JP2517978Y2 - 車両用ウィンドウレギュレータ装置 - Google Patents

車両用ウィンドウレギュレータ装置

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JP2517978Y2
JP2517978Y2 JP5194992U JP5194992U JP2517978Y2 JP 2517978 Y2 JP2517978 Y2 JP 2517978Y2 JP 5194992 U JP5194992 U JP 5194992U JP 5194992 U JP5194992 U JP 5194992U JP 2517978 Y2 JP2517978 Y2 JP 2517978Y2
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JP
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rail
carrier plate
rail portion
guide rail
regulator device
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友孝 木下
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は車両用ウィンドウレギ
ュレータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のウィンドウパネルを上げ
下げするウィンドウレギュレータ装置としては、例え
ば、社団法人自動車技術会、新編自動車工学便覧、第6
編、車体、I−14,15に示すようにワイヤによって
作動制御するワイヤ式タイプが知られている。
【0003】ワイヤ式タイプのウィンドウレギュレータ
の概要は、図11に示すようにモータ等の駆動部101
によって牽引制御されるワイヤ105に、ウィンドウパ
ネル107が取付けられるキャリアプレート109が結
合され、キャリアプレート109は図12に示すように
左右に一対のレール保持部材111を有している。レー
ル保持部材111はガイドレール113のレール部11
5に対してスライド自在に係合され、前記ワイヤ105
による牽引制御によってキャリアプレート109の上下
動が可能となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前記した如くキャリア
プレート109は、ガイドレール113に沿って上下の
スライド移動が可能となるが、図12に示すように左右
のレール保持部材111は、ガイドレール113のレー
ル部115に対して矢印イの如く左右方向への動きは規
制されるが、矢印ロの如く上下方向の動きは規制されな
い。
【0005】この上下方向の動きはガタ付き音となって
現われ品質感を低下させる不具合があった。また、キャ
リアプレートの組付けは、レール保持部材111をガイ
ドレール113のレール部115に位置合せし、上下方
向に長いガイドレール113の端から挿入しなければな
らず作業が大変面倒で作業性の面でも好ましくなかった
ものである。
【0006】そこで、この考案はガタ付き音をなくすと
共に作業性の面でも優れた車両用ウィンドウレギュレー
タ装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案は、左右にレール部を有するガイドレール
に、ウィンドウパネルが取付けられ前記ガイドレールの
レール部に沿って上下動するキャリアプレートを装着
し、駆動部からの動力によって牽引制御されるワイヤに
より前記キャリアプレートを上下動させるウィンドウレ
ギュレータ装置において、前記キャリアプレートに、ガ
イドレールのレール部に対してレール部の表面側から係
合し合うと共に左右方向から挟持する作用面を備えた上
下一対の第1レール保持部材と、前記キャリアプレート
に連結されたばね板材により内側へ向け付勢支持されガ
イドレールのレール部に対して係合し合うと共にレール
部の表面側と裏面側から挟持する作用面を備えた左右一
対の第2レール保持部材とを設けてある。さらには、前
記キャリアプレートに、ガイドレールのレール部に対し
てレール部の表面側から係合し合うと共にレール部の左
右方向から挟持する作用面を備えた上下一対の第1レー
ル保持部材と、少なくとも左右の内、いずれか一方に前
記レール部をレール部の表面側と裏面側から挟持し合う
挟持体を有する弾性変形可能な第2レール保持部材とを
設ける。
【0008】
【作用】かかるウィンドウレギュレータ装置によれば、
ガイドレールのレール部に対して、表面側からキャリア
プレートの第1レール保持部材を係合した後、第2レー
ル保持部材をばね圧に抗して、または、弾性変形させて
強制的に係合させることでキャリアプレートの後付けが
可能となる。
【0009】一方、組付け完了時において、ガイドレー
ルのレール部に対してレール部の左右方向及び表面側と
裏面側から挟持する作用面を備えた第1、第2レール保
持部材によってキャリアプレートは上下、左右方向の動
きが確実に規制されるため、ガタ付き音は発生しない。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図4の図面を参照しながらこ
の考案の一実施例を詳細に説明する。
【0011】図中1は図外のドアの内部空間内に組付け
られるウィンドウレギュレータ装置を示している。
【0012】ウィンドウレギュレータ装置1は、ガイド
レール3と、ガイドレール3に沿って上下動可能なキャ
リアプレート5と、キャリアプレート5を上下動させる
ワイヤ7と、ワイヤ7を牽引制御する駆動部9とで構成
されている。
【0013】ガイドレール3は、レール本体の両側から
立上がりカール状に形成された左右のレール部11,1
1を有する上下方向に長い形状となっており、ドアのイ
ンナパネル(図示していない)にブラケット14を介し
て取付けられるようになる。
【0014】キャリアプレート5は、ウィンドウパネル
13が取付けられる左右の取付部15と、ほぼ中央部位
に設けられたワイヤ係止保持部17と、上下両端に配置
された第1、第2レール保持部材19,21とを有し、
取付部15には貫通した取付孔15aが設けられてい
る。ワイヤ係止保持部17は、ワイヤ7に結合された立
方体状の係止部23が嵌合し合う上下に貫通した矩形の
孔形状となっていて、前後の壁面にはワイヤ7が貫通す
る切欠溝25が設けられている。切欠溝25の溝幅はワ
イヤ7の径より若干径大となっている。また、第1、第
