JP2527330Y2 - 巻取式スクリーン装置 - Google Patents

巻取式スクリーン装置

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JP2527330Y2
JP2527330Y2 JP1989028940U JP2894089U JP2527330Y2 JP 2527330 Y2 JP2527330 Y2 JP 2527330Y2 JP 1989028940 U JP1989028940 U JP 1989028940U JP 2894089 U JP2894089 U JP 2894089U JP 2527330 Y2 JP2527330 Y2 JP 2527330Y2
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JP
Japan
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screen
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slit
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JP1989028940U
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文雄 佐々木
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Seiki Jyuko Co Ltd
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Seiki Jyuko Co Ltd
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、防虫網戸、窓の目隠し装置、窓や冷凍ショ
ーケース等の断熱遮蔽装置等に適用される巻取式スクリ
ーン装置に関するものである。
[従来の技術] 例えば、巻取式スクリーン装置の一種である防虫網戸
において、網戸枠に取り付けた巻取軸にネットを巻き付
け、該ネットの端部に取り付けた帯状の係止部材を網戸
枠におけるガイドに係合させ、その状態で該ネットをガ
イドに沿って摺動させることによりその開閉を行うよう
にしたものは公知(例えば、実公昭48−24363号公報参
照)である。
しかしながら、上記従来の防虫網戸は、ガイドに係合
する薄板帯状の係止部材をネットの端部の網目部分に直
接縫着しているため、その取り付け強度が弱く、ネット
に風圧等が作用して係止部材に大きな力が作用した場合
に、網目が変形して係止部材が位置ずれし易いという欠
点があった。しかも、ネットの端部がガイドに摺擦して
擦り切れることもあり、耐久性の点でも問題があった。
係止部材を他のシート等を介してネットに取り付けた
ものもあるが、このような構成では、シートに対する係
止部材の取り付けと、ネットに対するシートの取り付け
とを行わなければならないため、取り付け作業が面倒で
コストが高くなることが避けられない。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、経緯の繊維からなる布状のスクリー
ンを備えた巻取式スクリーン装置において、該スクリー
ンと係止部材との取り付けを簡単且つ低コストに行うと
共に、その取り付け強度を高め、更に、スクリーンガイ
ドに対するスクリーンの摺擦強度を高めて耐久性を向上
させることにある。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本考案は、スクリーン枠に
取り付けた巻取軸に経緯の線条からなる布状のスクリー
ンを巻き付け、該スクリーンを、その端部に取り付けた
係合用小突起をスクリーンガイドに設けたスリットの内
縁に抜止状態に係合させた状態で該スクリーンガイドに
沿って開閉自在としたものにおいて、上記スクリーンの
端部に、上記スリットとの摺擦方向に直交する線条を密
に配列した高密度部を該スクリーンの一部として形成
し、この高密度部を上記スリットに挿通すると共に、該
高密度部の端縁に上記小突起を取り付けたことを特徴と
するものである。
[作用] スクリーンの端部の線条密度が高い高密度部に係合用
小突起を取り付けているから、その取り付け強度は大き
く、小突起に外力が作用してもその位置ずれが生じにく
い。しかも、上記スクリーンの、スクリーンガイドに設
けたスリットとの摺擦方向に直交する線条密度を高める
ことによって、特に、上記スリットに対するスクリーン
の開閉方向の摺擦強度が高くなるから、スクリーンの耐
久性が向上する。また、その高密度部の端縁に直接小突
起を取り付けているので、他の取付用シート等を介して
取り付ける場合に比べ、手数が減少して取り付けが簡単
になると共に使用部材数も減らすことができ、コストも
安くなる。
[実施例] 以下、本考案を防虫網戸に適用した場合の実施例を図
面を参照しながら詳細に説明する。
第1図において、1は窓等の建物開口部におけるガラ
ス障子の内側または外側などに取り付けられるスクリー
ン枠であって、該スクリーン枠1は、コイルばねの捩り
に伴う弾性復元力を駆動源とする巻取軸3を内蔵した巻
取ボックス2と、該巻取ボックス2の両側に位置する一
対のスクリーンガイド4,4と、これらのスクリーンガイ
ド4,4の下端部間に取り付けられた下枠部材5とからな
っており、上記巻取軸3には、布状スクリーンの一種で
ある防虫ネット6が、第2図に示すように、その左右両
側端部に取り付けた係合用小突起9をスクリーンガイド
4,4に設けたスリット12の内縁に抜止状態に係合させた
状態で該スクリーンガイド4,4に沿って繰り出し及び巻
き取り自在に巻着され、該ネット6の先端に開閉操作用
の框7が取り付けられている。
上記ネット6は、第3図から明らかなように、多数の
線条8a,8bを所定間隔で経緯に配列することにより形成
したもので、該ネット6の左右両側端部には、ネット主
体部よりも線条8a,8bの密度を高めた高密度部6aが形成
されている。この高密度部6aは、当該ネット6の摺擦方
向に直交する方向(図示の例では緯方向)の線条8b間
に、複数本の細い補助線条8cを組み込むことにより線条
密度を高めて形成しており、その端縁には多数の係合用
の小突起9が一定間隔で挟着、固定され、該小突起9
が、第2図及び第3図に示すように、スクリーンガイド
4,4内に配設された中レール11のスリット12に摺動自在
に挿入され、該スリット12の内縁に抜止状態に係合して
いる。
なお、上記ネット6の高密度部6aは、上述の如く、ネ
