JPH03213423A - 車両用ドア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両用ドアに関する。

（３） 〔従来の技術」 折り曲げられ一括溶接されてフレームを成ずインナ及び
アウタ金属シー１へを有し、該フレームの上部は上記２
枚の金属シーｌ・の間でスライドするように取り付けら
れる窓を装着する窓枠を形成し、フレームの下部はこの
フレームと一体を成すインナ及びアウタパネルを有する
ボックスのためのフレームを形成するようなドアを備え
る車両は公知である。このアウタパネルは上記アウタ金
属シートの下部を構成してドアの外側を成す一方、イン
ナパネルは上記インナ金属シートの下部を成すと共に、
ボックスの内側に、インナパネルそれ自体に接続される
ドア上のあらゆる機能部品（例えば、ドアロツタや窓調
整器等）の挿入を可能にする多数の穴を備える。一旦、
機能部品を組み付けてしまえばインナパネルは、内側の
面に通常アームレストやハンドル等の仕上げ部品を備え
かつ普通、合成樹脂材からなる仕上げパネルに取り付け
られる。最近では、主としてオンラインの組み付け、テ
スト及びセットアツプ工程のスピードアップの（４） ために、これまでドア構造の一体部品であったインナパ
ネルは、ねじや同様な取り外し可能な締着具によって接
続されかつ窓調整・ガイド装置やドアロック装置を備え
た仮組み立てパネルにとって代わられている。

従って上述したようなタイプのドア下部の荷重支持構造
は、単にアウタシートと、折り曲げられかつアウタシー
トに外周溶接されるインナシートとから成り、インナシ
ートはドア下部の実質上全体に亙って延びる開口部を有
する。このようなドアではインナシートに形成された開
口部はインナパネルに接続された仮組み立てパネルによ
って部分的に閉じられるが、ドアの内輪郭は再度仕上げ
パネルによって形成され仕上げパネルは通常２部品から
形成されアームレストとハンドルを備える。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述したタイプの公知のドアは幾つかの点で満足のゆく
ものであるが、技術的及び経済性で多数の欠点を持つ。

事実、仮組み立てパネルを組み付（５） けるためにインナシートの下部を殆ど全部除去すること
は、自動組み立てと溶接段階で高コストの自動操作設備
を必要とするばかりか、荷重支持構造のねじり抵抗をか
なり減じることにもなる。

本発明はこのような欠点を解決するべく設計される車両
用ドアを提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この目的のため本発明明によれば、スライドする窓を装
着する上方開口部を有すると共に互いにその外周を接続
されたインナシートとアウタシートによって画成される
ボックス本体を底部に有する車両用ドアが提供されるが
、その特徴としては、インナシートはその比較的小さい
」二部に亙って延びる開口部を有し、上記開口部を閉し
るためにインナシートに対し自己支持フレームが脱着可
能に接続され、該フレームを覆うためにインナシートに
第１の仕上げパネルが接続され、該インナシートを覆う
ために上記ボックス本体の外側に第２の仕上げパネルが
設けられ、該フレームにドアロッ（６） り手段と窓調整・ガイド手段が接続される。

〔作用及び効果〕

即ち、上記ドアにおいては、インナシートの比較的小さ
な部分のみが自己支持フレームを組み付けるべく除去さ
れ、その結果ドアの下部は比較的高いねしり強さを有す
る、実質上シェルタイブの構造体を呈する。

又、上記ドアにおいては、窓調整・ガイド手段は使用の
際、各作動部分に配置された各部分を有し、上記部分は
上記開口部の下方エツジの下で突出する。尚、上記各部
分は上記突出作動位置と組み付け位置との間でフレーム
に対して移動できるようにフレームに接続されており、
ここでは上記部分は引き込められて開口部の周囲内に完
全に収納される。

上述した特徴に基づく利点は、フレームの組み立てと上
記ボックス本体への自動的な接続が可能となることであ
る。

（７） 〔実施例〕 以下、添付図面を参照しながら本発明の非限定的実施例
を説明する。

第１図及び第２図の参照番号１は車両用ドアを示してお
り、実質上水平な交差部材４によって分割された上部２
と下部３とから構成されており、交差部材４はスライド
する窓５が適合される長手間口部４ａを有する。

上部２は実質上Ｕ字状のフレーム７によって囲まれた開
口部６を備えており、フレーム７のへこみ側は交差部材
４に向かって下方に延び、フレーム７の底端部で交差部
材４と一体化する。フレーム７は交差部材４に実質上平
行なる上方交差部材８を有し、これは実質上垂直な第１
の柱９によって交差部材４の後端に連結され、交差部材
４の前端は傾斜した第２の柱１０に連結される。柱９及
び１０と交差部材８の内方エツジは窓５を収納・ガイド
するための溝１１が設けられる。

