JP4635885B2 - トノカバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トノカバー装置に関し、特にトノカバーの屈曲を利用してトノカバーを大きく開閉可能にしたものに関する。
従来のトノカバー装置においては、バックドアの開閉操作に連動してトノカバーが開閉するように構成され、バックドアを開放したときにトノカバーを上方に移動させて荷室内に対する荷物の出し入れを行えるようになっている。
特許文献1には、荷室の上方を覆うようにシートバックの後側に2枚のパネル部片を前後に配設し、そのうちの後部のパネル部片の左右両端部に1対の腕部材を設け、これら1対の腕部材の後端部をバックドアの上部に連結し、バックドアの開閉操作に連動して後部のパネル部片を開閉する構成が開示されている。
特許文献1の構成においては、バックドアの開放時に、1対の腕部材によって後部のパネル部片をその後端から引き上げて荷室の上方を開放させることで、荷室に対する荷物の出し入れを行えるようにし、一方、バックドアの閉止時には、1対の腕部材によって後部のパネル部片を引き下げて、荷室内の荷物を覆うようになっている。
特公昭39−16961号公報
しかし、特許文献1の構成においては、バックドアの開放時に後部のパネル部片のみを引き上げるため荷室の上方に開放される開口が小さく、大きな荷物の出し入れを行う場合に後部のパネル部片が邪魔になり、荷物の出し入れを行いにくいという問題がある。
しかも、前部のパネル部片が車体に固定されており、バックドアに連動して前部のパネル部片を引き上げることができないため、前部のパネル部片の下方、即ち荷室の前部に対する荷物の出し入れが行いにくく、大量の荷物の出し入れを行う場合に不便である。
本発明の目的は、トノカバー装置において、トノカバーの屈曲を利用し簡単な構成で開閉可能で大きく開閉可能にすること、バックドア又は専用の電動式開閉機構により開閉可能にすること、折り畳んで収納可能にすること、トノカバーを取り外し可能にすることなどである。
請求項1のトノカバー装置は、車体後部に形成され且つバックドアにより上下方向に開閉可能に覆われる後面開口部の前方に広がる荷室の上方を覆うようにシートバックの後側に配置されたトノカバーと、前記後面開口部の左右両側の後部ピラーに前方上り傾斜状に配設され且つトノカバー後部の左右両端部を摺動可能に支持する左右1対のガイドレールとを備えたトノカバー装置であって、前記トノカバーはその前端部が回動可能に軸支されると共に、前記トノカバーは前後方向に分割されて互いに折れ曲がり可能に連結された複数のボード部材から構成され、前記複数のボード部材のうちの後部のボード部材がガイドレールに沿って上下動可能に前記ガイドレールに支持され、前記後部のボード部材をガイドレールに沿って上昇させたとき、後部のボード部材のガイドレールへの支持点と前端のボード部材の軸支部との車両前後方向の距離の変化を、トノカバーの折れ曲がりを介して吸収するように構成され、前記トノカバーは少なくとも前後に直列的に連結された4つのボード部材を備え、4つのボード部材の連結部が後方から順に谷折れ、山折れ、谷折れのみ許容するように構成されたことを特徴とする。
このトノカバー装置においては、後部のボード部材とバックドアとを紐状部材などで接続し、バックドアの開閉操作に連動して後部のボード部材を昇降させるように構成してもよく、また、専用の電動式のトノカバー開閉機構でボード部材を昇降させるように構成してもよい。
トノカバーを上方へ開く際に、トノカバーの後部(後部のボード部材)がガイドレールに沿って上昇し、トノカバーが折れ曲がることにより、後部のボード部材のガイドレールへの支持点と前端のボード部材の軸支部との車両前後方向の距離の変化を吸収する。これにより、後部のボード部材が荷室の上部へ移動してトノカバーが大きく開いた状態になるので、荷室に対して大きな荷物や大量の荷物を出し入れする場合にもトノカバーが邪魔にならず、荷物の出し入れをスムーズに行うことができる。
請求項のトノカバー装置は、請求項の発明において、前記後部のボード部材が上昇位置にあるとき、この後部のボード部材が略水平姿勢になるように構成されたことを特徴とする。
