JP7343720B2 - ルーフ駆動装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車両のルーフ部材を駆動するルーフ駆動装置に関する。
自動車のルーフの駆動装置において、変位自在なルーフ部材に駆動力を伝達するために、ケーブルチャンネルを備えた案内レールと、ピニオンによって変位される駆動ケーブルとを備えたものが公知である(特許文献1)。このルーフの駆動装置では、駆動ケーブルはケーブルチャンネルによって案内され、案内レールのピニオン近傍では、案内レールに形成された開口に嵌め込まれた耐摩耗性を有するケーブルガイドによってガイドされる。ケーブルガイドは、ばね鋼板から作成され、駆動ケーブルに沿って延びる2つの案内脚と、駆動ケーブルの間に配置されて互いに対向し、案内脚に直角に延びる2つの爪とを有する。各爪は内側脚及び外側脚を有し、横断面で見てV字状又は逆V字状に構成され、外側脚の自遊端が案内レールの内面(ケーブルチャンネルを画定する面)に支持される。
特開平7-323730号公報
しかしながら、特許文献1に記載のルーフの駆動装置では、案内レールの下面に駆動ピニオンを駆動するシャフトを備えた駆動電動機の変速歯車機構が取り付けられ、案内レールの上面に形成された開口に上方からケーブルガイドが嵌め込まれる。そのため、ケーブルガイドが外れる虞がある。また、ケーブルガイドは、外側脚の自遊端が案内レールの内面に支持されるように開口に嵌め込み可能な寸法に形成される。つまり、ケーブルガイドは案内レールの開口に嵌め込まれた状態であってもがたつきを生じる。そのため、駆動ケーブルが駆動されたときに異音が発生する。
本発明は、このような背景に鑑み、駆動ケーブルのような動力伝達部材をガイドするガイド部材が外れる虞やガイド部材のがたつきを抑制できるルーフ駆動装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために、本発明のある実施形態は、車両のルーフ部材(18、21)を駆動するルーフ駆動装置(20)であって、前記ルーフ部材を変位可能に支持するフレーム(13)と、ドライブギヤ(34)が設けられた出力軸(32)を有し、前記出力軸を上下方向に向けて前記フレームに取り付けられる駆動源(24)と、一端において前記ルーフ部材に連結され、前記ドライブギヤに噛み合うように、前記駆動源の近傍において前記ドライブギヤを挟む位置に配置されたドリブンギヤ(35)を有する1対の動力伝達部材(25)と、前記ドライブギヤの近傍にて前記フレームに取り付けられ、前記動力伝達部材をガイドするガイド部材(50、60)とを備え、前記ガイド部材が、前記動力伝達部材を横切るように延在するガイド本体(51)と、前記ガイド本体の延在方向の両端から前記駆動源側に向けて延出し、前記動力伝達部材を挟持する1対の挟持部(52)と、前記ガイド本体の前記延在方向に直交する幅方向の両端に設けられ、前記ガイド本体の前記幅方向の移動を規制するべく前記フレームに係合する1対の係合爪(54、64)とを有し、前記フレームが、前記ガイド部材の上下方向の移動を規制するべく前記駆動源と相反する側から前記ガイド本体に当接する第1当接壁(57)と、前記ガイド部材の前記延在方向の伸び変形を規制するべく前記挟持部の外面に当接する1対の第2当接壁(58)とを有し、前記係合爪が、前記ガイド本体の上下方向の移動を規制するべく前記フレームの前記駆動源と相反する側の係止面(56、66)に弾発的に係合する。
この構成によれば、ガイド部材の上下方向の移動を規制するフレームの第1当接壁が、駆動源と相反する側からガイド本体に当接するため、ガイド部材が駆動源と第1当接壁とにより挟まれる。したがって、仮に係合爪が外れてもガイド部材が外れる虞がない。また、ガイド部材の係合爪は、ガイド本体の幅方向の移動を規制するだけでなく、ガイド本体の上下方向の移動を規制するべくフレームの駆動源と相反する側の係止面に弾発的に係合する。これにより、ガイド本体が係合爪の弾発力によって第1当接壁に押し付けられるため、ガイド部材のがたつきが抑制される。
