JPH0776227A - サンルーフのデフレクタ装置 - Google Patents

サンルーフのデフレクタ装置

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JPH0776227A
JPH0776227A JP5222486A JP22248693A JPH0776227A JP H0776227 A JPH0776227 A JP H0776227A JP 5222486 A JP5222486 A JP 5222486A JP 22248693 A JP22248693 A JP 22248693A JP H0776227 A JPH0776227 A JP H0776227A
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JP
Japan
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roof
deflector
spring member
holding body
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP5222486A
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English (en)
Inventor
Shigeru Ueki
茂 植木
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Daikyo Webasto Co Ltd
Original Assignee
Daikyo Webasto Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daikyo Webasto Co Ltd filed Critical Daikyo Webasto Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 整流部2Aの左右端から後方へアーム部2B
を突出してデフレクタ2を形成し、アーム部2Bの後部
を屋根3側に固定の支持体4に取り付け、デフレクタ2
を付勢手段5を介して前上がり傾斜すべく上方に付勢
し、屋根開口部6を閉鎖するルーフパネル7の開放動作
と連動してデフレクタ2の整流部2Aを屋根3上面から
突出可能にする。前記付勢手段5は、開口部6の左右側
方の屋根3の下方で屋根3側に固定の保持体9と、この
保持体9から開口部6側に突出していてその端部がアー
ム部2Bを持ち上げるべく係合しているバネ部材10と
を有する。 【効果】 付勢手段5が雨水に浸されるのを防止でき、
排水の障害にならなくすることができ、しかも車内側か
ら見えない位置に配置することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用車等の乗り物の屋
根に装備されるサンルーフのデフレクタ装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】乗用車用サンルーフのデフレクタ装置
は、特開平2−246828号公報に開示されているよ
うに、デフレクタは整流部の左右端から後方へアーム部
を突出して形成されており、アーム部の後部は屋根側に
固定のガイドレールに固定された支持体を介して取り付
けられ、バネ部材等の付勢手段を介して、デフレクタを
前上がり傾斜すべく上方に付勢している。そして、屋根
開口部を閉鎖するルーフパネルの開放動作と連動して、
支持部に取り付けられているアーム部の後部を中心に付
勢手段を介して前上がりに揺動して、デフレクタの整流
部を屋根上面から突出させるように構成している。
【0003】前記付勢手段は整流部と屋根前部の樋部と
の間に配置され、デフレクタの前上がり傾斜した際の上
動限界は、整流部の前下部を屋根に当接することにより
規制するように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術において
は、付勢手段はアーム部の取り付け部から最も離れてい
るので、小さい力でも持ち上げ作用を確実に行えるが、
樋部内にあるため雨水に浸され、屋根前部の排水の障害
になり、かつ付勢手段が車内側から見えるように露出す
るという問題がある。また、デフレクタは前上がり姿勢
となる作用時にその前下部が屋根に当接するので、当接
音及び塗料の剥離を生じることがある。
【0005】本発明は、付勢手段の保持体を開口部の外
方の屋根の下方に配置し、この保持体から開口部側にバ
ネ部材を突出してその端部でアーム部を持ち上げること
により、また、前記保持体でバネ部材の持ち上げ上限を
規定することにより、前記従来技術の問題点を総て解決
できるようにしたサンルーフのデフレクタ装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、整流部2Aの左右端から
後方へアーム部2Bを突出してデフレクタ2を形成し、
アーム部2Bの後部を屋根3側に固定の支持体4に取り
付け、デフレクタ2を付勢手段5を介して前上がり傾斜
すべく上方に付勢し、屋根開口部6を閉鎖するルーフパ
ネル7の開放動作と連動してデフレクタ2の整流部2A
を屋根3上面から突出可能にしたサンルーフのデフレク
タ装置において、前記付勢手段5は、開口部6の外方の
屋根3の下方で屋根3側に固定の保持体9と、この保持
体9から開口部6側に突出していてその端部がアーム部
2Bを持ち上げるべく係合しているバネ部材10とを有
