JP2597314B2 - 遮蔽装置 - Google Patents

遮蔽装置

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JP2597314B2
JP2597314B2 JP6171841A JP17184194A JP2597314B2 JP 2597314 B2 JP2597314 B2 JP 2597314B2 JP 6171841 A JP6171841 A JP 6171841A JP 17184194 A JP17184194 A JP 17184194A JP 2597314 B2 JP2597314 B2 JP 2597314B2
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利志也 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建物の開口を遮
蔽する網戸、日除け、間仕切り等に適用可能な遮蔽装置
に係り、特に遮蔽体の開閉操作用の両可動枠の端部から
互に擦れ違うように配線された線材の耐久性の向上を図
った遮蔽装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建物の窓等の遮蔽装置としては、例えば
特開平5−239977号公報等に記載されているよう
なワイヤピアススクリーン装置が知られている。このよ
うな遮蔽装置としては、例えば一対ずつの側枠及び端枠
からなる方形の枠体と、この枠体の両側枠間に掛け渡さ
れて側枠の長手方向に移動可能に支持された一対の可動
枠と、各可動枠とそれぞれに対向する端枠との間若しく
は両可動枠間に掛け渡されて上記枠体の開口領域を開閉
可能に遮蔽する折畳み可能な蛇腹状の遮蔽体と、各可動
枠を平行移動可能に保持すると共に上記遮蔽体を保持す
るように配線された線材(ワイヤ)とを備えた構成を採
用することが可能である。
【0003】特に、上記線材は、可動枠の円滑な移動を
確保し、且つ、遮蔽体の形状を保持するという重要な役
割を果しているため、高い耐久性が要求される。そし
て、上記線材の配線構造としては、種々の組合せが考え
られるが、例えば図3に示すように両可動枠3,3の端
部から側枠2a,2bに沿って反対側の端枠2c,2d
に向って互に擦れ違う部分xを有するような配線構造が
考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような配線構造を採用した遮蔽装置においては、開閉
の度に上記擦れ違う線材が互に接触して擦れ合うように
なるため、摩耗し易く、耐久性の低下を余儀なくされる
問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、遮蔽体の開閉操
作用の両可動枠の端部から互に擦れ違うように配線され
た線材の耐久性の向上が図れる遮蔽装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の遮蔽装置は、一対ずつの側枠及び端枠
からなる方形の枠体と、この枠体の両側枠間にそれに沿
って移動可能に掛け渡された一対の可動枠と、各可動枠
とこれに対向する上記端枠との間若しくは両可動枠間に
掛け渡され、上記枠体の開口領域を開閉可能に遮蔽する
折畳み可能な蛇腹状の遮蔽体と、両可動枠の端部から上
記側枠に沿って反対側の端枠に向って互に擦れ違う部分
を有し、各可動枠を平行移動可能に保持すると共に上記
遮蔽体を保持するように配線された線材と、少なくとも
一方の可動枠の端部に設けられ、上記擦れ違う線材を互
に接触しないように偏心させて案内する偏心案内部とを
備えたことを特徴とする。
【0007】また、請求項2記載の遮蔽装置は、一対ず
つの側枠及び端枠からなる方形の枠体と、この枠体の両
側枠間にそれに沿って移動可能に掛け渡された一対の可
動枠と、各可動枠とこれに対向する上記端枠との間若し
くは両可動枠間に掛け渡され、上記枠体の開口領域を開
閉可能に遮蔽する折畳み可能な蛇腹状の遮蔽体と、両可
