける場合の取付け誤差、温度
によるスクリーンの伸縮、建物自体の変形などによっ
て、比較的大きな誤差が生じるため、該係止部材が係合
するスリットを持ったガイドレールに、それを弾性的に
広げる方向の付勢力を作用させている。
即ち、建物の開口部に固定する枠材内に上記ガイドレー
ルを遊嵌させ、該枠材とガイドレールの間に、ガイドレ
ールに対してスクリーンの側端を左右に引張る方向の付
勢力を与える弾性体を配設し、これによってスクリーン
の寸法誤差を吸収すると共に、スクリーンにたるみが生
じるのを防止している。
しかしながら、上記弾性体は、スクリーンの左右両側端
の全長にわたって引張り力を作用させるので、それがス
クリーンの開閉操作に対する大きな摺動抵抗を発生させ
ることになり、スクリーンのたるみを除去しようとして
上記引張り力を大きくすればする程、スクリーンの開閉
が困難になるという問題点があった。
このような問題を解決すべく、本考案者らは種々の試行
錯誤を繰返したが、その結果、スプリングによって巻取
り力が付勢された巻取軸にスクリーンを巻付け、常にス
クリーンに対してある程度の巻取り方向の引張り力が作
用するようにした場合には、その引張り力によりスクリ
ーンのたるみが殆ど除去され、該スクリーンの左右両側
端縁にそれを左右へ引広げる方向に引張り力を作用させ
なくても、大きなたるみが生じないことを確かめること
ができた。このことは、スクリーンの左右側端縁を弾性
的に両側へ開かなくてもよいことを、即ち、前述の型材
とガイドレールとの間の弾性体が不要になることを意味
し、従ってスクリーンの開閉に対する摺動抵抗の発生要
因を排除することを可能にするものである。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、上述した知見に基づき、スクリーンに幅方向
のたるみが生じるようなことがなく、しかも開閉に際し
ての摺動抵抗を小さくできるようにした巻取式スクリー
ン装置を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案は、スプリングによっ
て巻取り方向に付勢された巻取軸にスクリーンを巻付
け、このスクリーンの先端部に、該スクリーンの閉鎖位
置において弾性的な係脱手段により枠材に係止する横桟
を取付けて、横桟が係脱手段に係止した状態において上
記スクリーンがスプリングの付勢力により緊張状態に保
持されるようにした巻取式のスクリーン装置において、
上記スクリーンの左右側端縁部に沿って係止部材を取付
け、該係止部材を合成樹脂からなる中空のガイドレール
内にスリットを通じて挿入させ、上記ガイドレールをア
ルミニウム製の枠材内にスクリーンの幅方向に遊動自在
に嵌入することによって構成している。
[作用] スプリングによって付勢された巻取軸からスクリーンを
引出し、このスクリーンの先端部に取付けた横桟を枠材
に係止させると、該スクリーンがスプリングの付勢力に
より緊張状態に保持される。この状態においては、スク
リーンの基端が巻取軸に巻付けられ、該スクリーンの先
端部は横桟に取付けられて、いずれの端部においてもス
クリーンがその幅方向に引広げられた状態にある。しか
も、上述したように、巻取軸と横桟との間においてはス
クリーンが緊張状態に保持されている。そのため、スク
リーンの両側端縁の係止部材をスリットに挿入係合させ
たガイドレールを枠材内に遊動自在に嵌入させたまま
で、スクリーンに対してそれを両側に引広げる方向の引
張り力を作用させなくても、スクリーンに大きなたるみ
が生じるようなことはない。
枠材内に遊動自在に嵌入させたガイドレールは、スクリ
ーンの側端縁に沿って取付けた係止部材をスリットを通
じて挿入係合させることにより、スクリーン側端がそれ
に作用する比較的大きな外力によってガイドレールから
外れるのを防止するものであり、またスクリーンはその
両側端に引張力を作用させていないので、開閉に際して
の摺動抵抗が非常に小さくなる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図ないし第3図は、本考案を防虫網戸に適用した場
合の実施例を示すもので、この防虫網戸は、コイルスプ
リング3の捩りに伴う弾性復元力を駆動源とする巻取軸
2を、建物の開口部に取付ける枠材1の上端部に取付
け、この巻取軸線2にスクリーンを構成する防虫ネット
5を巻付け、該ネット5の先端部に横桟6を取付けてい
る。この横桟6は、後述するように、ネット5の閉鎖位
置において弾性的な係脱手段により枠材1に係止するよ
うに構成され、その係止状態においては、ネット5がス
プリングの付勢力により適度の緊張状態に保持される。
また、上記ネット5は、その左右側端縁部に沿って係止
部材8を取付けると共に、該係止部材8を枠材1内に配
設したガイドレール10内にスリット11を通じて挿入係合
させている。
上記係止部材8は、テープ状をなす布または合成樹脂製
