JP2007196938A - 車両のトノカバー装置 - Google Patents

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正則 小平
Yuzo Sato
雄三 佐藤
Tomoo Taguchi
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Abstract

【課題】車両のバックドアの開動作、閉動作に連動させて、トノカバーシートを開放させ、使用状態に復帰させると共に、バックドアを開けたときに、トノカバーシートの後端部を前方且つ上方へ十分に移動させて、後部荷室に荷物の出し入れを行い易くすること、等である。
【解決手段】トノカバー装置1Aは、後部ピラー3cに沿って前方程上方へ移行する傾斜状に配設されたガイドレール20、ガイドレール20にガイドされトノカバーシート10の後端部が連結されるキャリッジ25、ガイドレール20の前方側の延長上付近に位置する車体部材に取り付けられた第1案内部材30、第1案内部材30の後方且つ下方に位置する車体部材に取り付けられた第2案内部材35、キャリッジ25に一端部が連結され且つ第1,第2案内部材30,35に掛けられ且つバックドア6に他端部が連結されたワイヤ40を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車体の後部開口の上側部分に軸支されて後部開口を上下に開閉するバックドアの開動作に連動させて、後部開口に臨む後部荷室の上側を覆うトノカバーシートを開放させる車両のトノカバー装置に関するものである。
従来、自動車等の車両のトノカバー装置には、車両の後部荷室の上側を覆うボード状又はシート状のトノカバーが設けられ、このトノカバーを直接手で持って手動にて開閉するのが一般的であり、トノカバーがシート状(トノカバーシート)の場合、そのトノカバーシートを巻き取り可能に巻き取り方向へ付勢する巻取装置を、後部荷室の前側のシートバックの背面側に装着して備えたトノカバー装置が周知である。
この種のトノカバー装置を装備した車両では、バックドアが閉じられてトノカバーシートにより後部荷室の上側が覆われた状態から、後部荷室に荷物を出し入れする場合、一般に、バックドアを開け、トノカバーシートを巻取装置に巻き取らせながら前方へスライドさせて開放し、荷物の出し入れを行った後、特に後部荷室に荷物がある場合に、トノカバーシートを巻取装置から引き出しながら後方へスライドさせて、トノカバーシートにより後部荷室の上側を覆い、バックドアを閉めて、一連の荷物出し入れ作業を完了する。
一方、トノカバーシートと巻取装置を備えたトノカバー装置において、特許文献1には、車両の後部開口を上下に開閉するバックドアの開閉動作に連動させてトノカバーシートを開閉させるようにしたものが開示されている。
このトノカバー装置では、トノカバーシートの後端部に引き棒が取り付けられ、車体の後部開口の左右両縁部に沿って設けられた湾曲状の1対のガイドレールと、1対のガイドレールに夫々ガイドされ引き棒の左右両端部が係合解除可能に係合される1対のキャリッジと、1対のキャリッジとバックドアとに両端部が回動自在に連結された1対の棒状連結部材とを備えている(図2参照)。
尚、特許文献1には、前記1対のガイドレールの代わりに、基端部が車体部材に回動自在に連結され先端部に引き棒が係合解除可能に係合される1対の揺動アームを備えたもの(図1参照)、1対の棒状連結部材の代わりに、前記1対のキャリッジとバックドアとに両端部が連結された1対の紐状部材を備えたもの(図4参照)も開示されている。
特許第3613581号公報
従来の一般的な車両のトノカバー装置では、車両のバックドアの開閉動作とは別に、トノカバーを直接手で持って手動にて開閉する作業が必要になるため、このトノカバーの開閉作業が煩わしいという課題がある。例えば、車両のバックドアは後部荷室に荷物を出し入れするために開けられるが、バックドアを開けても、トノカバーシートにより後部荷室の上側が覆われた状態のままでは、更にそこで手に荷物等を持った状態では、トノカバーを開放する作業が非常に面倒である。
特許文献1の車両のトノカバー装置では、トノカバーシート、巻取装置、1対のガイドレール、1対のキャリッジ、1対の棒状連結部材を備えたので、バックドアの開閉動作に連動させてトノカバーシートを開閉させることができる。ここで、バックドアが閉じていると、トノカバーシートが略水平状態となり、その後端部(引き棒)は後部荷室の後端に位置しているため、バックドアを開けた場合に、後部荷室に荷物の出し入れを行い易くするために、トノカバーシートの後端部を前方且つ上方へ大きく移動させる必要がある。
