JP2535513Y2 - ワイヤ式ウインドウレギュレータのワイヤ緊張装置 - Google Patents

ワイヤ式ウインドウレギュレータのワイヤ緊張装置

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JP2535513Y2
JP2535513Y2 JP1991081291U JP8129191U JP2535513Y2 JP 2535513 Y2 JP2535513 Y2 JP 2535513Y2 JP 1991081291 U JP1991081291 U JP 1991081291U JP 8129191 U JP8129191 U JP 8129191U JP 2535513 Y2 JP2535513 Y2 JP 2535513Y2
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JP
Japan
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wire
guide rail
guide
bracket
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JP1991081291U
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JPH0532670U (ja
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淳一 前川
和義 千本松
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ワイヤ式ウインドウ
レギュレータのワイヤ緊張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のウインドウパネルの昇降
を図るウインドウレギュレータ装置としては、例えば、
特開昭59−145885号公報記載のものが知られて
いる。
【0003】ウインドウレギュレータ装置の概要は、上
下に長いガイドレールに、ウインドウパネルが取付けら
れるキャリアプレートがスライド自在に装着され、この
キャリアプレートは、正転、逆転可能なワイヤドラムか
ら繰出されたワイヤによって上下に牽引制御される構造
となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記した如くワイヤに
よってキャリアプレートを牽引制御するワイヤ式タイプ
にあっては、ワイヤが弛むと、円滑な牽引制御ができな
くなる所から、ワイヤを常時緊張させる緊張装置が設け
られている。
【0005】この緊張装置は、ワイヤドラムが取付けら
れたブラケット側とガイドレールの上下両端に設けられ
たガイド部材側との間に張られたインナワイヤ領域に、
該インナワイヤを貫通させたアウタワイヤを設ける。そ
して、アウタワイヤの一端を、ワイヤドラム側のブラケ
ットに、他端を、ガイドレール側の上下両端のガイド部
材にそれぞれ取付け、そのアウタワイヤをスプリングに
よって付勢することで内側のインナワイヤに緊張力を与
える構造となっている。
【0006】このために、取付け作業が非常に面倒とな
ることと併せて部品点数が増える等、作業性の面、部品
点数の面で望ましくなかった。
【0007】そこで、この考案にあっては、組付け作業
が容易になると共に、しかも、部品点数も少なくて済む
ワイヤ式ウインドウレギュレータのワイヤ緊張装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案は、上下動可能なキャリアプレートを有す
るガイドレールの上下両端に、ガイド部材を設ける一
方、ブラケットに取付けられた駆動部からワイヤを繰出
し、そのワイヤを前記ガイド部材を介してガイドレール
に沿って配索すると共に前記ワイヤによりガイドレール
に沿って前記キャリアプレートを上下動させるワイヤ式
ウインドウレキュレータにおいて、駆動部からガイド部
材までのワイヤ領域に、断面U字状に形成されたほぼ真
すぐなワイヤ緊張体を、その断面U字状の内部に、前記
ワイヤが配索されるよう組付け、そのワイヤ緊張体の一
端を、ガイド部材側に係止し、他方を、前記ワイヤが湾
曲するよう屈曲させて前記ブラケットに係止してある。
【0009】
【作用】かかるワイヤ緊張装置によれば、駆動部からガ
イド部材までのワイヤ領域に対して、断面U字状に形成
された真すぐなワイヤ緊張体をそれの開口部から、内部
に前記ワイヤが配索されるよう組付けた後、ワイヤ緊張
体の一端を、ガイド部材側に係止する。次に、前記ワイ