請求項のトノカバー装置は、請求項1又は2の発明において、前記トノカバーは前記ガイドレールから取外して折り畳み可能に構成されたことを特徴とする。
請求項のトノカバー装置は、請求項の発明において、前記複数のボード部材は略同一の前後長を有することを特徴とする。
請求項のトノカバー装置は、請求項1〜何れか1項の発明において、前記バックドアの開閉に応じて後部のボード部材が上下動するように前記トノカバーと前記バックドアを連係させる連係手段を設けたことを特徴とする。
請求項のトノカバー装置は、請求項1〜5の何れか1項の発明において、前記ガイドレールを含むフレームと、前記後部のボード部材を上下動させる為の電動機構とを有する電動式のボード部材開閉機構を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、トノカバーは前後方向に分割されて互いに折れ曲がり可能に連結された複数のボード部材から構成され、後部のボード部材をガイドレールに沿って上昇させたとき、後部のボード部材のガイドレールへの支持点と前端のボード部材の軸支部との車両前後方向の距離の変化を、トノカバーの折れ曲がりを介して吸収するように構成したので、後部のボード部材が荷室の上部へ移動してトノカバーが大きく開いた状態になるので、荷室に対して大きな荷物や大量の荷物を出し入れする場合にもトノカバーが邪魔にならず、荷物の出し入れをスムーズに行うことができる。
しかも、トノカバーは少なくとも前後に直列的に連結された4つのボード部材を備え、4つのボード部材の連結部が後方から順に谷折れ、山折れ、谷折れのみ許容するように構成されたので、トノカバーの上昇時には、後側の2枚のボード部材を折れ曲がらない状態に保持しながら上昇させ、山折れとその前側の谷折れを介して後部のボード部材の上昇に連動させてトノカバーを確実に折り曲げることができる。
請求項の発明によれば、後部のボード部材が上昇位置にあるとき、後部のボード部材が略水平姿勢になるように構成されたので、トノカバーを開放状態にしたときに目につきやすい後部のボード部材の見栄えがよくなる。
請求項の発明によれば、トノカバーはガイドレールから取外して折り畳み可能に構成されたので、トノカバーの不使用時にトノカバーを折り畳んでコンパクトに収納することができる。
請求項の発明によれば、複数のボード部材は略同一の前後長を有するので、トノカバーを折り畳んだときにトノカバーの前後長が揃って、トノカバーをコンパクトに収納することができる。
請求項の発明によれば、バックドアの開閉に応じて後部のボード部材が上下動するようにトノカバーとバックドアを連係させる連係手段を設けたので、バックドアの開閉操作に連動させてトノカバーを自動的に開閉させることができる。
請求項の発明によれば、ガイドレールを含むフレームと、後部のボード部材を上下動させる為の電動機構とを有する電動式のボード部材開閉機構を備えたので、電動機構操作用スイッチを操作することにより、バックドアが開状態のときでも閉状態のときでも簡単にトノカバーを開閉することができる。
本発明のトノカバー装置は、トノカバーはその前端部が回動可能に軸支されると共に、前後方向に分割されて互いに折れ曲がり可能に連結された複数のボード部材から構成され、バックドアの開閉操作に連動して複数のボード部材のうちの後部のボード部材がガイドレールに沿って上下動可能にガイドレールに支持され、バックドアの開放時に、後部のボード部材がガイドレールに沿って上昇し、後部のボード部材のガイドレールへの支持点と前端のボード部材の軸支部との車両前後方向の距離の変化を、トノカバーの折れ曲がりを介して吸収するように構成され、前記トノカバーは少なくとも前後に直列的に連結された4つのボード部材を備え、4つのボード部材の連結部が後方から順に谷折れ、山折れ、谷折れのみ許容するように構成されたものである。
以下、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、後部シートのシートバックの後側に荷室が設けられたハッチバック型,バン型,ワゴン型等の自動車において、荷室内に収納される荷物を覆うトノカバー装置に、本発明を適用した場合の例である。