特許文献1の車両のトノカバー装置では、1対のガイドレールが車体の後部開口の左右両縁部に沿って設けられているため、図2のような形状の後部開口(の左右両縁部)の場合、バックドアの開動作に連動して、1対のキャリッジと共にトノカバーシートの後端部が前方且つ上方へ移動する。しかし、種々の形状の後部開口を備えた車両が存在し、この後部開口の形状によっては、後部荷室に荷物の出し入れを行い易くするために、トノカバーシートの後端部を前方且つ上方へ十分に移動させることができないという問題が生じ、つまり、この車両のトノカバー装置は汎用性が低いものになる。
更に、特許文献1の車両のトノカバー装置では、バックドアの開閉力が棒状部材によりキャリッジに伝達されて、キャリッジがガイドレールにガイドされて移動するが、キャリッジには、その移動方向以外の力が棒状部材から作用するため、キャリッジがガタつく等して、キャリッジを円滑に移動させることができないこと、それ故、バックドアの開閉力が必要以上に大きくなること、等の問題が生じる虞がある。
本発明の目的は、車両のバックドアの開動作、閉動作に連動させて、トノカバーシートを開放させ、使用状態に復帰させると共に、バックドアを開けたときに、トノカバーシートの後端部を前方且つ上方へ十分に移動させて、後部荷室に荷物の出し入れを行い易くし、更に、トノカバーシートの開閉動作を確実に且つ円滑に行い、種々の形状の車両に適用して前記目的を達成できる汎用性が高い、車両のトノカバー装置を提供することである。
請求項1の車両のトノカバー装置は、車体の後部開口の上側部分に軸支されて後部開口を上下に開閉するバックドアの開動作に連動させて、後部開口に臨む後部荷室の上側を覆うトノカバーシートを開放させる車両のトノカバー装置であって、前記後部荷室の前側のシートバックの背面側に装着され、前記トノカバーシートを巻き取り可能に巻き取り方向へ付勢する巻取装置と、前記車体の左右1対の後部ピラーに沿って前方程上方へ移行する傾斜状に配設された左右1対のガイドレールと、前記1対のガイドレールに夫々ガイドされ、トノカバーシートの後端側の左右両端部が連結される1対のキャリッジと、前記1対のガイドレールの前方側の延長上付近に位置する車体部材に取り付けられた1対の第1案内部材と、前記1対の第1案内部材の後方且つ下方に位置する車体部材に取り付けられた1対の第2案内部材と、前記1対のキャリッジに一端部が連結され且つ1対の第1案内部材及び第2案内部材に掛けられ且つバックドアに他端部が連結された1対のワイヤとを備え、前記バックドアが閉位置のときに、1対のキャリッジに連結されたトノカバーシートが後部荷室の上側を覆うと共に、バックドアの開動作に連動して、1対のワイヤにより1対のキャリッジと共にトノカバーシートの後端部が前方且つ上方へ持ち上げられるように構成されことを特徴とする。
この車両のトノカバー装置では、車両の後部荷室の前側のシートバックの背面側に巻取装置が装着され、この巻取装置からトノカバーシートが後方へ引き出された状態で、トノカバーシートの後端側の左右両端部が1対のキャリッジに連結され、バックドアが閉位置のときに、トノカバーシートにより後部荷室の上側が覆われる。この状態から、バックドアを開けると、1対のガイドレール及びキャリッジ及び第1,第2案内部材及びワイヤの対応する各々において、バックドアに連結されたワイヤの他端部が上方へ移動して、ワイヤの他端部と第2案内部材との間の距離が大きくなり、ワイヤが引っ張られて第1,第2案内部材に案内されて全体的に移動し、このワイヤによりキャリッジがガイドレールの前方側の延長上の方へ引っ張られ、ガイドレールにガイドされて前方且つ上方へ移動する。つまり、バックドアの開動作に連動して、1対のワイヤにより1対のキャリッジと共にトノカバーシートの後端部が前方且つ上方へ持ち上げられる。
ここで、バックドアが開位置のときに、トノカバーシートは開放状態になるが、その後、トノカバーシートを直接手で持って手動操作することなく、バックドアを閉めた状態でトノカバーシートを後部荷室の上側を覆う使用状態にする復帰手段を設けることが好ましい。この復帰手段については、例えば、バックドアの閉動作に連動させて1対のキャリッジを後方且つ下方へ移動させる構成、又は、1対のキャリッジをバックドアの閉動作に連動させずに、後方且つ下方へ移動させるように別途操作可能な構成としてもよい。
請求項2の車両のトノカバー装置は、請求項1の発明において、前記車体の後部開口の近傍部とバックドアとに両端部が連結された左右1対のダンパが設けられ、前記1対の第2案内部材が1対のダンパの車体側端部の近傍部に取り付けられ、前記1対のワイヤの他端部が1対のダンパのバックドア側端部の近傍部に連結されたことを特徴とする。
