JP2572078B2 - 材料試験機 - Google Patents

材料試験機

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JP2572078B2
JP2572078B2 JP62247001A JP24700187A JP2572078B2 JP 2572078 B2 JP2572078 B2 JP 2572078B2 JP 62247001 A JP62247001 A JP 62247001A JP 24700187 A JP24700187 A JP 24700187A JP 2572078 B2 JP2572078 B2 JP 2572078B2
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JP62247001A
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高明 真弓
益美 玉置
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [作業上の利用分野] 本発明は荷重および変位検出信号を演算処理し、演算
結果である荷重・変位曲線等の特性曲線を表示装置で表
示するようにした材料試験機に関する。
[従来の技術] 材料試験機では、荷重検出器、変位検出器等の測定検
出器からのアナログ信号をA/D変換し、演算処理機構に
入力させ、さらに試験条件やデータ処理条件等もキーボ
ードから指示、入力させて演算処理を行ない、その結果
をグラフィックプリンタで記憶するとともに、ディスプ
レイにもその状態を表示させている。
ディスプレイとしては、通常CTR表示器が使用され、
測定値や資料の特性曲線等が表示され、視覚を通じて即
時的に測定結果が評価されるようにしている。また、CT
R上に表示された特性曲線を拡大表示させてかかる評価
を容易に行なえるようにしている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記したようにCRTディスプレイ上に表示された特性
曲線を拡大表示する場合は、第5図に示すように、ま
ず、荷重表示方向(Y軸)と変位表示方向(X軸)の各
軸上で拡大したい部分の値を表示された曲線から読み取
る。図示例では、Y軸上のb−a,X軸上のd−cの各値
をX,Y軸の各フルスケール値に設定し直して第6図に示
すような拡大表示を行なっている。
このように、フルスケール値の設定を、拡大したい点
の値を表示曲線から読み取り、さらにその値を設定する
という二重の手間を必要とし、人的操作が煩雑になると
いう問題点があった。
そこで本発明は、上記拡大表示の設定操作が簡単に行
なえるようにした材料試験機を提供することを目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記問題点を解決するために、次のような構
成を採用した。
すなわち、本発明にかかる材料試験機は、材料試験中
における荷重検出器および伸び検出器からの荷重および
伸びのサンプリングデータをメモリに書き込み記憶して
演算処理してCTR等の表示装置に演算結果を表示する材
料試験機であって、表示装置におけるカーソル等の指示
表示部の移動を指示する移動指示手段と、該移動指示手
段によって表示装置に表示された特性曲線上の任意の二
点を指定し、その指定された任意の二点間における特性
曲線の荷重、変位データを読み出す手段と、該読み出し
手段によって読み出された荷重、変位データを検索し、
指定された二点間における特性曲線上の荷重、変位デー
タの最大値と最小値を検出する検出手段と、該検出手段
によって検出された最大値、最小値が表示装置のフルス
ケール値となるようにして指定された二点間の各データ
値を演算する演算手段とを備えたことを特徴としてい
る。
[作用] 表示装置上に表示された特性曲線に対し、拡大したい
部分を特性曲線上の二点で指定すれば、読み出し手段に
よって指定された範囲の荷重・変位データが読み出さ
れ、検出手段によってその範囲における最大値と最小値
が検出され、この最大値と最小値が表示装置のフルスケ
ール値となるように、演算手段によって指定範囲のデー
タが換算演算される。この換算されたデータに基づいて
特性曲線を表示すれば、カーソルにより指定した範囲の
拡大表示が自動的に行なわれることになる。
[実施例] 第1図は本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。材料試験機1のクロスヘッド2およびテーブル4に
は上方つかみ具3と下方つかみ具5とが取り付けられ、
試験片7が把持されている。クロスヘッド2の移動によ
って試験片7に加えられる荷重はロードセル8によって
検出され、試験片7の伸びは伸び検出器9によって検出
される。
ロードセル8からの荷重検出信号は荷重増幅器11で増
幅されA/D変換器13に入力される。変位検出器9からの
変位検出信号は変位増幅器12で増幅されA/D変換器14に
入力される。A/D変換器13,14でA/D変換された荷重およ
び変位のサンプリングデータは、CPU16へ入力されると
ともにRAM18へ書き込まれる。CPU16はROM17に書き込ま
れた処理プログラムに従ってRAM18へのデータの書き込
み・読み出しを行ない、これらのデータに基づいて演算
処理をし、演算結果をI/O装置20を介してCRTディスプレ
イ22に出力して表示させる。
第3図にCRT22上に表示される荷重−変位特性曲線を
例示する。表示画面上、カーソル25は、カーソル移動指
示手段たるカーソル移動キー21の指示によって画面上任
意の位置に移動させることができる。
そこでカーソル25を移動させて特性曲線上の拡大表示
させたい範囲を指定すると、第2図に示すフローチャー
トに従って拡大表示処理が行われる。すなわち、RAM18
に書き込まれた荷重・変位データに基づいて得られる荷
重−変位特性曲線が、CRT22上の表示範囲に収まる尺度
で表示されており、カーソル25を動かして拡大したい範
囲を例えばP点、Q点の二点で指定する。拡大範囲の指
定が行なわれると、このP点とQ点との間の特性曲線を
示す荷重データと変位データがCPU16によってRAM18から
読み出される。CPU16は、読み出した荷重データおよび
