JPH10166866A - サンルーフのサンシェード装置 - Google Patents

サンルーフのサンシェード装置

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JPH10166866A
JPH10166866A JP33577496A JP33577496A JPH10166866A JP H10166866 A JPH10166866 A JP H10166866A JP 33577496 A JP33577496 A JP 33577496A JP 33577496 A JP33577496 A JP 33577496A JP H10166866 A JPH10166866 A JP H10166866A
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JP
Japan
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guide rail
sunshade
mounting
use position
guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP33577496A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Kuriyama
賢一 栗山
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Ohi Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Ohi Seisakusho Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドレールに対する摺動具の係合を容易、
かつ、確実にすると共に、サンシェードの取付作業性の
向上を図る。 【解決手段】 車体のルーフ開口1に配設されたサンシ
ェード板35に、前記ルーフ開口1に沿って設けられた
ガイドレール9に対して接近させて弾撥的に係合し合う
使用位置aと、使用位置aから後退しガイドレール9に
対して弾撥力が弱まる取付位置bとに摺動具37を移動
可能に支持し、使用位置において、ロック手段45によ
り前記摺動具37を固定支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車に適する
サンルーフのサンシェード装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、サンルーフにあっては、開閉可
能なリッドの内側に、日除けとなるサンシェードを設け
るタイプが知られている。
【0003】サンシェードは、ルーフ開口の両サイドに
設けられた左右一対のガイドレールに対してスライド自
在に係合し合う摺動子を有し、摺動子を介して前方の左
右2箇所と後方の左右2箇所、計4箇所でそれぞれ支持
されるようになっている。
【0004】摺動子はばね材で形成され、その取付状態
を図10に示す。
【0005】即ち、サンシェード板101に固定された
摺動子103の摺動子本体105から一対の係合支脚部
107,107が延長され、係合支脚部107はガイド
レール109に対して弾撥的に係合し合う構造となって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】サンシェード板101
を支持する摺動子103の係合支脚部107は、ガイド
レール109側に向かう弾撥力(矢印)で係合し合う所
から、組付け前の係合支脚部107の係合凹部111
は、仮想線で示す如く、ガイドレール109のレール端
縁113より奥側に位置している。
【0007】したがって、組付ける時は奥側に位置して
いる係合凹部111を、係合支脚部107の弾撥力(矢
印)に抗して、ガイドレール109のレール端縁113
まで治具によって後退させてばねエネルギーを蓄える。
次に、係合凹部111をガイドレール109に対して対
向し合う位置に位置決めし、係合支脚部109の保持を
解除することで、係合凹部111はばねエネルギーによ
ってガイドレール109と係合し合うようになる。
【0008】この場合、係合凹部111は、弾撥力、ば
ね圧が弱いと、ガイドレール109に対して確実な係合
は望めず不安定な状態となる所から、所定のばね圧が得
られる板厚で形成されているため、治具を用いなければ
ならずガイドレール109に対する摺動子103の係合
作業が大変面倒であった。
【0009】そこでこの発明は、治具を用いなくても、
ガイドレールに対する係合作業が容易に行なえるように
したサンルーフのサンシェード装置を提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、車体のルーフ開口に配設された一対の
ガイドレールに、内側から弾撥的に係合する摺動具を介
してスライド可能に支持されたサンシェード板を有して
なるサンシェード装置において、前記サンシェード板
に、ガイドレールに対して接近させて弾撥的に係合し合
う使用位置と、使用位置から後退しガイドレールに対し
て弾撥力が弱まる取付位置とに前記摺動具を移動可能に
支持し、使用位置において前記摺動具を固定支持するロ
ック手段を備えている。
【0011】そして好ましい実施形態として、第1のロ
ック手段としては、ガイドレールに対して接近した使用