請求項3の車両のトノカバー装置は、車体の後部開口の上側部分に軸支されて後部開口を上下に開閉するバックドアの開動作に連動させて、後部開口に臨む後部荷室の上側を覆うトノカバーシートを開放させる車両のトノカバー装置であって、前記後部荷室の前側のシートバックの背面側に装着され、前記トノカバーシートを巻き取り可能に巻き取り方向へ付勢する巻取装置と、前記車体の左右1対の後部ピラーに沿って前方程上方へ移行する傾斜状に配設された左右1対のガイドレールと、前記1対のガイドレールに夫々ガイドされ、トノカバーシートの後端側の左右両端部が連結される1対のキャリッジと、前記1対のキャリッジに夫々設けられた1対の案内部材と、前記1対のガイドレールの前方側の延長上付近に位置する車体部材に一端部が連結され且つ1対の案内部材に掛けられ且つバックドアに他端部が連結された1対のワイヤとを備え、前記バックドアが閉位置のときに、1対のキャリッジに連結されたトノカバーシートが後部荷室の上側を覆うと共に、バックドアの開動作に連動して、1対のワイヤにより1対のキャリッジと共にトノカバーシートの後端部が前方且つ上方へ持ち上げられるように構成されことを特徴とする。
この車両のトノカバー装置では、トノカバーシートにより後部荷室の上側が覆われた状態から、バックドアを開けると、1対のガイドレール及びキャリッジ及び案内部材及びワイヤの対応する各々において、バックドアに連結されたワイヤの他端部が上方へ移動して、ワイヤの他端部と案内部材との間の距離が大きくなり、ワイヤが案内部材に案内されて移動して、ワイヤの全長に対して、ワイヤの他端部と案内部材との間のワイヤ部分の長さの割合が大きくなり、車体部材に連結されたワイヤの一端部と案内部材と間のワイヤ部分はガイドレールに沿った位置に保持されるため、このワイヤにより案内部材と共にキャリッジが引き上げられ、ガイドレールにガイドされて前方且つ上方へ移動する。つまり、バックドアの開動作に連動して、1対のワイヤにより1対のキャリッジと共にトノカバーシートの後端部が前方且つ上方へ持ち上げられる。その他の作用は請求項1と同様である。
請求項4の車両のトノカバー装置は、請求項1〜3の発明において、前記1対のキャリッジを1対のガイドレールに沿って後方且つ下方へ付勢する付勢手段を備えたことを特徴とし、請求項5の車両のトノカバー装置は、請求項1〜4の何れかの発明において、前記トノカバーシートの後端部が硬質のボード部材で構成され、このボード部材の左右両端部が1対のキャリッジに係合解除可能に係合されることを特徴とする。
請求項1の車両のトノカバー装置によれば、前記のように、トノカバーシート、巻取装置、1対のガイドレール、1対のキャリッジ、1対の第1案内部材、1対の第2案内部材、1対のワイヤを備え、バックドアが閉位置のときに、1対のキャリッジに連結されたトノカバーシートが後部荷室の上側を覆うと共に、バックドアの開動作に連動して、1対のワイヤにより1対のキャリッジと共にトノカバーシートの後端部が前方且つ上方へ持ち上げられるように構成したので、バックドアの開動作に連動させてトノカバーシートを確実に開放させ、バックドアを開けたとき、トノカバーシートの後端部を前方且つ上方へ十分に移動させて、後部荷室に荷物の出し入れを行い易くすることができ、更に、1対のキャリッジを1対のガイドレールの前方側の延長上の方へ確実に引っ張って、1対のキャリッジにその移動方向以外の力が作用しないようにして、1対のキャリッジの移動と共にトノカバーシートの開閉動作を確実に且つ円滑に行うことができ、種々の形状の車両に適用して前記効果を達成できる汎用性が高い、車両のトノカバー装置を提供することができる。
請求項2の車両のトノカバー装置によれば、車体の後部開口の近傍部とバックドアとに両端部が連結された左右1対のダンパを設け、1対の第2案内部材を1対のダンパの車体側端部の近傍部に取り付け、1対のワイヤの他端部を1対のダンパのバックドア側端部の近傍部に連結したので、ダンパの伸縮ストロークをワイヤの引き代として利用することによって、ワイヤの長さを短くできると共に、第2案内部材を車体の後部開口の上部に配設できレイアウト的に有利になる。また、ワイヤの他端部と第2案内部材との間のワイヤ部分をダンパに沿って邪魔にならないように配設でき、見栄えの悪化を抑制できる。
請求項3の車両のトノカバー装置によれば、前記のように、トノカバーシート、巻取装置、1対のガイドレール、1対のキャリッジ、1対の案内部材、1対のワイヤを備え、バックドアが閉位置のときに、1対のキャリッジに連結されたトノカバーシートが後部荷室の上側を覆うと共に、バックドアの開動作に連動して、1対のワイヤにより1対のキャリッジと共にトノカバーシートの後端部が前方且つ上方へ持ち上げられるように構成したので、請求項1のトノカバー装置よりも部品点数を低減でき、しかも、ワイヤを引っ張って1対のキャリッジ及びトノカバーシートの後端部を引き上げる力を略半減できるので、バックドア6を従来通り確実に開放でき、バックドアの開動作に連動させてトノカバーシートを確実に開放させ、バックドアを開けたとき、トノカバーシートの後端部を前方且つ上方へ十分に移動させて、後部荷室に荷物の出し入れを行い易くすることができ、種々の形状の車両に適用して前記効果を達成できる汎用性が高い、車両のトノカバー装置を提供することができる。