図1、図2に示すように、自動車の後部には、ヒンジ部1を水平な支点として上下方向に回動することで後面開口部2を開閉可能に覆うバックドア3と、後面開口部2の前方の荷室4と、荷室4の前側に装備された後部シート5と、後部シート5のシートバック6の後側に装備されたトノカバー装置10などが設けられている。尚、図1において符号Sは、後面開口部2の周縁に沿って設けられたシール部材ラインを示している。
次に、トノカバー装置10について、図1〜図に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、トノカバー装置10は、荷室4の上面を覆うようにシートバック6の後側に配置されたトノカバー11と、トノカバー11の後部の左右両端部を昇降可能に支持する左右1対のガイドレール21と、トノカバー11の後部とバックドア3とを連係する左右1対の紐状部材30(これが連係手段に相当する)等を有する。尚、ガイドレール21と紐状部材30は車体後部において左右両側に設けられるが、ここでは、右側のガイドレール21と紐状部材30について説明する。
図1に示すように、シートバック6の上端部の後方近傍位置には、トノカバー装置10の収容ケース19が設けられ、収容ケース19内の軸支部20にトノカバー11の前端部が回動可能に軸支されている。トノカバー11は、前後方向に分割されておれ曲がり可能直列的に連結された4つのボード部材12〜15から構成され、これらボード部材12〜15は同一の前後長を有する。ボード部材12〜15は、ウレタン発泡体等の合成樹脂発泡体ボード(例えば、厚さ約4〜8mm)の表面を合成樹脂製の可撓性のある表皮部27で被覆した構造のものである。
図4、図5に示すように、ボード部材12,13の連結部16においては、谷折れのみを許容するように、上面側の表皮7aがボード部材12,13に亙って連続し、下面側の表皮27bが分断され、谷折れしてない状態においていボード部材12,13の端面同士が当接するように構成されている。尚、ボード部材14,15の連結部18の構造は、連結部16の構造と同様である。
図4、図6に示すように、ボード部材13,14の連結部17においては、山折れのみを許容するように、下面側の表皮7bがボード部材13,14に亙って連続し、上面側の表皮27aが分断され、山折れしてない状態においていボード部材13,14の端面同士が当接するように構成されている。
図1、図3に示すように、ガイドレール21は、鋼製の帯板に略直線状のガイド溝22を形成したものであり、その後端部(下端部)は緩やかに下向きに湾曲している。ガイドレール21の前端部と後端部には、L字状の取付部23,24が夫々一体形成されている。左右1対のガイドレール21は、取付部23,24を介して後面開口部2の左右両側の後部ピラー7に前方上り傾斜状(水平面に対して約40に傾斜)に配設され、左右のガイドレール21は平行且つ左右対称に配置され、左右のガイドレール21の内面間の間隔は、ボード部材15の左右幅とほぼ等しく設定されている。
後部のボード部材15の前端の左右端部の上面には、取付片25を介してピン部材26が車幅方向外側に突出するように夫々取付けられ、左右1対のピン部材26の先端部分をガイドレール21のガイド溝22に摺動自在に係合させ、ボード部材15の左右両端をガイドレール21の内面に摺接又は近接させることで、ボード部材15が左右のガイドレール21に沿って上下動可能にガイドレール21に支持されている。ピン部材26はガイド溝22に対して着脱自在であり(ボード15を車幅方向に傾けてガイド溝22に対して着脱するようになっているが、取付片25に対してピン部材26を車幅方向に出没可能且つ出没位置で夫々ロック可能に構成することで着脱自在とすることができる。)、そのため、トノカバー11はガイドレール21から取外して収容ケース19の後方のボード部材12の上部に折り畳み可能になっている。
ボード部材15における取付片25の後方部位に設けた連結金具30aには紐状部材30の下端部が取り外し可能に連結され、紐状部材30の上端はバックドア3の上部の連結部30bに連結され、バックドア3の開閉に応じてボード部材14,15が水平姿勢を保持したまま上下動するように連係されている。