好ましくは、当該ルーフ駆動装置は、前記動力伝達部材をガイドするべく前記フレームにインサートされた少なくとも1対のガイドパイプ(26)を更に備え、前記第1当接壁が、前記ガイドパイプの少なくとも端部が露出するように前記フレームに貫通形成された開口部(41)に掛け渡され、前記ガイド本体に対して前記駆動源と相反する側に配置されたブリッジ形状部(42)からなる。
この構成によれば、ガイド部材の近傍にガイドパイプが設けられ、ガイドパイプがフレームにインサートされるため、ガイド部材の内部で動力伝達部材が大きく変位することが抑制される。これにより、ガイド部材のがたつきが抑制される。
好ましくは、前記ガイド部材(50)が、前記ガイド本体の前記幅方向の両端から前記ガイド本体に対して概ね垂直に延出し、対応する前記係合爪を支持する1対の爪支持片(55)を更に有し、前記係止面(56)が前記ブリッジ形状部の両側部に形成され、前記係合爪(54)の遊端縁が前記係止面に対し、上下方向に対して傾斜する方向から当接する。
この構成によれば、係合爪の遊端縁が上下方向に対して傾斜する方向からブリッジ形状部の係止面に当接するため、上下方向及びガイド本体の幅方向についてガイド部材のがたつきが抑制される。
好ましくは、前記係止面(56)が前記ガイド本体の前記幅方向に対して傾斜する。
この構成によれば、係合爪の遊端縁が傾斜する係止面のどの位置に当接してもガイド部材のがたつきが抑制される。言い換えれば、ブリッジ形状部やガイド部材に製造誤差があっても、係合爪が係止面に確実に弾発的に当接する。
好ましくは、前記ガイド部材(60)が、前記ガイド本体の前記幅方向の両端から前記幅方向に延出し、対応する前記係合爪を支持する1対の爪支持片(65)を更に有し、前記係止面(66)が前記開口部の両側部に形成され、前記係合爪(64)の遊端縁が前記係止面(66)に対し、上下方向に対して傾斜する方向から当接する。
この構成によれば、係合爪が上下方向に対して傾斜する方向から開口部の両側部に形成された係止面に当接するため、上下方向及びガイド本体の幅方向についてガイド部材のがたつきが抑制される。
好ましくは、前記第2当接壁が、前記ブリッジ形状部の前記ガイド本体に当接する側の面(下面)に突出形成された突条(58)であり、前記ブリッジ形状部の前記ガイド本体に当接する側の面には、前記突条から前記ブリッジ形状部の端部に至る複数のリブ(59)が形成されている。
この構成によれば、ルーフ部材の駆動時や車両の衝突時等に大きな荷重を受ける挟持部が、複数のリブによって高い剛性を付与された突条によって支持されるため、ガイド部材の伸び変形の抑制と、フレームの軽量化とが両立される。
好ましくは、前記挟持部(52)の遊端が内側に向けて湾曲形成されている。
この構成によれば、動力伝達部材がガイド部材のガイド本体と挟持部の遊端とによって上下から挟まれるため、動力伝達部材の駆動源から離れる方向への変位だけでなく駆動源に近づく方向への変位も抑制される。
このように本発明によれば、ガイド部材が外れる虞やガイド部材のがたつきを抑制できるルーフ駆動装置を提供することができる。
第1実施形態に係るサンルーフ装置を後方から見た斜視図 図1に示されるサンルーフ装置の後部の平面図 図2中のIII部の底面図 図2中のIV-IV断面図 図1に示されるフレームの要部を拡大して示す斜視図 図1に示されるフレームの要部を拡大して示す底面図 図4に示されるガイド部材の斜視図 第2実施形態に係るサンルーフ装置の図4に対応する断面図 図8に示されるフレームの要部を拡大して示す平面図 図8に示されるガイド部材の斜視図