請求項4の車両のトノカバー装置によれば、1対のキャリッジを1対のガイドレールに沿って後方且つ下方へ付勢する付勢手段を備えたので、バックドアを閉めると、付勢手段により、1対のキャリッジを後方且つ下方へ引き下げて、トノカバーシートを後部荷室の上側を覆う使用状態に確実に復帰させることができ、つまり、バックドアの開閉動作に連動させてトノカバーシートを確実に開閉させることができる。特に、請求項3の発明に採用した場合には、この付勢手段により、1対のキャリッジ及び案内部材を介して、1対のワイヤを引っ張ってピンと張った状態にして、これらワイヤによりバックドアの位置に応じて1対のキャリッジの位置を規制することができるので、バックドアの開閉動作に連動させてトノカバーシートを確実に開閉させることが可能になる。
請求項5の車両のトノカバー装置によれば、トノカバーシートの後端部を硬質のボード部材で構成し、このボード部材の左右両端部を1対のキャリッジに係合解除可能に係合したので、トノカバー装置を使用する場合には、1対のキャリッジにボード部材の左右両端部を係合させておき、トノカバー装置を使用しない場合には、1対のキャリッジからボード部材を取り外して、後部荷室の上側を開放したままとすることができ、このボード部材の1対のキャリッジに対する着脱作業について、トノカバーシートを取り扱い易くして、簡単に確実に行うことが可能になる。
本発明の車両のトノカバー装置は、トノカバーシートと、車両の部荷室の前側のシートバックの背面側に装着されトノカバーシートを巻き取り可能に巻き取り方向へ付勢する巻取装置と、車体の左右1対の後部ピラーに沿って前方程上方へ移行する傾斜状に配設された左右1対のガイドレールと、1対のガイドレールに夫々ガイドされトノカバーシートの後端側の左右両端部が連結される1対のキャリッジとを備え、バックドアの開動作に連動して、1対のワイヤにより1対のキャリッジと共にトノカバーシートの後端部が前方且つ上方へ持ち上げられるように構成されている。
図1〜図3に示すように、車両のトノカバー装置1が装備される自動車等の車両2は、車体3の後部に、後部開口4が形成されると共に、後部開口4に臨む後部荷室5が形成され、車体3の後部開口4の上側部分にバックドア6の上端部が車幅方向に向く軸心回りに軸支されて、このバックドア6により後部開口4が上下に開閉され、後部荷室5の前側にシートバック7が配設されている。
図1〜図5に示すように、トノカバー装置1は、トノカバーシート10、巻取装置15、左右1対のガイドレール20、左右1対のキャリッジ25、左右1対の第1案内部材30、左右1対の第2案内部材35、左右1対のワイヤ40、左右1対のキャリッジ付勢装置45を備え、左右1対の上記部材20,25,30,35,40,45については、左右対称であり、そのうちの左右一方について説明する。
トノカバーシート10は、可撓性の有るシート部材11と、シート部材11の後端に取り付けられた硬質のボード部材からなるシート支持部材12とを有し、このトノカバーシート10の全体の前後長が後部荷室5の前後長よりも長く、シート部材11及びシート支持部材12の車幅方向幅が後部荷室5の車幅方向幅よりも少し短くなるように構成されている。ボード状のシート支持部材12の前端縁は左右直線状に形成されて、その前端縁にシート部材11の後端が固着され、シート支持部材12の後端縁は閉位置のバックドア6の内面に沿うように後側へ膨らむ湾曲状に形成されている。
巻取装置15は、シートバック7の背面側に装着され、トノカバーシート10を巻き取り可能に巻き取り方向へ付勢するものである。この巻取装置15は、トノカバーシート10の幅よりも少し大きな車幅方向長さを有するケーシング16と、ケーシング16に収容され且つ回転可能に支持された車幅方向に長い巻取軸17と、巻取軸17を一定方向へ回動付勢するバネ部材(図示略)を有する。ケーシング16の左右両端部が車体部材に固定され、このケーシング16の前部にスリット16aが形成され、トノカバーシート10のシート部材11が、巻取軸17に巻き取られスリット16aから後方へ導出されている。
ガイドレール20は、車体3の左右1対の後部ピラー3aの一方に沿って前方程上方へ移行する傾斜状に配設されている。ガイドレール20は、その長さ方向に長く車幅方向内側に溝状の開口21aを有するガイド溝21(例えば、T溝21)が形成されている。
キャリッジ25はガイドレール20にガイドされ、このキャリッジ25にトノカバーシート10の後端側のシート部材11の左右両端部の一方が連結される。キャリッジ25は、ガイドレール20のガイド溝21に摺動自在に係合された脚部26と、脚部26に一体的に設けられガイド溝21の開口21cを通って内側に配置された連結部27とを有し、この連結部27に車幅方向内側へ突出する上下1対の突出部28aを有する嘴状の係合部28が形成され、この係合部28にシート支持部材12の左右両端部の一方が水平方向から係合解除可能に係合されて、シート支持部材12が水平姿勢に保持される。