していることである。
【0007】本発明における課題解決のための第2の具
体的手段は、第1の具体的手段に加えて、前記保持体9
にバネ部材10の持ち上げ上限を規定する規制部9Aを
形成していることである。
【0008】
【作用】屋根開口部6を閉鎖しているルーフパネル7を
開放動作させると、ルーフパネル7によって押し下げら
れていたデフレクタ2は、ルーフパネル7の後方移動と
連動して、支持体4に取り付けられたアーム部2Bの後
部側を中心にして、付勢手段5のバネ部材10の付勢力
によって前上がり傾斜するように揺動し、デフレクタ2
の整流部2Aを屋根3上面から突出する作用姿勢Aとな
る。
【0009】このとき、デフレクタ2のアーム部2Bの
上動を、バネ部材10が保持体9に形成した規制部9A
に当接することによって規制する。保持体9は開口部6
の外方(左右側方)の屋根3の下方で屋根3側に固定さ
れており、バネ部材10はこの保持体9に保持されかつ
保持体9から開口部6側に突出していて、その突出端が
アーム部2Bに係合しており、保持体9及びバネ部材1
0はアーム部2Bの下方から側方へ外れた位置にあり、
雨水に浸されることなく、排水の障害にならなく、かつ
車内から見えないようにすることが可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜6において、11は乗用車の屋根3に取り
付けられたサンルーフ装置で、ルーフパネル7をチルト
動作及びスライド動作させることにより、屋根3に形成
した開口部6を開閉するように構成されている。ルーフ
パネル7は透明ガラス、合成樹脂又はその他の材料で形
成されており、その周囲に取り付け枠17を介してウエ
ザーストリップ18が設けられている。
【0011】屋根3の下面側にはフレーム12が取り付
けられている。このフレーム12は一体物又は複数の部
材が結合された枠構造体であり、左右側部はガイドレー
ル14で形成されている。このガイドレール14はフレ
ーム12と別個に形成してその左右上部に配置しても良
い。前記フレーム12の外周部分には樋部12Aが形成
され、雨水を排水可能になっており、この樋部12Aよ
り外周側で屋根3に取り付けられている。また、フレー
ム12の内側部分が内開口部となっており、サンシェー
ドにより開閉自在になっている。前記フレーム12に
は、モータ又はハンドルなどでギヤを回動し、ギヤと噛
合したケーブルを押し引き駆動する駆動機構が取り付け
られている。
【0012】ガイドレール14にはスライダがケーブル
によって前後摺動自在に支持され、スライダとルーフパ
ネル7との間にはルーフパネル7をチルト動作させる昇
降機構が設けられている。前記ルーフパネル7をチルト
動作及びスライド動作させる機構は公知技術が利用でき
る。20はサンルーフ装置11に装備したデフレクタ装
置であり、ルーフパネル7の開閉動作に連動して、デフ
レクタ2を図1実線で示す作用姿勢Aと2点鎖線で示す
収納姿勢Bとに姿勢変更可能にしている。
【0013】デフレクタ2は前部の整流部2Aとその左
右両端から後方に突出したアーム部2Bとを、金属又は
合成樹脂等で一体成形又は別個に形成して固着したもの
であり、整流部2Aは開口部6の前縁に沿って配置され
ていて、作用姿勢Aにあるとき屋根3の上面に沿って流
れてくる風を後上方向に整流し、開口部6から車両内に
巻き込まれるのを防止する。
【0014】左右各アーム部2Bは断面コ字形状で、そ
の後端に左右突出状の軸部19を有し、ガイドレール1
4に固定の取り付け台21にビス止めされた断面コ字状
の嵌合体22が嵌合し、この嵌合体22に軸部19が支
持されることにより、軸部19を中心に上下揺動可能に
支持されている。前記取り付け台21には、嵌合体22
を取り付ける台部21Aと、アーム部2Bの後端の左右
位置規制をするガイド部21Bとが形成され、取り付け
台21と嵌合体22とで支持体4が構成されている。
【0015】前記支持体4の取り付け台21はガイドレ
ール14の樋部12A内に配置固定されているが、台部
21A及びガイド部21B以外は樋部12Aと面一にな
っており、排水を可及的に妨害しないようになってい
る。また、アーム部2Bに嵌合体22を嵌合した状態
で、嵌合体22を取り付け台21に装着することによ
り、支持体4に対してデフレクタ2を装着するので、デ
フレクタ2の取り付けが極めて簡単にできる。
【0016】5はデフレクタ2を持ち上げる付勢手段で
あり、開口部6の外方(左右側方)の屋根3の下方で、
樋部12Aより外上側のガイドレール14の側部外端に
保持体9がネジ止めされ、この保持体9に支持ピン23
を介してコイルバネ製のバネ部材10が保持されてい
る。即ち、付勢手段5は、ルーフパネル7からの雨水の
雫、樋部12A内を流れる雨水等に浸されない位置に配
置されている。
【0017】前記バネ部材10は一端が保持体9に係止
され、他側は前上方に延び、中途屈曲部10Aと先端係
合部10Bとが形成されており、この中途屈曲部10A
で図5に示すように、屋根3の切欠部25を通って開口
部6側に突出し、先端係合部10Bがアーム部2Bの前
部側面の長孔24に係合し、アーム部2Bを持ち上げ可
能になっている。この長孔24はデフレクタ2が姿勢変
更するときの遊びとなっている。
【0018】前記保持体9は開口部6側に突出した規制
部9Aを有しており、この規制部9Aはバネ部材10の
中途屈曲部10Aと当接して上動を規制し、これにより
デフレクタ2の上限を規制して作用姿勢Aを設定してい
る。ルーフパネル7の下面の左右側部には、アーム部2
Bの上面に摺接可能な押し下げ体30が設けられてお