動枠の端部から上記側枠に沿って反対側の端枠に向って
互に擦れ違う部分を有し、各可動枠を平行移動可能に保
持すると共に上記遮蔽体を保持するように配線された線
材と、少なくとも一方の端枠若しくは側枠の端部に設け
られ、上記擦れ違う線材を互に接触しないように偏心さ
せて案内する偏心案内部とを備えたことを特徴とする。
【0008】更に、請求項3記載の遮蔽装置は、一対ず
つの側枠及び端枠からなる方形の枠体と、この枠体の両
側枠間にそれに沿って移動可能に掛け渡された一対の可
動枠と、各可動枠とこれに対向する上記端枠との間若し
くは両可動枠間に掛け渡され、上記枠体の開口領域を開
閉可能に遮蔽する折畳み可能な蛇腹状の遮蔽体と、両可
動枠の端部から上記側枠に沿って反対側の端枠に向って
互に擦れ違う部分を有し、各可動枠を平行移動可能に保
持すると共に上記遮蔽体を保持するように配線された線
材と、少なくとも一方の可動枠の端部に設けられ、上記
擦れ違う線材を互に接触しないように可動枠の長手方向
に位置をずらして案内する位置ずれ案内部とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の遮蔽装置によれば、遮蔽体の開
閉操作用の両可動枠の端部から側枠に沿って反対側の端
枠に向って互に擦れ違うように線材が配線されていて
も、少なくとも一方の可動枠の端部に、上記擦れ違う線
材を互に接触させないように偏心させて案内する偏心案
内部が設けられているため、上記擦れ違う線材が互に接
触することがない。従って、上記擦れ違う線材同士の接
触による摩耗を防止することができ、線材の耐久性の向
上が図れる。
【0010】請求項2記載の遮蔽装置によれば、遮蔽体
の開閉操作用の両可動枠の端部から側枠に沿って反対側
の端枠に向って互に擦れ違うように線材が配線されてい
ても、少なくとも一方の端枠の端部に、上記擦れ違う線
材を互に接触させないように偏心させて案内する偏心案
内部が設けられているため、上記擦れ違う線材が互に接
触することがない。従って、上記擦れ違う線材同士の接
触による摩耗を防止することができ、線材の耐久性の向
上が図れる。
【0011】請求項3記載の遮蔽装置によれば、遮蔽体
の開閉操作用の両可動枠の端部から側枠に沿って反対側
の端枠に向って互に擦れ違うように線材が配線されてい
ても、少なくとも一方の可動枠の端部に、上記擦れ違う
線材を互に接触させないように上記可動枠の長手方向に
位置をずらして案内する位置ずれ案内部が設けられてい
るため、上記擦れ違う線材が互に接触することがない。
従って、上記擦れ違う線材同士の接触による摩耗を防止
することができ、線材の耐久性の向上が図れる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て詳述する。本発明を防虫用の遮蔽装置、具体的には両
開きの折畳み式網戸に適用した一実施例を示す図3にお
いて、1は遮蔽装置である折畳み式網戸で、この折畳み
式網戸1は建物の開口周縁部の躯体や窓サッシの枠体等
に取付けられる方形の枠体2を備えている。この枠体2
は、樹脂製若しくは金属製の形材からなる上下の側枠2
a,2b及び左右の端枠2c,2dにより方形に組立て
られている。上記枠体2の両側枠2a,2b間には樹脂
製若しくは金属製の形材からなる一対の可動枠3,3が
側枠2a,2bに沿って移動可能に掛け渡され、各可動
枠3とこれに対向する端枠2c,2dとの間には枠体2
の開口領域を開閉可能に遮蔽する折畳み可能な蛇腹状の
遮蔽体である防虫用網体4,4がそれぞれ掛け渡されて
いる。すなわち、上記網体4は、図1に示すように山折
りと谷折りを交互に繰り返した断面角波状、いわゆるプ
リーツ状に形成されている。また、上記枠体2には、各
可動枠3を平行移動可能に保持すると共に上記遮蔽体4
を保持する例えば樹脂製の線材(ワイヤ)5が後述する
ように配線されている。
【0013】上記可動枠3及び端枠2c,2dの対向側
は、相対向して開放された断面コ字状にそれぞれ形成さ
れており(この場合、端枠の開口幅の方が、可動枠の一