第1案内部材30は、ガイドレール20の前方側の延長上付近に位置する車体部材である後部ピラー3aに取り付けられている。この第1案内部材30は、後部ピラー3aに車幅方向向きの軸心回りに回転自在に支持された定滑車からなる。第2案内部材35は、第1案内部材30の後方且つ下方に位置する後部ピラー3aに取り付けられている。この第2案内部材35は、ガイドレール20の上側において、後部ピラー3aに車幅方向向きの軸心回りに回転自在に支持された定滑車からなる。
ワイヤ40は、一端部40aがキャリッジ25に連結されて、第1案内部材30及び第2案内部材35に掛けられ、他端部40bがバックドア6に連結されている。詳細には、ワイヤ40は、一端部40aがキャリッジ25の脚部26の前端部に連結され、一端部40aからガイドレール20のガイド溝21を挿通して前方且つ上方へ延び、第1案内部材30に前側から掛けられて方向を変えて後方へ延び、第2案内部材35に下側から掛けられて方向を変えて上方へ延び、他端部40bが閉位置のバックドア6のうち第2案内部材35の略上側に位置する部位に連結されている。
キャリッジ付勢装置45(図4参照)は、キャリッジ25をガイドレール20に沿って後方且つ下方へ付勢するものである。このキャリッジ付勢装置45は、例えば、キャリッジ25を後方且つ下方へ引っ張る為の紐状部材46と、ガイドレール20の後端部に装着され紐状部材46を巻き取り可能に巻き取り方向へ付勢する巻き取り機構46とを有し、紐状部材46の前端部がキャリッジ25の脚部26の後端部に連結されている。尚、左右1対のキャリッジ付勢装置45が付勢手段に相当する。
こうして、トノカバー装置1は、バックドア6が閉位置のときに、1対のキャリッジ25に連結されたトノカバーシート10が略水平状態になって後部荷室5の上側を覆うと共に、バックドア6の開動作に連動して、1対のワイヤ40により1対のキャリッジ25と共にトノカバーシート10の後端部が前方且つ上方へ持ち上げられ、バックドア6の閉動作に連動して、1対のキャリッジ付勢装置45により1対のキャリッジ25と共にトノカバーシート10の後端部が後方且つ下方へ移動するように構成されている。
以上説明したトノカバー装置1の作用・効果について説明する。
トノカバー装置1を使用する場合、巻取装置15からトノカバーシート10を後方へ引き出して、トノカバーシート10のシート支持部材12の左右両端部を1対のキャリッジ25に係合させて連結する。トノカバー装置1を使用しない場合には、シート支持部材12の左右両端部を1対のキャリッジ25から取り外す。すると、シート部材11が略全て巻取装置15で巻き取られ、シート支持部材12が巻取装置15の前側に位置した状態になる。このとき、シート支持部材12がガタつかないように、シート支持部材12を所定の姿勢で車体部材等に係止させるように構成してもよい。
トノカバー装置1を使用した場合、図1に示すように、バックドア6が閉位置のときに、1対のキャリッジ25にシート支持部材12が連結されたトノカバーシート10は略水平状態になり、このトノカバーシート12により後部荷室5の上側が覆われる。
次に、図2に示すように、バックドア6を開けると、バックドア6に連結されたワイヤ40の他端部40bが上方へ移動して、ワイヤ40の他端部40bと第2案内部材35との間の距離が大きくなり、ワイヤ40が引っ張られて第1,第2案内部材30,35に案内されて全体的に移動し、このワイヤ40によりキャリッジ25がガイドレール20の前方側の延長上の方へ引っ張られ、ガイドレール20にガイドされて前方且つ上方へ移動する。つまり、バックドア6の開動作に連動して、1対のワイヤ40により1対のキャリッジ25と共にトノカバーシート10の後端部が前方且つ上方へ持ち上げられ、同時に、シート部材11が巻取装置15により多少巻き取られる。
次に、図1に示すように、バックドア6を閉めると、キャリッジ付勢装置45により、キャリッジ25が後方且つ下方へ引き下げられる。つまり、バックドア6の閉動作に連動して、1対のキャリッジ付勢装置45により1対のキャリッジ25と共にトノカバーシート10の後端部が後方且つ下方へ引き下げられ、同時に、シート部材11が巻取装置15から多少引き出される。
このトノカバー装置1によれば、バックドア6の開動作に連動させてトノカバーシート10を確実に開放させ、バックドア6を開けたとき、トノカバーシート10の後端部を前方且つ上方へ十分に移動させて、後部荷室5に荷物の出し入れを行い易くすることができ、更に、1対のキャリッジ25を1対のガイドレール20の前方側の延長上の方へ確実に引っ張って、1対のキャリッジ25にその移動方向以外の力が作用しないようにして、1対のキャリッジ25の移動と共にトノカバーシート10の開閉動作を確実に且つ円滑に行うことができ、種々の形状の車両に適用して前記効果を達成できる汎用性が高い、車両のトノカバー装置1を提供することができる。