変位データを検索してそれぞれの最大値、最小値
(LMAX,LMIN),(EMAX,EMIN)を検出する。そしてこれ
らLMAX−LMINとEMAX−EMINとの値がY軸、X軸のフルス
ケール値となるように演算して尺度を決定し、指定され
た範囲の各データをこの尺度に基づいて演算し直し、第
4図に示すように指定範囲について拡大した特性曲線を
表示させる。CPU16は上記したように、指定範囲のデー
タ読み出し手段、読み出したデータを検索し、その最大
値・最小値を検出する検出手段、最大値・最小値がフル
スケール値となるように演算して拡大する尺度を求める
演算手段としてそれぞれ機能する。
このように本発明にかかる材料試験機によれば、測定
データに基づいて演算され求められた荷重−変位特性曲
線が表示位置に表示されるが、測定結果の評価をより容
易に行ないうるように、特性曲線上の任意の部分をカー
ソルで指定指示するだけで自動的に指定範囲についての
拡大表示を行なわせることができる。
[発明の効果] 上記説明から明らかなように、本発明にかかる材料試
験機によれば、表示装置で表示される特性曲線等に対
し、拡大したい部分を曲線上の二点で指定すれば、読み
出し手段によって指定された範囲の荷重・変位データが
読み出され、検出手段によってその範囲における最大
値、最小値が検出され、この最大値、最小値がCRT等の
表示装置のフルスケール値となるように、特性曲線の指
定された範囲の拡大表示が自動的に行われるので、例え
ば、材料試験における荷重−変位曲線で、上降伏点を過
ぎた後に起こるいわゆるすべり段階における荷重−変位
曲線から、材料試験における慣性効果を評価するに必要
な荷重データを得る際に、すべり段階での荷重値の変動
の範囲は、試験開始時点の荷重値0(最小荷重値)の状
態から最大荷重値までの範囲に比べて1/5〜1/20と非常
に小さく、荷重値の読取り誤差が含まれやすいという問
題点に対し、すべり段階の範囲を指定することによっ
て、この範囲での荷重−変位曲線の最大値、最小値が検
出され、この最大値、最小値がCRT等の表示装置のフル
スケール値となるように、特性曲線の指定された範囲の
拡大表示が自動的に行われるので、CTR等の表示装置の
性能を最大限に利用して、すべり段階における荷重値の
読取り誤差を十分に低減することができるとともに、測
定作業を能率よく行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成を示すブロック図、第2
図は拡大表示を行なう処理手順を示すフローチャート、
第3図は表示装置で表示される特性曲線の例を示す図、
第4図は指定された範囲について拡大された状態を例示
する図、第5図および第6図は従来のデータ拡大法の説
明図である。 8……ロードセル、9……変位検出器 16……CPU、21……カーソル移動指示手段 22……CRTディスプレイ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】材料試験中における荷重検出器および伸び
    検出器からの荷重および伸びのサンプリングデータをメ
    モリに書き込み記憶し演算処理してCRT等の表示装置に
    演算結果を表示する材料試験機であって、表示装置にお
    けるカーソル等の指示表示部の移動を指示する移動指示
    手段と、該移動指示手段によって表示装置に表示された
    特性曲線上の任意の二点を指定し、その指定された任意
    の二点間における特性曲線の荷重、変位データを読み出
    す手段と、該読み出し手段によって読み出された荷重、
    変位データを検索し、指定された二点間における特性曲
    線上の荷重、変位データの最大値と最小値を検出する検
    出手段と、該検出手段によって検出された最大値、最小
    値が表示装置のフルスケール値となるようにして指定さ
    れた二点間の各データ値を換算する演算手段とを備えた
    とこを特徴とする材料試験機。
JP62247001A 1987-09-30 1987-09-30 材料試験機 Expired - Lifetime JP2572078B2 (ja)

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JP62247001A JP2572078B2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30 材料試験機

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JP62247001A JP2572078B2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30 材料試験機

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Publication Number Publication Date
JPS6488329A JPS6488329A (en) 1989-04-03
JP2572078B2 true JP2572078B2 (ja) 1997-01-16

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ID=17156901

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JP62247001A Expired - Lifetime JP2572078B2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30 材料試験機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5516475U (ja) * 1978-07-19 1980-02-01
JPS62161193U (ja) * 1986-04-03 1987-10-13

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JPS6488329A (en) 1989-04-03

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