JP2524611Y2 - ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置 - Google Patents

ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置

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JP2524611Y2
JP2524611Y2 JP8129691U JP8129691U JP2524611Y2 JP 2524611 Y2 JP2524611 Y2 JP 2524611Y2 JP 8129691 U JP8129691 U JP 8129691U JP 8129691 U JP8129691 U JP 8129691U JP 2524611 Y2 JP2524611 Y2 JP 2524611Y2
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JP
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wire
guide rail
carrier plate
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plate body
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淳一 前川
浩司 森永
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、薄型化が図れるよう
にしたワイヤ式ウインドウレギュレータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のウインドウパネルの昇降
を図る一般的なウインドウレギュレータ装置の概要は、
上下に長いガイドレールに、ウインドウパネルが取付け
られるキャリアプレートがスライド自在に装着され、こ
のキャリアプレートは、正転、逆転可能なワイヤドラム
から繰出されたワイヤによって上下に牽引制御される構
造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した如くキャリア
プレートは、ワイヤに牽引制御される所から、キャリア
プレートとワイヤとは一体に結合されている。この結合
状態を図5、図6に示している。即ち、ウインドウパネ
ル101が取付けられるキャリヤプレート103から、
ワイヤ105のワイヤ係止部107を保持するホールド
部109を備えたワイヤ支持部材111をガイドレール
113側へ向けて断面L字状に突出させる形状ものや、
あるいは、図7、図8に示す如く、ウインドウパネル1
01が取付けられるキャリアプレート103から、ワイ
ヤ105のワイヤ係止部107を保持するホールド部1
09を備えたワイヤ支持部材111をガイドレール11
3側へ向けて突出させる形状のものが知られている。
【0004】前者、後者のタイプは、いずれも、ワイヤ
支持部材111をガイドレール113側へ向けて突出さ
せる形状となっていることに加えて、後者のタイプにあ
っては、ガイドレール113との間にワイヤ係止部10
7を下から挿入する挿入スペースSがさらに必要とな
る。このために、キャリアプレート103からガイドレ
ール113までの距離Dが大きくなり、装置全体が厚く
なる等、ドア内部の限られたスペース内に組込むことを
考慮すると前者及び後者のタイプはいずれも望ましくな
い。また、ワイヤ係止部107がホールド部109から
外れ易い面があった。
【0005】そこで、この考案にあっては、ワイヤ係止
部を確実に保持し、しかも、薄型化が図れるようにした
ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案は、長手方向に沿って連続するガイドレー
ルと、正転、逆転可能なワイヤドラムに巻き付けられ前
記ガイドレールに沿って配索されたワイヤと、前記ワイ
ヤによって牽引されると共にガイドレールに装着された
上下動可能なキャリアプレートとを有し、前記キャリア
プレートを、前記ガイドレールに装着されたスライド可
能な内側プレート本体と、ウインドウパネルが取付けら
れる外側プレート本体とに分割し、前記内側プレート本
体に、前記ワイヤに設けられたワイヤ係止部が内側プレ
ート本体の上面側から係合し合う貫通した係合部と、係
合部を横切ると共にワイヤが係止された上方が開放する
切欠溝とを設ける一方、前記外側プレート本体を内側プ
レート本体の上面に重ね合せ結合してある。
【0007】
【作用】かかるウインドウレギュレータ装置によれば、
キャリアプレートは、ワイヤにより上下動自在に牽引制
御される。この作動時において、係合部内のワイヤ係止
部は外側プレート本体によって外れることはない。
【0008】また、ワイヤ係止部が係合された内側プレ
ート本体は、ガイドレールに対して直付けとなるため、
キャリアプレートをガイドレール側へ寄せることが可能
となり、薄型化が図れる。
【0009】
【実施例】以下、図1乃至図4の図面を参照しながらこ
の考案の一実施例を詳細に説明する。
【0010】図中1は上下に長い長尺物に作られたガイ
ドレールを示しており、それの両側部にはレール部3,
3が一体に形成されている。また、ガイドレール1の裏
面側には、図外のドアパネルに取付けるための三つのブ
ラケット5,6,7が設けられている。この三つのブラ
ケット5,6,7の内、真中のブラケット6には、ワイ
ヤ9が巻付けられたワイヤドラム11と、ワイヤドラム
11に減速機構13を介して正転又は逆転の回転動力を
与える駆動モータ15がそれぞれ装着されている。
【0011】さらに、ガイドレール1には、レール部
3,3に沿って上下動可能なキャリアプレート17と、
レール部3とレール部3の間に沿って配索されたワイヤ
9を前記ワイヤドラム11側へ向けて誘導案内するアッ
パガイド19とロアガイド21がそれぞれ設けられてい
る。
【0012】アッパガイド19はガイドレール1の上端
側に、ロアガイド21はガイドレール1の下端側に取付
けられている。
【0013】アッパガイド19及びロアガイド21は、
図1に示すようにガイドレール1側に取付けられたガイ
ド本体19a,21aに対してカバー19b,21bが
後付け出来るようになっている。即ち、ガイド本体19
a,21a側に取付ピン20が、カバー19b,21b
側に前記取付ピン20が挿入される前記取付ピン20が
挿入される取付孔22がそれぞれ設けられている。さら
に、ガイド本体19a,21a側にはワイヤ9を掛回す