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。以下の説明では、サンルーフ装置10が設けられる自動車1の進行方向を基準にして、前後、左右の方向を用いる。また、自動車1の左右方向(車幅方向)や上下方向を基準にして、サンルーフ装置10の内側、外側と言う。
≪第1実施形態≫
図1~図7を参照して本発明の第1実施形態を説明する。図1は、第1実施形態に係るサンルーフ装置10を後方から見た斜視図である。図1に示されるように、自動車1のルーフ2にはサンルーフ装置10が取り付けられている。サンルーフ装置10は、ルーフ2に形成された開口を塞ぐようにルーフ2に搭載される。サンルーフ装置10は、外側(上側)に配置されるアウタパネル11と、内側(下側)に配置されるインナシェード12と、アウタパネル11及びインナシェード12を支持するフレーム13とを有している。
フレーム13は、前後方向に延在する左右のサイドメンバ14と、サイドメンバ14の後端を連結する樹脂製のリヤクロスメンバ15と、サイドメンバ14の前端を連結する樹脂製のフロントクロスメンバ16とを備えている。フレーム13は、これらの部材によって矩形をなしており、適宜な手段を用いてルーフ2に固定される。サイドメンバ14は、前後方向に延在する金属製のルーフガイドレール及びシェードガイドレールを備えている。
アウタパネル11は、前後方向に2分割されており、ルーフ2に固定される後ろ側の固定パネル17と、ルーフ2に対して変位可能な前側の可動パネル18とを有している。可動パネル18は、前後方向に変位可能なインナスライド式又はアウタスライド式のスライドパネルであってもよく、或いはチルト動作だけを行うチルトパネルであってもよい。可動パネル18は、サンルーフ装置10に設けられた1つ目のルーフ駆動装置20(ルーフパネル駆動装置)によって駆動される。他の実施形態では、可動パネル18がアウタパネル11の後ろ側に設けられてもよく、アウタパネル11が可動パネル18のみによって構成されてもよい。
インナシェード12は、フレーム13の後端部に設けられる巻取軸と、巻取軸に巻き取り及び引き出し可能に巻かれたシェードシート21と、シェードシート21の前端に取り付けられたクロスバー22とを備えている。インナシェード12は、サンルーフ装置10に設けられた2つ目のルーフ駆動装置20(ルーフシェード駆動装置)によってクロスバー22が前後にスライド駆動されることによって展開・巻き取り駆動される。
インナシェード12は、シェードシート21を備える代わりに、シェードパネルを備えてもよい。シェードパネルは、例えば、前後方向に複数に分割され、各シェードパネル部材が互いに重なる収納状態と延設された展開状態とをとり得るように互いに連結される。シェードパネルは、サンルーフ装置10に設けられた2つ目のルーフ駆動装置20によって前端に配置されたインナパネル部材が前後にスライド駆動されることによって展開状態又は収納状態へと駆動される。
可動パネル18、シェードシート21、シェードパネル部材は、ルーフ2に変位可能に設けられるルーフ部材であり、フレーム13によって変位可能に支持される。
図2は図1に示されるサンルーフ装置10の後部の平面図である。図1及び図2に示すように、ルーフ駆動装置20の駆動源24を取り付けるための2つの取付部23が、左右方向の互いに異なる位置においてリヤクロスメンバ15に設けられている。取付部23の一方には可動パネル18を駆動するルーフ駆動装置20の駆動源24が取り付けられ、他方にはシェードシート21を駆動するルーフ駆動装置20の駆動源24が取り付けられる。これらの駆動源24は、一端においてルーフ部材である可動パネル18やシェードシート21に連結される1対の動力伝達部材25(図4参照)を介して動力を伝達し、対応する可動パネル18、シェードシート21又はシェードパネル部材を駆動する。動力伝達部材25は取付部23において左右方向に延在している。
