JP2972077B2 - サンシェードのスライド開口停止装置 - Google Patents

サンシェードのスライド開口停止装置

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JP2972077B2
JP2972077B2 JP6030352A JP3035294A JP2972077B2 JP 2972077 B2 JP2972077 B2 JP 2972077B2 JP 6030352 A JP6030352 A JP 6030352A JP 3035294 A JP3035294 A JP 3035294A JP 2972077 B2 JP2972077 B2 JP 2972077B2
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賢一 栗山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車用のサンルー
フにおいてサンシェードのスライド開口停止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にサンルーフにあっては、開閉可能
なリッドの内側に日除けとなるサンシェードを設けるタ
イプが知られている。
【0003】サンシェードは、ルーフ開口に設けられた
ガイドレールによって前後にスライド自在に両端支持さ
れ、手動により前方へスライドさせることでルーフの開
口を塞ぐ遮断状態が得られる。また、遮断状態から後方
へ手動によりスライドさせることで、ルーフ開口から後
退したスライド開口状態がそれぞれ得られるようになっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した如くサンシェ
ードは、遮断状態とスライド開口状態とにスライド移動
する所から、特にスライド開口完了時に、位置決めする
ストッパー部材が設けられている。
【0005】図8にストッパー部材101の具体的な取
付例を示している。
【0006】即ち、ガイドレール103側に、起立状態
に立上げた切起し舌片105を左右に一対設け、切起し
舌片105に、上方からストッパー部材101の嵌合孔
107を嵌合させることで取付けが可能となる。
【0007】この場合、ストッパー部材101は、切起
し舌片105から簡単に抜けることがないように、材質
を硬質材とし、嵌合孔107の孔径を小さくして、強制
圧入する手段を採っている。このために、孔径が小さく
なり過ぎる等、嵌め合い管理が悪いと入りにくくなり、
作業性が悪くなる。しかも、硬質材による特有の当接音
が発生し品質感の低下を招来するようになる。また、図
9に示す如く強くスライド開口させた時に、サンシェー
ド109の後端側111は、ストッパー部材101への
当接時の反動で、ストッパー部材101を乗り越える作
用が働らく所から、当接面の上方に、浮上りを阻止する
鍔部113を設ける等の対応策を採っており、加工性の
面でも望ましくなかった。
【0008】そこで、この発明は、作業性の面で優れる
サンシェードのスライド開口停止装置を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、車体のルーフ開口に沿って設けられた
ガイドレール側に、ルーフ開口位置に臨む遮断状態と、
ルーフ開口から後退したスライド開口状態とにスライド
移動可能なサンシェードと、サンシェードのスライド開
口完了時に当接し合うストッパー部材とを設け、ストッ
パー部材を、サンシェードの当接時に、弾性変形しサン
シェードの端縁側が上方へ移動する動きを阻止する軟質
材によって形成すると共に上面側に、長手方向に沿って
連続する係合溝を設け、その係合溝を、前記ガイドレー
ル側に設けられた下向きに突出する係合体に係合させて
ある。
【0010】ストッパー部材の取付けかたとしては、ス
トッパー部材の係合溝を、車巾方向からスライド移動さ
せて係合体に係合させるものである。
【0011】また、ストッパー部材の好ましい実施態様
としては、ストッパー部材を、サンシェードと当接し合
う弾性変形可能な軟質材で形成された下層部と、ガイド
レール側の係合体と係合し合う係合溝を有する硬質材で
形成された上部層とから或る二層形状とする。
【0012】
【作用】かかるサンシェードのスライド開口停止装置に
よれば、ストッパー部材の係合溝は、車巾方向から下向
きの係合体と係合し合うため、上下方向、及びサンシェ
ードのスライド方向となる前後の動きが確実に拘束され