ヤが湾曲するようワイヤ緊張体を屈曲させて、それの他
端をブラケットに係止する。これにより、ワイヤ緊張体
の組付けが迅速に完了すると共に、湾曲するワイヤ緊張
体によってワイヤに緊張力が与えられるようになる。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図3の図面を参照しながらこ
の考案の一実施例を詳細に説明する。
【0011】図中1は上下に長い長尺物に作られたガイ
ドレールを示しており、それの両側部にはレール部3,
3が一体に形成されている。また、ガイドレール1の裏
面側には、図外のドアパネルに取付けるための三つのブ
ラケット5,6,7が設けられている。この三つのブラ
ケット5,6,7の内、真中のブラケット6には、ワイ
ヤ9が巻付けられたワイヤドラム11と、ワイヤドラム
11に減速機構13を介して正転又は逆転の回転動力を
与える駆動モータ15がそれぞれ装着されている。
【0012】さらに、ガイドレール1には、レール部
3,3に沿って上下動可能なキャリアプレート17と、
レール部3とレール部3の間に沿って配索されたワイヤ
9を前記ワイヤドラム11側へ向けて誘導案内する上下
のアッパ用及びロア用の各ガイド部材19,21がそれ
ぞれ設けられている。
【0013】アッパ用のガイド部材19はガイドレール
1の上端側に、ロア用のガイド部材21はガイドレール
1の下端側に取付けられている。
【0014】上下のガイド部材19,21は、図2に示
すようにガイドレール1側に取付けられたガイド本体1
9a,21aに対してカバー19b,21bが後付け出
来るようになっている。即ち、ガイド本体19a,21
a側に取付ピン20が、カバー19b,21b側に前記
取付ピン20が挿入される取付孔22がそれぞれ設けら
れ、さらに、ガイド本体19a,21a側にはワイヤ9
を掛回すガイド面19c,21cと、ワイヤ緊張体23
の一端が係合し合う係合凹部19d,21dがそれぞれ
設けられている。なお、24はロア用のガイド本体21
a側に固着されたキャリアプレート停止用のストッパー
部材を示している。
【0015】ワイヤ緊張体23は、上下のガイド部材1
9,21とワイヤドラム11が取付けられたブラケット
6との間のワイヤ9領域に設けられ、変形できるよう合
成樹脂材等の材質により断面U字状に形成され、それの
開口側に連続してワイヤ9の抜け止めを図るフック片2
3bが内側へ向け対向して設けられている。また、ワイ
ヤ緊張体23の一端には拡縮可能な一対の係合突起部2
3aが設けられ、前記ブラケット6に設けられた取付孔
6aに対して係合している。ワイヤ緊張体23の他方
は、前記ガイド部材19,21の係合凹部19d,21
d内に係合している。
【0016】ワイヤ緊張体23の長さLは、前記ガイド
部材19,21側とブラケット6側の各係止点距離より
大きく設定され、ワイヤ緊張体23の組付け完了時に図
3に示すような湾曲状態が確保されるようになってい
る。
【0017】なお、ブラケット6側に対するワイヤ緊張
体23の係止手段は、取付孔6aと係合突起部23aの
関係に限定されるものではない。
【0018】例えば、図4に示すように、取付孔6aに
かえて、ブラケット6側に、前記ワイヤ緊張体23の端
部を保持する保持部49と、左右から挾持する挾持部5
1とを有するホルダー部53を設けるようにしてもよ
い。この手段によれば、ワイヤ緊張体23に係合突起部
23aを設ける必要がなくなるのでワイヤ緊張体23の
成形加工が容易となる利点が得られる。
【0019】一方、キャリアプレート17は、合成樹脂
材等の材質で作られていて内側プレート本体24と、外
側プレート本体25に分割された形状となっている。
【0020】内側プレート本体24は、両側部に設けら
れた爪部27aを有する挟持体27と、上面側のほぼ中
央部位に設けられた係合穴部29と、左側の側方部及び
右側寄りの上部と下部の3箇所に設けられた嵌合部31
と、窓孔状に形成された係合孔33とを有している。挟
持体27から挟持体27までの寸法は、ガイドレール1
の巾Dとほぼ同一に設定され、先端の爪部27aは内側
へ向け屈曲された形状となっている。したがって、挟持
体27,27はガイドレール1の表側から強制的に組付
ける際に、前記爪部27aが左右のレール部3,3に当
ることで、外方へ開くようになる。そして、爪部27
a,27aがレール部3を通過した完了時には元に復帰
することで、車巾方向(図1左右方向)の動きが拘束さ
れ、外れることなく上下方向のスライドが確保されるよ
うになっている。
【0021】係合穴部29は、前記ワイヤ9のワイヤ係
止部9aが上方の開放口から係合し合う矩形上の形状と