部を収容できるように可動枠の開口幅よりも若干大きめ
に形成されている。)、これらの間で折畳まれた網体4
を収納できるように構成されている。また、上記端枠2
c,2dは上記線材5を挿通し得るように中空に形成さ
れている。上記両側枠2a,2bの対向側は、図5に示
すように可動枠3の端部を案内できるように断面コ字状
に形成され、その中央部には上記線材5を挿通し得るよ
うに溝6が形成されている。
【0014】本実施例の線材5は、図3に示すように上
下で対になった計4本の線材5a,5a,5b,5bか
らなり、上下が対称であるため、その下方の線材5a,
5bの配線構造についてのみ説明し、上方の配線構造に
ついては同一符号付して説明を省略する。先ず、一方の
線材5aの一端が一方(左側)の可動枠3内に止め具7
aで固定され、その線材5aは上記可動枠3の下端から
下部側枠2b内を経由して反対側(右側)の端枠2d内
に導かれている。そして、上記線材5aは上記端枠2d
内の下方に設けられたガイド8a,9aを介して略18
0度方向転換された後、他方(右側)の網体4を水平に
貫通して他方(右側)の可動枠3内に導かれ、この可動
枠3に設けられたガイド10aにより上方に方向転換さ
れた後、その線材5aの他端が上記可動枠3内に止め具
7bで固定されている。
【0015】また、他方の線材5bの一端が他方(右
側)の可動枠3内に止め具7cで固定され、その線材5
bは上記可動枠3の下端から下部側枠2b内を経由して
反対側の端枠2c内に導かれている。そして、上記線材
5bは、上記端枠2c内の下端に設けられたガイド8b
及び上方に設けられたガイド9bを介して略180度方
向転換された後、一方(左側)の網体4を水平に貫通し
て一方(左側)の可動枠3内に導かれ、この可動枠3に
設けられたガイド10bにより下方に方向転換された
後、その線材5bの他端が上記可動枠3内に止め具7d
で固定されている。このように配線された線材5a,5
bには所定の張力が付与されており、このような配線構
造により線材5a,5bが両可動枠間3,3の開口領域
内に露出せず、各可動枠3が平行移動可能に保持される
と共に、上記網体4が撓まないように保持されている。
また、上記配線構造により、一方の可動枠3を開閉操作
すると、他方の可動枠3も連動するように構成されてい
る。
【0016】このような配線構造においては、線材5
a,5bが両可動枠3,3の端部から側枠2a,2bに
沿って反対側の端枠2c,2dに向うように配線されて
いることから、線材5a,5bが両可動枠3,3の端部
間で互に擦れ違う部分Xを有している。そして、上記擦
れ違う線材5a,5bが互に接触して摩耗するのを防止
するために、本実施例では図1に示すように両可動枠
3,3の端部に、擦れ違う線材5a,5bが互に接触し
ないように各線材5a,5bを相互に離反する方向に偏
心させて案内する偏心案内部11,11がそれぞれ設け
られている。すなわち、両端枠2c,2dのガイド8
a,8bが幅方向中心部に線材の案内溝12を有してい
るのに対し、両可動枠3,3の端部に設けられた偏心案
内部11,11には偏心した案内溝13,13がそれぞ
れ形成されており、これにより上記擦れ違う線材5a,
5bが両線材間に隙間sが生じるように互に離反されて
いる。
【0017】このような偏心案内部11を有する可動枠
3の端部の構造を更に具体的に説明すると、上記可動枠
3の長手方向両端部には、図4ないし図5に示すように
例えば樹脂製のキャップ部材14が一体的に装着されて
可動枠3の両端部を構成しており、そのキャップ部材1
4の端部に上記偏心案内部11が設けられている。本実
施例のキャップ部材14は成形し易いように幅方向中央
部で左右に二分割され、両分割片14a,14b間には
図2に示すように偏心案内部11を嵌挿する挿入口15
が形成され、両分割片14a,14bは上記偏心案内部
11を介して蟻継ぎ16により互に接合されている。ま
た、上記キャップ部材14の端部には、上記横材2a,
2b上を走行する左右一対の車輪17が取付けられてい
る。