の本体8aの一方の側端縁に沿って、上記ガイドレール10
におけるスリット11の内縁に係合させるための係合部8b
を設けたもので、テープ状の本体8aの基端部側を上記ネ
ット5に連結している。この係止部材8は、ネット5と
共に巻取り可能であることが必要であり、スライドファ
スナーの相互に接合されるテープの一方をそのまま利用
するのが好ましいが、それらの本体8a及び係合部8bを軟
質の合成樹脂によって一体に成形することもできる。
また、上記ガイドレール10は、左右の枠材1内にスリッ
ト11を相互に対向させた状態で、ネット5の幅方向に遊
動自在に嵌入している。このガイドレール10は、係止部
材8を挿入係合させる中空の本体部分10aと、その両側
に張出した張出部分10bとを備え、それらを一体化した
比較的肉厚の合成樹脂成形材とするのが望ましく、これ
によって係止部材8との必要な係合強度が得られると同
時に、係止部材8との関係でスリット11の適当な成形精
度を得ることができる。
一方、ガイドレール10を遊嵌させる左右の枠材1は、実
質的に溝状をなすアルミ材により形成したもので、上記
ガイドレール10の本体部分10aが通過できる開口を設け
ると共に、その開口の口縁にガイドレール10の張出部分
10bが係合する係合縁1aを設け、さらにその係合縁1aよ
りも開口側に、横桟6の端部の摺動を案内する案内壁1
b,1bを突出させている。この枠材1は、図示したように
一体の押出し材とすることもできるが、組立やメンテナ
ンスに際してのガイドレール10の出し入れ等のために、
複数に分割しものとすることもできる。
ネット5の先端に取付けられた上記横桟6の両端部に
は、枠材1の案内壁1b間に嵌合して案内される嵌合部6a
を設け、この嵌合部6aの枠材1への嵌合によって、横桟
6を傾いたり位置ずれしないように支持させると共に、
その摺動を円滑化させている。
枠材1の下端においては、上記横桟6のネット5の閉鎖
位置において係合保持させるため、該横桟6に弾性的に
係合する係脱手段を設けている。この係脱手段として
は、第4図に示すように、板ばねを折曲形成した係合片
13を左右の枠材における案内壁1b,1b間に嵌合し、その
係合片13における凸部13aを横桟6の両端嵌合部6aにお
ける凹部6bに係合させるような構造のものが望ましい
が、例えば横桟6側に弾性を持った係合片を設け、その
凸部を案内壁1b間に設けた凹部や孔に嵌合係止するな
ど、弾性的に係合する各種手段を採用することができ
る。このような係脱手段によって横桟6を係止した状態
においては、上記ネット5がスプリング3の付勢力によ
り緊張状態に保持される。
上記構成を有する防虫網戸は、建物開口部にその枠材1
を取付け、左右のガイドレール10,10のスリット11にネ
ット5の両端の係止部材8を挿入係止させる。この場合
に、ガイドレール10,10を両側へ広げてネット5が幅方
向に緊張した状態で、そのガイドレール10,10が枠材1
内における建物開口部への取付け面積の端部、またはそ
れに近い位置にあることが望ましい。
かくして取付けられた防虫網戸は、横桟6をガイドレー
ル10に沿って移動させることにより、従来の防虫網戸と
同様にして開閉される。このとき、ネット5の側端部に
取付けられた係止部材8は、その係合部8bがスリット11
の内縁に係合した状態で該スリット11に沿って摺動す
る。
スプリング3によって付勢された巻取軸2からネット5
を引出し、このネット5の先端部に取付けた横桟6を、
枠材1に設けた板ばねからなる係合片13の凸部13aを該
横桟6の凹部6bに係合させることによって閉鎖位置に保
持すると、該ネット5がスプリング3の付勢力により緊
張状態に保持されるが、この状態においては、ネット5
の基端が巻取軸2に巻付けられ、また該ネット5の先端
部は横桟に取付けられて、上下いずれの端部においても
ネット5がその幅方向に引広げられた状態にある。しか
も、上記のように巻取軸2と横桟6との間においてネッ
ト5がスプリング3により緊張状態に保持されているた
め、ネット5の両側端縁の係止部材8をスリット11に挿
入係合させた左右のガイドレール10,10を、それぞれ枠
材1内に遊動自在に嵌入させたままで、ネット5に対し
てそれを両側に引広げる方向の引張り力を作用させてい
なくても、ネット5に大きなたるみが生じるようなこと
はない。
枠材1内に遊動自在に嵌入させたガイドレール10は、ネ
ット5の側端縁に沿って取付けた係止部材8をスリット
11を通じて挿入係合させることにより、ネット5側端が
それに作用する比較的大きな外力によってガイドレール
10から外れるのを防止し、また、ネット5はその両側端
に引張力を作用させていないので、開閉に際しての摺動
抵抗が非常に小さくなる。
なお、上述した本考案の構成は、防虫網戸だけでなく、
窓や冷凍ショウケースのような断熱遮蔽装置など、任意
のスクリーン装置に適用できることはいうまでもない。