第２図に示すようにドアＩの下部３は凸状のアウタシー
ト１３と凸状のインナシート１４によっ（８） て画成されるボックス本体１２から成り、これらシート
の側端と底端は接続されてフレーム１５を形成し、上端
は交差部材４を形成する。シート１３はドア１の下部の
外輪郭を形成し、その内面に補強部１３ａを備える。頂
部では交差部材４の若干下方でかつフレーム１５の内側
においてシートＩ４は横方向の開口部１６を有し、開口
部の高さはドア１の下部の高さと比較して相対的に小さ
く、その上方エツジ及び前方エツジに沿って延びる周縁
フランジ１７を成すように形成される。開口部１Ｇの底
はシート１４の一部分を形成しかつフランジ１７と実質
上面一なるパネル１８によって画成される。パネルＩ８
の頂部は、２つの凹部２０及び２１を有し実質上ストレ
ートで水平なエツジ１９によって画成され、パネル１８
の略中夫には比較的小さな開口部２２が設けられる。

第３図に示したように、開口部１６は金属フレーム２３
によって閉じられるが、フレームのシート１３に対向す
る側には窓調整装置２４、窓５をガイドするための溝２
５、ロック装置２６、及び（９） ドアロック装置２７が予め装着されている（第２図参照
）。

第４図に示すように、フレーム２３は底部接続フランジ
２９を持つ底部交差部材２８を有し、フランジの前端か
らはフロント直立部３１が、後端からはリア直立部３０
が、またその中央部からは中央直立部３２が夫々延びて
いる。中央直立部３２は実質上三角形の金属板接続プレ
ート３３を介してリア直立部３０とつながっており、他
方、交差部材２８の頂部エツジに沿って延びる金属板の
帯３４と、実質上不等辺四辺形の金属板接続プレート３
５を介してフロント直立部３１ともつながっている。

ロック装置２６は交差部材２８の中央部にフレーム２３
と一体接続された制御ボックス３６と、直立部３０の後
方エツジにフレーム２３に取り付けられた公知タイプの
ロック３７とを有し、このロック３７はタイロッド３８
を介して再制御ボックス３６に連結されると共に、プレ
ート３３を接続するフレーム２３に連結されるドアロッ
ク装置（１０） ２７に連結される。

窓調整装置２４は接続プレート３５の後部においてフレ
ーム２３に支持された公知タイプの制御ボックス３９を
有する。第４図に一点鎖線で示したように、ボックス３
９は電動モータを有する電子機械の制御装置（図示せず
）の既知ボックス４０に取り替えても良い。

又、窓調整装置２４はボックス３９又は４０を通る予備
圧縮されたばね４１から成る作動部材を有し、このばね
４１はボックス３９又は４０から実質上下側垂直に延び
る可撓性の入力導管４２の内部と、直立部３２の端部に
向は実質上水平に延びる出力導管４３の内部を軸方向に
スライドできるように据え付けられる。ホース部４４に
よって導管の後端は、直立部３２に支持され実質上垂直
方向に延びるチューブ状ガイド４５の湾曲した頂端に接
続される。ガイド４５は、スライドする窓５に連結され
たプレート４７にばね４１の自由端を接続する連結要素
（図示せず）によってスライド可能に係合された長手開
口部４６を有する。

（ＩＩ） 窓用溝２５はボックス３９又は４ｏの前で接続プレート
３５に支持され、そのへこみ側をフレーム２３の後端に
向けながら実質上垂直方向に配置される。第９図及び第
１０図に示すように、溝２５は略Ｕ字状であり、又接続
プレート３５の面に対し実質上平行なる面に含まれかつ
コア４９によって接続される２つの側腕４８を有し、コ
ア４９の上部は接続プレート３５と一体を成しかつボッ
クス３９又は４０の前方に位置する支持リブ５０に接触
して延びている。

第２図に示すように、シート１３を向く側と反対の側に
おいてフレーム２３は、ドア１としての内部仕上げ面５
２をフレーム２３方向とは反対側に持つパネル（第１の
仕上げパネル）５１によって覆われる。特にパネル５１
の面５２の中央部は実質上四角形の凹部５３となってお
り、これは実質上平坦な枠５４によって囲まれ、その底
は第２図の図面に対し実質的に垂直なる肩部５５によっ
て形成され、肩部５５にはロック装置２６を作動させる
ハンドル５６のための開口部（図示せず）（Ｉ２） が設けられる。凹部５３の肩部５５はアームレストとし
て作用するが、この凹部５３の前部においてパネル５Ｉ
は、凹部５３を横切りがっ枠５４の上・下部にその両端
が接続される固定グリップハンドル５７を備える。枠５
４の前部ではピン５８が貫通しており（第３図）、これ
は窓調整装置２４を手動で作動するための回転ハンドル
５８ａを支持している。