た取付状態が得られる。
【0013】したがって、軟質材により、係合溝の溝巾
を係合体より広くすることが可能となり、ストッパー部
材の取付けが容易となる。しかも、外れることもない。
また、サンシェードの当接時に、弾性変形するため、当
接音がなくなると共に、サンシェードの後端部の浮上り
を阻止するようになる。この結果、浮上りを防ぐ鍔部が
不要となると共に加工性の面でも大変好ましいものとな
る。
【0014】
【実施例】以下、図1乃至図6の図面を参照しながらこ
の考案の一実施例を詳細に説明する。
【0015】図3においては、1はルーフパネル3に設
けられたルーフ開口を示している。ルーフ開口1には、
透明又は半透明の材質で作られたリッド5と、リッド5
の内側で日除けとなるサンシェード7がそれぞれ設けら
れ、リッド5及びサンシェード7は、ルーフ開口1に位
置する遮断状態と、ルーフ開口1から後退したスライド
開口状態とにガイドレール9に沿って前後にスライド移
動が可能となっている。
【0016】ガイドレール9は、ルーフ開口1の前方領
域から両側方の領域にわたって配置された逆U字状に形
成され、両自由端側となる後端側には、クロスメンバー
11が渡架されている。
【0017】クロスメンバー11のほぼ中央部位は、図
5に示す如く水平面13と垂直面15とで形成されたス
トッパー部材17の取付領域となっている。
【0018】取付領域には、左右一対の係合体19、1
9と側方規制体21、21が設けられている。係合体1
9は、水平面13及び垂直面15にわたって入れられた
U字状の切れ目により、前方へほぼ水平に突出させ、さ
らに、先端側を下向きに屈曲させることで形成されてい
る。
【0019】側方規制体21は、水平面13に入れられ
たコ字状の切れ目により上方へ切り起こすことで形成さ
れ、側方規制体21から側方規制体21までの寸法は、
ストッパー部材17の長さLとほぼ同一に設定されてい
る。
【0020】ストッパー部材17は、弾性変形可能なゴ
ム等の軟質材によって上面17a,下面17b、前面1
7c、後面17d及び両側面17eから成る角筒状に形
成されている。上面17aには長手方向に沿って係合溝
23が設けられ、係合溝23の溝巾は、楽に係合が行な
えるように係合体19の板厚より広めに設定され、係合
体19と係合している。前面17cはサンシェード7が
当接し合う当接面となっいおり、下面17bは、水平面
13に載っている。また、後面17dは垂直面15と接
触し、両側面17eは側方規制体21、21により車巾
方向の動きが規制されている。これによりストッパー部
材17は、上下、左右、前後方向へ動くことはなく、確
実な拘束状態が確保されている。
【0021】なお、ストッパー部材17を形成する軟質
材は、スポンジ、合成樹脂等の材質であってもよい。
【0022】ガイドレール9は、図4に示すように、ほ
ぼ水平なベース部23から垂直に立上がる立上り壁25
から、さらに側方へフランジ部27が延長された断面ク
ランク状の形状となっていて、ベース部23には、ケー
ブル案内溝29を有する左右のレール部31が設けられ
ている。レール部31と立上り壁25との間は、雨水等
をドレン孔内へ誘導する樋部33となっている。
【0023】また、内側のレール部31の壁面からは、
長手方向に連続する保持部35が突出している。
【0024】リッド5は、図1に示す如くガイドレール
9のレール部31、31に対して前後にスライド可能な
前方の移動シュー37と後方の移動シュー39とによっ
て支持されたブラケット41に装着され、前方の移動シ
ューは支持用となっている。また、後方の移動シュー3
9はリッド5の後端側を上下動させる、いわゆるチルト
アップ、チルトダウンを図る昇降機能を供えており、レ
ール部31のケーブル案内溝29内を走るギヤードケー
ブル43によって前後にスライド自在に制御される駆動
用となっている。
【0025】なお、ギヤードケーブル43は、手元スイ
ッチによって正転・逆転可能な駆動モータMによって作
動制御される。
【0026】一方、サンシェード7はアルミ製の芯材と
表皮とから成り、サンシェード7の両側には、左右2箇
ずつ設けられた取付部材45を介して両端支持されてい
る。取付部材45は、ばね板で形成され、サンシェード
7に固着された本体部47からハの字状に2本の脚49
が延長されると共に、その脚49の先端部に摺動子51
が設けられている。摺動子51は、前記ガイドレール9
の保持部35にスライド自在に嵌合している。
【0027】これにより、サンシェード7は、前記ばね