ガイド面19c,21cが設けられ、ロア用のガイド本
体21a側にはキャリアプレート停止用のストッパー部
材24が設けられている。
【0014】キャリアプレート17は、合成樹脂材等の
材質で作られていて、内側プレート本体23と、外側プ
レート本体25に分割された形状となっている。
【0015】内側プレート本体23は、両側部に設けら
れた爪部27aを有する挟持体27と、上面側のほぼ中
央部位に設けられた係合部29と、左側の側方部及び右
側寄りの上部と下部の3箇所に設けられた嵌合部31
と、窓孔状に形成された係合孔33とを有している。挟
持体27から挟持体27までの寸法は、ガイドレール1
の巾Lとほぼ同一に設定され、先端の爪部27aは内側
へ向け屈曲された形状となっている。したがって、挟持
体27,27はガイドレール1の表側から強制的に組付
ける際に、前記爪部27が左右のレール部3,3に当る
ことで、外方へ開くようになる。そして、爪部27a,
27aがレール部3を通過した完了時には元に復帰する
ことで、車巾方向(図1左右方向)の動きが拘束され、
外れることなく上下方向のスライドが確保されるように
なっている。
【0016】係合部29は、前記ワイヤ9のワイヤ係止
部9aが上方の開放口から係合し合う貫通した矩形孔の
形状となっていて、それの係合部29にはワイヤ9が通
る切欠溝35が設けられている。切欠溝35の上方はワ
イヤ9が上方から落とし込めるよう開放している。切欠
溝35の溝底35aは、ワイヤ9が前記溝底35aに位
置決めされた時に、図2に示すようにワイヤ係止部9a
と係合部29とが、ガイドレール1に接近した状態で面
一形状となる深さに設定されている。
【0017】外側プレート本体25は、両側部にウイン
ドウパネル37を取付けるための取付フランジ部39,
39と、前記内側プレート本体23の嵌合部31及び係
合孔33とそれぞれ嵌合し合う突出片41と、前記内側
プレート本体23から突出した取付ピン43と嵌合し合
う取付孔45とを有している。
【0018】なお、47はガイドレール1にワイヤ9が
直接当るのを防ぐガイド部材、49は、ワイヤ9に緊張
力を与えるワイヤ緊張部材をそれぞれ示している。
【0019】このように構成されたウインドウレギュレ
ータ装置において、キャリアプレート17に対してワイ
ヤ係止部9aを係合するには、図1に示すように、アッ
パガイド19、ロアガイド21の各カバー19b,21
bを取外した状態において、ワイヤ9を鎖線で示す如く
仮配索しておき、内側プレート本体23の挟持体27
を、ガイドレール1の両側部に位置合せして強制的に押
圧する。この時、左右の挟持体27は、確実にガイドレ
ール1の両側部を挟持し、スライド自在に装着される。
この状態において、仮配索したワイヤ9を切欠溝35
に、ワイヤ係止部9aを係合部29へ落し入れる。この
時、ワイヤ係止部9aは、ガイドレール1に対して接近
した係合状態が確保されるため、ガイドレール1からキ
ャリアプレート17までの寸法Dを薄くできる。次にア
ッパガイド19、ロアガイド21の各ガイド面19c,
21cに沿ってワイヤ9を掛回し、取付ピン20を取付
孔22を挿入してカバー21bを取付ける。
【0020】次に、外側プレート本体25を、内側プレ
ート本体23に重ね合せ結合する。この結合時におい
て、ワイヤドラム11を正転又は逆転させることで、ワ
イヤ9はキャリアプレート17を上下に牽引制御するよ
うになり、この作動時において、係合部29は閉塞され
ワイヤ係止部9aの外れは起きない。
【0021】
【考案の効果】以上、説明したようにこの考案によれ
ば、キャリアプレートをガイドレールに対して接近させ
ることができるため、装置全体の薄型化が図れる。ま
た、ワイヤ係止部を確実に保持できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のワイヤ式ウインドウレギュレータ装
置の分割斜視図。
【図2】ワイヤ係止部の係合状態を示した切断面図。
【図3】キャリアプレートの分割斜視図。
【図4】ウインドウレギュレータ装置の全体の斜視図。
【図5】従来例を示した図2と同様の切断面図。
【図6】図5の一部分を示した斜視図。
【図7】従来例を示した図2と同様の切断面図。
【図8】図7の一部分を示した斜視図。
【符号の説明】
1 ガイドレール 9 ワイヤ 9a ワイヤ係止部 11 ワイヤドラム 17 キャリアプレート 23 内側プレート本体 25 外側プレート本体 29 係合部 35 切欠溝 37 ウインドウパネル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に沿って連続するガイドレール
    と、正転、逆転可能なワイヤドラムに巻き付けられ前記
    ガイドレールに沿って配索されたワイヤと、前記ワイヤ
    によって牽引されると共にガイドレールに装着された上
    下動可能なキャリアプレートとを有し、前記キャリアプ
    レートを、前記ガイドレールに装着されたスライド可能
    な内側プレート本体と、ウインドウパネルが取付けられ
    る外側プレート本体とに分割し、前記内側プレート本体
    に、前記ワイヤに設けられたワイヤ係止部が内側プレー
    ト本体の上面側から係合し合う貫通した係合部と、係合
    部を横切ると共にワイヤが係止された上方が開放する切
    欠溝とを設ける一方、前記外側プレート本体を内側プレ
    ート本体の上面に重ね合せ結合したことを特徴とするワ
    イヤ式ウインドウレギュレータ装置。
JP8129691U 1991-10-07 1991-10-07 ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置 Expired - Lifetime JP2524611Y2 (ja)

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JPH0532668U JPH0532668U (ja) 1993-04-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11739581B2 (en) 2021-08-10 2023-08-29 Johnan Manufacturing Inc. Window regulator

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JPH0532668U (ja) 1993-04-30

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