動力伝達部材25は、鋼製の可撓体の外周面にワイヤを螺旋状に巻回してなるプッシュプルケーブルである。他の実施形態では、動力伝達部材25が、一方の面にギヤが形成された可撓性を有するラックベルトによって構成されてもよい。動力伝達部材25は、フレーム13に取り付けられた鋼製のガイドパイプ26によってガイドされ、サイドメンバ14に形成されたガイド溝を前方へ延び、一端においてスライダやステー、クロスバー22等を介してルーフ部材の左右の側部に連結される。可動パネル18を駆動するルーフ駆動装置20及びシェードシート21を駆動するルーフ駆動装置20の構成は概ね同一である。以下、これらを代表して可動パネル18を駆動するルーフ駆動装置20の構成を説明する。
図3は図2中のIII部の底面図であり、図4は図2中のIV-IV断面図である。図3に示すように、ルーフ駆動装置20の駆動源24は、電気モータ31と、電気モータ31の回転軸線31Aに対して直交方向に延在する出力軸32を有する減速機33とを備えている。駆動源24は、電気モータ31の回転軸線31Aを左右方向に向け、且つ出力軸32を上下方向に向けてリヤクロスメンバ15の取付部23に下から取り付けられる。図4に示すように、駆動源24の出力軸32には動力伝達部材25を駆動するためのドライブギヤ34が設けられている。ドライブギヤ34は、はすば歯車からなるピニオンであり、動力伝達部材25に設けられたドリブンギヤ35に噛み合うことで動力伝達部材25をその延在方向に駆動することができる。
図5は図1に示されるフレーム13の要部を拡大して示す斜視図であり、図6は図1に示されるフレーム13の要部を拡大して示す底面図である。図4~図6に示すように、1対の動力伝達部材25は、駆動源24の近傍においてドライブギヤ34を挟むように前後方向に間隔を空けて配置される。すなわち、1対の動力伝達部材25のドリブンギヤ35(図4)は、ドライブギヤ34に噛み合うようにドライブギヤ34を挟む位置に配置されている。
リヤクロスメンバ15は、動力伝達部材25のドライブギヤ34との噛み合い部から可動パネル18に至るドライブ部分(動力伝達部分)をガイドする鋼製のガイドパイプ26をインサートして射出成形される。動力伝達部材25の噛み合い部に対し、ドライブ部分と相反する遊端側のアイドル部分には、大きな駆動力は伝達されない。そのため、動力伝達部材25のアイドル部分をガイドするガイドパイプ26は、リヤクロスメンバ15の成形後に、リヤクロスメンバ15の下面に形成された溝に下から嵌め付けられる。
リヤクロスメンバ15のドライブギヤ34が配置される部分には、成形時にインサートされるガイドパイプ26をリヤクロスメンバ15の金型に保持するために、上下方向に貫通する開口部41が形成されている。そしてこの開口部41には、前後方向に延在するブリッジ形状部42が架け渡されている。ブリッジ形状部42は、リヤクロスメンバ15の取付部23から上方へオフセットした位置にて前後方向に延在している。これにより、リヤクロスメンバ15のドライブギヤ34が配置される部分には、ブリッジ形状部42の左右の一部が上下に貫通し、下方に開放された凹部43(図4)が形成されている。ガイドパイプ26のドライブギヤ34側の端部は、ブリッジ形状部42の左右に形成された開口部41の貫通部分に位置する。
1対の動力伝達部材25には、可動パネル18の駆動時や車両の衝突時等に大きな荷重が伝達される。その際に、1対の動力伝達部材25がドライブギヤ34から離間するように変位すると、ドリブンギヤ35のドライブギヤ34との噛み合いが緩くなる。そこで、ドライブギヤ34の近傍、すなわち、ドライブギヤ34が配置される取付部23の凹部43には、1対の動力伝達部材25を離間しないようにガイドするガイド部材50が設けられている。ガイド部材50はばね鋼板から形成されている。