位置と、後退した取付位置とに移動可能な摺動具を、前
記使用位置から取付位置への移動を拘束する。
【0012】第2のロック手段としては、摺動具をサン
シェード板に取付ける取付軸と、取付軸をガイドし、ガ
イドレールに対して使用位置と取付位置とに接近又は後
退させる第1ガイド部と、第1ガイド部と連続し、取付
軸の使用位置から取付位置への後退移動を規制する第2
ガイド部と、取付軸を第2ガイド部へ位置決めさせる付
勢部材とから成る。
【0013】かかるサンルーフのサンシェード装置によ
れば、サンシェード板に、ガイドレールに対して弾撥力
が弱まる取付位置に摺動具を仮支持する。これにより、
治具を用いなくてもガイドレールに対して摺動具を容易
に係合させられるようになる。係合完了後、摺動具を使
用位置まで移動し、ロック手段により固定支持すること
で、サンシェード板に対して摺動具は確実に固定支持さ
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図7の図面を参照
しながらこの発明の実施の形態を説明する。
【0015】図5において、1はルーフパネル3に設け
られたルーフ開口を示している。ルーフ開口1には、透
明又は半透明の材質で作られたリッド5と、リッド5の
内側で日除けとなるサンシェード7がそれぞれ設けら
れ、リッド5及びサンシェード7は、ルーフ開口1に位
置し、遮断した全閉状態と、ルーフ開口1から後退した
スライド開口状態とにガイドレール9に沿って前後にス
ライド移動が可能となっている。
【0016】ガイドレール9は、ルーフ開口1の前方領
域から両側方の領域にわたって配置された逆U字状に形
成され、両自由端側となる後端側には、クロスメンバー
11が渡架されている。
【0017】ガイドレール9は、図7に示すように、ほ
ぼ水平なベース部13から立上り壁15が垂直に立上が
り、さらに側方へフランジ部17が延長された断面クラ
ンク状の形状となっていて、ベース部13には、ケーブ
ル案内溝19を有する左右のレール部21が設けられて
いる。レール部21と立上り壁15との間は、雨水等を
ドレン孔内へ誘導する樋部23となっている。
【0018】また、内側のレール部19の壁面からは、
長手方向に連続する保持部25が突出している。
【0019】リッド5は、図6,図7に示す如くガイド
レール9のレール部21,21に対して前後にスライド
可能な前方の移動シュー27と後方の移動シュー29と
によって支持されたブラケット31に装着され、前方の
移動シュー27は支持用となている。また、後方の移動
シュー29はリッド5の後端側を上下動させる、いわゆ
るチルトアップ、チルトダウンを図る昇降機能を供えて
おり、レール部21のケーブル案内溝19内を走るギヤ
ードケーブル33によって前後にスライド自在に制御さ
れる駆動用となっている。
【0020】なお、ギヤードケーブル33は、手元スイ
ッチによって正転・逆転可能な駆動モータMによって作
動制御される。
【0021】一方、サンシェード7は、アルミ製の芯材
と表皮とから成るサンシェード板35と、サンシェード
板35の両側に左右2個ずつ、計4箇所に設けられた摺
動具37,37とで形成され、摺動具37を介してガイ
ドレール9に両端支持されている。
【0022】摺動具37は、図1,図2に示す如く、ば
ね板で形成され、サンシェード板35に固着された本体
部39からハの字状に2本の係合支脚部41,41が延
長されると共に、係合支脚部41の先端部にガイドレー
ル9の保持部25とスライド自在に係合し合う係合凹部
43,43が設けられている。
【0023】摺動具37は、ガイドレール9に対して接
近させて弾撥的に係合し合う使用位置(図1a)と、使
用位置(図1a)から後退し、ガイドレール9に対して
弾撥力が弱まる取付位置(図2b)とに移動可能に取付
けられると共に、使用位置(図1a)において、ロック
手段45により固定支持されている。
【0024】即ち、図3に示す如く、サンシェード板3
5を上下から挟みつけるよう形成された摺動具37の本
体部39側に、前後方向に長い一対の長孔47,47が
設けられている。一方、サンシェード板35側には、前
記長孔47を貫通した一対の取付軸49,49を、ガイ
ドレール9に対して接近又は後退するよう車巾(矢印
イ)方向へガイドする第1ガイド部51と、第1ガイド
部51と連続し、第1ガイド部51より前後に長い第2
ガイド部53が設けられている。
【0025】第2ガイド部53の長さdは、前記本体部
39に設けられた前後一対の長孔47の外側端縁から長
孔47の外側端縁までの寸法d1とほぼ同一に設定さ
れ、第1ガイド部51から延長された第2ガイド部53
の延長領域は、取付軸49,49の後退移動(図1矢印
ロ)を規制する拘束規制面55,55となっている。
【0026】取付軸49は、付勢部材となる板ばね57
の両端部に設けられたリング部59,59にそれぞれ貫
通され、第2ガイド部53の拘束規制面55の位置に向
けて常時付勢されている。
【0027】なお、貫通した取付軸49の端部は、図4
に示す如くワッシャ61を介してカシメ63られてい
る。
【0028】このように構成されたサンルーフのサンシ
ェード装置において、サンシェード板35を取付けるに
は、図2に示す如く、一対の取付軸49,49を板ばね
57に抗して上下から押し縮め、第1ガイド部51に沿
って摺動具37を後退移動させる。これにより、摺動具