また、1対のキャリッジ25を1対のガイドレール20に沿って後方且つ下方へ付勢する1対のキャリッジ付勢装置45を備えたので、バックドア6を閉めると、1対のキャリッジ付勢装置45により、1対のキャリッジ25を後方且つ下方へ引き下げて、トノカバーシート10を後部荷室5の上側を覆う使用状態に確実に復帰させ、つまり、バックドア6の開閉動作に連動させてトノカバーシート10を確実に開閉させることができる。
また、トノカバーシート10の後端部のシート支持部材12を硬質のボード部材で構成し、このシート支持部材12の左右両端部を1対のキャリッジ25に係合解除可能に係合したので、トノカバー装置1を使用する場合には、1対のキャリッジ25にシート支持部材12の左右両端部を係合させておき、トノカバー装置1を使用しない場合には、1対のキャリッジ25からシート支持部材12を取り外して、後部荷室5の上側を開放したままとすることができ、このシート支持部材12の1対のキャリッジ25に対する着脱作業について、トノカバーシート10を取り扱い易くして、簡単に確実に行うことができる。
図6〜図8に示すように、実施例2のトノカバー装置1Aが装備される自動車等の車両2は、実施例1の車両2において、車体3の後部開口4の近傍部とバックドア6とに両端部が連結された左右1対のダンパ8が設けられている。詳しく説明すると、車体3の後部に断面コ字状の枠状パネル3bが設けられて、その内側に後部開口4が形成され、枠状パネル3bの左右両側部分の上後面部に1対のダンパ8の基端部が車幅方向に向く軸心回りに回動可能に結合され、1対のダンパ8の先端部がバックドア6の内面部に車幅方向に向く軸心回りに回動可能に結合されている。
トノカバー装置1Aは、トノカバーシート10、巻取装置15、左右1対のガイドレール20、左右1対のキャリッジ25、左右1対の第1案内部材30A、左右1対の第2案内部材35A、左右1対のワイヤ40A、左右1対のキャリッジ付勢装置45(図示略)を備え、左右1対の上記部材20,25,30A,35A,40A,45については、左右対称であり、そのうちの左右一方について説明する。尚、トノカバーシート10、巻取装置15、ガイドレール20、キャリッジ25、キャリッジ付勢装置45は、実施例1と基本的に略同じ構成であるので説明を省略する。
第1案内部材30Aは、ガイドレール20の前方側の延長上付近に位置する車体部材である後部ピラー3aに取り付けら、車幅方向に向く軸心回りに回転自在に支持された定滑車からなる。第2案内部材35Aは、第1案内部材30Aの後方且つ下方に位置する車体部材としてのダンパ8の車体側端部(基端部)の近傍部に取り付けられ、ダンパ8の基端部の回動軸心回りに回転自在に支持された定滑車からなる。
ワイヤ40Aは、一端部40Aaがキャリッジ25に連結されて、第1案内部材30A及び第2案内部材35Aに掛けられ、他端部40Abがダンパ8のバックドア側端部(先端部)の近傍部に連結されている。詳細には、ワイヤ40Aは、一端部40Aaがキャリッジ25の脚部26の前端部に連結され、一端部40Aaからガイドレール20のガイド溝21を挿通して前方且つ上方へ延び、第1案内部材30Aに前側から掛けられて方向を変えて後方へ延び、枠状パネル3bの上部に形成された穴3cを挿通して、第2案内部材35Aに下側から少なくとも1巻されるように掛けられて方向を変えて延び、他端部40Abがダンパ8の先端部にフック部材等を介して連結されている。
こうして、トノカバー装置1Aは、バックドア6が閉位置のときに、1対のキャリッジ25に連結されたトノカバーシート10が略水平状態になって、後部荷室5の上側を覆うと共に、バックドア6の開動作に連動して、1対のワイヤ40Aにより1対のキャリッジ25と共にトノカバーシート10の後端部が前方且つ上方へ持ち上げられ、バックドア6の閉動作に連動して、1対のキャリッジ付勢装置45により1対のキャリッジ25と共にトノカバーシート10の後端部が後方且つ下方へ移動するように構成されている。
このトノカバー装置1Aによれば、車体2の後部開口4の近傍部とバックドア6とに両端部が連結された左右1対のダンパ8を設け、1対の第2案内部材35Aを1対のダンパ8の基端部の近傍部に取り付け、1対のワイヤ40Aの他端部40Aaを1対のダンパ8の先端部の近傍部に連結したので、ダンパ8の伸縮ストロークをワイヤ40Aの引き代として利用することによって、ワイヤ40Aの長さを短くできると共に、第2案内部材35Aを車体2の後部開口4の上部に配設できレイアウト的に有利になる。また、ワイヤ40Aの他端部40Abと第2案内部材35Aとの間のワイヤ部分をダンパ8に沿って邪魔にならないように配設でき、見栄えの悪化を抑制できる。その他は実施例1のトノカバー装置1と同様の作用・効果を奏する。
実施例3のトノカバー装置1Bは、図9〜図11に示すように、トノカバーシート10、巻取装置15、左右1対のガイドレール20、左右1対のキャリッジ25B、左右1対の案内部材50、左右1対のワイヤ40B、左右1対のキャリッジ付勢装置45(図示略)を備え、左右1対の上記部材20,25B,50,40B,45については、左右対称であり、そのうちの左右一方について説明する。尚、トノカバーシート10、巻取装置15、ガイドレール20、キャリッジ付勢装置45は、基本的に実施例1と略同じ構成であるので説明を省略する。