バックドア3を開く際には、紐状部材30に引っ張られてボード部材15がほぼ水平姿勢を保持したままガイドレール21に沿って上昇し、ボード部材15のガイドレール21への支持点であるピン部材26と前端のボード部材12の軸支部20との車両前後方向の距離の変化を吸収する為に、トノカバー11が図1に示すように、連結部16,17において折れ曲がるようになっている。
図1に3点鎖線で示すように、ボード部材15が上昇位置に移動したとき、ボード部材12,13の連結部16が谷折れで屈曲すると共に、ボード部材13,14の連結部17が山折れで屈曲し、ボード部材14,15が略水平姿勢となる。そのため、トノカバー11が大きく開いた開放状態となり、荷室4の上方に大きな開口が開放されて荷室4内の荷物の出し入れが容易となる。
バックドア3を閉じる際には、ボード部材14,15の自重により、ボード部材14,15がガイドレール21に沿って下降し、それに伴ってボード部材12,13も下降する。図1に実線で示すように、ボード部材15が下降位置にあるとき、トノカバー11の折れ曲がりが解消されてトノカバー11が水平な平面状に展開した閉止状態となり、トノカバー11により荷室4の上方の開口が覆われて荷室4内の荷物が覆われる。荷物がトノカバー11の水平な平面状に展開した状態よりも上方まで位置している場合は、トノカバー11が荷物に当接した位置でその下降が停止することになる。
尚、本実施例においては、ピン部材26を直接ガイド溝22に対して着脱自在としたが、ガイド溝22に摺動自在に後述する図9に示すようなキャリッジ44を設け、このキャリッジ44に対してピン部材26を着脱自在に保持させるようにしてもよい。この場合、キャリッジ44がガイド溝22の上端に位置する状態でピン部材26を取外した場合、キャリッジ44が自重で下降することになるが、上記紐状部材30の下端部をキャリッジ44に連結することで、バックドア3の開放時に常にキャリッジ44をガイド溝22の上端に保持させるようにすることもできる。
次に、トノカバー装置10の作用、効果について説明する。
バックドア3を開くとき、ボード部材15が紐状部材30に引っ張られるため、ボード部材15がガイドレール21に沿って前方へ斜めに上昇し、ボード部材14もボード部材15に対して追従して前方へ斜めに上昇し、図1において1点鎖線と2点鎖線で示すように、ボード部材12,13を連結する連結部16が谷折れし、ボード部材13,14を連結する連結部17が山折れしてトノカバー11の前部が屈曲折れ曲がるため、ボード部材15のガイドレール21への支持点であるピン部材26とボード部材12の軸支部20との車両前後方向の距離の変化が吸収される。
ボード部材15が上昇位置に到達したとき、図1に3点鎖線で示すように、連結部16と連結部17が大きく屈曲した状態になって、ボード部材14,15が略水平姿勢を維持することで、荷室4の上方に大きな開口が開放される。
このように、トノカバー11の上昇時に、ボード部材15のガイドレール21への支持点であるピン部材26とボード部材12の軸支部20との車両前後方向の距離の変化を、トノカバー11の前部の折れ曲がりを介して吸収するように構成したので、ボード部14をボード部材15と同高さ位置へ上昇させ、荷室4の上方に大きな開口を開放させることができる。それ故、大きな荷物や大量の荷物を荷室4に出し入れする際にもトノカバー11が邪魔にならず、荷物の出し入れを円滑に能率的に行うことができる。
トノカバー11の後部を案内する左右1対のガイドレール21を設けたので、ボード部材14,15の昇降動作が案内し、この昇降動作に従うボード部材12,13の屈曲動作も案内し、トノカバー11は作動安定性、信頼性に優れたものとなっている。
しかも、バックドア3の開閉に応じてボード部材15が上下動するようにトノカバー11とバックドア3を連係させる紐状部材30を設けたので、バックドア3の開閉操作に連動させてトノカバー11を自動的に開閉させることができる。
トノカバー11は前後に直列的に配置して連結された4つのボード部材12〜15を備え、各ード部材12〜15の連結部16〜18が後方から順に谷折れ、山折れ、谷折れのみ許容するように構成されたので、ボード部材15の上昇に連動させてトノカバー11を確実に屈曲させることができる。