図7は図4に示されるガイド部材50の斜視図である。図6及び図7に示すように、ガイド部材50は、動力伝達部材25を横切るように前後方向に延在するガイド本体51を備えている。ガイド本体51の前後方向の両端には、駆動源24側に向けて下方へ延出し、前後1対の動力伝達部材25を挟持する1対の挟持部52が一体に設けられている。ガイド本体51には、ドライブギヤ34を受容可能な大きさの貫通孔53が形成されている。1対の挟持部52の遊端は内側に向けて湾曲形成されており、挟持部52はガイド本体51と協働してU字形状をなすことで、対応する動力伝達部材25を上下からも挟んでいる。ガイド部材50のU字形状部分は、左右方向の両端に向けて拡径するテーパ形状をなしている。
また、ガイド部材50は、ガイド本体51の左右方向(すなわち、延在方向に直交する幅方向)の両端に設けられた1対の係合爪54を有している。係合爪54は、ガイド本体51の左右の両端からガイド本体51に対して概ね垂直に上方へ延出する1対の爪支持片55によって支持され、フレーム13に係合することでガイド本体51の左右方向の移動を規制する。本実施形態では各爪支持片55の前後に1対の係合爪54が形成されている。
図4に示すように、ブリッジ形状部42の両側部には、左右方向及び上下方向に対して傾斜した1対の係止面56が形成されている。係止面56は断面視で左右対称をなしている。係合爪54は爪支持片55からガイド本体51の左右方向の内側且つ下方へ延出しており、係合爪54の遊端は、ブリッジ形状部42の係止面56に対し、上下方向に対して傾斜する方向から概ね直角に当接している。
ガイド部材50は、下からリヤクロスメンバ15の取付部23の凹部43へ挿入され、1対の係合爪54を弾性変形させた後に1対の係合爪54の遊端をブリッジ形状部42の係止面56に弾発的に係合させることにより、ブリッジ形状部42に取り付けられる。この取付状態においてガイド部材50は、係合爪54の弾発力による付勢力をもってガイド本体51をブリッジ形状部42の下面に当接させる。すなわち、係合爪54は、フレーム13の駆動源24と相反する側の係止面56に弾発的に係合することでガイド本体51の上下方向の移動を規制する。そしてブリッジ形状部42は、上側からガイド本体51に当接する第1当接壁57をなし、ガイド部材50の上下方向の移動を規制する。
図6に示すように、ブリッジ形状部42の下面には左右に延在する1対の突条58が前後方向に離間して突出形成されている。1対の突条58はガイド部材50の挟持部52の外面に当接する第2当接壁をなし、ガイド部材50の前後方向の伸び変形を規制する。また、ブリッジ形状部42の下面には、各突条58からブリッジ形状部42の端部に至る複数のリブ59が形成されている。
ルーフ駆動装置20は以上のように構成されている。次に、このように構成されたルーフ駆動装置20の作用効果について説明する。
図4及び図5に示すように、ガイド部材50の上下方向の移動を規制するフレーム13の第1当接壁57は、駆動源24と相反する側からガイド本体51に当接しており、ガイド部材50は第1当接壁57と駆動源24とにより挟まれている。そのため、仮に係合爪54が外れてもガイド部材50が外れる虞がない。また、ガイド部材50の係合爪54は、ガイド本体51の左右方向の移動を規制するだけでなく、ガイド本体51の上下方向の移動を規制するべくフレーム13の駆動源24と相反する側の係止面56に弾発的に係合する。これにより、ガイド本体51が係合爪54の弾発力によって第1当接壁57に押し付けられるため、ガイド部材50のがたつきが抑制される。
ガイド部材50の近傍にはガイドパイプ26が設けられ、ガイドパイプ26はフレーム13にインサートされる。そのため、ガイド部材50の内部で動力伝達部材25が大きく変位することが抑制される。これにより、ガイド部材50のがたつきが抑制される。
図5に示すように、係合爪54の遊端縁は、上下方向に対して傾斜する方向からブリッジ形状部42の係止面56に当接する。そのため、上下方向及び左右方向についてガイド部材50のがたつきが抑制される。