キャリッジ25Bは、ガイドレール20にガイドされ、このキャリッジ25Bにトノカバーシート10の後端側のシート部材11の左右両端部の一方が連結される。キャリッジ25Bは、ガイドレール20の内側に配設された連結部27Bを有し、この連結部27Bの上下長が少し長く形成されて、連結部27Bの上部に係合部28Bが形成され、この係合部28Bにシート支持部材12の左右両端部の一方が係合解除可能に係合されて、シート支持部材12が水平姿勢に保持される。第1案内部材50は、キャリッジ25Bに設けられ、キャリッジ25Bの連結部27Bの下部の車幅方向内側部分に、車幅方向に向く軸心回りに回転自在に支持された動滑車からなる。
ワイヤ40Bは、一端部40Baがガイドレール20の前方側の延長上付近に位置する車体部材である後部ピラー3aに連結されて、案内部材50に掛けられ、他端部40Bbがバックドア6に連結されている。詳細には、ワイヤ40Bは、後部ピラー3aに連結されて、一端部40Baから後方且つ下方へ延びて案内部材50に下側から掛けられて方向を変えて延び、他端部40Bbが閉位置のバックドア6のうち案内部材50の略後側に位置する部位に連結されている。
こうして、トノカバー装置1Bは、バックドア6が閉位置のときに、1対のキャリッジ25Bに連結されたトノカバーシート10が略水平状態になって、後部荷室5の上側を覆うと共に、バックドア6の開動作に連動して、1対のワイヤ40Bにより1対のキャリッジ25Bと共にトノカバーシート10の後端部が前方且つ上方へ持ち上げられ、バックドア6の閉動作に連動して、1対のキャリッジ付勢装置45により1対のキャリッジ25Bと共にトノカバーシート10の後端部が後方且つ下方へ移動するように構成されている。
このトノカバー装置1Bでは、トノカバーシート10により後部荷室5の上側が覆われた状態から、バックドア6を開けると、バックドア6に連結されたワイヤ40Bの他端部40Bbが上方へ移動して、ワイヤ40Bの他端部40Bbと案内部材50との間の距離が大きくなり、ワイヤ40Bが案内部材50に案内されて移動して、ワイヤ40Bの全長に対して、ワイヤ40Bの他端部40Bbと案内部材50との間のワイヤ部分の長さの割合が大きくなり、ワイヤ40Bの一端部40Baと案内部材50と間のワイヤ部分はガイドレール20に沿った位置に保持されるため、このワイヤ40Bにより案内部材50と共にキャリッジ25Bが引き上げられ、ガイドレール20にガイドされて前方且つ上方へ移動する。つまり、バックドア6の開動作に連動して、1対のワイヤ40Bにより1対のキャリッジ25Bと共にトノカバーシート10の後端部が前方且つ上方へ持ち上げられる。
このトノカバー装置1Bによれば、実施例1のトノカバー装置1よりも部品点数を低減でき、ワイヤ40Bを引っ張って1対のキャリッジ25B及びトノカバーシート10の後端部を引き上げる力を略半減できるので、バックドア6を従来通り確実に開放できる。また、1対のキャリッジ付勢装置45により、1対のキャリッジ25B及び案内部材50を介して、1対のワイヤ40Bを引っ張ってピンと張った状態にして、これらワイヤ40Bによりバックドア6の位置に応じて1対のキャリッジ25Bの位置を規制することができるので、バックドア6の開閉動作に連動させてトノカバーシート10を確実に開閉させることができる。その他は実施例1のトノカバー装置1と略同様の作用・効果を奏する。
尚、実施例1〜3のトノカバー装置1,1A,1Bを次のように変更可能である。
1]トノカバーシート10において、シート支持部材12を硬質の棒状部材で構成し、1対のキャリッジ25,25Bにおいて、棒状部材からなるシート支持部材12の左右両端部を係合解除可能に係合する構造にしてもよい。
2]ガイドレール20、ガイドレール20にキャリッジ25,25Bをガイドする構造については、周知の種々の構造を適用可能である。
3]キャリッジ25,25Bにトノカバーシート10を常時連結した構造としてもよい。
4]キャリッジ付勢装置45において、引っ張りバネによりキャリッジ25,25Bをダイレクトに付勢するように構成してもよい。
5]第1案内部材30,30A、第2案内部材35,35A、案内部材50を、滑車ではなく、単にワイヤ40,40A,40Bを引っ掛ける構造のものを適用してもよい。
6]実施例2のトノカバー装置1Aにおいて、第2案内部材35Aを、ダンパ8の基端部の回動軸心と異なる軸心回りに回転自在に設けても良い。例えば、ダンパ8以外の車体部材に装着してもよい。また、ワイヤ40Aの他端部40Abをダンパ8にではなく、直接バックドア6に連結してもよい。
7]その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を付加して実施可能であり、種々の形状・サイズの車両に本発明を適用可能である。
