JPH0532670U - ワイヤ式ウインドウレギユレータのワイヤ緊張装置 - Google Patents

ワイヤ式ウインドウレギユレータのワイヤ緊張装置

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JPH0532670U
JPH0532670U JP8129191U JP8129191U JPH0532670U JP H0532670 U JPH0532670 U JP H0532670U JP 8129191 U JP8129191 U JP 8129191U JP 8129191 U JP8129191 U JP 8129191U JP H0532670 U JPH0532670 U JP H0532670U
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guide
guide rail
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tension body
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JP8129191U
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淳一 前川
和義 千本松
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株式会社大井製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品点数を少なくして、組付作業の向上を図
る。 【構成】 上下動可能なキャリアプレート17を有する
ガイドレール1の上下両端に、ガイド部材19,21を
設ける一方、ブラケット6に取付けられた駆動部11か
らワイヤ9を繰出し、そのワイヤ9を前記ガイド部材1
9,21を介してガイドレール1に沿って配索すると共
に前記ワイヤ9によりガイドレール1に沿って前記キャ
リアプレート17を上下動させるワイヤ式ウインドウレ
キュレータにおいて、駆動部11からガイド部材19,
21までのワイヤ9領域に、断面U字状に形成されたほ
ぼ真すぐなワイヤ緊張体23を組付け、そのワイヤ緊張
体23の一端を、ガイド部材19,21側に係止し、他
方を、ワイヤ緊張体23が湾曲するよう屈曲させて前記
ブラケット6に係止したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ワイヤ式ウインドウレギュレータのワイヤ緊張装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車のウインドウパネルの昇降を図るウインドウレギュレータ装置と しては、例えば、特開昭59−145885号公報記載のものが知られている。
【0003】 ウインドウレギュレータ装置の概要は、上下に長いガイドレールに、ウインド ウパネルが取付けられるキャリアプレートがスライド自在に装着され、このキャ リアプレートは、正転、逆転可能なワイヤドラムから繰出されたワイヤによって 上下に牽引制御される構造となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記した如くワイヤによってキャリアプレートを牽引制御するワイヤ式タイプ にあっては、ワイヤが弛むと、円滑な牽引制御ができなくなる所から、ワイヤを 常時緊張させる緊張装置が設けられている。
【0005】 この緊張装置は、ワイヤドラムが取付けられたブラケット側とガイドレールの 上下両端に設けられたガイド部材側との間に張られたインナワイヤ領域に、該イ ンナワイヤを貫通させたアウタワイヤを設ける。そして、アウタワイヤの一端を 、ワイヤドラム側のブラケットに、他端を、ガイドレール側の上下両端のガイド 部材にそれぞれ取付け、そのアウタワイヤをスプリングによって付勢することで 内側のインナワイヤに緊張力を与える構造となっている。
【0006】 このために、取付け作業が非常に面倒となることと併せて部品点数が増える等 、作業性の面、部品点数の面で望ましくなかった。