2レール保持部材19,21は合成樹脂材等の材質で作
られていて、第1レール保持部材19は、キャリアプレ
ート5の上下両端縁に挿入固着されると共に断面下向き
のU字溝を有している。このU字溝の内側は、レール部
11に対して左右方向から作用する作用面27,27と
なっており、作用面27から作用面27までの幅は、ガ
イドレール3のレール部11のレール径とほぼ同一径に
形成されている。
【0015】一方、第2レール保持部材21は、断面内
向きのU字溝を有し、このU字溝の内側は、レール部1
1に対して表面側と裏面側から挟持する作用面29,2
9となっている。さらに、キャリアプレート5に設けら
れた開口部31を介して弾性変形可能なばね板材33の
切り起し舌片35に固定支持されている。
【0016】ばね板材33は、キャリアプレート5とは
別体に形成されると共に左右に取付孔37を有し、この
取付孔37は、前記キャリアプレート5の取付部15に
おいて、ウィンドウパネル13と一緒に重ね合せ結合さ
れている。なお、作用面29から作用面29までの幅
は、ガイドレール3のレール部11のレール径とほぼ同
一径に形成されている。
【0017】ワイヤ7は、ガイドレール3に沿って配索
されると共に係止部23は前記キャリアプレート5のワ
イヤ係止保持部17に係合されている。ガイドレール3
に沿って配索された前記ワイヤ7は、ガイドレール3の
上下両端に設けられた案内部材39により案内されドラ
ム41に掛回されている。
【0018】したがって、ドラム41の正転又は逆転時
にはワイヤ7の一方が繰出されると共に他方が巻込まれ
ることで、前記キャリアプレート5の上方又は下方への
牽引制御が可能となる。
【0019】駆動部9は、前記ドラム41に回転動力を
与える正転・逆転可能な駆動モータ43を有し、駆動モ
ータ43の回転動力は、減速機構45を介してドラム4
1のドラム軸47に伝達されるようになっている。
【0020】このように構成されたウィンドウレギュレ
ータ装置によれば、ガイドレール3のレール部11に対
して第1レール保持部材19の作用面27を、またワイ
ヤ7の係止部23に対してワイヤ係止保持部材17をそ
れぞれ位置決めし、係合する。
【0021】これにより、キャリアプレート5とワイヤ
7の連結状態が確保されると同時にレール部11に対し
て作用面27は左右から挟持する。次に、ばね板材33
をキャリアプレート5に重ね合せ、開口部31,31か
ら第2レール保持部材21,21を挿入し、外側へ開き
勝手にしながらレール部11に対し側方から係合させ
る。これにより、レール部11に対して表面側と裏面側
から作用面29,29が挟持する。
【0022】次に、キャリアプレート5とばね板材33
とを重ね合せた状態においてウィンドウパネル13を取
付部15に取付ける。これにより、ガイドレール3に対
してキャリアプレート5の後付けが容易に行なえるよう
になる。
【0023】一方、取付完了時において、ワイヤ7を牽
引制御することでキャリアプレート5はガイドレール3
に沿って上下動するようになる。この場合、第1、第2
レール保持部材19,21により、レール部11に対し
て表面側、裏面側及び左右方向から各作用面27,29
が挟持する結果、ガタ付き音は発生しない。
【0024】図5から図10までは第2レール保持部材
21の第2実施例を示したものである。
【0025】この実施例にあっては、左側の第2レール
保持部材21は、従来と同一形状のものを採用してい
る。右側の第2レール保持部材21は、ゴム等の材質に
より弾性変形可能に作られていて、上下の挟持体51,
51により、断面内向きのU字溝を有する形状となって
いる。挟持体51,51の中央部位には内側へ向け突出
すると共にガイドレール3のレール部11に対して表面
側と裏面側から弾接し合う凸部49が設けられている。
下方の挟持部52は、上方の挟持部51より突出量が小
さく設定される一方、上方の挟持部51にはキャリアプ
レート5の取付孔53の孔縁と係脱自在に係合し合う係
合溝55,55が一対設けられ、強制的に図8鎖線の如
く弾性変形させることで取付孔53への組付けが可能と
なっている。
【0026】なお、第1レール保持部材19を始めとし
てその他の機能部品は前記第1実施例と同様であり、同
一符号を付して説明は省略する。
【0027】このように構成されたキャリアプレート5
を組付けるには、まず、図6鎖線で示すように左側の第
2レール保持部材21をレール部11に係合させた後、
右側の第2レール保持部材21をレール部11に対して
表面側から強制的に押圧する。この時、第1レール保持
部材19,19は無理なくレール部11と係合し合うと
共に右側の第2レール保持部材21の下側の挟持体52
は後方への弾性変形時に突出量が小さいこともあってレ
ール部11と係合し合うようになる。したがって、左右
の動きは第1レール保持部材19によって、また、表面
側及び裏面側となる上下の動きは図9、図10に示すよ
うに挟持体51,52の弾性変形により無理なく吸収さ
れガタ付き音の発生は起きない。また、ガイドレール3
に対してキャリアプレート5の後付けが容易に行なえる
ようになる。
【0028】
【考案の効果】以上説明したように、この考案のウィン
ドウレギュレータ装置によれば、キャリアプレートのガ
タ付きを抑えることが可能となり品質感の向上が図れる
と共に、ガイドレールに対して後付けができるため作業
性の面でも大変好ましいものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウィンドウレギュレータ装置全体の概要説明図
である。
【図2】キャリアプレートの平面図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】キャリアプレートの分割斜視図である。
【図5】別の実施例を示したキャリアプレートの平面図
である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】第2レール保持部材の斜視図である。
【図8】図5のC−C線断面図である。
【図9】第2レール保持部材の動作変形図である。
【図10】第2レール保持部材の動作変形図である。
【図11】従来例を示した図1と同様の概要説明図であ
る。
【図12】図11のD−D線断面図である。
【符号の説明】 3 ガイドレール 5 キャリアプレート 7 ワイヤ 9 駆動部 11 レール部 13 ウィンドウパネル 19 第1レール保持部材 21 第2レール保持部材 27,29 作用面 33 ばね板材 51,52 挟持体