係止面56は左右方向、すなわちガイド本体51の幅方向に対して傾斜している。そのため、係合爪54の遊端縁が傾斜する係止面56のどの位置に当接してもガイド部材50のがたつきが抑制される。言い換えれば、ブリッジ形状部42やガイド部材50に製造誤差があっても、係合爪54が係止面56に確実に弾発的に当接する。
図6に示すように、第2当接壁はブリッジ形状部42の下面に突出形成された突条58により構成され、突条58からブリッジ形状部42の端部に至る複数のリブ59がブリッジ形状部42の下面に形成される。そのため、可動パネル18の駆動時や車両の衝突時等に大きな荷重を受ける挟持部52が、複数のリブ59によって高い剛性を付与された突条58によって支持されるため、ガイド部材50の前後方向の伸び変形の抑制と、フレーム13の軽量化とが両立される。
図7に併せて示すように、挟持部52の遊端は内側に向けて湾曲形成されている。これにより、動力伝達部材25はガイド部材50のガイド本体51と挟持部52の遊端とによって上下から挟まれる。そのため、動力伝達部材25は駆動源24から離れる上方向への変位だけでなく駆動源24に近づく下方向への変位も抑制される。
≪第2実施形態≫
次に、図8~図10を参照して本発明の第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同様の部材や部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図8は第2実施形態に係るサンルーフ装置10の図4に対応する断面図であり、図9は図8に示されるフレーム13の要部を拡大して示す平面図であり、図10は図8に示されるガイド部材60の斜視図である。図8~図10に示すように、本実施形態では、主にガイド部材60の構成が第1実施形態と相違している。
ガイド部材60は、ガイド本体51の左右方向(すなわち、延在方向に直交する幅方向)の両端に設けられた1対の係合爪64を有している。係合爪64は、ガイド本体51の左右の両端から左右方向へ延出する1対の爪支持片65によって支持され、フレーム13に係合することでガイド本体51の左右方向の移動を規制する。爪支持片65はガイド本体51から左右方向外側に向けて上方へ延出し、係合爪64は爪支持片65の延出端から左右方向外側に向けて下方へ延出する。これらは断面視で鈍角をなす逆V字形状をなしている。
図8に示すように、リヤクロスメンバ15の取付部23における開口部41の両側部の上面には、係止面66を形成するべく前後方向に延在する係止壁67が開口部41の内縁から若干離れた位置に突出形成されている。係止面66は、取付部23の上向き面と係止壁67の内向き面とによって構成される。係合爪64の遊端は、取付部23における開口部41の両側部に形成された係止面66に対し、上下方向に対して傾斜する方向から係止面66の隅部に当接している。
本実施形態では、このように係合爪64が上下方向に対して傾斜する方向から開口部41の両側部に形成された係止面66に当接する。そのため、上下方向及び左右方向についてガイド部材60のがたつきが抑制される。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では、一例として自動車1用としてサンルーフ装置10の説明を行ったが、本発明は鉄道車両等にも広く適用することができる。また、上記実施形態では、駆動源24がフレーム13の後部に取り付けられているが、駆動源24がフレーム13の前部や側部に取り付けられてもよい。また、ルーフ部材をなす可動パネル18やシェードシート21は左右方向に駆動されてもよい。この他、各部材や部位の具体的構成や配置、数量、角度、素材など、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更することができる。また、上記実施形態に示した各構成要素は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択することができる。