枠５４の下方においてパネル５１は、シート１３を向く
面と反対側のシート１４の面にパネル５１を連結するた
めの多数の穴を備えたフランジ５９を有する。又、パネ
ル５１をフランジ１７に接続するためにパネル５１の上
方・側方エツジに沿って更なる穴（図示せず）が形成さ
れる。第２図に示したようにパネル１８には、好ましく
は合成樹脂材料から成りかつ要求された仕上げ面を有す
る仕上げパネル（第２の仕上げパネル）６０が設けられ
、その頂部エツジはフランジ５９を覆うことになる。

例えばロボット等によってフレーム２３を自動（１３） 的にシート１４に装着するために、溝２５、導管４２及
びガイド４５（それらは作動位置においては、第２図に
示すようにフレーム２３の底エツジの下方で突き出す）
は遊休或は組み付け位置においてはフレーム２３に対し
折り畳めるように設計されている（第５図）。これらの
ものはその殆どがフレーム２３の後方に位置し、ともが
くも開口部１６の輪郭内に収まることになり、その結果
フレーム２３はシート１４の上で隣合わさるよ・うに装
着される。即ちシート１４の面に垂直な実質」−横断移
動の他は、シート１４に対しフレーム２３を動かす必要
が無（なる。

これを達成するためｔこホース４４ムこ接続された端部
に近接して、ガイド４５は、第６図に示すような球状の
スナップジヨイント６１によってフレーム２３に連結さ
れる。このスナップジヨイント６１は直立部３２の上端
部に一体の球状ヘッド６２と、このヘッド６２によって
係合される球状座部を有すると共にガイド４５によって
係合される柔軟なフォーク６４と一体を成すプレー１〜
６３（１４） とから構成される。第４図に示す作動位置にある時、ガ
イド４５は交差部材２８と一体なる柔軟なフォーク６５
（施錠出力−第７図）と前方で係合するガイド４５の中
央部によってフレーム２３に対する回転を妨げられる。

他方、第５図に示すような折り畳まれた遊体位置ではガ
イド４５は接続プレート２３と一体なる柔軟なフォーク
６６（第８図）と側方で係合するガイド４５の端部によ
ってフレーム２３に対する回転を妨げられる。

交差部材２８の前部にも又、フォーク６６と同様なもう
１つの側方係合型の柔軟なフォーク６７が装着され、第
５図に示すような折り畳まれた遊体位置において導管４
２を保持する。

第９図に示すように、溝２５の上端には球状のフリクシ
ョンジヨイント６９によってリブ５０の頂部に接続され
るサイドプレート６８が設けられる。

フレーム２３をシート１４に組み付ける際には窓５は上
昇した位置に維持され、窓５の底エツジは第５図に示す
ような折り畳み位置において摩擦（１５） によって保持される溝２５の上端の上に位置される。

一度フレーム２３が組み付けられたならば、作業者は四
部２１を遣ってガイド４５を握り、フレーム２３に対し
実質上垂直なる軸の周りでガイド４５を下方に回転させ
てフォーク６６からガイド４５を解放し、フォーク６５
と係合させる。次いで作業者は柔軟な導管４２にも同様
な事を実行する。即ち、それは導管４２をフォーク６７
から解放し垂下させることである。

次いで窓５は溝２５と係合するほどに手動で低められ、
そして窓５は溝２５をフレーム２３に実質的に垂直な軸
周りに回転させ、第５図に示す折り畳み位置から、溝２
５がリブ５０と一体なるＣ状フォーク７０と保合するよ
うな（第１０図）低作動位置まで回転せしめられる（第
４図）。次に低められた窓５は開口部２２を通ってプレ
ート４７に手動で接続される。

次いでドア１の組み立ては仕上げパネル５１及び６０や
ハンドル５８ａを装着することで終了する。

（１６） 第１１図に示す変形例によれば、上述した窓調整装置２
４は、ハンドル５８ａによって作動されるドラム７２と
、その周りに所定長さを以て巻き込まれる柔軟ケーブル
７３とを有する既知のケーブル作動装置７１にとって代
わられている。この装置７１はフレーム２３の直立部３
２の上の地点７５周りで回転するプーリ７４と、同様に
直立部３２の地点７５周りで回転するセレクタ（扇形輪
）７６を有し、該セレクタ７６は窓５に連結されたプレ
ート７８をスライド可能に装着するガイドロンドア７を
備える。ケーブル７３はプレート７８に接続され、ドラ
ム７２、プーリ７４、セレクタ７６、及び該セレクタ７
６に接続された端部と反対側の端部に据え付けられたプ
ーリ７９の周りで巻き掛けられる。