ボード部材15が上昇位置にあるとき、ボード部材14,15が略水平姿勢になるので、トノカバー11を開放したときの見栄えがよくなる。トノカバー11をガイドレール21から取外して折り畳み可能であるので、トノカバー11の不使用時にトノカバー11を折り畳んでコンパクトに収納することができる。ボード部材12〜15は略同一の前後長を有するので、トノカバー11を折り畳んだときにボード部材12〜15の前後端が揃って、トノカバー11をコンパクトに収納することができる。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1]上記実施例において、ボード部材15に紐状部材30を接続する代わりに、ボード部材14に紐状部材30を接続し、バックドア3の開閉に応じてボード部材14を上下動させるように構成してもよい。
2]前記ボード部材12〜15の代わりに、合成樹脂製の板部材からなるボード部材を採用してもよい。例えば、図7、図8に示すように、ボード部材14A,15Aの連結部18Aにおいて、ボード部材14Aの端部の複数の凸部とボード部材15Aの端部の複数の凸部とを係合状態にして、それらが軸部材18aにより連結されている。
前記ボード部材14A,15Aの凸部の先端部のうち上面側の先端部にのみR部を形成することで、谷折れのみ可能な連結部18Aとなる。山折れのみ可能な連結部は、図8の連結部18Aを上下逆に構成すればよい。
3]上記実施例のガイドレール21と紐状部材30の代わりに、図9に示すような電動式のボード部材開閉機構40を採用してもよい。尚、図9は、車体側から視た状態のボード部材開閉機構40の全体斜視図であり、車体の前後左右を前後左右として説明する。
ボード部材開閉機構40は、2つのガイドレール42を有する門型のフレーム41と、このフレーム41に設けられた1対のガイドレール42と、電動機構50と、この電動機構50で駆動される2本のプッシュプルケーブル52A,52Bなどを備えている。
フレーム41は、上下方向に延びる2つの脚部41aと、それらの上端を連結する連結部41bから構成され、脚部41aの車幅方向内端にはガイド溝43を有する直線状のガイドレール42が設けられている。ガイドレール42には、ボード部材15の左右両端部材に連結されてボード部材15を上下動させる1対のキャリッジ44が摺動自在に取付けられている。連結部41bには電動機構50が設けられ、車室内に設けた開閉スイッチ(図示略)により電動機構50が操作される。
電動機構50は、駆動モータ51と、駆動モータ51でウォームギヤ減速機構を介して回転駆動されるケーブルリール53とを有する。
プッシュプルケーブル52Aは、左側のキャリッジ44を移動駆動するためのものであり、そのケーブルの先端はキャリッジ44に連結され、アウターチューブ内を通ってケーブルリール53に至り、ケーブルリール53からアウターチューブ内を通って右方へ延びて自由端をなしている。
プッシュプルケーブル52Aは2つのアウターチューブを有し、左側のアウターチューブの左端はガイドレール42の上端に固定される共に右端はケーブルリール53のリールケースに固定されている。右側のアウターチューブの左端はリールケースに固定されおり、右端は右側の後部ピラーの内面に固定されている。尚、プッシュプルケーブル52Bは、右側のキャリッジ44を移動駆動するためのものであり、プッシュプルケーブル52Aとほぼ左右対称の構成であるので説明を省略する。
左側の脚部41aの下端部近傍には、車体後部にボード部材開閉機構40を組付ける際に後部ピラー7に位置決めする為の位置決めピン56が設けられている。連結部41bには、リアヘッダーに位置決めする為の位置決めピン55が設けられている。
車体後部に車室内においてボード部材開閉機構40を組付ける場合は、リアヘッダーと後部ピラー7に位置決めピン55,56でもって位置決めした後、リアヘッダーに連結部41bの中央部分の1対の取付部41cを組付けて、後部ピラー7に脚部41aの下端部の取付部41dを組付ける。