実施例1のトノカバー装置(バックドア閉状態)要部側面図である。 実施例1のトノカバー装置(バックドア開状態)要部側面図である。 実施例1のトノカバー装置の要部の後部荷室側からの斜視図である。 実施例1のトノカバー装置のガイドレール等の側面図である。 図4のV−V線断面図である。 実施例2のトノカバー装置(バックドア閉状態)要部側面図である。 実施例2のトノカバー装置(バックドア開状態)要部側面図である。 実施例2のトノカバー装置の要部の後部荷室側からの斜視図である。 実施例3のトノカバー装置(バックドア閉状態)要部側面図である。 実施例3のトノカバー装置(バックドア開状態)要部側面図である。 実施例3のトノカバー装置の要部の後部荷室側からの斜視図である。
符号の説明
1,1A,1B トノカバー装置
2 車両
3 車体
3a 後部ピラー
4 後部開口
5 後部荷室
6 バックドア
8 ダンパ
10 トノカバーシート
15 巻取装置
20 ガイドレール
25,25B キャリッジ
30,30A 第1案内部材
35,35A 第2案内部材
40,40A,40B ワイヤ
45 キャリッジ付勢装置
50 案内部材

Claims (5)

  1. 車体の後部開口の上側部分に軸支されて後部開口を上下に開閉するバックドアの開動作に連動させて、後部開口に臨む後部荷室の上側を覆うトノカバーシートを開放させる車両のトノカバー装置であって、
    前記後部荷室の前側のシートバックの背面側に装着され、前記トノカバーシートを巻き取り可能に巻き取り方向へ付勢する巻取装置と、
    前記車体の左右1対の後部ピラーに沿って前方程上方へ移行する傾斜状に配設された左右1対のガイドレールと、
    前記1対のガイドレールに夫々ガイドされ、トノカバーシートの後端側の左右両端部が連結される1対のキャリッジと、
    前記1対のガイドレールの前方側の延長上付近に位置する車体部材に取り付けられた1対の第1案内部材と、
    前記1対の第1案内部材の後方且つ下方に位置する車体部材に取り付けられた1対の第2案内部材と、
    前記1対のキャリッジに一端部が連結され且つ1対の第1案内部材及び第2案内部材に掛けられ且つバックドアに他端部が連結された1対のワイヤとを備え、
    前記バックドアが閉位置のときに、1対のキャリッジに連結されたトノカバーシートが後部荷室の上側を覆うと共に、バックドアの開動作に連動して、1対のワイヤにより1対のキャリッジと共にトノカバーシートの後端部が前方且つ上方へ持ち上げられるように構成されことを特徴とする車両のトノカバー装置。
  2. 前記車体の後部開口の近傍部とバックドアとに両端部が連結された左右1対のダンパが設けられ、
    前記1対の第2案内部材が1対のダンパの車体側端部の近傍部に取り付けられ、前記1対のワイヤの他端部が1対のダンパのバックドア側端部の近傍部に連結されたことを特徴とする請求項1に記載の車両のトノカバー装置。
  3. 車体の後部開口の上側部分に軸支されて後部開口を上下に開閉するバックドアの開動作に連動させて、後部開口に臨む後部荷室の上側を覆うトノカバーシートを開放させる車両のトノカバー装置であって、
    前記後部荷室の前側のシートバックの背面側に装着され、前記トノカバーシートを巻き取り可能に巻き取り方向へ付勢する巻取装置と、
    前記車体の左右1対の後部ピラーに沿って前方程上方へ移行する傾斜状に配設された左右1対のガイドレールと、
    前記1対のガイドレールに夫々ガイドされ、トノカバーシートの後端側の左右両端部が連結される1対のキャリッジと、
    前記1対のキャリッジに夫々設けられた1対の案内部材と、
    前記1対のガイドレールの前方側の延長上付近に位置する車体部材に一端部が連結され且つ1対の案内部材に掛けられ且つバックドアに他端部が連結された1対のワイヤとを備え、
    前記バックドアが閉位置のときに、1対のキャリッジに連結されたトノカバーシートが後部荷室の上側を覆うと共に、バックドアの開動作に連動して、1対のワイヤにより1対のキャリッジと共にトノカバーシートの後端部が前方且つ上方へ持ち上げられるように構成されことを特徴とする車両のトノカバー装置。
  4. 前記1対のキャリッジを1対のガイドレールに沿って後方且つ下方へ付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両のトノカバー装置。
  5. 前記トノカバーシートの後端部が硬質のボード部材で構成され、このボード部材の左右両端部が1対のキャリッジに係合解除可能に係合されることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の車両のトノカバー装置。
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