なっていて、それの上下にはワイヤ9が通るワイヤ切欠
溝35が設けられている。ワイヤ切欠溝35の上方はワ
イヤ9が上方から落とし込めるよう開放されている。
【0022】外側プレート本体25は、両側部にウイン
ドウパネル37を取付けるための取付フランジ部39,
39と、前記内側プレート本体24の嵌合部31及び係
合孔33とそれぞれ嵌合し合う突出片41と、前記内側
プレート本体24から突出した取付ピン43と嵌合し合
う取付孔45とを有している。
【0023】なお、47はガイドレール1にワイヤ9が
直接当るのを防ぐ案内部材を示している。
【0024】このように構成されたウインドウレギュレ
ータ装置において、ワイヤ緊張体23を取付けるには、
ブラケット6とガイド部材19,21との間のワイヤ9
領域に対して、断面U字状に形成されたワイヤ緊張体2
3をそれの開口部側から組入れた後、ワイヤ緊張体23
の一端をガイド部材19,21の係合凹部19d,21
d内に係止する。次に、ワイヤ緊張体23が湾曲するよ
う屈曲させて係合突起部23aを取付孔6aに対向さ
せ、強制的に挿入することで取付けは迅速に完了する。
この場合、図5、図6に示す如く係合突起部23aをワ
イヤ緊張体23の側方となる回動軸線方向に設けるよう
にすれば、ワイヤ緊張体23の湾曲時に、係合突起部2
3aに無理な力が作用しなくなり、円滑な係止状態が得
られるようになる。したがって、取付け完了時に、ワイ
ヤ9は湾曲するワイヤ緊張体23の内壁面によって緊張
力が与えられるようになる。
【0025】
【考案の効果】以上、説明したようにこの考案によれ
ば、断面U字状の形状によって、内部にワイヤが配索さ
れたワイヤ緊張体を簡単に取付けることができるため組
付性の向上が図れると共に、ワイヤ緊張体の屈曲により
ワイヤの緊張力が容易に得られる。しかも、部品点数も
少なくて済むメリットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のウインドウレギュレータ装置の斜視
図。
【図2】ウインドウレギュレータの分割斜視図。
【図3】ウインドウレギュレータ装置の全体の側面図。
【図4】ワイヤ緊張体の一端をブラケット側に取付ける
変形例を示した要部の斜視図。
【図5】ワイヤ緊張体の変形例を示した側面図。
【図6】図5の正面図。
【符号の説明】
1 ガイドレール 6 ブラケット 9 ワイヤ 11 ワイヤドラム(駆動部) 17 キャリアプレート 19,21 ガイド部材 23 ワイヤ緊張体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動可能なキャリアプレートを有する
    ガイドレールの上下両端に、ガイド部材を設ける一方、
    ブラケットに取付けられた駆動部からワイヤを繰出し、
    そのワイヤを前記ガイド部材を介してガイドレールに沿
    って配索すると共に前記ワイヤによりガイドレールに沿
    って前記キャリアプレートを上下動させるワイヤ式ウイ
    ンドウレキュレータにおいて、駆動部からガイド部材ま
    でのワイヤ領域に、断面U字状に形成されたほぼ真すぐ
    なワイヤ緊張体を、その断面U字状の内部に、前記ワイ
    ヤが配索されるよう組付け、そのワイヤ緊張体の一端
    を、ガイド部材側に係止し、他方を、前記ワイヤが湾曲
    するよう屈曲させて前記ブラケットに係止したことを特
    徴とするワイヤ式ウインドウレギュレータのワイヤ緊張
    装置。
JP1991081291U 1991-10-07 1991-10-07 ワイヤ式ウインドウレギュレータのワイヤ緊張装置 Expired - Lifetime JP2535513Y2 (ja)

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JPH0532670U JPH0532670U (ja) 1993-04-30
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2158812B1 (es) * 1999-11-05 2002-02-01 Castellon Melchor Daumal Dispositivo elevador de cristales para automoviles.
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JPS59178924A (ja) * 1983-03-29 1984-10-11 東京電力株式会社 保護継電装置
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