【0018】上記偏心案内部11は、図6ないし図7に
示すように潤滑性及び耐摩耗性の高い樹脂材料例えばポ
リアセタールにより略矩形板状に形成され、その一側部
に幅方向の片側に偏心した断面V字状の案内溝13が形
成されている。この案内溝13の底部両端は曲面状に形
成され、その下側の曲面部13aにより線材5が略垂直
方向から略水平方向に又はその逆に方向転換されるよう
に構成されている。なお、16aは上記偏心案内部11
の両側面に形成された蟻継ぎ用の係合部である。
【0019】以上のように構成された折畳み式網戸1に
おいては、例えば折畳み式網戸を閉める場合には、上記
可動枠3,3を互に接近移動させて当接させればよく、
これにより両側の蛇腹状の網体4,4が伸開されて開口
を遮蔽する。折畳み式網戸を開ける場合には、上記可動
枠3,3を枠体4の端枠2c,2d側へ互に離反移動さ
せればよく、これにより折畳み式網戸が両開きに開放さ
れ、上記網体4,4が縮閉されて各可動枠3と端枠2
c,2dとの間に収納される。
【0020】ところで、このような両開きの折畳み式網
戸においては、開閉操作時に上記可動枠3の移動に伴っ
て線材5が移動し、特に両可動枠3,3の端部から側枠
2a,2bに沿って反対側の端枠に向って互に擦れ違う
ように配線されている線材5a,5bが互に接触して摩
耗する虞れがある。しかしながら、上記可動枠3の端部
には、上記擦れ違う線材5a,5bが互に接触しないよ
うに偏心させて案内する偏心案内部11が設けられてい
るため、図1に示すように上記擦れ違う線材5a,5b
が互に接触するようなことはない。このように擦れ違う
線材5a,5bの接触を防止することができるため、線
材同士の接触による摩耗を未然に防止することができ、
線材5の耐久性の向上が図れる。なお、上記実施例では
両可動枠3,3の端部にそれぞれ偏心案内部11,11
を設けているが、擦れ違う線材5a,5b同士の接触を
防止できるのであれば必ずしも両方に偏心案内部11を
設ける必要はなく、一方の可動枠3の端部にのみ偏心案
内部11を設けるようにしてもよい。この場合、他方の
可動枠3の端部には中央に案内溝を有する案内部を設け
ればよい。
【0021】図8は本発明の他の実施例を示している。
本実施例においては、可動枠3の端部に偏心案内部11
を設けずに、可動枠3の端部に中央に案内溝18aを有
する案内部18が設けられ、枠体2の端枠2c,2dの
端部に設けられるガイド8a,8bとして、案内溝19
aが偏心して形成された偏心案内部19が設けられてい
る。本実施例においても、上記実施例と同様に擦れ違う
線材5a,5bの接触を防止することができるため、線
材同士の接触による摩耗を未然に防止することができ、
線材5の耐久性の向上が図れる。なお、この場合におい
ても、擦れ違う線材同士の接触を防止できるのであれば
必ずしも両方に偏心案内部19を設ける必要はなく、一
方の端枠2c,2dのいずれか一方の端部にのみ偏心案
内部19を設けるようにしてもよい。
【0022】図9は本発明の他の実施例を示している。
なお、本実施例において、図3の実施例と同一部分には
同一参照符号を付してその部分の説明は省略する。本実
施例では、可動枠3の端部に、擦れ違う線材5a,5b
を互に接触させないように上記可動枠3の長手方向(図
示例では上下方向)に位置をずらして案内する位置ずれ
案内部20が設けられている。具体的には、可動枠3端
部のキャップ部材14の端部に位置ずれ案内部20が側
枠2a,2bの溝部6に位置するように突出して設けら
れ、図10に示すようにこの位置ずれ案内部20には可
動枠3内から導かれた線材5bを上下いずれか一方に振
分けるため上下2つの案内孔21a,21bが設けられ
ている。
【0023】この場合、位置ずれ案内部20には可動枠
3内から導かれる線材5bを通すための縦孔22と、こ
の縦孔22から網体4の伸開移動方向へ向って分岐して
開口した上下2つの水平の案内孔21a,21bとが形
成されているが、縦孔22の代りに案内溝を形成しても
よい。そして、両可動枠3の対向する位置ずれ案内部2