1 :自動車
13 :フレーム
18 :可動パネル(ルーフ部材)
20 :ルーフ駆動装置
21 :シェードシート(ルーフ部材)
24 :駆動源
25 :動力伝達部材
26 :ガイドパイプ
32 :出力軸
34 :ドライブギヤ
35 :ドリブンギヤ
41 :開口部
42 :ブリッジ形状部
50 :ガイド部材
51 :ガイド本体
52 :挟持部
54 :係合爪
55 :爪支持片
56 :係止面
57 :第1当接壁
58 :突条(第2当接壁)
59 :リブ
60 :ガイド部材
64 :係合爪
65 :爪支持片
66 :係止面

Claims (7)

  1. 車両のルーフ部材を駆動するルーフ駆動装置であって、
    前記ルーフ部材を変位可能に支持するフレームと、
    ドライブギヤが設けられた出力軸を有し、前記出力軸を上下方向に向けて前記フレームに取り付けられる駆動源と、
    一端において前記ルーフ部材に連結され、前記ドライブギヤに噛み合うように、前記駆動源の近傍において前記ドライブギヤを挟む位置に配置されたドリブンギヤを有する1対の動力伝達部材と、
    前記ドライブギヤの近傍にて前記フレームに取り付けられ、前記動力伝達部材をガイドするガイド部材とを備え、
    前記ガイド部材が、前記動力伝達部材を横切るように延在するガイド本体と、前記ガイド本体の延在方向の両端から前記駆動源側に向けて延出し、前記動力伝達部材を挟持する1対の挟持部と、前記ガイド本体の前記延在方向に直交する幅方向の両端に設けられ、前記ガイド本体の前記幅方向の移動を規制するべく前記フレームに係合する1対の係合爪とを有し、
    前記フレームが、前記ガイド部材の上下方向の移動を規制するべく前記駆動源と相反する側から前記ガイド本体に当接する第1当接壁と、前記ガイド部材の前記延在方向の伸び変形を規制するべく前記挟持部の外面に当接する1対の第2当接壁とを有し、
    前記係合爪が、前記ガイド本体の上下方向の移動を規制するべく前記フレームの前記駆動源と相反する側の係止面に弾発的に係合するルーフ駆動装置。
  2. 当該ルーフ駆動装置は、前記動力伝達部材をガイドするべく前記フレームにインサートされた少なくとも1対のガイドパイプを更に備え、
    前記第1当接壁が、前記ガイドパイプの少なくとも端部が露出するように前記フレームに貫通形成された開口部に掛け渡され、前記ガイド本体に対して前記駆動源と相反する側に配置されたブリッジ形状部からなる請求項1に記載のルーフ駆動装置。
  3. 前記ガイド部材が、前記ガイド本体の前記幅方向の両端から前記ガイド本体に対して概ね垂直に延出し、対応する前記係合爪を支持する1対の爪支持片を更に有し、
    前記係止面が前記ブリッジ形状部の両側部に形成され、前記係合爪の遊端縁が前記係止面に対し、上下方向に対して傾斜する方向から当接する請求項2に記載のルーフ駆動装置。
  4. 前記係止面が前記ガイド本体の前記幅方向に対して傾斜する請求項3に記載のルーフ駆動装置。
  5. 前記ガイド部材が、前記ガイド本体の前記幅方向の両端から前記幅方向に延出し、対応する前記係合爪を支持する1対の爪支持片を更に有し、
    前記係止面が前記開口部の両側部に形成され、前記係合爪の遊端縁が前記係止面に対し、上下方向に対して傾斜する方向から当接する請求項2に記載のルーフ駆動装置。
  6. 前記第2当接壁が、前記ブリッジ形状部の前記ガイド本体に当接する側の面に突出形成された突条であり、前記ブリッジ形状部の前記ガイド本体に当接する側の面には、前記突条から前記ブリッジ形状部の端部に至る複数のリブが形成されている請求項2~請求項5のいずれか1項に記載のルーフ駆動装置。
  7. 前記挟持部の遊端が内側に向けて湾曲形成されている請求項1~請求項6のいずれか1項に記載のルーフ駆動装置。
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