37は、ガイドレール9に対して弾撥力が弱い取付位置
(図2b)に仮支持される。
【0029】次に、仮支持の取付位置(図2b)にある
摺動具37の係合凹部43をガイドレール9に対向させ
た後、図1に示す如く、摺動具37をガイドレール9に
対して接近するよう移動させる。この移動により、係合
凹部43はガイドレール9と係合し合う状態が容易に得
られる。同時に、一対の取付軸49,49は第2ガイド
部53の拘束規制面55,55の位置に、板ばね57に
よって付勢され、位置決めされる。この結果、摺動具3
7は使用位置(図1a)において拘束され、サンシェー
ド板35は、ガイドレール9に沿って前後方向のスライ
ド移動が可能となる。
【0030】この場合、図8と図9に示す如く、サンシ
ェード板35側に固定孔65を設ける一方、摺動具37
の本体部39側に、取付位置(図9b)となる仮支持用
の支持孔67と、使用位置(図8a)となる固定孔69
をそれぞれ設けるようにしてもよい。
【0031】これにより、摺動具37の本体部39に取
付ける取付軸49を、支持孔67又は固定孔69のいず
れか一方を選択し、サンシェード板37側の固定孔65
に貫通させることで、摺動具37の使用位置(図8a)
と取付位置(図9b)がそれぞれ得られるようになる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のサンル
ーフのサンシェード装置によれば、摺動具をガイドレー
ルから後退させた取付位置に仮支持することができるの
で、ガイドレールに対する摺動具の係合が容易となり、
組付け作業性の向上が図れる。
【0033】また、ロック手段により摺動具を使用位置
において確実に拘束することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るサンシェード装置の摺動具を使
用位置に固定した一部分の概要平面図。
【図2】サンシェード装置の摺動具を取付位置に仮支持
した一部分の概要平面図。
【図3】サンシェード板から摺動具を取外した分解斜視
図。
【図4】図1のA−A線拡大断面図。
【図5】リッドとサンシェード板を開いた自動車の概要
平面図。
【図6】ガイドレールとサンシェード装置を示した概要
斜視図。
【図7】ガイドレールに摺動具を係合させた一部分の概
要斜視図。
【図8】摺動具を使用位置に固定支持した変形例を示す
図1と同様の概要平面図。
【図9】摺動具を取付位置に仮支持した変形例を示す図
2と同様の概要平面図。
【図10】従来の摺動具の取付状態を示した説明図。
【符号の説明】
1 ルーフ開口 9 ガイドレール 35 サンシェード板 37 摺動具 45 ロック手段 a 使用位置 b 取付位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のルーフ開口に配設された一対のガ
    イドレールに、内側から弾撥的に係合する摺動具を介し
    てスライド可能に支持されたサンシェード板を有してな
    るサンシェード装置において、前記サンシェード板に、
    ガイドレールに対して接近させて弾撥的に係合し合う使
    用位置と、使用位置から後退しガイドレールに対して弾
    撥力が弱まる取付位置とに前記摺動具を移動可能に支持
    し、使用位置において前記摺動具を固定支持するロック
    手段を備えていることを特徴とするサンルーフのサンシ
    ェード装置。
  2. 【請求項2】 ロック手段は、ガイドレールに対して接
    近した使用位置と、後退した取付位置とに移動可能な摺
    動具を、前記使用位置から取付位置への移動を拘束する
    ことを特徴とする請求項1記載のサンルーフのサンシェ
    ード装置。
  3. 【請求項3】 ロック手段は、摺動具をサンシェード板
    に取付ける取付軸と、取付軸をガイドし、ガイドレール
    に対して使用位置と取付位置とに接近又は後退させる第
    1ガイド部と、第1ガイド部と連続し、取付軸の使用位
    置から取付位置への後退移動を規制する第2ガイド部
    と、取付軸を第2ガイド部へ位置決めさせる付勢部材と
    から成ることを特徴とする請求項2記載のサンルーフの
    サンシェード装置。
JP33577496A 1996-12-16 1996-12-16 サンルーフのサンシェード装置 Pending JPH10166866A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002036882A (ja) * 2000-06-27 2002-02-06 Inalfa Ind Bv 乗物用オープンルーフ構造
US6364406B1 (en) 1999-04-22 2002-04-02 Inalfa Industries B.V. Open roof construction for a vehicle
NL1016322C2 (nl) 2000-10-04 2002-04-08 Inalfa Ind Bv Open-dakconstructie voor een voertuig.
EP1619059A1 (en) * 2004-07-20 2006-01-25 Inalfa Roof Systems Group B.V. Slide shoe

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