第１１図に点線で示したように、装置７１は装置２４と
同様に装置７１のどんな部品でさえも開口部１６の外側
に突き出さないような、遊休又は組み付け位置へとビン
７５周りで折り畳めるようになっている。

（１７）

【図面の簡単な説明】

の拡大図；第３図は第１図の■−■線に沿った断面図；
第４図は第２図の一部分の拡大図；第５図は第４図と同
じであるがそれとは異なる作動位置での部品状態を示す
図；第６図は第５図の第１の詳細部の拡大断面図；第７
図は第５図の第２の詳細部の拡大断面図；第８図は第５
図の第３の詳細部の拡大断面図；第９図は第５図の第４
の詳細部の拡大断面図；第１０図は第５図の第５の詳細
部の拡大断面図；第１１図は第４図の変形例を示し、そ
の簡略化のために部品を省いた図。 ■・・・車両用ドア、　５・・・窓、　　６．１６・・
・開口部、１２・・・ボックス本体、　　　　１３・・
・アウタシート、１４・・・インナシート、　　２３・
・・自己支持フレーム、２４、２５・・・窓調整・ガイ
ド手段、２６、２７・・・ドアロック手段、 ５１・・・第１の仕上げパネル、 ６０・・・第２の仕上げパネル。 （１８）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スライドする窓（５）を装着する上方窓開口部（６
   ）を有すると共に互いにその外周を接続されたインナシ
   ート（１４）とアウタシート（１３）によって画成され
   るボックス本体を底部に有する車両用ドアであって、 インナシート（１４）はその比較的小さい上部分に亙っ
   て延びる開口部（１６）を有し、上記開口部（１６）を
   閉じるためにインナシート（１４）に対し自己支持フレ
   ーム（２３）が脱着可能に接続され、該フレーム（２３
   ）を覆うためにインナシート（１４）に第１の仕上げパ
   ネル（５１）が接続され、該インナシート（１４）を覆
   うために上記ボックス本体（１２）の外側に第２の仕上
   げパネル（６０）が設けられ、該フレーム（２３）にド
   アロック手段（２６、２７）と窓調整・ガイド手段（２
   ４、２５）が接続されることを特徴とする車両用ドア。 ２、上記窓調整・ガイド手段（２４、２５）は使用の際
   、各作動部分に配置された各部分を有し、上記部分は上
   記開口部（１６）の底部エッジの下で突出し、上記各部
   分は上記突出作動位置と組み付け位置との間でフレーム
   （２３）に対して移動できるようにフレーム（２３）に
   接続されており、ここでは上記部分は引き込められ開口
   部（１６）の周内に完全に収納されることを特徴とする
   、請求項１に記載の車両用ドア。 ３、上記フレーム（２３）には第１の施錠手段（６５、
   ７０）と第２の施錠手段（６６、６７）が設けられ、夫
   々の手段は上記作動位置と組み付け位置夫々において上
   記突出部分を保持することを特徴とする請求項２に記載
   の車両用ドア。 ４、上記窓調整・ガイド手段は夫々、窓調整装置（２４
   ）（７１）とガイド溝（２５）とを有し、該溝（２５）
   の一部は上記突出部分の１つを構成し、上記窓調整装置
   （２４）（７１）は上記窓（５）に接続されたプレート
   （４７）（７８）のガイド手段（４５）（７７）を有し
   、上記ガイド手段（４５）（７７）の一部はもう１つの
   突出部分を構成することを特徴とする請求項２又は３に
   記載の車両用ドア。 ５、上記ガイド手段（４５）（７７）と溝（２５）は、
   上記作動位置と組み付け位置との間でかつ、フレーム（
   ２３）に対して実質上垂直な各軸の周りでフレーム（２
   ３）に対し回転できるべく、ヒンジ手段（６１、６９）
   を介してフレーム（２３）に接続されることを特徴とす
   る請求項４に記載の車両用ドア。 ６、フレーム（２３）を向く面と反対側の、上記第１の
   パネル（５１）の面（５２）にはアームレスト（５５）
   を成すべく形成されることを特徴とする前出請求項のい
   ずれか１つに記載の車両用ドア。 ７、フレーム（２３）を向く面と反対側の、上記第１の
   パネル（５１）の面（５２）にはグリップハンドル（５
   ７）を成すべく形成されることを特徴とする前出請求項
   のいずれか１つに記載の車両用ドア。