板製の取付部材45により所定量上下方向の動きが可能
となっている。
【0028】このように構成されたサンシェードのスラ
イド開口停止装置において、ストッパー部材17を取付
けるには、図5に示すように、係合体19に対して係合
溝23を位置決めし、車巾方向から弾性変形させながら
挿入していくことで取付けが完了する。この場合、圧入
による無理なはめ合いがないため容易に取付けられると
共に、上下、左右、前後方向に動くことのない確実な拘
束状態が得られる。
【0029】一方、サンシェード7を手によって前方へ
スライドさせれば、ルーフ開口1に臨む遮断状態が得ら
れる。また、サンシェード7を手によって後方へスライ
ド移動させることで、ルーフ開口1から後退したスライ
ド開口状態が得られるようになる。
【0030】このスライド開口時に、図6に示す如くサ
ンシェード7の後端側7aが強くストッパー部材17の
前面17cと当接すると、ストッパー部材17は弾性変
形して、乗り越えようとする上方への動きを規制する。
【0031】したがって、ストッパー部材17は、上方
への浮上りを押える鍔部が不要となり、加工の容易な単
純形状にすることが可能となる。
【0032】なお、図7に示す如く、ストッパー部材1
7を係合溝23を有する硬質材で作られた上部層53
と、サンシェード7が当接し合う軟質材い形成された下
部層55の二層構造とすることでも前記実施例と同様の
効果が期待できる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば次のような効果を奏する。
【0034】(1) 係合体に対して圧入作業がなくなるた
め、係合溝を容易に係合させることが可能となり、作業
性の向上が図れる。
【0035】(2) 上下、前後方向へ動くことのない確実
な取付状態が得られる。
【0036】(3) サンシェードの当接時に、乗り越える
動きを規制する鍔部が不要となる等、ストッパー部材を
単純な形状にできるため、加工性の面で大変好ましいも
のとなる。
【0037】(4) サンシェードのスライド開口時に、当
接音がなくなり品質感の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したガイドレールとサンシェー
ドを示した斜視図。
【図2】ストッパー部材の取付状態を示した斜視図。
【図3】リッドとサンシェードを開いた自動車の概要平
面図。
【図4】ガイドレールにサンシェードがスライド自在に
支持された状態を示す斜視図。
【図5】ストッパー部材を取付ける動作説明図。
【図6】サンシェードの後端側がストッパー部材に強く
当接した状態の切断面図。
【図7】ストッパー部材の変形例を示した要部の断面
図。
【図8】従来例のストッパー部材の取付状態を示した説
明図。
【図9】従来例の動作説明図。
【符号の説明】
1 ルーフ開口 7 サンシェード 9 ガイドレール 17 ストッパー部材 17a 上面 19 係合体 23 係合溝

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のルーフ開口に沿って設けられたガ
    イドレール側に、ルーフ開口位置に臨む遮断状態と、ル
    ーフ開口から後退したスライド開口状態とにスライド移
    動可能なサンシェードと、サンシェードのスライド開口
    完了時に当接し合うストッパー部材とを設け、ストッパ
    ー部材を、サンシェードの当接時に、弾性変形しサンシ
    ェードの端縁側が上方へ移動する動きを阻止する軟質材
    によって形成すると共に上面側に、長手方向に沿って連
    続する係合溝を設け、その係合溝を、前記ガイドレール
    側に設けられた下向きに突出する係合体に係合させたこ
    とを特徴とするサンシェードのスライド開口停止装置。
  2. 【請求項2】 ストッパー部材は、角筒状であり、その
    上面に、車巾方向からスライド移動させて係合体と係合
    し合う係合溝を備えてなることを特徴とする請求項1記
    載のサンシェードのスライド開口停止装置。
  3. 【請求項3】 ストッパー部材を、サンシェードと当接
    し合う弾性変形可能な軟質材で形成された下層部と、ガ
    イドレール側の係合体と係合し合う係合溝を有する硬質
    材で形成された上部層とから或る二層形状としたことを
    特徴とする請求項1記載のサンシェードのスライド開口
    停止装置。
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