0においては、一方の案内部20の上側案内孔21aか
ら一方の線材5aを引き出し、他方の案内部20の下側
案内孔21bから他方の線材5bを引き出すというよう
にして線材5a,5bが上下に位置をずらして配線され
る。また、上記位置ずれ案内部20の側部20aは、図
11に示すように対向する位置ずれ案内部20から引き
出された線材5a,5bが接触して通過するため、その
接触摩擦を低減すべく曲面状に形成されている。
【0024】本実施例によれば、両可動枠3の端部から
引き出されて擦れ違う線材5a,5bが位置ずれ案内部
20により上下に位置をずらして案内されるため、上記
擦れ違う線材5a,5bが互に接触することがなく、上
記擦れ違う線材同士の接触による摩耗を防止することが
でき、線材の耐久性の向上が図れる。なお、この場合に
おいても、擦れ違う線材同士の接触を防止できるのであ
れば必ずしも両方の可動枠3の両端部に位置ずれ案内部
20を設ける必要はなく、一方の可動枠3のいずれか一
方の端部にのみ位置ずれ案内部20を設けるようにして
もよい。
【0025】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変形
等が可能である。例えば、上記実施例におけるキャップ
部材14は、二分割構成でなく、一体成形されていても
よく、また、キャップ部材14に偏心案内部11が一体
形成されていてもよい。上記実施例には、本発明を両開
きの折畳み式網戸に適用した一実施例が示されている
が、本発明は遮蔽体として例えば布材、シート材等の適
宜の材料を使用することにより、例えば日除け機能や装
飾的機能を有するシェード、カーテン、間仕切り等にも
適用可能である。
【0026】上記実施例では、各可動枠3と端枠2c,
2dとの間に遮蔽体4を掛け渡した両開き式の遮蔽装置
が示されているが、本発明は両可動枠3,3間に遮蔽体
4を掛け渡した形式の遮蔽装置にも適用可能である。ま
た、上記実施例では、端枠2c,2dの端部にガイド9
a,9b、偏心案内部19を設けているが、端枠2c,
2dの端部が側枠2a,2bの内側に当接している場合
は、側枠2a,2bの端部に上記ガイド9a,9b、偏
心案内部19を設けることが好ましい。
【0027】上記可動枠3の移動操作手段としては、手
動に限らず、例えばモータ、シリンダ等の自動若しくは
バネ等を利用した半自動の駆動装置を採用してもよい。
また、上記実施例では線材5を介して両可動枠3,3が
連動する方式の配線構造が採用されているが、実施例の
配線構造は一例に過ぎず、例えば可動枠3,3が個々に
独立して移動するように線材を配線したもの、線材の両
端部を枠体2に固定したもの、線材を連続した1本構成
としたの、或いは遮蔽体に多数本の線材を貫通させたも
のなど種々の配線構造が適用可能である。
【0028】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な効果が得られる。
【0029】(1)請求項1記載の遮蔽装置によれば、
遮蔽体の開閉操作用の両可動枠の端部から側枠に沿って
反対側の端枠に向って互に擦れ違うように線材が配線さ
れていても、少なくとも一方の可動枠の端部に、上記擦
れ違う線材を互に接触させないように偏心させ案内する
偏心案内部が設けられているため、上記擦れ違う線材が
互に接触することがなく、上記擦れ違う線材同士の接触
による摩耗を防止することができ、線材の耐久性の向上
が図れる。
【0030】(2)請求項2記載の遮蔽装置によれば、
遮蔽体の開閉操作用の両可動枠の端部から側枠に沿って
反対側の端枠に向って互に擦れ違うように線材が配線さ
れていても、少なくとも一方の端枠若しくは側枠の端部
に、上記擦れ違う線材を互に接触させないように偏心さ
せて案内する偏心案内部が設けられているため、上記擦
れ違う線材が互に接触することがなく、上記擦れ違う線
材同士の接触による摩耗を防止することができ、線材の
耐久性の向上が図れる。
【0031】(3)請求項3記載の遮蔽装置によれば、
遮蔽体の開閉操作用の両可動枠の端部から側枠に沿って