ット主体部と同じ態様で配列された経緯の主線条間に、
該主線条より細い適宜の太さの補助線条を組み込むこと
によって線条密度を高めるようにしても良いが、同じ太
さの線条を密に配列しても良い。
上記小突起9は、第3図から明らかなように、合成樹
脂からなる断面円形の細線をU字状に折曲し、それをネ
ット6と平行に向けて糸14により縫着固定したもので、
その円弧状の折曲部9aが上記スリット12の内縁12aに係
合している。ネット5の高密度部6a,6aの両面に位置す
るこれらの小突起9は、図示した如く、1本の細線をネ
ット6を跨ぐように順次折曲げることにより連続するも
のとして形成することができ、この場合、ネット6の表
面側と裏面側の小突起9は互いに180度異なる位置を占
めることになる。なお、この小突起9は、合成樹脂製の
ファスナーにおける噛合子と同様の形状を有するもので
あり、従って、ファスナー製造装置を使用して簡単に取
り付けることができる。また、小突起9を高密度部6a,6
aに糸で縫着することなく、溶着や接着剤等の手段によ
って取り付けることもできる。
上記中レール11は、第2図に示すように、スクリーン
ガイド4,4に固定的に取り付けられたプロテクタ16によ
りクッション材17を介して該スクリーンガイド4,4内に
取り付けられ、このクッション材17によって2つのスク
リーンガイド4,4内の中レール11が互いに離間する方向
へ付勢されており、これによってネット6に適度の張力
が保持せしめられている。この場合、ネット6に適度の
張力が保持された位置で中レール11をスクリーンガイド
4,4にねじ等で固定してもよい。
なお、上記中レール11は、合成樹脂又はアルミニウム
等の金属によって形成することができ、また、該中レー
ル11は、スクリーンガイド4,4と別構成にすることな
く、それらを一体としてもよい。
上記構成を有するスクリーン装置において、框7を上
下動させることによりネット6をスクリーンガイド4,4
に沿って開閉することができる。このとき、ネット6の
両端部に取り付けた小突起9がスクリーンガイド4,4に
係合しているため、ネット6がスクリーンガイド4,4か
ら外れることがない。また、ネット6に風圧等が作用し
て小突起9の取り付け部分に大きな力が作用しても、該
小突起9がネット6の端部の線条密度を高くした高密度
部6aの端縁に取り付けられているから、その取り付け強
度は大きく、網目の変形による小突起9の位置ずれ等を
生じることがない。しかも、上記ネット6とスリット12
との摺擦方向に直交する線条密度を高めることにより、
スクリーンガイド4,4に対する摺擦強度が高くなってい
るため、ネット6の耐久性も向上する。
第4図は小突起の別構成例を示すもので、この例で
は、独立する多数の小突起19をネット6の高密度部6aの
端縁にそれを跨ぐように挾着している。
なお、図示した実施例では、防虫網戸を縦開き式とし
て構成した場合について説明したが、横開き式として構
成することもでき、また、本考案は、このような防虫網
戸に限らず、窓の目隠し装置、窓や冷凍ショーケースの
断熱遮蔽装置等、布状スクリーンを使用する各種スクリ
ーン装置に適用することができ、この場合のスクリーン
としては、上記防虫網のネットのように網目の大きいも
のを使用するとは限らず、通常の織布と同様の網目の小
さいものも使用される。
[考案の効果] このように、本考案によれば、経緯の線条からなる布
状スクリーンの端部に係合用小突起を取り付けるに当た
り、該スクリーンの端部に、線条密度を高くした高密度
部を形成し、この高密度部に係合用小突起を取り付けて
いるため、その取り付け強度が大きく、小突起に大きな
外力が作用しても位置ずれを生じることがない。しか
も、上記スクリーンとスリットとの摺擦方向に直交する
線条密度の増大によって、特に、上記スリットに対する
スクリーンの開閉方向の摺擦強度が向上し、スクリーン
の耐久性も増大する。更に、上記高密度部の端縁に直接
小突起を取り付けているので、小突起を備えたテープや
シート等の他の部材をスクリーンに取り付ける場合に比
べ、手数が減少して取り付けが簡単になると共に使用部
材数も減らすことができ、コストも安くなり、また、上
述したテープ等の部材をスクリーンに重ねて取り付ける
と、スクリーンの端部の厚みが増すため、該スクリーン
を巻き取った場合に端部の巻き径が極端に大きくなり、
スクリーンが横ずれしながら巻き取られるなど巻き取り
操作が円滑でないといった不都合が生じ易いが、本願に
おいてはこのような不都合がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分破断正面図、第2
図はそのA−A線での部分省略拡大断面図、第3図はネ
ット端部の拡大斜視図、第4図は小突起の別構成例の部
分斜視図である。 1……スクリーン枠、3……巻取軸、4……スクリーン
ガイド、6……ネット、6a……高密度部、8a,8b……線
条、9,19……小突起。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーン枠に取り付けた巻取軸に経緯の
    線条からなる布状のスクリーンを巻き付け、該スクリー
    ンを、その端部に取り付けた係合用小突起をスクリーン
    ガイドに設けたスリットの内縁に抜止状態に係合させた
    状態で該スクリーンガイドに沿って開閉自在としたもの
    において、 上記スクリーンの端部に、上記スリットとの摺擦方向に
    直交する線条を密に配列した高密度部を該スクリーンの
    一部として形成し、この高密度部を上記スリットに挿通
    すると共に、該高密度部の端縁に上記小突起を取り付け
    た、 ことを特徴とする巻取式スクリーン装置。
JP1989028940U 1989-03-14 1989-03-14 巻取式スクリーン装置 Expired - Lifetime JP2527330Y2 (ja)

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JPH02122890U JPH02122890U (ja) 1990-10-09
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DE112012005338B4 (de) 2011-12-20 2019-01-17 Ykk Corp. Reißverschlusskette, Reißverschluss für Gepäcktasche und Gepäcktasche

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