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右にレール部を有するガイドレール
    に、ウィンドウパネルが取付けられ前記ガイドレールの
    レール部に沿って上下動するキャリアプレートを装着
    し、駆動部からの動力によって牽引制御されるワイヤに
    より前記キャリアプレートを上下動させるウィンドウレ
    ギュレータ装置において、前記キャリアプレートに、ガ
    イドレールのレール部に対してレール部の表面側から係
    合し合うと共にレール部を左右方向から挟持する作用面
    を備えた上下一対の第1レール保持部材と、前記キャリ
    アプレートに連結されたばね板材により内側へ向け付勢
    支持されガイドレールのレール部に対して係合し合うと
    共にレール部の表面側と裏面側から挟持する作用面を備
    えた左右一対の第2レール保持部材とを設けたことを特
    徴とする車両用ウィンドウレギュレータ装置。
  2. 【請求項2】 左右にレール部を有するガイドレール
    に、ウィンドウパネルが取付けられ前記ガイドレールの
    レール部に沿って上下動するキャリアプレートを装着
    し、駆動部からの動力によって牽引制御されるワイヤに
    より前記キャリアプレートを上下動させるウィンドウレ
    ギュレータ装置において、前記キャリアプレートに、ガ
    イドレールのレール部に対してレール部の表面側から係
    合し合うと共にレール部の左右方向から挟持する作用面
    を備えた上下一対の第1レール保持部材と、少なくとも
    左右の内、いずれか一方に前記レール部の表面側と裏面
    側から挟持し合う挟持体を有する弾性変形可能な第2レ
    ール保持部材とを設けたことを特徴とする車両用ウィン
    ドウレギュレータ装置。
JP5194992U 1992-07-23 1992-07-23 車両用ウィンドウレギュレータ装置 Expired - Lifetime JP2517978Y2 (ja)

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JPH0612684U JPH0612684U (ja) 1994-02-18
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JP4573767B2 (ja) * 2005-12-13 2010-11-04 三井金属鉱業株式会社 ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置
JP7238339B2 (ja) * 2018-10-29 2023-03-14 株式会社アイシン ウインドレギュレータ

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