【0007】 そこで、この考案にあっては、組付け作業が容易になると共に、しかも、部品 点数も少なくて済むワイヤ式ウインドウレギュレータのワイヤ緊張装置を提供す ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この考案は、上下動可能なキャリアプレートを有 するガイドレールの上下両端に、ガイド部材を設ける一方、ブラケットに取付け られた駆動部からワイヤを繰出し、そのワイヤを前記ガイド部材を介してガイド レールに沿って配索すると共に前記ワイヤによりガイドレールに沿って前記キャ リアプレートを上下動させるワイヤ式ウインドウレキュレータにおいて、駆動部 からガイド部材までのワイヤ領域に、断面U字状に形成されたほぼ真すぐなワイ ヤ緊張体を組付け、そのワイヤ緊張体の一端を、ガイド部材側に係止し、他方を 、ワイヤ緊張体が湾曲するよう屈曲させて前記ブラケットに係止してある。
【0009】
【作用】
かかるワイヤ緊張装置によれば、駆動部からガイド部材までのワイヤ領域に対 して、断面U字状に形成されたワイヤ緊張体をそれの開口部側から組入れた後、 ワイヤ緊張体の一端を、ガイド部材側に係止する。次に、ワイヤ緊張体が湾曲す るよう屈曲させて、それの他端をブラケットに係止する。これにより、ワイヤ緊 張体の組付けが迅速に完了すると共に湾曲するワイヤ緊張体によってワイヤに緊 張力が与えられるようになる。
【0010】
【実施例】
以下、図1乃至図3の図面を参照しながらこの考案の一実施例を詳細に説明す る。
【0011】 図中1は上下に長い長尺物に作られたガイドレールを示しており、それの両側 部にはレール部3,3が一体に形成されている。また、ガイドレール1の裏面側 には、図外のドアパネルに取付けるための三つのブラケット5,6,7が設けら れている。この三つのブラケット5,6,7の内、真中のブラケット6には、ワ イヤ9が巻付けられたワイヤドラム11と、ワイヤドラム11に減速機構13を 介して正転又は逆転の回転動力を与える駆動モータ15がそれぞれ装着されてい る。
【0012】 さらに、ガイドレール1には、レール部3,3に沿って上下動可能なキャリア プレート17と、レール部3とレール部3の間に沿って配索されたワイヤ9を前 記ワイヤドラム11側へ向けて誘導案内する上下のアッパ用及びロア用の各ガイ ド部材19,21がそれぞれ設けられている。
【0013】 アッパ用のガイド部材19はガイドレール1の上端側に、ロア用のガイド部材 21はガイドレール1の下端側に取付けられている。
【0014】 上下のガイド部材19,21は、図2に示すようにガイドレール1側に取付け られたガイド本体19a,21aに対してカバー19b,21bが後付け出来る ようになっている。即ち、ガイド本体19a,21a側に取付ピン20が、カバ ー19b,21b側に前記取付ピン20が挿入される取付孔22がそれぞれ設け られ、さらに、ガイド本体19a,21a側にはワイヤ9を掛回すガイド面19 c,21cと、ワイヤ緊張体23の一端が係合し合う係合凹部19d,21dが それぞれ設けられている。なお、24はロア用のガイド本体21a側に固着され たキャリアプレート停止用のストッパー部材を示している。
【0015】 ワイヤ緊張体23は、上下のガイド部材19,21とワイヤドラム11が取付 けられたブラケット6との間のワイヤ9領域に設けられ、変形できるよう合成樹 脂材等の材質により断面U字状に形成され、それの開口側に連続してワイヤ9の 抜け止めを図るフック片23bが内側へ向け対向して設けられている。また、ワ イヤ緊張体23の一端には拡縮可能な一対の係合突起部23aが設けられ、前記 ブラケット6に設けられた取付孔6aに対して係合している。ワイヤ緊張体23 の他方は、前記ガイド部材19,21の係合凹部19d,21d内に係合してい る。
【0016】 ワイヤ緊張体23の長さLは、前記ガイド部材19,21側とブラケット6側 の各係止点距離より大きく設定され、ワイヤ緊張体23の組付け完了時に図3に 示すような湾曲状態が確保されるようになっている。
【0017】 なお、ブラケット6側に対するワイヤ緊張体23の係止手段は、取付孔6aと 係合突起部23aの関係に限定されるものではない。
【0018】 例えば、図4に示すように、取付孔6aにかえて、ブラケット6側に、前記ワ イヤ緊張体23の端部を保持する保持部49と、左右から挾持する挾持部51と を有するホルダー部53を設けるようにしてもよい。この手段によれば、ワイヤ 緊張体23に係合突起部23aを設ける必要がなくなるのでワイヤ緊張体23の 成形加工が容易となる利点が得られる。
【0019】 一方、キャリアプレート17は、合成樹脂材等の材質で作られていて内側プレ ート本体24と、外側プレート本体25に分割された形状となっている。