このように、ガイドレール42を含むフレーム41と、ボード部材15を上下動させる為の電動機構50とを有する電動式のボード部材開閉機構40を備えたので、バックドア3を閉じた状態でも、開いた状態でも、開閉スイッチを操作することでトノカバー11を開閉することができる。バックドア3の開閉に応じて電動機構50を駆動してボード部材15を上下動させるように構成してもよい。
4]上記実施例において、ボード部材12,13との連結部16及びボード部材13,14との連結部17の少なくとも一方については、連結部の車幅方向両側部に車体側に固定されて当該連結部の車幅方向両側部の下面を支える受け部材を設けることにより、その受け部材が設けられた連結部16,17の少なくとも一方を山折れ及び谷折れ共に許容するようにし、上記受け部材によって各ボード部材12,13,14がその下降位置において水平な平面状に支えられるように構成してもよい。
5〕その他、当業者であれば本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能で、本発明はそのような変更形態も包含するものである。
本発明の実施例に係る自動車の車体後部の側面図である。 自動車の車体後部の平面図である。 トノカバーとガイドレールの斜視図である。 トノカバーの側面図である。 ボード部材の谷折れ可能な連結部の拡大縦断面図である。 ボード部材の山折れ可能な連結部の拡大縦断面図である。 変形例のボード部材の連結部の斜視図である。 図7の連結部の側面図である。 電動式のボード部材開閉機構の斜視図である。
10 トノカバー装置
11 トノカバー
12,13,14,14A,15,15A ボード部材
16,17,18,18A 連結部
21 ガイドレール
30 紐状部材
40 ボード部材開閉機構
41 フレーム
50 電動機構

Claims (6)

  1. 車体後部に形成され且つバックドアにより上下方向に開閉可能に覆われる後面開口部の前方に広がる荷室の上方を覆うようにシートバックの後側に配置されたトノカバーと、前記後面開口部の左右両側の後部ピラーに前方上り傾斜状に配設され且つトノカバー後部の左右両端部を摺動可能に支持する左右1対のガイドレールとを備えたトノカバー装置であって、
    前記トノカバーはその前端部が回動可能に軸支されると共に、前記トノカバーは前後方向に分割されて互いに折れ曲がり可能に連結された複数のボード部材から構成され、
    前記複数のボード部材のうちの後部のボード部材がガイドレールに沿って上下動可能に前記ガイドレールに支持され、
    前記後部のボード部材をガイドレールに沿って上昇させたとき、後部のボード部材のガイドレールへの支持点と前端のボード部材の軸支部との車両前後方向の距離の変化を、トノカバーの折れ曲がりを介して吸収するように構成され
    前記トノカバーは少なくとも前後に直列的に連結された4つのボード部材を備え、4つのボード部材の連結部が後方から順に谷折れ、山折れ、谷折れのみ許容するように構成された、
    ことを特徴とするトノカバー装置。
  2. 前記後部のボード部材が上昇位置にあるとき、この後部のボード部材が略水平姿勢になるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載のトノカバー装置。
  3. 前記トノカバーは前記ガイドレールから取外して折り畳み可能に構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のトノカバー装置。
  4. 前記複数のボード部材は略同一の前後長を有することを特徴とする請求項に記載のトノカバー装置。
  5. 前記バックドアの開閉に応じて後部のボード部材が上下動するように前記トノカバーと前記バックドアを連係させる連係手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のトノカバー装置。
  6. 前記ガイドレールを含むフレームと、前記後部のボード部材を上下動させる為の電動機構とを有する電動式のボード部材開閉機構を備えたことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のトノカバー装置。
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