[考案の効果] このように、本考案によれば、ガイドレールを枠材内に
スクリーンの幅方向に遊動自在になるように嵌入するこ
とにより、該ガイドレールと係止部材とが大きい力で常
時弾性的に係合することがないようにしたので、スクリ
ーンを開閉する際の摺動抵抗及び摺動音が小さく、開閉
操作を軽快且つ静かに行うことができ、スクリーンに風
圧等の外力が作用して該スクリーンがある程度撓んだ場
合でも、その撓みに応じてガイドレールが枠材内を移動
することにより係止部材の係合力が増大するのが吸収さ
れるため、開閉に伴う摺動抵抗の増大及び摺動音の発生
が確実に防止される。
しかも、強度の必要な枠材をアルミニウム製とし、スク
リーン及び係止部材と摺接するガイドレールを合成樹脂
製としたので、合成樹脂の持つ勝れた摺動性を有効に利
用して上記摺動抵抗及び摺動音をより効果的に低減する
ことができると共に、狭いスリット内でスクリーンの端
部がガイドレールと擦り合うことにより生じる該スクリ
ーンの擦り切れを確実に防止することができ、簡単な構
成により装置の耐久性及び性能を確実に高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部破断正面図、第2図
は第1図におけるA−A線での横断平面図、第3図は第
1図におけるB−B線での縦断面図、第4図は横桟に対
する係脱手段の係合状態を示す断面図である。 1……枠材、2……巻取軸、 3……スプリング、5……ネット、 6……横桟、8……係止部材、 10……ガイドレール、11……スリット、 13……係合片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−51290(JP,A) 特開 昭61−179989(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプリングによって巻取り方向に付勢され
    た巻取軸にスクリーンを巻付け、このスクリーンの先端
    部に、該スクリーンの閉鎖位置において弾性的な係脱手
    段により枠材に係止する横桟を取付けて、横桟が係脱手
    段に係止した状態において上記スクリーンがスプリング
    の付勢力により緊張状態に保持されるようにした巻取式
    のスクリーン装置において、 上記スクリーンの左右側端縁部に沿って係止部材を取付
    け、該係止部材を合成樹脂からなる中空のガイドレール
    内にスリットを通じて挿入させ、上記ガイドレールをア
    ルミニウム製の枠材内にスクリーンの幅方向に遊動自在
    に嵌入した、 ことを特徴とする巻取式スクリーン装置。
JP1987014049U 1987-02-02 1987-02-02 巻取式スクリーン装置 Expired - Lifetime JPH0650639Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987014049U JPH0650639Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02 巻取式スクリーン装置

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JPS63122597U JPS63122597U (ja) 1988-08-09
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ID=30803680

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JP1987014049U Expired - Lifetime JPH0650639Y2 (ja) 1987-02-02 1987-02-02 巻取式スクリーン装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0810649Y2 (ja) * 1990-02-06 1996-03-29 セイキ販売株式会社 巻取式スクリーン装置
JP2533604Y2 (ja) * 1991-02-28 1997-04-23 株式会社アミックス 建物用網戸

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6051290A (ja) * 1983-08-27 1985-03-22 林口 精三 建物用網戸
JPS61179989A (ja) * 1985-02-01 1986-08-12 林口 精三 建物・機器類の開口部遮断装置

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JPS63122597U (ja) 1988-08-09

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