【0020】 内側プレート本体24は、両側部に設けられた爪部27aを有する挟持体27 と、上面側のほぼ中央部位に設けられた係合穴部29と、左側の側方部及び右側 寄りの上部と下部の3箇所に設けられた嵌合部31と、窓孔状に形成された係合 孔33とを有している。挟持体27から挟持体27までの寸法は、ガイドレール 1の巾Dとほぼ同一に設定され、先端の爪部27aは内側へ向け屈曲された形状 となっている。したがって、挟持体27,27はガイドレール1の表側から強制 的に組付ける際に、前記爪部27aが左右のレール部3,3に当ることで、外方 へ開くようになる。そして、爪部27a,27aがレール部3を通過した完了時 には元に復帰することで、車巾方向(図1左右方向)の動きが拘束され、外れる ことなく上下方向のスライドが確保されるようになっている。
【0021】 係合穴部29は、前記ワイヤ9のワイヤ係止部9aが上方の開放口から係合し 合う矩形上の形状となっていて、それの上下にはワイヤ9が通るワイヤ切欠溝3 5が設けられている。ワイヤ切欠溝35の上方はワイヤ9が上方から落とし込め るよう開放されている。
【0022】 外側プレート本体25は、両側部にウインドウパネル37を取付けるための取 付フランジ部39,39と、前記内側プレート本体24の嵌合部31及び係合孔 33とそれぞれ嵌合し合う突出片41と、前記内側プレート本体24から突出し た取付ピン43と嵌合し合う取付孔45とを有している。
【0023】 なお、47はガイドレール1にワイヤ9が直接当るのを防ぐ案内部材を示して いる。
【0024】 このように構成されたウインドウレギュレータ装置において、ワイヤ緊張体2 3を取付けるには、ブラケット6とガイド部材19,21との間のワイヤ9領域 に対して、断面U字状に形成されたワイヤ緊張体23をそれの開口部側から組入 れた後、ワイヤ緊張体23の一端をガイド部材19,21の係合凹部19d,2 1d内に係止する。次に、ワイヤ緊張体23が湾曲するよう屈曲させて係合突起 部23aを取付孔6aに対向させ、強制的に挿入することで取付けは迅速に完了 する。この場合、図5、図6に示す如く係合突起部23aをワイヤ緊張体23の 側方となる回動軸線方向に設けるようにすれば、ワイヤ緊張体23の湾曲時に、 係合突起部23aに無理な力が作用しなくなり、円滑な係止状態が得られるよう になる。したがって、取付け完了時に、ワイヤ9は湾曲するワイヤ緊張体23の 内壁面によって緊張力が与えられるようになる。
【0025】
【考案の効果】
以上、説明したようにこの考案によれば、ワイヤ緊張体を簡単に取付けること ができるため、組付性の向上が図れる。しかも、部品点数も少なくて済むメリッ トが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のウインドウレギュレータ装置の斜視
図。
【図2】ウインドウレギュレータの分割斜視図。
【図3】ウインドウレギュレータ装置の全体の側面図。
【図4】ワイヤ緊張体の一端をブラケット側に取付ける
変形例を示した要部の斜視図。
【図5】ワイヤ緊張体の変形例を示した側面図。
【図6】図5の正面図。
【符号の説明】
1 ガイドレール 6 ブラケット 9 ワイヤ 11 ワイヤドラム(駆動部) 17 キャリアプレート 19,21 ガイド部材 23 ワイヤ緊張体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動可能なキャリアプレートを有する
    ガイドレールの上下両端に、ガイド部材を設ける一方、
    ブラケットに取付けられた駆動部からワイヤを繰出し、
    そのワイヤを前記ガイド部材を介してガイドレールに沿
    って配索すると共に前記ワイヤによりガイドレールに沿
    って前記キャリアプレートを上下動させるワイヤ式ウイ
    ンドウレキュレータにおいて、駆動部からガイド部材ま
    でのワイヤ領域に、断面U字状に形成されたほぼ真すぐ
    なワイヤ緊張体を組付け、そのワイヤ緊張体の一端を、
    ガイド部材側に係止し、他方を、ワイヤ緊張体が湾曲す
    るよう屈曲させて前記ブラケットに係止したことを特徴
    とするワイヤ式ウインドウレギュレータのワイヤ緊張装
    置。
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Cited By (2)

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