り、ルーフパネル7が開口部6を開放する位置から閉鎖
する位置に移動するとき、作用姿勢Aのデフレクタ2の
アーム部2Bに押し下げ体30が当接して、付勢手段5
に抗してデフレクタ2を収納姿勢Bまで押し下げるよう
になっている。
【0019】尚、本発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、種々変形することができる。例えば、保持体
9を屋根3に対して前後位置調整可能に取り付け、長孔
24をアーム部2Bに沿って前後に長く形成し、アーム
部2Bに対するバネ部材10の係合位置を前後調整可能
にし、これによってアーム部2Bの取り付け位置からバ
ネ部材10係合位置までの距離を変更可能にし、前上が
り傾斜したその前端、即ち、整流部2Aの高さを変化さ
せるようにしても良い。
【0020】また、保持体9を開口部6の前側の屋根3
の下方に配置して、バネ部材10の先端をアーム部2B
又は整流部2Aに係合させるようにしても良い。更に、
保持体9に規制部9Aを設ける代わりに、嵌合体22の
先端上部でデフレクタ2の上動の制限を行うようにして
も良い。
【0021】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、付勢手段
5は、開口部6の左右側方の屋根3の下方で屋根3側に
固定の保持体9と、この保持体9から開口部6側に突出
していてその端部がアーム部2Bを持ち上げるべく係合
しているバネ部材10とを有しているので、付勢手段5
が雨水に浸されるのを防止でき、排水の障害にならなく
することができ、しかも車内側から見えない位置に配置
することが可能になる。
【0022】また、前記保持体9にバネ部材10の持ち
上げ上限を規定する規制部9Aを形成しているので、デ
フレクタ2が前上がりの作用姿勢Aになった時にバネ部
材10が規制部9Aに当接するだけであり、デフレクタ
2は屋根3に当接しなく、当接音及び塗料の剥離等を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面側面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】同要部の分解斜視図である。
【図4】同要部の一部断面平面図である。
【図5】同バネ部材と屋根との関係を示す斜視図であ
る。
【図6】同アーム部の取り付け部分の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】 2 デフレクタ 2A 整流部 2B アーム部 3 屋根 4 支持体 5 付勢手段 6 開口部 7 ルーフパネル 9 保持体 9A 規制部 10 バネ部材 11 サンルーフ装置 12 フレーム 12A 樋部 20 デフレクタ装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 整流部(2A)の左右端から後方へアー
    ム部(2B)を突出してデフレクタ(2)を形成し、ア
    ーム部(2B)の後部を屋根(3)側に固定の支持体
    (4)に取り付け、デフレクタ(2)を付勢手段(5)
    を介して前上がり傾斜すべく上方に付勢し、屋根開口部
    (6)を閉鎖するルーフパネル(7)の開放動作と連動
    してデフレクタ(2)の整流部(2A)を屋根(3)上
    面から突出可能にしたサンルーフのデフレクタ装置にお
    いて、 前記付勢手段(5)は、開口部(6)の外方の屋根
    (3)の下方で屋根(3)側に固定の保持体(9)と、
    この保持体(9)から開口部(6)側に突出していてそ
    の端部がアーム部(2B)を持ち上げるべく係合してい
    るバネ部材(10)とを有していることを特徴とするサ
    ンルーフのデフレクタ装置。
  2. 【請求項2】 前記保持体(9)にバネ部材(10)の
    持ち上げ上限を規定する規制部(9A)を形成している
    ことを特徴とする請求項1に記載のサンルーフのデフレ
    クタ装置。
JP5222486A 1993-09-07 1993-09-07 サンルーフのデフレクタ装置 Pending JPH0776227A (ja)

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JPH0776227A true JPH0776227A (ja) 1995-03-20

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JP (1) JPH0776227A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001158236A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Oi Seisakusho Co Ltd 車両用サンルーフ装置
JP2001158238A (ja) * 1999-11-30 2001-06-12 Aisin Seiki Co Ltd スライディングルーフ装置
JP2010280326A (ja) * 2009-06-05 2010-12-16 Aisin Seiki Co Ltd 車両用デフレクター装置
WO2015199042A1 (ja) * 2014-06-27 2015-12-30 アイシン精機 株式会社 車両用デフレクタ装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040203