反対側の端枠に向って互に擦れ違うように線材が配線さ
れていても、少なくとも一方の可動枠の端部に、上記擦
れ違う線材を互に接触させないように可動枠の長手方向
に位置をずらして案内する位置ずれ案内部が設けられて
いるため、上記擦れ違う線材が互に接触することがな
く、上記擦れ違う線材同士の接触による摩耗を防止する
ことができ、線材の耐久性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遮蔽装置の一実施例を示す要部の
概略的構成図である。
【図2】同遮蔽装置における可動枠の端部の詳細図であ
る。
【図3】同遮蔽装置の概略的全体構成を示す正面図であ
る。
【図4】可動枠端部の拡大側面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】偏心案内部の平面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す要部の概略的構成図
である。
【図9】本発明に係る遮蔽装置の他の実施例を示す概略
的正面図である。
【図10】位置ずれ案内部の部分的断面図である。
【図11】位置ずれ案内部の側部を通る線材を概略的に
示す平面図である。
【符号の説明】
2 枠体 2a,2b 側枠 2c,2d 端枠 3 可動枠 4 網体(遮蔽体) 5,5a,5b 線材 11,19 偏心案内部 20 位置ずれ案内部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対ずつの側枠及び端枠からなる方形の
    枠体と、この枠体の両側枠間にそれに沿って移動可能に
    掛け渡された一対の可動枠と、各可動枠とこれに対向す
    る上記端枠との間若しくは両可動枠間に掛け渡され、上
    記枠体の開口領域を開閉可能に遮蔽する折畳み可能な蛇
    腹状の遮蔽体と、両可動枠の端部から上記側枠に沿って
    反対側の端枠に向って互に擦れ違う部分を有し、各可動
    枠を平行移動可能に保持すると共に上記遮蔽体を保持す
    るように配線された線材と、少なくとも一方の可動枠の
    端部に設けられ、上記擦れ違う線材を互に接触しないよ
    うに偏心させて案内する偏心案内部とを備えたことを特
    徴とする遮蔽装置。
  2. 【請求項2】 一対ずつの側枠及び端枠からなる方形の
    枠体と、この枠体の両側枠間にそれに沿って移動可能に
    掛け渡された一対の可動枠と、各可動枠とこれに対向す
    る上記端枠との間若しくは両可動枠間に掛け渡され、上
    記枠体の開口領域を開閉可能に遮蔽する折畳み可能な蛇
    腹状の遮蔽体と、両可動枠の端部から上記側枠に沿って
    反対側の端枠に向って互に擦れ違う部分を有し、各可動
    枠を平行移動可能に保持すると共に上記遮蔽体を保持す
    るように配線された線材と、少なくとも一方の端枠若し
    くは側枠の端部に設けられ、上記擦れ違う線材を互に接
    触しないように偏心させて案内する偏心案内部とを備え
    たことを特徴とする遮蔽装置。
  3. 【請求項3】 一対ずつの側枠及び端枠からなる方形の
    枠体と、この枠体の両側枠間にそれに沿って移動可能に
    掛け渡された一対の可動枠と、各可動枠とこれに対向す
    る上記端枠との間若しくは両可動枠間に掛け渡され、上
    記枠体の開口領域を開閉可能に遮蔽する折畳み可能な蛇
    腹状の遮蔽体と、両可動枠の端部から上記側枠に沿って
    反対側の端枠に向って互に擦れ違う部分を有し、各可動
    枠を平行移動可能に保持すると共に上記遮蔽体を保持す
    るように配線された線材と、少なくとも一方の可動枠の
    端部に設けられ、上記擦れ違う線材を互に接触しないよ
    うに可動枠の長手方向に位置をずらして案内する位置ず
    れ案内部とを備えたことを特徴とする遮蔽装置。
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